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【発明の名称】 服飾用品のプリント加工方法と該加工方法により得られた服飾用品
【発明者】 【氏名】岩永 昇

【氏名】戸田 次男

【氏名】谷口 太志

【氏名】西村 純一

【氏名】今津 健

【氏名】節安 正樹

【要約】 【課題】天然放射性元素を含むセラミックパウダーを、服飾用品に対して所望の箇所に、所望の状態(図形及び/又は文字等)でプリントして確実に定着固定させることができ、この服飾用品を使用することによって、長期に亘って天然放射性元素からの放射線照射とマイナスイオン並びに遠赤外線の発生による殺菌機能、血行促進等の健康改善を行うことが出来るようにすること。

【解決手段】ウラン系及びトリウム系放射性元素を含むジルコニウム(ZrO)及び珪素(SiO)を主成分としたセラミックパウダーを、溶剤に溶かしたポリウレタン系樹脂に混入してプリント原料材を作成し、該プリント原料材を服飾用品に印刷手段でプリントする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】ウラン系及びトリウム系放射性元素を含むジルコニウム(ZrO)及び珪素(SiO)を主成分としたセラミックパウダーを、溶剤に溶かしたポリウレタン系樹脂に混入してプリント原料材を作成し、該プリント原料材を服飾用品に印刷手段でプリントすることを特徴とする服飾用品のプリント加工方法。
【請求項2】ウラン系及びトリウム系放射性元素を含むジルコニウム(ZrO)及び珪素(SiO)を主成分としたセラミックパウダーを、溶剤に溶かしたエポキシ系樹脂に混入してプリント原料材を作成し、該プリント原料材を服飾用品に熱転写手段によりプリントすることを特徴とする服飾用品のプリント加工方法。
【請求項3】ウラン系及びトリウム系放射性元素を含むジルコニウム(ZrO)及び珪素(SiO)を主成分としたセラミックパウダーを、溶剤に溶かしたアクリル系樹脂に混入してプリント原料材を作成し、該プリント原料材を服飾用品に熱転写手段によりプリントすることを特徴とする服飾用品のプリント加工方法。
【請求項4】放射能濃度を重量比に換算した際の上記セラミックパウダーに含まれるそのウランの濃度が0.15%以下であり、そのトリウムの濃度が1.1%以下である請求項1乃至請求項3の服飾用品のプリント加工方法。
【請求項5】上記ウラン系列のウランの核種が、親核種238Uの娘核種である226Ra、214Pb、214Biであり、上記トリウム系のトリウムの核種が、232Thの娘核種である228AC、212Bi、212Pb、208Tlである請求項1乃至請求項4の服飾用品のプリント加工方法。
【請求項6】上記請求項1乃至請求項5の方法により得られた服飾用品。
【請求項7】上記請求項6における服飾品が上着であり、少なくとも肩部を含む頚部近傍内面にプリント加工が施されている服飾用品。
【請求項8】上記請求項6における服飾品が下着であり、少なくともその一部にプリント加工が施されている服飾用品。
【請求項9】上記請求項6における服飾品がTシャツであり、その一部に図形乃至/及び文字でプリント加工が施されている服飾用品。
【請求項10】上記請求項6における服飾品がハンカチであり、少なくともその一部に図形及び/又は文字でプリント加工が施されている服飾用品。
【請求項11】上記請求項6における服飾品がスカーフであり、少なくともその一部に図形及び/又は文字でプリント加工が施されている服飾用品。
【請求項12】上記請求項6における服飾品がネクタイであり、少なくともその一部に図形及び/又は文字でプリント加工が施されている服飾用品。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する分野】本発明は、天然放射性元素による放射線ホルミシス(RH)を利用した服飾用生地の加工方法と該加工方法により得られた服飾品に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、種々の健康維持、改善のための器具乃至手段が提案されているが、その中でも、天然鉱物の持つ特性を活かした方法が幾つかなされている。例えば、最近に注目されてきているトルマリンの持つ電気特性を利用したマイナスイオン(これの健康に対する効果については既に認められている)の発生を利用したもの、或いは、天然放射性元素を利用した放射腺の発生を利用したものである(特公昭62−32948号及び特開平6−319807号参照)。
【0003】既に周知の通り、マイナスイオンは、排気ガス、煤煙等の酸性度の高い大気汚染等に起因する人体の酸性化を還元せしめるという機能を持っている。また、放射性元素は、それ自体、人体に有害な放射能を浴びるという一般概念からすると、これを健康維持、改善の手段に用いることは、これまでに考えられなかったところであるが、近年の研究の進歩と共にそのプラス面(既に1978年頃にはアメリカでは天然放射線がガンの発生を抑制し得ることが報告されている)について注目が集まってきており、上記引用した発明においても、マイナスイオンとの相乗効果で、その利用価値(殺菌作用、血行促進等)が謳われているところである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来発明においては、一つは、その天然放射性元素(ウラン系列、トリウム系列)の鉱物粉末を、衣料品に塗布して接着固定する方法があり、この方法の問題点である感触上の問題を解消するべく、もう一つの方法として、その衣料品を構成する繊維自体に混入する方法が考えられ、この方法を採用するにつき、天然放射性元素の微粉末を混入することによる繊維の劣化の問題があって、この問題を鉱物粉末の表面処理を施すことによって解消し、この微粉末を繊維に5%乃至15%混入しても問題ないようにしている。
【0005】かかる提案によって、所望量の天然放射性元素の微粉末を使用することを得たのであるが、かかる放射性元素の微粉末を含有させた繊維を衣料品として使用するため、その用途として殆どの衣料品に利用は出来るものの、上述したパーセントの含有量の繊維を使用して織った場合、その微粉末混入による劣化を改善したとはいえ、全ての衣料品の部分に使用するとなると、衣類着用に伴う屈曲動作、洗濯による撚り、圧縮、折り曲げ等でやはり劣化が否めない。
【0006】合わせて、上述の場合、衣料品全体に渡って放射線を放射することになるので、場合によっては身体全身に放射線を受けることとなって、所要の箇所(間接や手首、足首、頚部、腹部等の所謂経絡(ツボ)のある部分が効果的とされている)に照射される場合に較べて返って治療効果が好ましくないということもある。
【0007】本発明者は、こうした放射性元素を、身近な服飾品(衣料品など)に応用することを考えて研究を重ねてきて、その放射性元素の微粉末を繊維に混入させる利用方法では、服飾衣料品としては限界があり、寧ろ所望の箇所にのみ、容易に敷設することが出来る方が好ましく、現実には、塗布箇所を自由に選択できる旧来の塗布固着の方式の方が好ましいということが分った。
【0008】そこで、本発明者は、放射性元素の微粉末を、完成された服飾品(衣料品等)に後で敷設する方法について研究を重ねたのであるが、旧来の液体の接着性樹脂への浸漬による塗布固着方法の場合には、素材に対して放射性元素の微粉末を敷設することはできても、これを衣類の所望の位置に直接に、且つ所望の図柄で接着固定することは出来ないという点において問題が残る。また、接着固定のための作業工程に時間を要するという問題もある。
【0009】また、天然放射性元素(ウラン系列、トリウム系列)の鉱物粉末についても、具体的にどの核種が好ましいか、また、どの程度の放射能濃度が好ましいかが明らかでなかった。
【0010】本発明は、かかる従来技術の問題に鑑み、天然放射性元素を含むセラミックパウダーを、服飾用品に対して所望の箇所に、所望の状態(図形及び/又は文字等)でプリントして確実に定着固定させることができ、この服飾用品を使用することによって、長期に亘って天然放射性元素からの放射線照射とマイナスイオン並びに遠赤外線の発生による殺菌機能、血行促進等の健康改善を行うことが出来るようにすることを目的とする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明にかかる服飾用品のプリント加工方法は、上記目的を達成するために、ウラン系及びトリウム系放射性元素を含むジルコニウム(ZrO)及び珪素(SiO)を主成分としたセラミックパウダーを、溶剤に溶かしたポリウレタン系樹脂に混入してプリント原料材を作成し、該プリント原料材を服飾用品に印刷手段でプリントすることを特徴とする。
【0012】また、本発明にかかる服飾用品のプリント加工方法は、上記目的を達成するために、ウラン系及びトリウム系放射性元素を含むジルコニウム(ZrO)及び珪素(SiO)を主成分としたセラミックパウダーを、溶剤に溶かしたエポキシ系樹脂に混入してプリント原料材を作成し、該プリント原料材を服飾用品に熱転写手段によりプリントすることを特徴とする。
【0013】更に、本発明にかかる服飾用品のプリント加工方法は、ウラン系及びトリウム系放射性元素を含むジルコニウム(ZrO)及び珪素(SiO)を主成分としたセラミックパウダーを、溶剤に溶かしたアクリル系樹脂に混入してプリント原料材を作成し、該プリント原料材を服飾用品に熱転写手段によりプリントすることを特徴とする。
【0014】本発明において、放射能濃度を重量比に換算した際の上記セラミックパウダーに含まれるそのウランの濃度が0.15%以下であり、そのトリウムの濃度が1.1%以下であるのが好ましい。
【0015】本発明において、上記ウラン系列のウランの核種が、親核種238Uの娘核種である226Ra、214Pb、214Biであり、上記トリウム系のトリウムの核種が、232Thの娘核種である228AC、212Bi、212Pb、2O8Tlであるのが好ましい。
【0016】本発明にかかる服飾用品は、上記服飾用品のプリント加工方法(請求項1乃至請求項5の方法)により得られた服飾用品である。
【0017】そして、本発明の服飾用品において、その服飾品が上着であり、少なくとも肩部を含む頚部近傍内面にプリント加工が施されているのが好ましい。
【0018】更に、本発明の服飾用品において、その服飾品が下着であり、少なくともその一部にプリント加工が施されているのが好ましい。
【0019】更に、本発明の服飾用品において、その服飾品がTシャツであり、その一部に図形乃至/及び文字でプリント加工が施されているのが好ましい。
【0020】また、本発明の服飾用品において、その服飾品がハンカチであり、少なくともその一部に図形及び/又は文字でプリント加工が施されているのが好ましい。
【0021】また、本発明の服飾用品において、その服飾品がスカーフであり、少なくともその一部に図形及び/又は文字でプリント加工が施されているのが好ましい。
【0022】更に、本発明の服飾用品において、その服飾品がネクタイであり、少なくともその一部に図形及び/又は文字でプリント加工が施されているのが好ましい。
【0023】
【発明の実施の態様】本発明の方法において用いるセラミックパウダーとしては、微粉末を使用するが、その粒度としては出来るだけ細かく、例えば、10ミクロン程度とするのが好ましい。また、印刷手段としては、手刷り印刷、スクリーン印刷機、スクリーン捺染機、ローラー捺染機、或いはオフセット印刷機等、適宜の手段を使用してよい。
【0024】また、熱転写手段によりプリントする場合には、例えば、シリコン離型紙を用いて適宜の手段によってネガ画像を得て、ロール型ラミネーター或いは加熱プレス手段(電気コテ等)によって転写する方法を採るのが好ましい。
【0025】また、上記セラミックパウダーに含まれるそのウランの濃度については、0.15%以下であり、そのトリウムの濃度が1.1%以下、或いはその近似値であるのが好ましいが、ウランの濃度については、1.4%以下、トリウムの濃度は4.%以下であれば使用して良い。
【0026】更に、上記ウラン系列のウランの核種として、親核種238Uの娘核種である226Ra、214Pb、214Biであり、上記トリウム系のトリウムの核種が、232Thの娘核種である228AC、212Bi、212Pb、208Tlであるのが好ましいが、少なくともこれらの内の一を含めば、その他の核種が含まれても良い。
【0027】本発明にかかる服飾用品とは、各種の衣類、ハンカチ、マフラー、スカーフ、帽子、ネクタイ等の装飾品を含むものである。衣類としては、ワイシャツ、ブラウス、背広、コート等があり、これらの衣類については、襟首部、肩部の内側、手首部の内側、或いは前身頃、後身頃の内側にプリントするのが好ましく、帽子、ネクタイ、マフラーなどについては、適宜の場所にプリントして良い。また、下着類、例えば、パンツ等については、腰回り部等や、適宜の箇所、例えば、着用時に所謂ツボに対応する箇所にプリントしておくのも良い。これらのプリントは、衣類に直接行っても良いし、プリントを行った生地を衣類に逢着するようにしてもよい。
【0028】
【実施例】本発明にかかる服飾用品のプリント加工方法と該加工方法により得られた服飾品の好適実施例について以下詳述する。この第1実施例では、ウラン系及びトリウム系放射性元素を含むジルコニウム(ZrO)及び珪素(SiO)を主成分としたセラミックパウダーを、溶剤に溶かしたポリウレタン系樹脂に混入してプリント原料材を作成し、該プリント原料材を服飾用品に印刷手段、ここでは、ハンドプリント方式でプリントする。
【0029】ここで用いたセラミックパウダーは、約10ミクロン以下の粒径のもので、次の組成からなる(分析手法は、SFPバルク)。即ち、ZrOについては、45.0467%(質量%)、SiOについては、39.0441%、Cについては、2.7506%、Alについては、2.2324%、CeOについては、2.0558%、Pについては1.8612%、HfOについては、1.8466%、Laについては、0.8811%、Ndについては、0.6162%、TiOについては、0.5619%、SnOについては、0.5058%、ThOについては、0.3951%、Feについては、0.3842%、Yについては、0.3637%、SOについては、0.2372%、CaOについては、0.1778%、Pr11については、0.1661%、Gdについては、0.1288%、MgOについては、0.1240%、MnOについては、0.1167%、KOについては、0.1116%、NaOについては、0.0974%、Ybについては、0.0790%、WOについては、0.0701%、Uについては、0.0622%、Biについては、0.0483%、Clについては、0.0174%、AuOについては、0.0093%、SeOについては、0.0084%である。
【0030】上記セラミックパウダーは、上記列挙した組成からなるものであるが、その放射線の測定(測定機器は、Ge(Li)半導体検出器と4096チャンネル波高分析器)によって、ウラン系列のウランの核種が、親核種238Uの娘核種である226Ra、214Pb、214Bi、及び、トリウム系のトリウムの核種が、232Thの娘核種である228AC、212Bi、212Pb、208Tlからの夫々のガンマー線を検出したろころから、これらの放射性元素を含有していることが確認されている。その放射能濃度を重量比に換算した際の上記セラミックパウダーに含まれるそのウランの濃度が0.15%以下であり、そのトリウムの濃度が1.1%以下である。
【0031】この実施例における溶剤に溶かしたポリウレタン系樹脂にセラミックパウダーを混入して行うプリント原料材の調整は、それ自体公知の技術であるので、ここでの詳細な説明を省くが、その樹脂とセラミックパウダーの混合比率は、重量比で、樹脂に対してセラミックパウダーを20%〜25%としているが、場合によっては、溶剤の種類及び量の調整或いは添加剤の付加によっては、一対一の割合としても良い。尚、ポリウレタン系樹脂が任意のカラーに着色されたもので、これの単独或いは組み合わせによって、所要の意匠(図柄、文字)でプリントできるものである。
【0032】この実施例での服飾用品として、ワイシャツが用いられ、その襟首部内側及び手首部(袖口)の内側に、その織生地に含浸状態でプリントが行われた。
【0033】第2実施例ここでは、ウラン系及びトリウム系放射性元素を含むジルコニウム(ZrO)及び珪素(SiO)を主成分としたセラミックパウダーを、溶剤に溶かしたエポキシ系樹脂に混入してプリント原料材を作成し、該プリント原料材を服飾用品に熱転写手段によりプリントする。
【0034】この実施例におけるセラミックパウダーについても、上記第1実施例と同じ組成のもので、その粒径が5ミクロン以下のものが用いられた。転写の手段としては、電気加熱されたラミネーターが用いられ、印刷のための画像(ネガ)として作成された転写用基剤(離型紙)とハンカチが重ねて通され、ハンカチの織生地に含浸状態で熱硬化によって所要画像を転写した。
【0035】第3実施例この実施例では、ウラン系及びトリウム系放射性元素を含むジルコニウム(ZrO)及び珪素(SiO)を主成分としたセラミックパウダーを、溶剤に溶かしたアクリル系樹脂に混入してプリント原料材を作成し、該プリント原料材を服飾用品に熱転写手段によりプリントする。
【0036】この実施例におけるセラミックパウダーについても、上記第1実施例と同じ組成のもので、その粒径が5ミクロン以下のものが用いられた。転写の手段としては、電気加熱された電気コテが用いられ、対象物として、Tシャツの胸部相当位置の生地に、プリント印刷のための画像(ネガ)として作成された転写用基剤(離型紙)を当てつけ、加熱押圧して織生地に含浸状態で熱硬化によって所要画像を転写、固定した。尚、プリント対象物となる服飾用品として、他に、スカーフ、ネクタイについても、実際にプリントを行った。
【0037】
【発明の効果】本発明にかかる服飾用品のプリント加工方法と該加工方法により得られた服飾品によれば、天然放射性元素を含むセラミックパウダーを、服飾用品に対して所望の箇所に、所望の状態(図形及び/又は文字等)でプリントして確実に定着固定させることができ、この服飾用品を使用することによって、長期に亘って天然放射性元素からの放射線照射とマイナスイオン並びに遠赤外線の発生による殺菌機能、血行促進等の健康改善を行うことが出来る効果を奏する。
【0038】また、熱転写プリントによる場合には、樹脂の熱硬化による固着が確実なものとなって、屈曲、洗濯によって剥脱するおそれがなく、長期に亘って放射線照射とマイナスイオン並びに遠赤外線の発生が期待できる利点がある。
【0039】本発明のその他の利点は、上記発明の実施の態様の項及び実施例の項において詳述した通りである。
【出願人】 【識別番号】302011489
【氏名又は名称】戸田 次男
【識別番号】502100781
【氏名又は名称】岩永 昇
【出願日】 平成14年2月16日(2002.2.16)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−239111(P2003−239111A)
【公開日】 平成15年8月27日(2003.8.27)
【出願番号】 特願2002−82116(P2002−82116)