| 【発明の名称】 |
衣 服 |
| 【発明者】 |
【氏名】金岡 健治 【住所又は居所】東京都東久留米市前沢3丁目14番16号 ダイワ精工株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】ベルトの先端が立ち上がらず、物に引っかからないサイズ調整用のベルトと保持具を有する衣服を提供すること。
【解決手段】サイズ調整用のベルト3は前身頃1と後身頃2の境界から後身頃2方向へ延びるように設けられて先端側の外側に雄スナップからなる保持具4が設けられ、後身頃2のベルト3の長手方向には、ベルト3の長さと略同じ位置及びその延長方向にベルト3の先端側を挿通できるブリッジ状の第1カバ−5と第2カバ−6が縫着等で止着されてベルト3の長さ位置に設けた第1カバ−5は、上下方向に長い帯状に形成され、その上端と下端が後身頃2に縫着で止着されてベルト3が挿通される前後方向に入口と出口が形成され、第2カバ−6は第1カバ−5側に入口を有し、出口を有しないポケット状に形成されてカバ−5、6の裏面に雌スナップからなる保持具7、8が設けられている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】サイズ調整用のベルトと該ベルトをその長手方向で位置を変更して保持可能な保持具を有する衣服において、前記ベルトの先端を覆うカバ−を有することを特徴とする衣服。 【請求項2】前記保持具はカバ−に設けられていることを特徴とする請求項1記載の衣服。 【請求項3】前記衣服はベルトを挿通する孔と衣服の裏側に設けた保持具を有していることを特徴とする請求項1記載の衣服。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、サイズ調整用のベルトをその長手方向で位置を変更して保持可能な保持具を有する衣服の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】衣服には使用する人に合わせて各部のサイズ調節ができるものがあり、例えば、実開平4−79789号公報には前身頃と後身頃の間にバックル付のベルトが設けられて胴回りが、特開平2001−207316号公報には袖口外周に巻回するベルトとその巻回状態を保持するベルベット式ファスナ−の保持手段を有する衣服が示されて袖口の大きさを調節するための調節手段がそれぞれ裾や袖口に設けられている。これらは、サイズ調節方向へ延びるベルトと、このベルトがサイズ調節方向において位置を変えて止着できる止着手段(スナップ、ベルベット式ファスナ−など)を有している。ところが、これらの衣服を釣り等のレジャ−・スポ−ツに使用した場合、これらの調節手段はベルトを止着したときにベルトの先端が立ち上がりやすいため、釣りの最中にこのベルトに釣糸が引っかかり、釣りの操作の邪魔になりやすかった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題点は、サイズ調節方向へ延びるベルトと、このベルトがサイズ調節方向において止着できるサイズ調節手段は、ベルトを止着したときにベルトの先端が立ち上がりやすいため、物がのベルトに引っかかりやすいことである。 【0004】本発明の目的は前記欠点に鑑み、ベルトの先端が立ち上がらず、物に引っかからないサイズ調整用のベルトと保持具を有する衣服を提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、請求項1に係わる本発明は、サイズ調整用のベルトと該ベルトをその長手方向で位置を変更して保持可能な保持具を有する衣服において、前記ベルトの先端を覆うカバ−を有することを要旨とするものである。請求項2に係わる本発明は、前記保持具はカバ−に設けられていることを要旨とするものである。請求項3に係わる本発明は、前記衣服はベルトを挿通する孔と衣服の裏側に設けた保持具を有していることを要旨とするものである。 【0006】 【発明の実施の形態】請求項1・2の本発明により、サイズ調整用のベルト3の先端が第1カバ−5または第2カバ−6の中で保持具の係合で止着された時、ベルト3の先端がカバ−5、6で覆われてその外方へ突出せず、立ち上がらないため、物が引っかからない。請求項3の本発明により、サイズ調整用のベルト3の先端が後身頃の中で保持具の係合で止着された時、ベルト3の先端が後身頃の中に潜り込んで立ち上がらないため、物が引っかからない。 【0007】 【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明すると、図1から図6は第1実施例で衣服を釣り用ベストで述べれば、図1は釣り用ベストの正面図、図2は釣り用ベストの背面図、図3は釣り用ベストのサイズ調整前の表面展開図と一部拡大表面図、図4は釣り用ベストのサイズ調整前の底面図と一部拡大底面図、図5は釣り用ベストの(a)サイズ調整前の一部表面図で(b)サイズ調整後の一部表面図、図6は釣り用ベストのサイズ調整後の底面図と一部拡大底面図である。 【0008】衣服の釣り用ベストは左前身頃1と右前身頃1′と後身頃2で形成されている。左右の前身頃1、1′の開口部の中央両端には夫々に係合チャックからなる開閉用止着部10、11が設けられている。左右の前身頃1、1′にはポケット12、13、12′、13′が取り付けられている。釣り用ベストの左右両側の脇下(脇腹)の前身頃1、1′に夫々胴回りの大きさを調節できるサイズ調整用のベルト3の一側が縫着等で止着されている。サイズ調整用のベルト3は前身頃1と後身頃2の境界から後身頃2方向(後方)へ延びるように設けられている。サイズ調整用のベルト3の先端側の外側に雄スナップからなる保持具4が設けられている。 【0009】後身頃2のサイズ調整用のベルト3の長手方向には、ベルト3の長さと略同じ位置及びその延長方向にベルト3の先端側を挿通できるブリッジ状の第1カバ−5と第2カバ−6が縫着等で止着されている。ベルト3の長さ位置に設けた第1カバ−5は、ベルト3を横切る方向の上下方向に長い帯状に形成され、その上端と下端が後身頃2に縫着で止着されてベルト3が挿通される前後方向(ベルト3の長手方向)に入口と出口が形成されている。第2カバ−6は第1カバ−5側に入口を有し、出口を有しないポケット状に形成されている。第1カバ−5と第2カバ−6の裏面にはベルト3の雄スナップからなる保持具4と係合可能な雌スナップからなる保持具7、8が設けられている。第1カバ−5と第2カバ−6の表面には雌スナップからなる保持具7、8の対向位置にこれをカシメて止着したボタン9、9′が夫々止着されているため、ボタン9、9′の位置から保持具7、8の位置が容易に解る。 【0010】サイズ調整用のベルト3の図2から図5(a)までの状態はサイズ調整が行われていない状態で、ベルト3の雄スナップからなる保持具4が第1カバ−5の雌スナップからなる保持具7に係合され、ベルト3先端は第1カバ−5で覆われて釣糸が絡まないようになっている。サイズ調整用のベルト3の図5(b)、図6はサイズ調整が行われた状態であり、サイズ調整用のベルト3は第1カバ−5の上を越えてベルト3先端は第2カバ−6で覆われると共に、ベルト3の雄スナップからなる保持具4が第2カバ−6の雌スナップからなる保持具8に係合され、後身頃2は摘み寄せられて胴回りの大きさが調節されている。サイズ調整用のベルト3は第1カバ−5の中を挿通してベルト3の雄スナップからなる保持具4を第2カバ−6の雌スナップからなる保持具8に係合してもよい。 【0011】前記のように衣服が構成されると、サイズ調整用のベルト3の先端が第1カバ−5または第2カバ−6の中で保持具の係合で止着された時、ベルト3の先端がカバ−5、6で覆われてその外方へ突出せず、立ち上がらないため、物が引っかからない。 【0012】図7、図8は第2実施例で、図7は釣り用ベストの(a)サイズ調整前の一部表面図で(b)サイズ調整後の一部表面図、図8は釣り用ベストの(a)サイズ調整前の一部底面図で(b)サイズ調整後の一部底面図である。 【0013】第2実施例では、後身頃2のサイズ調整用のベルト3の長手方向のベルト3の長さと略同じ位置にベルト3の先端側を挿通できるブリッジ状の第1カバ−5が縫着等で止着されている。第1カバ−5の裏面にはベルト3の雄スナップからなる保持具4と係合可能な雌スナップからなる保持具7が設けられている。ベルト3の延長方向でブリッジ状の第1カバ−5の先方の後身頃2にベルト3の先端側を挿通できる縦方向の長孔2aが穿設されている。ベルト3の延長方向で長孔2aより先方の後身頃2の裏面にベルト3の雄スナップからなる保持具4と係合可能な雌スナップからなる保持具8′が設けられている。第1カバ−5と後身頃2の表面には雌スナップからなる保持具7、8′をカシメて止着したボタン9、9″が夫々止着されている。他の構成は前記第1実施例と略同一である。 【0014】第2実施例で、サイズ調整用のベルト3の図7(a)、図8(a)の状態はサイズ調整が行われていない状態で、ベルト3の雄スナップからなる保持具4が第1カバ−5の雌スナップからなる保持具7に係合され、ベルト3先端は第1カバ−5で覆われて釣糸が絡まないようになっている。サイズ調整用のベルト3の図7(b)、図8(b)はサイズ調整が行われた状態であり、サイズ調整用のベルト3は長孔2aを挿通されてベルト3先端は後身頃2の裏面に潜らされると共に、ベルト3の雄スナップからなる保持具4が後身頃2の裏面の雌スナップからなる保持具8′に係合され、後身頃2は摘み寄せられて胴回りの大きさが調節されている。 【0015】図9、図10は第3実施例で、図9は釣り用ベストの(a)サイズ調整前の一部表面図で(b)サイズ調整後の一部表面図、図10は釣り用ベストの(a)サイズ調整前の一部底面図で(b)サイズ調整後の一部底面図である。 【0016】第3実施例では、後身頃2のサイズ調整用のベルト3の長手方向のベルト3の長さと略同じ位置の幾分手前にベルト3の先端側を挿通できる縦方向の長孔2bが穿設されている。後身頃2の裏面のサイズ調整用のベルト3の長手方向のベルト3の長さと略同じ位置にベルト3の雄スナップからなる保持具4と係合可能な雌スナップからなる保持具7′が設けられている。 【0017】ベルト3の延長方向で長孔2bの先方の後身頃2にベルト3の先端側を挿通できる縦方向の長孔2aが穿設されている。ベルト3の延長方向で長孔2aより先方の後身頃2の裏面にベルト3の雄スナップからなる保持具4と係合可能な雌スナップからなる保持具8′が設けられている。後身頃2の表面には雌スナップからなる保持具7′、8′をカシメて止着したボタン9″、9″が夫々止着されている。他の構成は前記第1実施例と略同一である。 【0018】第3実施例でサイズ調整用のベルト3の図9(a)、図10(a)の状態はサイズ調整が行われていない状態で、サイズ調整用のベルト3は長孔2bを挿通されてベルト3先端は後身頃2の裏面に潜らされると共に、ベルト3の雄スナップからなる保持具4が後身頃2の裏面の雌スナップからなる保持具7′に係合され、ベルト3先端は後身頃2の裏面に潜り込まされて釣糸が絡まないようになっている。サイズ調整用のベルト3の図9(b)、図10(b)はサイズ調整が行われた状態であり、サイズ調整用のベルト3は長孔2aを挿通されてベルト3先端は後身頃2の裏面に潜らされると共に、ベルト3の雄スナップからなる保持具4が後身頃2の裏面の雌スナップからなる保持具8′に係合され、後身頃2は摘み寄せられて胴回りの大きさが調節されている。 【0019】図11から図13は第4実施例で衣服を上服で述べれば、図11は上服の袖口のサイズ調整前の斜視図、図12は上服の袖口のサイズ調整前の平面図、図13は上服の袖口の(a)サイズ調整前の断面側面図である。 【0020】第4実施例では、上服の袖口14のカフス15の一側15aにサイズ調整用のベルト3の一側が縫着等で止着されている。ベルト3先端はカフス15の他側15bに向けて伸ばされ、他側15b上の適宜位置にベルト3の先端側を挿通できるブリッジ状の第1カバ−5と第2カバ−6が縫着等で止着されている。第1カバ−5は、袖上の長手方向に長い帯状に形成され、その上端と下端がカフス15に縫着で止着されてベルト3が挿通される前後方向に入口と出口が形成されている。第2カバ−6は第1カバ−5側に入口を有し、出口を有しないポケット状に形成されている。 【0021】第1カバ−5と第2カバ−6の裏面にはベルト3の雄スナップからなる保持具4と係合可能な雌スナップからなる保持具7、8が設けられている。第1カバ−5と第2カバ−6の表面には雌スナップからなる保持具7、8をカシメて止着したボタン9、9′が夫々止着されている。 【0022】第4実施例でサイズ調整用のベルト3の図11から図13(a)までの状態はサイズ調整が行われていない状態で、ベルト3の雄スナップからなる保持具4が第1カバ−5の雌スナップからなる保持具7に係合され、ベルト3先端は第1カバ−5で覆われて釣糸が絡まないようになっている。サイズ調整用のベルト3の図13(b)はサイズ調整が行われた状態であり、サイズ調整用のベルト3は第1カバ−5の上を越えてベルト3先端は第2カバ−6で覆われると共に、ベルト3の雄スナップからなる保持具4が第2カバ−6の雌スナップからなる保持具8に係合され、カフス15は摘み寄せられて腕回りの大きさが調節されている。 【0023】前記説明では、保持具をスナップとしたが、他にベルベット式ファスナ−としてもよい。 【0024】 【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。 【0025】請求項1・2により、サイズ調整用のベルトの先端が第1カバ−または第2カバ−の中で保持具の係合で止着された時、ベルトの先端がカバ−で覆われてその外方へ突出せず、立ち上がらないため、物が引っかからない。請求項3により、サイズ調整用のベルトの先端が後身頃の中で保持具の係合で止着された時、ベルトの先端が後身頃の中に潜り込んで立ち上がらないため、物が引っかからない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002495 【氏名又は名称】ダイワ精工株式会社 【住所又は居所】東京都東久留米市前沢3丁目14番16号
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| 【出願日】 |
平成14年2月6日(2002.2.6) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−227019(P2003−227019A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月15日(2003.8.15) |
| 【出願番号】 |
特願2002−30077(P2002−30077) |
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