| 【発明の名称】 |
手 袋 |
| 【発明者】 |
【氏名】袴田 薫
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| 【要約】 |
【課題】ゴム状弾性シートにより形成された手袋を省力で容易に外すことができるようにする。
【解決手段】非通気性のゴム状弾性シートにより形成された手袋(1)において、前記手袋(1)の入口側の筒部(4)を内筒、外筒(4a)の二重にするとともに、内筒はその外端全周が外筒(4a)に気密に連結され、残余が前記外筒(4a)から分離されたシール筒(5)とし、前記外筒(4a)に外気の流入口(7)を設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】非通気性のゴム状弾性シートにより形成された手袋(1)において、前記手袋(1)の入口側の筒部(4)を内筒、外筒(4a)の二重にするとともに、内筒はその外端全周が外筒(4a)に気密に連結され、残余が前記外筒(4a)から分離されたシール筒(5)とし、前記外筒(4a)に外気の流入口(7)を設けたことを特徴とする手袋。 【請求項2】外筒(4a)に外気の流入口(7)を設けるとともに、該流入口(7)に外気の流入のみを許容する逆止弁(8)を設けたことを特徴とする請求項1記載の手袋。 【請求項3】筒部(4)の外端部に筒状の袖部(4b)を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の手袋。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、手術時、あるいは洗濯時等にはめて手の汚染、あるいは手の濡れ等を防止するゴム製の手袋に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の技術として、薄いゴムシートにより、各指が個別に嵌合する指袋部、手のひら、手の甲部が嵌合する手袋主体部、及び腕の下部が嵌合する筒部を連続して形成してなるゴム製の手袋があった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の手袋は、各指を含む手部及び腕下部を包囲するため、作業性を損なうことなく、手の汚染、あるいは濡れを防止することができる。しかしながら、資材が非通気性であるためこれを外す際には内部で真空部が発生し、容易に外すことができなかった。特に手術時に着用した手袋を外す際には、手袋に付着した汚染物に触れることなく外す必要があるが、これには補助者を必要とする等、手数がかかるとともに安全性が乏しくなるものであった。本発明は手袋内に外気が供給できるようにすることにより、上記不具合を解消した新規な手袋を得ることを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達成するために以下の如く構成したものである。即ち、請求項1に係る発明は、非通気性のゴム状弾性シートにより形成された手袋において、前記手袋の入口側の筒部を内筒、外筒の二重にするとともに、内筒はその外端全周が外筒に気密に連結され、残余が前記外筒から分離されたシール筒とし、前記外筒に外気の流入口を設ける構成にしたものである。請求項2に係る発明は、上記外筒に外気の流入口を設けるとともに、該流入口に外気の流入のみを許容する逆止弁を設けるようにしたものである。請求項3に係る発明は、上記筒部の外端部に筒状の袖部を設けるようにしたものである。 【0005】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に基いて説明する。図面において、図1は本発明の第1実施例を示す平面図、図2は図1のII-II断面図、図3は手袋内への外気供給初期状態を示す断面図、図4は手袋内への外気供給終期状態を示す断面図、図5は本発明の第2実施例を示す要部断面図である。 【0006】図1、図2において、1は非通気性のゴム状弾性シート、例えば薄いゴムシートにより形成された手袋であり、本例では左の手10をはめる手袋を示す。該手袋1は各指10aを個別に包囲する指袋部2、手のひら、手の甲部を包囲する手袋主体部3、及び腕10cの下部を包囲する筒部4が連続して形成されている。上記筒部4は手袋主体部3から延長する外筒4aと該外筒4a内に嵌合させたシール筒(内筒)5の二重構造とする。 【0007】上記シール筒5は非通気性のゴム状弾性シートにより、外端部5aから内端部5bに向かって次第に縮小するテーパー筒状に形成するとともに、その内端部5bの内径は着用者の手首10bの外径に略対応する径とし、外端部5aを上記外筒4aの外端から2cm〜3cm内方に位置させ、該外端部5aの全周を上記外筒4aの内周に気密に連結する。この連結は接着剤を介してまたは融着により行う。 【0008】上記外筒4aは外端側が次第に大径となるテーパー筒状とし、上記シール筒5の連結部6から外方に位置する外筒4aの縁部は一重の袖部4bとし、着用時にはこの袖部4bを引張ることにより、円滑に着用できるようにする。また、上記外筒4aに外気の流入口7を形成する。この流入口7は上記連結部6の直内方側に形成し、その内側に外気の流入のみを許容するリード弁形の逆止弁8を取り付ける。 【0009】図5は第2実施例を示す。このものは、前述した筒部4の外端部を内方に反転屈曲させ、この反転屈曲した内筒をシール筒5−1とし、上記屈曲した筒部4の端部に短尺な筒体状の袖部4a−1を連結したものである。なお、上記シール筒5−1の内端部5bの内径は着用者の手首10bの外径に略対応する径とする。このようにすれば、接着剤あるいは融着手段を用いることなくシール筒5−1が外筒4aに連結されることになり、該シール筒5−1のシール機能を高くすることができる。また、上記袖部4a−1は筒部4と同資材あるいは布材により形成する。その他は前述した第1実施例と同様となっている。 【0010】次に上記実施例の使用態様について説明する。まず、手袋1を着用する際には、該当する手10を筒部4から差込み、袖部4b(4b−1)を他方の手で引張って各指10aを所定の各指袋部2内にはめる。この場合、シール筒5(5−1)はその内端部5bが上記手10によって内方に押され、外筒4aの内面に重なった状態で着用者の腕部10cの下部を包囲することになる。 【0011】次に所定の作業が終了して上記手袋1を外す際には、図3に示すように、流入口7に空気供給用のノズル9を差込み、該ノズル9から手袋1内に空気を吹き込む、この吹き込みは着用者が口でノズルをくわえて吹き込むか、あるいは作業場に圧縮空気の供給設備を備えている場合はその吐出ノズル(図示省略)を上記流入口7に差し込んで上記手袋1内に空気を吹き込む。さすれば、同図に示すように、手袋1内の空気圧によってシール筒5(5−1)の内端側が着用者の腕部10cの周囲に密着して該手袋1内を密閉し、手袋1が空気圧によって膨張されて手10の周囲に空気室11が形成されることになる。 【0012】この状態で上記手袋1内に空気をさらに供給すると、図4に示すように、手袋1が手10に対して外方(図4において右方)に移動し、これに伴って上記シール筒5(5−1)の内端側が外筒4aに対して外方に折り曲げられ、その内端部5bが手首10bに達した時点で上記手袋1の外方への移動が規制されることになる。これにより各指10aが各指袋部2から離脱し、また、手袋1内に多量の空気が存在していることから、上記指袋部2の先端部をつまんでこれを軽く外方に引っ張れば、該手袋1が手10から容易に外れることになる。なお、本発明は前述した袖部4(4a−1)は半径方向外方に広がるフランジ状に、あるいは蛇腹筒状にしてもよい。また、袖部4a(4a−1)及びシール筒5(5−1)は筒部4を成形する際にこれと同時に成形するようにしてもよい。 【0013】 【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本願の請求項1に係る発明は、手袋の入口側の内周に外端が気密に連結されて内方に延びるシール筒を設け、これの外側に位置する外筒に外気の流入口を設ける構成にしたので、この流入口から手袋内に外気(空気)を供給することにより、該手袋を省力で容易に外すことができる。また、請求項2に係る発明は、上記流入口に外気の流入のみを許容する逆止弁を設けるようにしたので、人力による手袋内への空気の供給が容易に行えることになる。また、請求項3に係る発明は、上記筒部の外端部に筒状の袖部を設けるようにしたので、この袖部を引っ張ることにより、上記手袋の装着が容易に行えることになる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501484530 【氏名又は名称】袴田 薫
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| 【出願日】 |
平成13年12月17日(2001.12.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097700 【弁理士】 【氏名又は名称】増田 恒則
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| 【公開番号】 |
特開2003−183917(P2003−183917A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月3日(2003.7.3) |
| 【出願番号】 |
特願2001−382480(P2001−382480) |
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