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【発明の名称】 水着又はレオタード
【発明者】 【氏名】森川 敬子
【住所又は居所】大阪府大阪市住之江区南港北1丁目12番35号 美津濃株式会社内

【氏名】桜井 孝子
【住所又は居所】大阪府大阪市住之江区南港北1丁目12番35号 美津濃株式会社内

【要約】 【課題】胸部のラインが美しく見える水着又はレオタードを提供するものである。

【解決手段】伸縮性を有する表地3と裏地2からなる水着又はレオタードにおいて、前身頃側の裏地2をアンダーバスト部で切り替えると共に、前身頃側の裏地2は、左右対称な各2枚の裏地2a、2b、2dと1枚の裏地2cからなり、裏地2aと2bは縫合する際に、両乳房部近傍でダーツを形成して縫合することにより、両乳房部に生地のゆとりが形成されて立体的になるものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 伸縮性を有する表地と裏地からなる水着又はレオタードにおいて、前身頃側の裏地を、アンダーバスト部で切り替えると共に両乳房部は上下方向に裁断した生地を用いてダーツを形成して縫合することにより、両乳房部が立体的になるように構成したことを特徴とする水着又はレオタード。
【請求項2】請求項1記載の水着又はレオタードにおいて、前身頃側の表地は、両脇やや前方から両乳房部略中央を通り股部やや前方に至るように裁断した生地を用いてダーツを形成して縫合することにより、両乳房部が立体的になるように構成したことを特徴とする水着又はレオタード。
【請求項3】請求項1記載の水着又はレオタードにおいて、前身頃側の表地を1枚ものとすることにより、両乳房部が平面的になるように構成したことを特徴とする水着又はレオタード。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水着又はレオタードにおいて、胸部のラインが美しく見えるための改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】伸縮性を有する表地と裏地からなる水着又はレオタードにおいては、図3に示すように、表地及び裏地を平面裁断した生地を用いて縫製されているものが一般的であった。また、胸部のラインを美しく見せるために、表地を立体構造(体のラインに合わせて生地を立体的に縫合したもの)のものも知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、今日の水着やレオタードにおいては、表地が立体構造であっても裏地は平面構造であるものが一般的であるため、結果的には膨らみを出したい胸部を平面構造の裏地が押さえつけてしまうという欠点を有していた。そこで、裏地を平面的な構造ではなく、立体的な構造にすることが求められていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、請求項1の発明は、伸縮性を有する表地と裏地からなる水着又はレオタードにおいて、前身頃側の裏地を、アンダーバスト部で切り替えると共に両乳房部は上下方向に裁断した生地を用いてダーツを形成して縫合することにより、両乳房部が立体的になるように構成したことを特徴とする水着又はレオタードである。
【0005】請求項2の発明は、請求項1記載の水着又はレオタードにおいて、前身頃側の表地は、両脇やや前方から両乳房部略中央を通り股部やや前方に至るように裁断した生地を用いてダーツを形成して縫合することにより、両乳房部が立体的になるように構成したことを特徴とする水着又はレオタードである。
【0006】請求項3の発明は、請求項1記載の水着又はレオタードにおいて、前身頃側の表地を1枚ものとすることにより、両乳房部が平面的になるように構成したことを特徴とする水着又はレオタードである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明する。本発明に係る水着又はレオタードは、伸縮性を有する表地と裏地とから構成され、前身頃側の裏地をアンダーバスト部で切り替えることにより、アンダーバストより上側の膨らみのある部分とアンダーバストより下側の平面的である部分とを区別する。
【0008】さらに、前身頃側の裏地の両乳房部は、上下方向に裁断した生地を用いてダーツを形成して縫合することにより、両乳房部が立体的になるように構成して、胸部にゆとりを形成すると共に、胸部のラインを美しくみせることができるようにしようとするものである。
【0009】本発明の裏地を形成する生地としては、伸縮性のある生地が好ましく、パワーネットのようなネット生地が最適である。
【0010】また、裏地のそれぞれの生地の縫合をフラットシームとすることにより、表地に縫い目のあたりが出ないようにすることが好ましい。
【0011】前身頃の表地は、両脇やや前方から両乳房部略中央を通り股部やや前方に至るように裁断した生地を用いてダーツを形成して縫合することにより、両乳房部が立体的になるように構成すれば、裏地側だけでなく表地側も立体的になり、胸部のラインがより一層美しくなるものである。
【0012】また、前身頃側の表地を1枚ものとすることにより、両乳房部が平面的になるように構成すれば、前身頃に縫い目が形成されず外観的にすっきりする上に、裏地は胸部が立体的に形成されているので胸部のラインは美しく見えるものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る水着1について、図面に基づいて説明する。図1、2は、本発明に係る水着のパターン図を表わすものである。図1に示すように、前身頃側の裏地2は、左右対称な各2枚の裏地2a、2b、2dと1枚の裏地2cからなり、それぞれを縫合している。裏地2aと2bは縫合する際に、両乳房部近傍でダーツを形成して縫合することにより、立体的になるように構成している。
【0014】図2に示すように、前身頃側の表地3は、1枚の表地3aと2枚の表地3bとからなり、それぞれダーツを形成して縫合することにより、胸部が表地3も立体的な形状に構成できるものである。
【0015】よって、本発明は前身頃側の裏地2をアンダーバスト部で切り替えると共に、両乳房部は上下方向に裁断した生地を用いてダーツを形成して縫合することにより、両乳房部に生地のゆとりが形成されて立体的になる。さらに、前身頃の表地3を、両脇やや前方から両乳房部略中央を通り股部やや前方に至るように裁断した生地を用いてダーツを形成して縫合することにより、表地3もダーツによるゆとりで両乳房部が立体的になるように構成すれば、裏地2側だけでなく表地3側も立体的になり、胸部のラインがより一層美しくなるものである。
【0016】また、図示はしていないが、前身頃側の表地3を1枚ものとすることにより、両乳房部が平面的になるように構成すれば、前身頃に縫い目が形成されず外観的にすっきりする上に、裏地2は胸部が立体的に形成されているので胸部のラインは美しく見えるものである。
【0017】図3は、従来の水着の裏地4のパターン図を表すものであり、前身頃側の裏地4は、裏地4aと4bからなり、胸部は平面で縫合されているものである。
【0018】よって、従来の水着においては、表地3が立体構造であっても裏地4はダーツによる膨らみを形成することなく平面構造であるものが一般的であるため、結果的には膨らみを出したい胸部を平面構造の裏地が押さえつけてしまっていたが、本発明の立体構造である裏地2を用いることにより、胸部の膨らみを押さえつけることが無い。
【0019】
【発明の効果】従来、両乳房部の裏地は平面的に裁断した生地を縫合していたことにより両乳房の膨らみを押さえつけてしまっていた。本発明に係る水着又はレオタードは、上記のように裏地が立体的になるように裁断した生地を用いて縫合したので、両乳房部の膨らみを押さえつけることなく、胸部のラインが美しく見えて、身体全体の凹凸も強調されるものである。
【出願人】 【識別番号】000005935
【氏名又は名称】美津濃株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市中央区北浜4丁目1番23号
【出願日】 平成14年3月7日(2002.3.7)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−268607(P2003−268607A)
【公開日】 平成15年9月25日(2003.9.25)
【出願番号】 特願2002−62661(P2002−62661)