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【発明の名称】 靴下止め具
【発明者】 【氏名】石田 真一郎
【住所又は居所】大阪市中央区南本町4丁目2番4号、モリト株式会社内

【氏名】山口 利文
【住所又は居所】兵庫県尼崎市大島1丁目41番4号、尼崎製罐株式会社内

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 テープ(2)と、このテープ(2)に対して一体的に成形された合成樹脂製の雌雄部材(10,20)からなる靴下保持具(4)からなることを特徴とする靴下止め具(G)。
【請求項2】 合成樹脂製の雌雄部材(10,20)がテープ(2)に対して射出成形により一体化されている請求項1記載の靴下止め具(G)。
【請求項3】 前記雄部材(10)は、係合突起(11)とそれを支える基部(12)からなり、この係合突起(11)は膨出頭部(13)と小径円柱部(14)からなり、前記雌部材(20)は、リングの内側に段部(21)が形成されていて2段となっており、上段(22)は楕円リングであり、下段(23)は大径円形孔(24)とそれに続く楕円の長孔(25)からなる変形リングであり、係合時、前記小径円柱部(14)が前記変形リング(24,25)に沿ってスライドする請求項1又は2記載の靴下止め具(G)。
【請求項4】 前記小径円柱部(14)がスライド最終位置で安定化する安定化手段(25a)を設けた請求項3記載の靴下止め具(G)。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は靴下類(ソックス、ショートストッキング、ストッキング等)の止め具(ガーターともいう)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開昭58−151630号、実用新案登録第3065419号、実用新案登録第3065654号などの靴下止め具が知られている。これらの考案ではすべて、止め具本体テープの上下に保持具を取り付けている。そして、上部保持具がパンツ下端に固定され、下部保持具が靴下上端に固定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の靴下止め具においては、保持具のそれぞれがリング状部分を有し、その中にテープを通すことにより、3部品が一体化されている。この作業は煩雑で機械化ができず、手作業に依らざるを得ない。そのため、生産コストの上昇を招いていた。
【0004】本発明では、部品点数を少なくすると共に、テープに対して機械的に一体化させることのできる保持具を有する靴下止め具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の靴下止め具は、テープと、このテープに一体的に成形された合成樹脂製の雌雄部材からなる靴下保持具からなることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の態様】前記合成樹脂製の雌雄部材を前記テープに対して一体化する方法は射出成形によるのが好ましい。
【0007】前記雄部材は、例えば、係合突起とそれを支える基部からなり、この係合突起は膨出頭部と小径円柱部からなるものとすることができる。前記雌部材は、例えば、リングの内側に段部が形成されていて2段となっていて、上段は楕円リングであり、下段は大径円形孔とそれに続く楕円の長孔からなる変形リングとすることができる。そのように構成したとき、係合時、前記小径円柱部は前記変形リングに沿ってスライドする。
【0008】好ましくは、前記小径円柱部がスライド最終位置で安定化する安定化手段を設ける。このように構成することにより、止め具が不意に外れたりすることがなくなる。
【0009】
【実施例】以下、添付の図面に基づき、本発明の実施例を説明する。
【0010】図1は、本発明の靴下止め具Gを着用している状態を示す斜視図である。図2は、本発明の靴下止め具の拡大斜視図である。
【0011】本発明の靴下止め具は、テープ2と、1対の保持具4からなり、保持具4はテープに対して一体的に取り付けられている。保持具4は、雄部材10と雌部材20からなる。
【0012】雄部材10は、図2−4に示すように、係合突起11と、それを支える基部12からなる。係合突起は膨出頭部13と小径円柱部14からなる。膨出頭部13は頂部が平坦であるが、縦方向に設けられた溝15のために二分されている。基部12はテープ生地2に含浸しながらテープ表裏両面に盛り上がって形成されている。基部の円周縁には複数の貫通孔16が設けられており、ここではテープ生地が露出している。
【0013】この雄部材を成形するには、次の工程による。
(1)溶融樹脂が成形圧力によって通過浸透する粗さの生地テープ2に穴17(図4)をあける。
(2)ファスナ成形用空間を形成した上下金型(図示せず)間にこの生地テープ2を配設する。このとき、雄部材の貫通孔16に相当する金型のピンで生地テープを挟み込み固定する。
(3)その後、合成樹脂を前記成形空間内に射出し、生地テープ両面に形成される雄部材の表面部側と裏面部側とを生地テープ2を透過する合成樹脂によって一体化させる。
【0014】雌部材20は図2−4に示すようなリングからなる。リングの内側には段部21が形成されていて2段となっている。上段22は完全な楕円リングであり、下段23は、大径円形孔24とそれに続く楕円の長孔25からなる鍵穴状変形リングである。長孔25の末端はやや拡大した幅を有する停止部25aとなっている。上段22の楕円部には複数の貫通孔26が設けられており、ここではテープ生地2が露出している。
【0015】この雌部材の成型方法は雄部材の成型方法とほぼ同様である。
【0016】この靴下止め具の使用法を図3、4に基づいて説明する。まず、靴下5の上端51を挟み、図3(a)、図4(a)の状態において、雌雄部材4を合体させる。このとき、雄部材10の係合突起11が雌部材20の大径円形孔24に挿入される。その後、係合突起11を指先でスライドさせると、係合突起の小径円柱部14が雌部材の段部21に沿って移動するので、雄部材10は図3(b)、図4(b)を経て、図3(c)、図4(c)の位置で止まる。これにより、靴下の上端51を靴下止め具Gの保持具4が固定する。
【0017】靴下止め具の上端6は、パンツ7やガーターベルトの下端に適宜な方法で固定される(図1参照)。靴下止め具のテープ2の長さを調節するため長さ調節具8を取り付けてもよい。
【0018】上記の構成において、膨出突起の溝15はバネの作用をする。係合突起11のスライド中は両壁により押されて溝15が縮小し(図3(b)、図4(b))、停止部25aに至って溝15が自然状態に復帰する(図3(c)、図4(c))。小径円柱部14もそれに応じて径を変化させ、停止部25aで安定化する。しかし、靴下止め具は、本来的に、上部はパンツ7により、下部は靴下により、それぞれ上下に引っ張られていて、安定化する性質のものである。そのため、溝15も停止部25aも本発明にとって必須という訳ではない。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、靴下止め具の保持具を構成する雌雄部材はテープに樹脂を射出成形すればよいので、完全に機械化が可能である。したがって、安価に且つ製品のムラなく大量生産が可能である。
【出願人】 【識別番号】000114606
【氏名又は名称】モリト株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市中央区南本町4丁目2番4号
【識別番号】390003296
【氏名又は名称】尼崎製罐株式会社
【住所又は居所】兵庫県尼崎市大島1丁目41番1号
【出願日】 平成14年3月25日(2002.3.25)
【代理人】 【識別番号】100062498
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 卓 (外1名)
【公開番号】 特開2003−278020(P2003−278020A)
【公開日】 平成15年10月2日(2003.10.2)
【出願番号】 特願2002−82745(P2002−82745)