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【発明の名称】 ズボン
【発明者】 【氏名】金岡 健治
【住所又は居所】東京都東久留米市前沢3丁目14番16号 ダイワ精工株式会社内

【要約】 【課題】ズボンを身につけるとき、ズボンが脱落しないで容易に装着できるズボンを提供すること。

【解決手段】前身頃と後身頃は両側端のファスナ−5、6の開閉で分離可能に構成されている。後身頃3、4の上部に台形状の背当て部7が着脱自在に取り付けられ、背当て部7の上部の左右には一対の肩ベルト8、9の後端が固定されて前端には夫々アジャストリング11、12とリング状係合片13、14が取り付けられている。前身頃1、2の上端内側にリング状係合片13、14に夫々挿通されるベルト21、22の下端が固定されると共に、ズボンを身につける前にリング状係合片13、14に夫々挿通されるアジャストベルト18、20が止められる面ファスナ−からなる止着具25、26が固定されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】ズボンの両側面にて前身頃と後身頃を分離可能にしたズボンにおいて、肩ベルトの一端を後身頃に止着すると共に、前記肩ベルトの他端を前身頃と後身頃に選択可能にする止着具を設けたことを特徴とするズボン。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ズボンを身に付け易いズボンの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から実開平3−111515号公報にはズボンの両サイドにてファスナ−で開閉できるようにし、両サイドをズボンの前身頃と後身頃に分離できるようにした雨ズボンが紹介されている。このようなズボンは従来のズボンのように脚部に足を抜き差ししないでファスナ−で開閉できるため靴等を履いていても着脱が容易であって雨水からの濡れを防止できる効果がある。しかし、この様なズボンを身につけるときはズボンを装着する身体の部分に大方当てがって、ズボンが脱落しないように押えながらファスナ−のスライド始点を係合してファスナ−を閉じる操作を行わなければならず、操作が煩わしいだけでなく、ズボンが脱落して汚れてしまう虞があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題点は、ズボンを身につけるとき、ズボンが脱落しないように押えながらファスナ−のスライド始点を係合してファスナ−を閉じる操作を行わなければならず、操作が煩わしいだけでなく、ズボンが脱落して汚れてしまう虞があったことである。
【0004】本発明の目的は前記欠点に鑑み、ズボンを身につけるとき、ズボンが脱落しないで容易に装着できるズボンを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、請求項1に係わる本発明は、ズボンの両側面にて前身頃と後身頃を分離可能にしたズボンにおいて、肩ベルトの一端を後身頃に止着すると共に、前記肩ベルトの他端を前身頃と後身頃に選択可能にする止着具を設けたことを要旨とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1の本発明により、ズボンの身体への装着操作が容易で、靴を履いていたも脚部に足を抜き差ししないで装着でき、しかも、装着時にズボンの脱落が防止できる。
【0007】
【実施例】以下、図示の一実施例によって本発明を説明すると、図1はズボンの正面図、図2はズボンの要約平面図、図3はズボンの斜視図、図4はズボンの縦方向の止着具を解放した斜視図、図5はズボンの片脚部を展開した正面図である。
【0008】ズボンは防水性を有する布地で図1、図2のように右前身頃1と左前身頃2と右後身頃3と左後身頃4で形成されている。ズボンの腰部位では、右前身頃1と左前身頃2が、右後身頃3と左後身頃4が夫々一体に連続形成されている。ズボンの脚部位では、右前身頃1と右後身頃3が、左前身頃2と左後身頃4が夫々一体に連続形成されている。図4のように右前身頃1と右後身頃3の右端に縦方向のファスナ−5が、左前身頃2と左後身頃4の左端に縦方向のファスナ−6が設けられている。ファスナ−5、6は上端縁部側を係合始点として上端側から裾部側へ操作片を動かして閉じ操作するようになっており、その逆に操作すると開くようになっている。
【0009】前身頃の中央の右前身頃1と右後身頃3の間には図示しないファスナ−で開閉可能に構成されている。右後身頃3と左後身頃4の上部に台形状の背当て部7がファスナ−10で着脱自在に取り付けられている。背当て部7の上部の左右には一対の肩ベルト8、9の後端が固定されている。肩ベルト8、9の前端には夫々アジャストリング11、12とリング状係合片13、14が取り付けられている。
【0010】各右前身頃1と左前身頃2と右後身頃3と左後身頃4の上端に上端帯部1a、2a、3a、4aが設けられている。右前身頃1の上端帯部1aの右端側に長い雌の面ファスナ−からなる止着具15が固定され、左前身頃2の上端帯部2aの左端側に長い雌の面ファスナ−からなる止着具16が固定されている。右後身頃3の上端帯部3aの右端側に雄の面ファスナ−からなる止着具17を有するアジャストベルト18が固定され、左後身頃4の上端帯部4aの左端側に雄の面ファスナ−からなる止着具19を有するアジャストベルト20が固定されている。雌の面ファスナ−からなる止着具15と雄の面ファスナ−からなる止着具17の係合及び雌の面ファスナ−からなる止着具16と雄の面ファスナ−からなる止着具19の係合で位置変更可能に止着しウエストサイズの調整が出来る。
【0011】前身頃1、2の上端帯部1a、2aの内側に夫々ベルト21、22の下端が固定されている。ベルト21、22の裏面には夫々先端側に設けた雌の面ファスナ−からなる止着具23と下端側に設けた雄の面ファスナ−からなる止着具24が固定されている。一対の肩ベルト8、9に取り付けられたリング状係合片14に夫々ベルト21、22が挿通されて折曲し、雌の面ファスナ−からなる止着具23と雄の面ファスナ−からなる止着具24が係合されることで一対の肩ベルト8、9の前端が前身頃1、2の上端帯部1a、2aに取り付けられる。右後身頃3の上端帯部3aの内側の右端に雌の面ファスナ−からなる止着具25が、左後身頃4の上端帯部4aの内側の左端に雌の面ファスナ−からなる止着具26が固定されている。
【0012】ズボンが身体に装着される前に、右前身頃1と右後身頃3の縦方向のファスナ−5が解放され、左前身頃2と左後身頃4の縦方向のファスナ−6が解放されて夫々分離した状態で、一対の肩ベルト8、9に取り付けられたリング状係合片13、14にそれぞれ対向するアジャストベルト18とアジャストベルト20が挿通されて雄の面ファスナ−からなる止着具17が雌の面ファスナ−からなる止着具からなる止着具25に係合され、雄の面ファスナ−からなる止着具19が雌の面ファスナ−からなる止着具26にそれぞれ係合されて準備される。この状態で身体に一対の肩ベルト8、9が掛けられ、ズボンの股部位αが前側に引き出されて前身頃1、2が引き上げられるとズボンの股部位αを跨いた状態となり、ズボンが落下しない。
【0013】この状態でファスナ−5、6が夫々閉じられる。次にリング状係合片13からアジャストベルト18を取り外してアジャストベルト18を雌の面ファスナ−からなる止着具15に係合すると共にリング状係合片13にベルト21を挿通して、折り返し、雌の面ファスナ−からなる止着具23と雄の面ファスナ−からなる止着具24を係合する。同様にリング状係合片14からアジャストベルト20を取り外してアジャストベルト20を雌の面ファスナ−からなる止着具16に係合すると共にリング状係合片14にベルト22を挿通して、折り返し、雌の面ファスナ−からなる止着具23と雄の面ファスナ−からなる止着具24を係合することでズボンが身体に装着される。
【0014】前記のようにズボンが構成されると、ズボンの身体への装着操作が容易で、靴を履いていたも脚部に足を抜き差ししないで装着でき、しかも、装着時にズボンの脱落が防止できる。
【0015】前記説明では、背当て部を介して一対の肩ベルト8、9の後端が固定されているが、背当て部を省略して直接後身頃の上端帯部3a、4aに取り付けるようにしてもよい。前記説明では、肩ベルト8、9と、アジャストベルト18、20及びベルト21、22の止着は面ファスナ−からなる止着具が使用されたが、着脱可能に嵌合できるバックル、ボタンとボタン孔等他の止着具を使用してもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0017】請求項1により、ズボンの身体への装着操作が容易で、靴を履いていたも脚部に足を抜き差ししないで装着でき、しかも、装着時にズボンの脱落が防止できる。
【出願人】 【識別番号】000002495
【氏名又は名称】ダイワ精工株式会社
【住所又は居所】東京都東久留米市前沢3丁目14番16号
【出願日】 平成14年2月6日(2002.2.6)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−227010(P2003−227010A)
【公開日】 平成15年8月15日(2003.8.15)
【出願番号】 特願2002−30076(P2002−30076)