| 【発明の名称】 |
サスペンダー付きパンツ |
| 【発明者】 |
【氏名】大橋 賢久 【住所又は居所】愛知県名古屋市中村区名駅5丁目25番1号 株式会社ジャパーナ内
【氏名】森 和久 【住所又は居所】愛知県名古屋市中村区名駅5丁目25番1号 株式会社ジャパーナ内
【氏名】泉 清仁 【住所又は居所】愛知県名古屋市中村区名駅5丁目25番1号 株式会社ジャパーナ内
【氏名】西谷 昇 【住所又は居所】愛知県名古屋市中村区名駅5丁目25番1号 株式会社ジャパーナ内
【氏名】森 裕子 【住所又は居所】愛知県名古屋市中村区名駅5丁目25番1号 株式会社ジャパーナ内
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| 【要約】 |
【課題】簡素な構成であり、且つサスペンダー部材をパンツ本体の腰部周囲の着衣者の体型の如何に応じた適宜位置に無段階に変更可能に取着することができるサスペンダー付きパンツを提供すること。
【解決手段】パンツ本体1と、該パンツ本体1を着衣者の肩部より吊り下げるためのサスペンダー部材とを備えており、パンツ本体1の腰部周方向に沿って延設され、且つサスペンダー部材2の開放端部をパンツ本体1の腰部周囲の着衣者の体型に応じた適宜位置に無段階に変更可能に取着する面状ファスナー材から成るサスペンダー取着部材3を備えていることを特徴としている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 パンツ本体と、該パンツ本体を着衣者の肩部より吊り下げるためのサスペンダー部材とを備えたサスペンダー付きパンツにおいて、前記パンツ本体の腰部周方向に沿って延設され、且つ前記サスペンダー部材の開放端部を前記パンツ本体の腰部周囲の着衣者の体型に応じた適宜位置に無段階に変更可能に取着する面状ファスナー材から成るサスペンダー取着部材を備えていることを特徴とするサスペンダー付きパンツ。 【請求項2】 サスペンダー取着部材は、パンツ本体の腰部裏面に固着されている固着部、及び該固着部に対し着脱可能に係着する非固着部によって構成されており、該非固着部の前記固着部への係着に伴ってサスペンダー部材の開放端部を前記非固着部および固着部の間に挟持させることを特徴とする請求項1記載のサスペンダー付きパンツ。 【請求項3】 サスペンダー部材の開放端部には、サスペンダー取着部材の非固着部に対し摺動自在に挿通される連結具が設けられており、該連結具の前記サスペンダー取着部材の非固着部に沿った摺動に伴い、前記サスペンダー部材の開放端部の取着位置が変更されることを特徴とする請求項1又は2に記載のサスペンダー付きパンツ。 【請求項4】 パンツ本体の腰部周方向に沿って配設され、且つ着衣者の体型に応じて前記パンツ本体の腰部周囲の長さを調整可能な周長調整部材とを備えたサスペンダー付きパンツにおいて、前記周長調整部材は、前記パンツ本体の前方に一の端部の固着された弾性ベルト材から成る前方弾性部材と、該前方弾性部材の他の端部に固着され且つ面状ファスナー材から成る周長変更部材と、前記パンツ本体の背方に一の端部の固着された弾性ベルト材から成る背方弾性部材と、該背方弾性部材の他の端部に固着され且つ前記周長変更部材を折り返した状態で係着させるための折返具とを備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のサスペンダー付きパンツ。 【請求項5】 前方弾性部材を被包する前方被覆ポケット部材と、背方弾性部材を被包する背方被覆ポケット部材とを備えていることを特徴とする請求項4記載のサスペンダー付きパンツ。 【請求項6】 パンツ本体の腰部側方内側であって前方弾性部材および背方弾性部材の非配設の位置に配設された側方弾性部材を備えていることを特徴とする請求項4または5に記載のサスペンダー付きパンツ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、着衣者の体型に応じてサスペンダーの端部の取着位置が変更できるサスペンダー付きパンツに関する。 【0002】 【従来の技術】従来よりサスペンダー付きパンツは、老若男女の如何を問わず、広く使用されている。しかしながら、かかるパンツにおいては、一般に、サスペンダーの開放端部の取着位置が固定されており、着衣者の体型(特に腹部の出方)を考慮したものではなかった。このため、一の種類のパンツを製造した場合、この一の種類のパンツにおける着衣者が自ずと限定されてしまうという問題点があった。言い換えれば、着衣者の体型に応じた複数の種類(バージョン)のサスペンダー付きパンツを用意しなければならなかった。 【0003】そこで、この問題点を解決するもの一例として実用新案登録第3080661号に係る考案が案出されている。この実用新案登録第3080661号に係る考案においては、パンツウエストの前側両脇部位置と略両脇線部位置に面状ファスナーで構成したサスペンダー受け部材が縫着されており、この両位置に縫着されたサスペンダー受け部材のいずれか一方の受け部材に対し、サスペンダーの前側吊り手構造の環状吊り手を選択的且つ着脱可能に取り付ける構成とされている。 【0004】このように構成されているが故に、実用新案登録第3080661号に係る考案によれば、着衣者の体型に応じてサスペンダーの取り付け位置を選択的に変更することができ、サスペンダーが着衣者の腹部につっかかって邪魔な存在となってしまうことを防止することができるのである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる実用新案登録第3080661号に係る考案においては、結局、サスペンダー部材は、前側両脇部位置または略両脇線部位置のいずれかの位置に選択的に取り付け可能とされるに過ぎなかった。このため、着衣者の体型は千差万別であり、かかる考案によれば、結局、千差万別である着衣者の体型の如何に対応することができないという問題点があった。 【0006】そこで、案出されたのが本発明であって、その目的とするところは、簡素な構成であり、且つサスペンダー部材をパンツ本体の腰部周囲の着衣者の体型の如何に応じた適宜位置に無段階に変更可能に取着することができるサスペンダー付きパンツを提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するために請求項1記載のサスペンダー付きパンツは、パンツ本体と、該パンツ本体を着衣者の肩部より吊り下げるためのサスペンダー部材とを備えており、前記パンツ本体の腰部周方向に沿って延設され、且つ前記サスペンダー部材の開放端部を前記パンツ本体の腰部周囲の着衣者の体型に応じた適宜位置に無段階に変更可能に取着する面状ファスナー材から成るサスペンダー取着部材を備えている。 【0008】この請求項1記載のサスペンダー付きパンツによれば、パンツ本体の腰部周方向に沿ってサスペンダー取着部材が外装延設されているため、このサスペンダー取着部材の係着によるサスペンダー部材の開放端部の挟持に伴い、又は、かかるサスペンダー取着部材へのサスペンダー部材の開放端部の係着に伴い、サスペンダー部材がパンツ本体の腰部周囲の着衣者の体型に応じた適宜の位置に取着される。また、サスペンダー取着部材の延設方向がパンツ本体腰部の周方向に沿った方向とされているため、サスペンダー部材の開放端部の取着位置が無段階に変更可能とされる。 【0009】請求項2記載のサスペンダー付きパンツは、請求項1記載のサスペンダー付きパンツにおいて、サスペンダー取着部材は、パンツ本体の腰部裏面に固着されている固着部、及び該固着部に対し着脱自在に係着する非固着部によって構成されており、該非固着部の前記固着部への係着に伴ってサスペンダー部材の開放端部を前記非固着部および固着部の間に挟持させるものである。 【0010】請求項3記載のサスペンダー付きパンツは、請求項1又は2に記載のサスペンダー付きパンツにおいて、サスペンダー部材の開放端部には、サスペンダー取着部材の非固着部に対し摺動自在に挿通される連結具が設けられており、該連結具の前記サスペンダー取着部材の非固着部に沿った摺動に伴い、前記サスペンダー部材の開放端部の取着位置が変更されるものである。 【0011】請求項4記載のサスペンダー付きパンツは、請求項1から3のいずれかに記載のサスペンダー付きパンツにおいて、パンツ本体の腰部周方向に沿って配設され、且つ着衣者の体型に応じて前記パンツ本体の腰部周囲の長さを調整するための周長調整部材とを備えており、前記周長調整部材は、前記パンツ本体の正面外側に一の端部の固着された弾性ベルト材から成る前方弾性部材と、該前方弾性部材の他の端部に固着され且つ面状ファスナー材から成る周長変更部材と、前記パンツ本体の背面外側に一の端部の固着された弾性ベルト材から成る背方弾性部材と、該背方弾性部材の他の端部に固着され且つ前記周長変更部材を折り返した状態で係着させるための折返具とを備えている。 【0012】請求項5記載のサスペンダー付きパンツは、請求項4記載のサスペンダー付きパンツにおいて、前方弾性部材を被包する前方被覆ポケット部材と、背方弾性部材を被包する背方被覆ポケット部材とを備えている。 【0013】請求項6記載のサスペンダー付きパンツは、請求項4または5に記載のサスペンダー付きパンツにおいて、パンツ本体の腰部側方であって前方弾性部材および背方弾性部材の非配設の位置に内装配設された側方弾性部材を備えている。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施例について説明する。即ち、以下の実施例の記載は、本発明の好ましい実施例を説明するに過ぎず、本発明の技術的範囲は、下記の実施例そのものに限定されるものではない。 【0015】図1は、本発明の一実施例のサスペンダー付きパンツ100の上方斜視図である。図1に示すように、サスペンダー付きパンツ100には、主として、パンツ本体1と、サスペンダー部材2と、サスペンダー取着部材3と、周長調整部材4とが設けられている。 【0016】パンツ本体1は、着衣者500(図4〜図7参照)の下半身を被覆するものであり、性別や年齢の如何を問わず広く使用されており、丈の長いものから短いものまで多種にわたる。サスペンダー部材2は、パンツ本体1を着衣者500の肩部より吊り下げるためのものであり、背方ベルト21と、2つの前方ベルト22と、連結具23とによって構成されている。 【0017】背方ベルト21は、其の一の端部がパンツ本体1裏面の腰部周囲の後方(背面側)に縫着されたベルト材から成り、この背方ベルト21の他の端部は2つの前方ベルト22,22の夫々の一の端部に縫着されている。2つの前方ベルト22,22は、夫々他の端部が開放端とされており、各開放端部には連結具23が接続されている。連結具23は、前方ベルト22,22の開放端部をパンツ本体1裏面の腰部周囲の前側両脇部付近の適宜位置に夫々取着させるためのものであり、樹脂製から成り、略日の字状に形成されている。 【0018】サスペンダー取着部材3は、連結具23と同様に、サスペンダー部材2の前方ベルト22の開放端部をパンツ本体1の腰部周囲に取着させるためのものであり、面状ファスナー材により構成されている。 【0019】図2および図3は、パンツ本体1の裏面側のサスペンダー取着部材3の配設位置近傍を示す平面図である。この図2に示すように、サスペンダー取着部材3は、雄面ファスナー材から成る固着部3aと、該固着部3aに対し着脱自在に係着する雌面ファスナー材から成り、固着部3aと連続する非固着部3bとによって構成されている。ここで、固着部3aは、その全面がパンツ本体1の裏面側に縫着されており、非固着部3bは、その一の端部側のみが固着部3a又はパンツ本体1に縫着され、他の端部側を含めた残りの部分は、展開可能状態(縫着されてない)とされている。そして、かかる非固着部3bの固着部3aへの係着によって、サスペンダー部材2の前方ベルト22の開放端部に設けられている連結具23が、係着部3a及び係着部3bの間に挟持されるのである。従って、連結具23がサスペンダー取着部材3より不用意に外れてしまうことを強固に防止することができ、ひいては、サスペンダー部材2のパンツ本体1からの不用意な脱抜を強固に防止することができる。なお、固着部3aおよび非固着部3bは、雌雄の面ファスナー材から成るが、固着部3aが雌面ファスナー材から成り、非固着部3bが雄面ファスナー材から成っても良いし、固着部3aおよび非固着部3bが共に雌雄共有の面ファスナー材からなっても良い。 【0020】図3に示すように、略日の字状に形成されている連結具23には、面状ファスナー材から成るサスペンダー取着部材3の非固着部3bが摺動自在に挿通されている。ここで、「従来の技術」および「発明が解決しようとする課題」の欄で説明したように、人の体型はもともと千差万別であるし、また歳を重ねることによっても刻々と変化するものである。このため、例えば試着時や久しぶりに履いた時など、サスペンダー部材2のパンツ本体1に対する取着位置を変更する必要が多々生じる。しかしながら、従来技術においては、サスペンダー2の開放端部の取着位置が前側両脇部位置または略両脇線部位置のいずれかの位置に選択的に取り付けることができるに過ぎなかった。 【0021】また、従来技術によれば、サスペンダーの開放端部のパンツウエストに対する取付位置(取着位置)を変更する場合、吊り手構造の環状吊り手(連結具)が挿通されている面ファスナーの係着を解除するとともに面ファスナーより環状吊り手を外し、その後、かかる環状吊り手を別の面ファスナーに挿通して面ファスナーを係着させなければならず、サスペンダーの取付位置変更作業が非常に煩雑であった。 【0022】更に、面ファスナーの取着位置を増やした場合には、構成が複雑となる上に、面ファスナー相互の距離が近くなるので、一の面ファスナーの開放端部が他の面ファスナーと干渉し、非常に使い勝手が悪化するばかりか、当然に面ファスナーの増加の数の分だけ製造コストも増加してしまうのであった。 【0023】一方、サスペンダー付きパンツ100によれば、上述の記載の通り、面状ファスナー材から成るサスペンダー取着部材3がパンツ本体1の腰部裏面の周方向に沿って延設されており、このサスペンダー取着部材3を構成する非固着部3bには、略日の字状に形成されている連結具23が摺動自在に挿通されている。従って、かかる非固着部3bを固着部3aより展開した(剥がした)後、連結具23を非固着部3bを摺動させて、再び非固着部3bを固着部3aへ係着させることにより、サスペンダー部材2の開放端部の取着位置を着衣者500の体型に応じた適宜の位置に無段階に取着することができる。また、サスペンダー部材2の開放端部のパンツ本体1に対する取着位置を変更する場合に、従来技術のように連結具23を挿通させるサスペンダー取着部材3を他の取着部材に変更しなくても良く、かかる位置変更作業の煩雑さを解消することもできる。更には、前側側方に夫々設けられている2つのサスペンダー取着部材3,3同士が干渉しあうことを防止することもできるのである。 【0024】連結具23には、ベルト挿通孔部23aと、幅調整部23bとが設けられている。この幅調整部23bは、サスペンダー部材2を構成する前方ベルト22のベルト幅が広く、前方ベルト22をベルト挿通孔部23aに直接挿通不能であっても、サスペンダー部材2と連結具23とを接続するためのものである。即ち、連結具23は、サスペンダー部材2の前方ベルト22のベルト幅の如何によらず、前方ベルト22と連結具23とを接続するためのものである。これは、連結具23が其の役割上、在る程度の剛性を有するべきものであるが、例えば耐熱服や防寒服の場合には、その用途に応じた特殊な生地や、加工や厚みを要するが故に、パンツ本体1の重量が所謂「スーツ」等の一般用に比べて相当重たくなる。この場合、前方ベルト22のベルト幅を広くする必要があるが、連結具23のベルト挿通孔部23aの長さを長くしてしまうと、連結具23により着衣者500の腹部が圧迫され、非常に履き心地が悪いものとなってしまうことに起因している。具体例としては、スキーウエア等の寒冷地で実施されるスポーツウエアに有効であると考えられる。 【0025】図4から図6までの各図は、サスペンダー付きパンツ100の側面図である。図4から図6までの各図に示されている周長調整部材4は、パンツ本体1の腰部の周囲の長さを調整するためのものであり、前方弾性ベルト41と、周長変更部材42と、背方弾性ベルト43と、折返具44と、側方弾性ベルト45とによって構成されている。そして、これら前方弾性ベルト41、周長変更部材42、背方弾性ベルト43、折返具44および側方弾性ベルト45の一つずつの組み合わせにより一組の周長調整部材4が構成されている。換言すれば、一のサスペンダー付きパンツ100には、二組の周長調整部材4が配設されており、各組の周長調整部材4は、パンツ本体1の腰部周囲の左側および右側の両側に夫々配設されている。 【0026】前方弾性ベルト41は、パンツ本体1の前方(正面側)に一の端部が固着された弾性ベルト材により構成されている。周長変更部材42は、前方弾性ベルト41の他の端部に固着され且つ面状ファスナー材により構成されている。そして、この周長変更部材42には、雄雌の面状ファスナー材が区分して配設されており、雌雄の面状ファスナー材を接触させることにより相互に係着し合うのである。 【0027】背方弾性ベルト43は、前方弾性ベルト41と同様に、パンツ本体1の後方(背面側)に一の端部が固着されており、弾性ベルト材により構成されている。折返具44は、背方弾性ベルト43の他の端部に固着され且つ周長変更部材42を折り返すため部材であり、リング材により構成されている。従って、図5に示すように、折返具44を介した周長変更部材42の牽引により、前方弾性ベルト41および背方弾性ベルト43の両側のベルト伸張をすることができるとともに、締付直変更部材42表面に配設されている面状ファスナー材相互の係着後においては、伸張状態を保持することもできる。ひいては、パンツ本体1の腰部周囲の周長を変更することが、具体的には短くすることができるので、図7に示すようにサスペンダー部材2を構成する前方ベルト22の開放端部の取着位置を変更した場合においても、この取着位置の変更に伴い、パンツ本体1の周囲の全体または一部がだぶついてしまうことを防止することができるのである。 【0028】側方弾性ベルト45は、パンツ本体1の腰部周囲の側方内側であって、且つ前方弾性ベルト41および背方弾性ベルト43の非配設位置に設けられており、弾性ベルト材から成るものである。このように側方弾性ベルト45は、前方弾性ベルト41および背方弾性ベルト43の非配設位置に設けられているので、即ち、周長変更部材42の配設位置と重複する位置に設けられているので、周長変更部材42によりパンツ本体1の周長が短くなった場合にも、パンツ本体1の側方がだぶついてしまうことを防止することができるとともに、前方弾性ベルト41および背方弾性ベルト43の伸縮を阻害してしまうことを防止することもできるのである。 【0029】前方被覆ポケット部材5は、前方弾性ベルト41を被包するものであり、背方被覆ポケット部材6は、背方弾性ベルト43を被包するものである。従って、周長調整部材4を構成する前方弾性ベルト41や背方弾性ベルト43の端部の離脱を防止することができるとともに、パンツ本体1の美観が損なわれることを防止することもできるのである。これは、周長調整部材4がデザイン性の向上および周長調整作業を容易とする観点より、パンツ本体1の外側に設けることが好ましいことに起因している。 【0030】以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察することができるものである。 【0031】例えば、本願発明によれば、連結具23には、ベルト挿通孔部23aと、幅調整部23bとが設けられており、連結具23は、ベルト挿通孔部23aおよび幅調整部23bを介してサスペンダー部材2の前方ベルト22と連結されている。しかしながら、図8に示すように前方ベルト22のベルト幅が細い場合には、必ずしも、連結具23に幅調整部23bが設けられてなくても良く、前方ベルト22が直接にベルト挿通孔部23aに固着(接続)される構成とされても良い。 【0032】なお、本発明には以下の発明が含まれる。パンツ本体と、該パンツ本体の腰部周方向に沿って配設され、且つ着衣者500の体型に応じて該パンツ本体の腰部周囲の長さを調整可能な周長調整部材とを備えたウエスト長調整機構付きパンツにおいて、前記周長調整部材は、前記パンツ本体の前方に一の端部の固着された弾性ベルト材から成る前方弾性部材と、該前方弾性部材の他の端部に固着され且つ面状ファスナー材から成る周長変更部材と、前記パンツ本体の背方に一の端部の固着された弾性ベルト材から成る背方弾性部材と、該背方弾性部材の他の端部に固着され且つ前記周長変更部材を折り返した状態で係着させるための折返具とを備えていることを特徴とするウエスト長調整機構付きパンツ(A)。 【0033】このウエスト長調整機構付きパンツ(A)によれば、周長変更部材が折返具を介して折り返された状態で牽引されると、前方弾性部材および背方弾性部材が伸張される。そして、この牽引状態のまま周長変更部材が係着させられると、牽引力に応じてパンツ本体1の周長が変更される。従って、サスペンダー部材の取着位置または着衣者の体型の如何に応じた適宜の締付力を付与することができるとともに、サスペンダー部材の取着位置または着衣者の体型の如何に応じてパンツ本体の腰部周囲がだぶついてしまうことを防止することもできる。 【0034】 【発明の効果】請求項1記載のサスペンダー付きパンツによれば、パンツ本体の腰部周方向に沿ってサスペンダー取着部材が外装延設されているため、サスペンダー部材を着衣者の体型に応じた適宜の位置に取着することができるという効果がある。また、サスペンダー部材の開放端部の取着位置を無段階に変更することができるという効果がある。 【0035】請求項2記載のサスペンダー付きパンツによれば、請求項1記載のサスペンダー付きパンツの奏する効果に加え、更に、サスペンダー取着部材がパンツ本体の腰部裏面に固着されている固着部、及び該固着部と連続し前記パンツ本体に固着されていない非固着部によって構成されているので、かかる非固着部の固着部への係着に伴ってサスペンダー部材の開放端部を非固着部および固着部の間に挟持させることにより、サスペンダー部材のパンツ本体からの不用意な脱抜を防止することができるという効果がある。 【0036】請求項3記載のサスペンダー付きパンツによれば、請求項1または2に記載のサスペンダー付きパンツの奏する効果に加え、更に、連結具のサスペンダー取着部材の非固着部に沿った摺動に伴い、サスペンダー部材の取着位置を変更することができるので、サスペンダー部材の取着位置の変更作業が煩雑となってしまうことを防止することができるという効果がある。 【0037】請求項4記載のサスペンダー付きパンツによれば、請求項1から3のいずれかに記載のサスペンダー付きパンツの奏する効果に加え、更に、周長変更部材が折返具を介して折り返された状態で牽引されると、前方弾性部材および背方弾性部材が伸張される。そして、この牽引状態のまま周長変更部材が係着させられると、牽引力に応じた締付力が着衣者に付与される。従って、サスペンダー部材の取着位置または着衣者の体型の如何に応じた適宜の締付力を付与することができるとともに、サスペンダー部材の取着位置または着衣者の体型の如何に応じてパンツ本体の腰部周囲がだぶついてしまうことを防止することもできるという効果がある。 【0038】請求項5記載のサスペンダー付きパンツによれば、請求項4記載のサスペンダー付きパンツの奏する効果に加え、更に、前方被覆ポケットにより前方弾性部材が被包され、背方被覆ポケットにより背方弾性部材が被包されるので、パンツ本体の表面側に外装配設される前方弾性部材および背方弾性部材を保護することができるという効果を奏する。 【0039】請求項6記載のサスペンダー付きパンツによれば、請求項4または5に記載のサスペンダー付きパンツの奏する効果に加え、更に、パンツ本体の腰部側方であって前方弾性部材および背方弾性部材の非配設の位置に側方弾性部材が内装固着されているので、この側方弾性部材により、牽引部材の引っ張り具合の如何によらず、着衣者に対して適度の締付力を付与することができるという効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591115763 【氏名又は名称】株式会社ジャパーナ 【住所又は居所】愛知県名古屋市中村区名駅5丁目25番1号
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| 【出願日】 |
平成14年1月31日(2002.1.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083932 【弁理士】 【氏名又は名称】廣江 武典
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| 【公開番号】 |
特開2003−227012(P2003−227012A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月15日(2003.8.15) |
| 【出願番号】 |
特願2002−23578(P2002−23578) |
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