トップ :: A 生活必需品 :: A41 衣類




【発明の名称】 紋 付
【発明者】 【氏名】石山 象山
【住所又は居所】京都府京都市西京区松室中溝町43−7 株式会社光琳内

【要約】 【課題】高貴な外観を有し、しかも非常に耐久性ある紋付を提供する。

【解決手段】金属箔で家紋を表現する。金属箔としては、プラチナを使用するのが好ましく、生地に家紋形状をスクリーン捺染し、その上に金属箔を置き、家紋形状に金属箔を貼着し、余分な箔を除去することにより効率よく製造できる。なお、接着剤としては、ホットメルト樹脂を使用するのがよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 金属箔で表した家紋を有する紋付。
【請求項2】 前記金属箔がプラチナである請求項1の紋付。
【請求項3】 前記金属箔が、生地にホットメルト樹脂で生地に貼着されている請求項1または2の紋付。
【請求項4】 前記金属箔が、紋形状に白抜きされた生地の、該紋形状に沿って糊置きした上に貼着されている請求項1ないし3いずれか1項の紋付。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高貴な紋付に関する。
【0002】
【従来の技術】紋付は正装として古くから使用されているが、その家紋の表現は、刺繍又は捺染によるものであり、非常に熟練を要するものであった。捺染方法等に種々の改良が試みられているが、その製品は変化に乏しいものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、より高貴な外観を有し、しかも非常に耐久性ある紋付の提供を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、家紋を金属箔、特に貴金属箔で表すことにより、紋付をより高貴な外観のものとし、また、二世代、三世代と永続性あるものとすることを可能とした。
【0005】即ち、本発明の紋付は、黒又はその他の着色した生地に、プラチナ、金等の金属箔を、接着剤(好ましくはホットメルト樹脂)で、家紋形状に貼着したものである。
【0006】家紋形状に接着剤を置き、その上に金属箔を置き、接着剤の捺染形状に金属箔を貼着させ、残りを除去することにより、美しい金属光沢を有する家紋を形成できる。
【0007】接着剤は、スクリーン捺染等により、0.1〜0.2mmというような細線で家紋形状を表すことができ、その上に載置した金属箔は、接着剤に接着後、余分な部分を除去することにより、精度ある家紋形状に表現でき、耐久性ある紋付を得ることができる。
【0008】なお、金属箔は打箔を直接使用してもよいが、いわゆる転写箔(離型性を有するシート上にメッキ等で金属薄膜を形成したもの)を利用してもよい。
【0009】また、本発明では、家紋を金属箔で表すため、生地を予め紋形状に白抜きしなくても、美しい家紋を形成することができる。ただし、金属箔が薄く、下地を透視する可能性がある場合など、従来の紋置きと同様、生地に紋形状の防染(白抜き)をしておき、その上に、接着剤及び金属箔を適用するのが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例を示すが、これにより本発明の技術的範囲が限定されるものではない。
実施例1家紋の形状に防染し、白抜きした黒地の絹布に、スクリーン捺染により、アクリル系のホットメルト性を有する接着剤を、約0.1mmの幅の線状の家紋形状に印捺し、乾燥後、その上にプラチナの打箔を置き、120〜130℃で加熱加圧し、その後、余分の箔を除去した。得られた製品は、プラチナの美しい細線で表された家紋が金属光沢を放つものであり、非常に高貴な外観の紋付とすることができた。
【0011】実施例2黒地の絹布に、直接、ホットメルト性を有する接着剤をスクリーン捺染し、家紋を表し、その上から、メタリック転写箔をアップダウン式転写法で転写し(130℃程度の加熱加圧)、金属光沢ある家紋を形成した。
【0012】
【発明の効果】本発明の製品は、高貴な金属光沢ある家紋を有する紋付であり、プラチナ等の使用により、二世代三世代と変化なく、美しい外観を保つものとなる。また、その製法は、スクリーン捺染と転写により精度よく実施できるものである。
【出願人】 【識別番号】591068997
【氏名又は名称】株式会社光琳
【住所又は居所】京都府京都市西京区松室中溝町43−7
【出願日】 平成14年4月12日(2002.4.12)
【代理人】 【識別番号】100068032
【弁理士】
【氏名又は名称】武石 靖彦 (外2名)
【公開番号】 特開2003−306810(P2003−306810A)
【公開日】 平成15年10月31日(2003.10.31)
【出願番号】 特願2002−110074(P2002−110074)