| 【発明の名称】 |
小児用エプロン |
| 【発明者】 |
【氏名】並木 高夫 【住所又は居所】東京都葛飾区立石7丁目9番10号 株式会社トミー内
【氏名】小山 賢 【住所又は居所】栃木県下都賀郡壬生町おもちゃのまち3−3−20 株式会社トミーテック内
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| 【要約】 |
【課題】ポケット部の形状を維持し、しかも幼児の首回りの皮膚にやさしい幼児用エプロンを提供すること。
【解決手段】ポケットの形状が維持できる程度の硬さの合成樹脂によって形成された少なくともポケットを含む部分と、柔軟な合成樹脂によって形成された少なくとも首掛け部を含む部分とによって構成したことを特徴としている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ポケットを有する合成樹脂製の小児用エプロンにおいて、前記ポケットの形状が維持できる程度の硬さの合成樹脂によって形成された少なくとも該ポケットを含む部分と、該合成樹脂よりも柔軟な合成樹脂によって形成された少なくとも首掛け部を含む部分とによって構成したことを特徴とする小児用エプロン。 【請求項2】 前記ポケットを含む部分と前記首掛け部を含む部分とを2色成形によって互いに一体化したことを特徴とする請求項1記載の小児用エプロン。 【請求項3】 前記ポケットを含む部分と前記首掛け部を含む部分のうち、1次成形される部分の2次成形される部分との会合部を楔状に形成することを特徴とする請求項2記載の小児用エプロン。 【請求項4】 前記ポケットを含む部分と前記首掛け部を含む部分のうち、1次成形される部分の2次成形される部分との会合部にリブを形成することを特徴とする請求項2記載の小児用エプロン。 【請求項5】 前記両部分の会合部をデザインの境界部に一致させたことを特徴とする請求項2,3または4に記載の小児用エプロン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、小児用エプロンに関するものである。 【0002】 【従来の技術】小児用エプロンとして、こぼした食べ物を捕捉するためのポケットが設けられたものが知られている。これらのエプロンは、一般的に布または合成樹脂によって作成されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このうち、布によって作成されたエプロンは、ポケット部の形状を維持する(即ちポケットを前に突き出た状態に維持)するのが難しい。そのため、ポケット部の形状を維持するために、ポケット部に芯材を内包させたりして補強する必要がある。また、少なくともポケット部に水等をこぼした際の防水加工を施す必要がある。さらに、エプロンが汚れた場合の洗濯および乾燥が必要になる。 【0004】これに対して、合成樹脂で作成されたエプロンは、比較的硬度の高い合成樹脂によって成形すれば、ポケット部の形状を維持することは容易である。また、ポケット部に特別に防水加工を施す必要もない。さらに、エプロンが汚れた場合にはその汚れを簡単に拭き取ることができる。しかしながら、ポケット部の形状を維持するために、比較的高度の高い合成樹脂によってエプロン全体を一体成形するものでは、首掛け部もその合成樹脂によって成形されることになり、肌触りが悪いという問題点があった。一方で、比較的高度の低い合成樹脂でエプロン全体を一体成形すれば、ポケット部の形状を維持できない。 【0005】本発明は、かかる問題点に鑑みなされたもので、合成樹脂製のエプロンであって、ポケット部の形状を維持しつつ、しかも肌触りのよい小児用エプロンを提供することを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の小児用エプロンは、ポケットを有する合成樹脂製の小児用エプロンにおいて、前記ポケットの形状が維持できる程度の硬さの合成樹脂によって形成された少なくとも該ポケットを含む部分と、該合成樹脂よりも柔軟な合成樹脂によって形成された少なくとも首掛け部を含む部分とによって構成したことを特徴とする。この小児用エプロンによれば、ポケットを含む部分が比較的硬度の高い合成樹脂によって形成されているため、ポケット部の形状を維持することが容易である。また、ポケットを含む部分は合成樹脂によって形成されているため、ポケット部に特別に防水加工を施す必要もない。さらに、全体が合成樹脂によって形成されているため、エプロンが汚れた場合にその汚れを簡単に拭き取ることができる。一方、首掛け部を含む部分が、比較的柔軟な合成樹脂によって形成されているため、肌にやさしいものとなる。 【0007】請求項2記載の小児用エプロンは、請求項1記載の小児用エプロンにおいて、前記ポケットを含む部分と前記首掛け部を含む部分とを2色成形によって互いに一体化したことを特徴とする。この小児用エプロンによれば、ポケットを含む部分と前記首掛け部を含む部分とを2色成形によって互いに一体化したので、製造が比較的に容易に行えることになる。 【0008】請求項3記載の小児用エプロンは、請求項2記載の小児用エプロンにおいて、前記ポケットを含む部分と前記首掛け部を含む部分のうち、1次成形される部分の2次成形される部分との会合部を楔状に形成することを特徴とする。この小児用エプロンによれば、1次成形される部分の2次成形される部分との会合部を楔状に形成したので、両部分の結合をより強固にすることができる。 【0009】請求項4記載の小児用エプロンは、請求項2記載の小児用エプロンにおいて、前記ポケットを含む部分と前記首掛け部を含む部分のうち、1次成形される部分の2次成形される部分との会合部にリブ(突起)を形成することを特徴とする。この小児用エプロンによれば、1次成形される部分の2次成形される部分との会合部にリブを形成したので、両部分の結合をより強固にすることができる。 【0010】請求項5記載の小児用エプロンは、請求項2,3または4に記載の小児用エプロンにおいて、前記両部分の会合部をデザインの境界部に一致させたことを特徴とする。この小児用エプロンによれば、両部分の会合部をデザインの境界部に一致させているので、結合部を目立たなくすることができる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0012】図1〜図3は、本発明に係る小児用エプロンの実施の形態を示したもので、図1はその正面図,図2は側面図,図3は背面図である。 【0013】この小児用エプロンは、小児の胸から腹に亘って覆う主部1と、該主部の下端に配設されるポケット2と、小児の首回りに倣って円弧状に形成された首掛け部3とによって構成されている。そして、首掛け部3の一方の先端部には、孔4が形成され、他方の先端部には両側部を波状に形成した係止部5が配設されている。 【0014】この小児用エプロンでは、主部1とポケット2が、ポケット2の形状が維持できる程度の硬さの合成樹脂Aによって形成され、首掛け部3は合成樹脂Aよりも柔軟な合成樹脂Bによって形成されている。 【0015】この小児用エプロンでは、合成樹脂Aとして、ポリエチレン樹脂(PE)を使用して主部1およびポケット2を射出成形し、次いで合成樹脂Bとしてエラストマー樹脂(TPE)で首掛け部3を射出成形して2色成形を行う。この場合のポリエチレン樹脂としては、特に限定はされないが、サンテック−LD M6520(旭化成工業株式会社製)の表面硬度D47(試験方法;ASTM−D2240、条件23℃ ShoreD)が使用される。一方、エラストマー樹脂としては、特に限定はされないが、エラストマーAR AR−375(アロン化成株式会社製)の表面硬度A75(試験方法;ASTM−D2240、条件23℃ ShoreA)が使用される。 【0016】その場合に、主部1の首掛け部3側端縁を図4(a)に示したように、楔状に形成したり、図4(b)に示したように、段状に形成すると共にその段部にリブを形成したりして、首掛け部3との結合を強固にすることが好ましい。 【0017】この小児用エプロンは、首掛け部3の係止部5を孔4に挿入させることによって幼児の首回りに装着される。 【0018】なお、上記実施の形態では、主部1およびポケット2を合成樹脂Aによって形成し、首掛け部3を合成樹脂Bで形成しているが、ポケット部2を合成樹脂Aで形成し、主部1および首掛け部3を合成樹脂Bで形成してもよい。また、合成樹脂Aとしては、上記PEの他に表面硬度がD30〜D90のPP等があり、合成樹脂Bとしては、TPEの他に表面硬度がA30〜A90のポリ塩化ビニル(PVC),エチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)等がある。 【0019】また、上記実施の形態では、合成樹脂Aと合成樹脂Bを2色成形によって互いに結合させているが、他に考えられる方法として、接着、熱溶着、超音波溶着、インサート成形、圧着(圧入)、はめ込み又は縫合が考えられる。 【0020】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の小児用エプロンによれば、ポケットの形状は維持され、しかも首回りの肌にやさしいエプロンが実現できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003584 【氏名又は名称】株式会社トミー 【住所又は居所】東京都葛飾区立石7丁目9番10号
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| 【出願日】 |
平成14年4月9日(2002.4.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090033 【弁理士】 【氏名又は名称】荒船 博司
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| 【公開番号】 |
特開2003−301310(P2003−301310A) |
| 【公開日】 |
平成15年10月24日(2003.10.24) |
| 【出願番号】 |
特願2002−106576(P2002−106576) |
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