| 【発明の名称】 |
インサイドベルト及びそれを用いた腰裏 |
| 【発明者】 |
【氏名】長尾 泰尚 【住所又は居所】大阪市中央区南本町4丁目2番4号、モリト株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ズボン又はスカートの腰裏に使用するインサイドベルト(6)であって、ベルト幅方向の緯糸に直径0.05〜0.3mmのモノフィラメントを使用して織成してなることを特徴とするインサイドベルト(6、24)。 【請求項2】 請求項1記載のインサイドベルトを有することを特徴とする腰裏(2,20)。 【請求項3】 腰裏の縫合が少なくとも部分的に環縫いである請求項2記載の腰裏(2,20)。 【請求項4】 表面側において、インサイドベルト(6)及び接着芯(8)を表布(10)が包み、裏面側において、上布(12)と下布(14)が縫合線(C)において縫い合わされて裏布(16)を構成し、この裏布(16)の背後に当て布(18)を配置し、これらの表面側及び裏面側素材を縫い合わせてなる請求項2又は3記載の腰裏(2)。 【請求項5】表面側において、インサイドベルト(24)及び接着芯(26)を表布(28)が包み、裏面側において、表布(28)がそのままズボン上端(22)に取り付けてなる請求項2又は3記載の腰裏(20)。 【請求項6】表布(10、28)がストレッチ方向を有するように裁断されたものである請求項4又は5記載の腰裏(2)。 【請求項7】 請求項2ないし6のいずれかに記載の腰裏(2,20)を有することを特徴とするズボン又はスカート。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ズボン又はスカートの腰裏(「ウエストバンド」、「ウエストベルト」ともいう)及びその中で使用するインサイドベルト(「腰裏芯」ともいう)に関する。以下では、男性用ズボンを例にとって説明する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】腰裏は人体のウエスト部に接するので、ある程度の伸縮性が求められる。伸縮性をもたらすために、例えば、ゴムベルトの芯を設けたり、アジャスターを取り付けたものがある。しかし、ゴムベルト芯を設けたものは、皺になったり、たるんだりしやすい。また、ゴムベルトは伸びにくく縮みやすいため、ウエストの大きな人が小さめのズボンをはくとウエスト部が腹部に食い込むことになりがちである。アジャスターは、特定の部品を装着するので、外部から見てすぐ分かるだけでなく、服本来のラインが崩れて見苦しい場合がある。 【0003】それを避けるため、ゴムベルトの芯を中に入れ、表面にストレッチ生地を使用することが提案されている。両者は通常糸とウーリー糸で縫い合わされるが、ウーリー糸は強度が弱くて切れやすく、伸びる範囲が少ない。ウーリー糸だけを使用するのは、見た目が悪いだけでなく、ミシンでは縫いづらい。 【0004】そこで、本発明では、皺になったり、たるんだりしないで、しかも、伸縮性のある腰裏及びその中で使用するインサイドベルトを提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明のインサイドベルトは、ズボン又はスカートの腰裏に使用するインサイドベルトであって、緯糸(ベルト幅方向の糸)に直径0.05〜0.3mm以下のモノフィラメントを使用して織成してなることを特徴とする。 【0006】本発明は、また前記インサイドベルトを有することを特徴とする腰裏、その腰裏を有することを特徴とするズボン又はスカートでもある。 【0007】 【発明の実施の態様】インサイドベルト(腰裏芯)は、幅20〜40mm程度、厚み0.5〜1mm程度である。女性用、カジュアル用軽衣料には幅の細いものを使用し、男性用重衣料には幅の太いものを使用する。 【0008】このインサイドベルトは、緯糸に直径0.05〜0.3mmのモノフィラメントを使用して織成する。モノフィラメントは、0.1〜0.2mm程度が好ましく、最も好ましいのは0.15前後のナイロンモノフィラメントである。経糸の素材は問わない。 【0009】このインサイドベルトを使用して腰裏を縫製する場合、腰裏の縫合が少なくとも部分的に環縫いであることが伸縮性を出す上で好ましい。また、腰裏の表布がストレッチ方向を有するように裁断されたものであることが好ましい。 【0010】この腰裏は、男性用重衣料に使用するとき、例えば、表面側において、インサイドベルト及び接着芯を表布が包み、裏面側において、上布と下布が縫い合わされて裏布を構成し、この裏布の背後に当て布を配置し、これらの表面側及び裏面側素材を縫い合わせてなるものとすることができる。 【0011】この腰裏を女性用、カジュアル用軽衣料に使用するとき、例えば、表面側において、インサイドベルト及び接着芯を表布が包み、裏面側において、表布がそのままズボン上端に取り付けてなるものとすることができる。 【0012】 【実施例】以下、添付の図面に基づき本発明の実施例を説明する。 【0013】第1実施例図1(a)は本発明第1実施例に係る腰裏2を取り付けた紳士重衣ズボンの上端部4を展開して外部から見た表面図、(b)は同裏面図である。図2は図1の矢方向に切断した断面及び斜視図である。 【0014】図2によると、腰裏2は、表面側と裏面側の2部材を縫合線Aにおいて縫い合わせてなる。 【0015】表面側においては、インサイドベルト(腰裏芯)6及び接着芯8を表布10が包みこんでいる。接着芯8の下部8aはズボン上端4に縫合線Bにおいて縫い合わされている。図示していないが、第2の接着芯をインサイドベルトの反対側に設けてもよい。 【0016】ここで、インサイドベルト6は幅33mmのベルト状の芯であり、次の各糸を織機で織り上げて製造される。 経糸 東レデュポン 「オペロン」420d 40本 東レ ウーリーナイロン 1本で70dのものを2本撚り合わせて1本としたもの 20本 緯糸 東レ ナイロンモノフィラメント 0.165mm【0017】裏面側においては、上布12と下布14が縫合線Cにおいて縫い合わされて裏布16を構成し、この裏布16の背後にレース状の当て布18が配置されている。表布10と裏布16は縫合線Aにおいて縫い合わされているが、縫合線Aの糸はインサイドベルト6には達していない。裏布16はバイヤスカットして伸縮性を持たせるようにする。もともとストレッチ性のある生地であれば必ずしもバイヤスカットの必要はない。裏布下布14の下端は数カ所でスボンに固定されるが、大部分は自由状態にある。 【0018】縫合線A,B,Cはそれぞれ環縫い(単環縫い又は二重環縫い)して伸縮性を持たせるのが好ましい。 【0019】腰裏2を裁断する素材反物が横ストレッチ生地であるとき、横方向に伸縮させるため、腰裏生地2Aは、図5に示すように、地の目に対して垂直方向に裁断する。一方、腰裏を裁断する素材反物が縦横ストレッチ生地であるとき、腰裏生地2Bは、図6に示すように、地の目方向に裁断する。 【0020】第2実施例図3(a)は本発明第2実施例に係る腰裏20を取り付けたカジュアル又はレディース軽衣ズボンの上端部22を展開して外部から見た表面図、(b)は同裏面図である。図4は図3の矢方向に切断した断面及び斜視図である。 【0021】図4によると、この腰裏20は、表面側において、インサイドベルト(腰裏芯)24及び接着芯26を表布28が包みこんでいる。図示していないが、第2の接着芯をインサイドベルトの反対側に設けてもよい。腰裏20上端は縫合線Dにおいて縫い合わされているが、縫合線Dはインサイドベルト24には達していない。裏面側においては、表布28がそのままズボン上端22に縫合線Eにおいて縫いつけられているが、縫合線Eはインサイドベルトには達していない。 【0022】ここで、インサイドベルトは幅24mmのベルト状の芯であり、次の各糸を織機で織り上げて製造される。 経糸 東レデュポン社「オペロン」420d 28本 東レウーリーナイロン 1本で70dのものを2本撚り合わせて1本としたもの 14本 緯糸 東レ「ナイロン」モノフィラメント 0.165mm【0023】縫合線D,Eはそれぞれ環縫い(単環縫い又は二重環縫い)して伸縮性を持たせるのが好ましい。 【0024】 【発明の効果】本発明によるインサイドベルトと、従来のゴムベルトとを比較した。実験は各試験片を4.0%、8.0%、16.0%伸長させ、それぞれの引っ張り・収縮時の応力を測定した。つかみ間隔は10cm、引っ張り速度は10cm/minである。 【0025】本発明のインサイドベルト【表1】
【0026】従来のゴムベルト【表2】
【0027】本発明によるインサイドベルトは、これらの表から分かるように、従来のゴムベルトと比較して、伸びやすく、縮みにくいという特性を有する。また、モノフィラメントを使用しているため洗濯を繰り返しても折れ目が付きにくい。したがって、優しく体にフィットするので腰裏の芯として最適である。 【0028】ささらに本発明の好ましい実施例では、腰裏に皺や弛みが出ないように、表面生地のストレッチ方向に合わせたり、縫合を環縫いとしたり、裏布をバイヤスカットとしたりしている。 【0029】これらの改良により、この腰裏を使用したズボンやスカートはウエスト部が適度な伸縮性を有するので、着心地がよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000114606 【氏名又は名称】モリト株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市中央区南本町4丁目2番4号
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| 【出願日】 |
平成13年12月12日(2001.12.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062498 【弁理士】 【氏名又は名称】竹内 卓 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−183919(P2003−183919A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月3日(2003.7.3) |
| 【出願番号】 |
特願2001−378188(P2001−378188) |
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