| 【発明の名称】 |
衣 服 |
| 【発明者】 |
【氏名】大橋 賢久 【住所又は居所】愛知県名古屋市中村区名駅5丁目25番1号 株式会社ジャパーナ内
【氏名】森 和久 【住所又は居所】愛知県名古屋市中村区名駅5丁目25番1号 株式会社ジャパーナ内
【氏名】泉 清仁 【住所又は居所】愛知県名古屋市中村区名駅5丁目25番1号 株式会社ジャパーナ内
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| 【要約】 |
【課題】デザイン変更のために腕又は脚などに対応する構成部分を着脱可能に構成かつ交換可能とした衣服を提供すること。
【解決手段】左右の脚に対応する構成部分を、腰及び大腿部と対応する本体部分11と、膝及び膝下に対応するスネ部分12,13と、その下方の裾部分14,15とに分割し、それらの部分を互いにファスナーFにて着脱可能としたスキーウエアなどの衣服10であって、前記各構成部分中、前記スネ部分12,13に該当する部分のみを分離した後に裏返し、左右、前後又は上下を逆にすることで前記ファスナーFを用いて再度装着可能に構成した衣服。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 腕又は脚などに対応する構成部分を分離可能とし、さらに当該構成部分を裏返し、再度装着可能に構成したことを特徴とする衣服。 【請求項2】 腕又は脚などに対応する構成部分をファスナーを用いて分離可能とし、さらに当該構成部分を裏返し、左右、前後又は上下を逆にすることで再度装着可能に構成したことを特徴とする衣服。 【請求項3】 腕又は脚などに対応する構成部分を各々複数に分割し、ファスナーを用いて各部を分離可能とし、さらに当該構成部分中、肘又は膝に対応する一部分のみを裏返し、左右、前後又は上下を逆にすることで前記ファスナーを用いて再度装着可能に構成したことを特徴とする衣服。 【請求項4】 腕又は脚などに対応する構成部分は、裏返した際に模様・色彩などの特徴が表側と異なるものであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の衣服。 【請求項5】 左右の脚に対応する構成部分を、腰及び大腿部と対応する本体部分と、膝及び膝下に対応する膝下部分とに分割し、さらにその膝下部分を上下に分割して上側をスネ部分とし、下側を裾部分とし、それらの各部分を互いにファスナーにて着脱可能としたスキー用衣服であって、前記本体部分と膝下部分との分割位置を、ほぼ膝の皿の下に対応する位置乃至そこから約15cm上方の位置までの範囲から選択し、さらに、前記膝下部分における裾部分の分割位置を、裾の下端から約17cm乃至約27cm上方の位置までの範囲から選択し、前記各構成部分中、前記スネ部分に該当する部分のみを裏返し、左右、前後又は上下を逆にすることで前記ファスナーを用いて再度装着可能に構成したことを特徴とするスキー用衣服。 【請求項6】 前記スネ部分は、裏返した際に模様・色彩などの特徴が表側と異なるものであることを特徴とする請求項5に記載のスキー用衣服。 【請求項7】 左右の脚に対応する構成部分を、腰及び大腿部と対応する本体部分と、膝及び膝下に対応する膝下部分とに分割し、それらの各部分を互いにファスナーにて着脱可能としたスキー用衣服であって、前記膝下部分には、インナースパッツを表側及び裏側に装着可能とし、さらに裾の部分の表側及び裏側にエッジガードを設け、前記膝下部分を本体部分から分離して裏返した後、左右又は前後を逆にすることで前記ファスナーを用いて本体部分に再度装着可能に構成したことを特徴とするスキー用衣服。 【請求項8】 左右の腕又は左右の脚に対応する構成部分を各々上中下の3つの部分に分割し、その分割された部分を分離した後、その中央の部分のみを交換して再度装着可能に構成したことを特徴とする衣服。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術範囲】本発明は、スキーウエア(上着及びパンツの両者を含む)などの衣服に関するものであり、特に腕又は脚などに対応する構成部分を複数に分割し、分割された各部を外観上のデザインを変更するために着脱可能に構成したことを特徴とする衣服に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、特にスキーのモーグル競技に使用するスキーウエアにおいては、膝の素早い動きを採点者にアピールするため、膝の皿の下側(スネ)の部分に目立つデザイン(模様)が施されている。これは、モーグル競技の際の採点がコブ斜面を滑走する際のターン、ジャンプ(エア)及びタイムからなり、特にターンの採点比重が高く設定され、競技者が滑走する様子を採点者が斜面の下から見て判断するようになっているためである。 【0003】しかし、このようなモーグル競技が一般化し、普通のスキーヤーが多く参加するようになると、モーグル競技に適したデザインのスキーウエアと、普段のスキーに使用するのに適したシンプルなデザイン(特に現在流行中の無地のもの)のスキーウエアとを買いそろえるのは費用がかかるといった問題があり、又、二着のスキーウエアを持ち歩くのは荷物が増えて不便である。 【0004】そこで、スキーウエアのデザインの変更を図るために、従来知られている技術を用いるとすると、スキーウエア全体を裏返して使用すること(リバーシブル)が考えられる。 【0005】 【発明の解決しようとする課題】しかしながら、衣服全体を裏返すことは、衣服の表側と裏側に要求されている防水性・保温性などの特性が大きく異なるスキーウエアなどにおいては、実現不可能である。 【0006】また、スキーウエアとしての使用と、街中でのファッションを楽しみ得るデザインでの使用とを考慮したスキーパンツの技術としては、実公昭50−20809号(実願昭45−120558号)にて開示されているものが知られているが、このスキーパンツにおいては、必ず複数のパーツを必要とするばかりか、街中でのファッション向きの使用態様にてはスキーウエアとして使用できないという問題がある。 【0007】従って、上記の問題を解決するためには、腕又は脚などに対応する構成部分を着脱可能に構成し、その部分のみを裏返して使用することが考えられる。しかし、スキーパンツにおいては、スキー板のエッジによるウエアの損傷を防止するためのエッジガードが脚部の裾の表側の部分に固定されていたり、雪の侵入を防ぐためのインナースパッツが裾の部分に配置されているため、かかる部分を単に裏返してそのまま使用することはできない。 【0008】そこで、本発明の目的は、衣服の使用に際しての不都合を生じることなく、衣服のデザイン又は特性を簡単に変更するために、特に腕又は脚などに対応する構成部分を複数に分割した後、交換して再度着脱可能に構成した衣服を提供することにある。 【0009】本発明の他の目的は、衣服の使用に際しての不都合を生じることなく、衣服のデザインを簡単に変更するために、特に腕又は脚などに対応する構成部分を分離可能に分割し、裏返して再度装着可能に構成した衣服を提供することにある。 【0010】本発明の他の目的は、衣服の使用に際しての不都合を生じることなく、衣服のデザインを簡単に変更するために、特に腕又は脚などに対応する構成部分をファスナーを用いて分離可能に分割し、裏返して当該ファスナーを用いて再度装着可能に構成したスキーウエアなどの衣服を提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、本発明に係る衣服は、腕又は脚などに対応する構成部分を複数に分割し、それらを取り外してから交換して、又は裏返して再度装着可能に構成したことを特徴とするものである。 【0012】特に、請求項1に記載の衣服においては、「腕又は脚などに対応する構成部分を分離可能とし、さらに当該構成部分を裏返し、再度装着可能に構成したこと」をその特徴としている。 【0013】従って、腕又は脚などに対応する構成部分を分離させた後、裏返して再度装着することで、衣服のデザイン又は特性の変更が可能である。 【0014】請求項2に記載の衣服においては、「腕又は脚などに対応する構成部分をファスナーを用いて分離可能とし、さらに当該構成部分を裏返し、左右、前後又は上下を逆にすることで再度装着可能に構成したこと」を特徴としている。 【0015】これには、腕又は脚の全体を分離させて裏返し、再度装着する場合を含むものである。 【0016】従って、衣服の構成部分を簡単かつ確実に分離でき、さらにその分離された構成部分を裏返してそのまま使用することで再度装着可能であるため、余分なパーツを必要とせず、また、デザイン又は特性の変更を迅速に行うことができる。 【0017】請求項3に記載の衣服においては、「腕又は脚などに対応する構成部分を各々複数に分割し、ファスナーを用いて各部を分離可能とし、さらに当該構成部分中、肘又は膝に対応する一部分のみを裏返し、左右、前後又は上下を逆にすることで前記ファスナーを用いて再度装着可能に構成したこと」を特徴としている。 【0018】従って、使用状況に応じて特にデザイン又は特性を変更したい構成部分のみを分離させ、それらの構成部分をそのまま用いて再度装着することができる。さらに、肘又は膝の部分を分離するためのファスナーを開けることができるため、衣服を装着したままで、肘又は膝に装着しているサポーターなどの位置や強さを変更したり、それらのサポーターを着脱することもできる。 【0019】請求項4に記載の衣服においては、請求項1から3のいずれかに記載の衣服において、「腕又は脚などに対応する構成部分は、裏返した際に模様・色彩などの特徴が表側と異なるものであること」を特徴としている。 【0020】従って、衣服の腕又は脚などに対応する構成部分は、裏返した際に模様・色彩などの特徴が表側と異なるものであるため、腕又は脚などに対応する構成部分を裏返して交換することで、使用状況に応じ、特に外観上のデザインを簡単に変更できる。 【0021】請求項5に記載の衣服は、「左右の脚に対応する構成部分を、腰及び大腿部と対応する本体部分と、膝及び膝下に対応する膝下部分とに分割し、さらにその膝下部分を上下に分割して上側をスネ部分とし、下側を裾部分とし、それらの各部分を互いにファスナーにて着脱可能としたスキー用衣服であって、前記本体部分と膝下部分との分割位置を、ほぼ膝の皿の下に対応する位置乃至そこから約15cm上方の位置までの範囲から選択し、さらに、前記膝下部分における裾部分の分割位置を、裾の下端から約17cm乃至約27cm上方の位置までの範囲から選択し、前記各構成部分中、前記スネ部分に該当する部分のみを裏返し、左右、前後又は上下を逆にすることで前記ファスナーを用いて再度装着可能に構成したこと」を特徴とするスキー用衣服である。 【0022】従って、このようなサイズにて構成されたスネ部分を交換して装着することで、特にモーグル競技に際して膝の動きを採点者に強くアピールすることができるデザインのスキーウエアと、通常の使用の際に用いるシンプルなデザインのスキーウエアとを一着で簡単に提供できる。 【0023】これは、斜面の下からスキーヤーを見て滑走の採点をする際に、スネ部分が特に目立つため、スネ部分に目立つデザインを施すことで、膝の動きをはっきり見せることができるといったモーグル競技に適したスキーウエアとすることができるとの理由によるものである。 【0024】また、かかる構成により、裾部分に雪の侵入を防ぐためのインナースパッツを装着する余裕(長さ)を確保することができる。 【0025】さらに、膝の部分を分離するためのファスナーを開けることができるため、衣服を装着したままで、膝に装着しているサポーターなどの位置や強さを変更したり、それらのサポーターを着脱することもできる。 【0026】上記構成により、裾部分を裏返す必要がなく、そのままの位置で膝部分を使用できるため、裾部分に取り付けられるインナースパッツ及びエッジガードをそのまま使用でき、スキーウエアとしての特性を維持しつつ外観上のデザイン変更が可能となる。 【0027】請求項6に記載の衣服は、請求項5に記載のスキー用衣服において、「前記スネ部分は、裏返した際に模様・色彩などの特徴が表側と異なるものであること」を特徴とするものである。 【0028】従って、衣服の膝及び膝下に対応するスネ部分は、裏返した際に模様・色彩などの特徴が表側と異なるものであるため、スネ部分を裏返して交換することで、使用状況に応じ、特に外観上のデザインを簡単に変更できる。 【0029】請求項7に記載の衣服は、「左右の脚に対応する構成部分を、腰及び大腿部と対応する本体部分と、膝及び膝下に対応する膝下部分とに分割し、それらの各部分を互いにファスナーにて着脱可能としたスキー用衣服であって、前記膝下部分には、インナースパッツを表側及び裏側に装着可能とし、さらに裾の部分の表側及び裏側にエッジガードを設け、前記膝下部分を本体部分から分離して裏返した後、左右又は前後を逆にすることで前記ファスナーを用いて本体部分に再度装着可能に構成したこと」を特徴とするスキー用衣服である。 【0030】従って、膝下部分を裏返しても裾の部分にはエッジガードが常に設けられており、さらに、膝下部分を裏返した際に、表側になってしまうインナースパッツを取り外し、再度裏側へ装着して用いることができ、スキー用衣服として必要な性能を維持することができる。 【0031】特に、請求項8に記載の衣服においては、「左右の腕又は左右の脚に対応する構成部分を各々上中下の3つの部分に分割し、その分割された部分を分離した後、その中央の部分のみを交換して再度装着可能に構成したこと」をその特徴としている。 【0032】従って、衣服の複数に分割された各部分の内、中央の部分のみを取り外して交換することで、衣服のデザイン又は特性の変更が容易に可能である。この場合、腕又は脚の分割された上と下の部分はそのまま用いる。そして、交換される衣服の中央の部分は、そのまま使用する場合と、別途用意した別のものを使用する場合がある。 【0033】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る衣服をスキーウエアのパンツに具体化した好適な実施の形態について図1から図7に従って説明する。 【0034】本発明に係るスキーウエアのパンツ10は、左右の脚に対応する構成部分を各々複数(上中下3つの部分)に分割し、スライド式のファスナーFを用いて各部分を分離及び装着可能としている。 【0035】即ち、パンツ10は、腰と大腿部に対応する本体部分11と、左右の膝及び膝の下側に対応する膝下部分とに分割しており、さらに、その膝下部分を上下に分割して上側をスネ部分12,13とし、その下側を裾部分14,15としている。そして、それらの分割された各部分11〜15は、ファスナーFを用いて互いに着脱可能に連結されている。 【0036】このスライド式のファスナーFは、装着の際の裏表が定められているタイプのファスナーであって、スライダを用いて表側からも裏側からも開け閉め可能なものを用いており、その取付状態は、図2の例1に示すように、左右の脚の各部分においてそれぞれ表向き及び裏向きが設定されている。 【0037】さらに、図4に示すように、ファスナーFのスライダは、ファスナーFを閉じた状態で脚の外側に配置されるようになっている。その理由は、ファスナーFを閉じた状態でスライダが脚の内側にあると、滑走中にスライダ同士が当たり、違和感を感じたり、パンツ10に傷を付けたりするので、そのような弊害を防止するためである。 【0038】また、図3に示すように、ファスナーFの取付位置の外側に対応する上方位置には、ファスナーFが直接外部から見えないように、かつ、雪が内部に侵入しないように、ファスナーFをカバーするカバーCが設けられている。 【0039】ファスナーFの取付位置の内側にも、ファスナーFが直接肌に触れないように、ファスナーFをカバーするカバーCが設けられている。これらのカバーCは、パンツ10を構成する各部分の布地を下方へ延長することで設けられている。尚、この内側のカバーCは、ファスナーFの結合端部に対応する位置において、上下に切り込みが設けられ、ファスナーFの着脱作業を行いやすいようにしている。 【0040】前記膝及び膝下に対応するスネ部分12,13の表側のデザインは、他の部分11,14,15とは大きく異なる色彩及び模様の布を用いることで構成されている。 【0041】さらに、本実施例のスネ部分12,13の前面に施された模様を構成する素材は、パンツ10の他の部分を構成する表側の生地よりも柔軟な素材を選択している。これは、パンツ10の他の部分を構成する表側の生地が比較的厚く柔軟性に欠けることから、そのような生地を二重に使用することから生じる弊害を緩和し、膝及び膝下の部分の柔軟性を向上させ、特にその模様が施された側が内側にされたときにも衣服の装着感を柔らかいものとするためである。 【0042】一方、前記スネ部分12,13の裏側は、他の部分11,14,15と同一の色彩にて構成されている。しかしながら、このスネ部分12,13の表側と裏側の防水性、耐久性などの特性は、どちら側を表側として用いても裏側として用いてもスキーウエアとしての使用に適するように構成されている。 【0043】前記膝下部分の下側の裾部分14,15は、その表側の内側面にスキーエッジによる衣服の損傷を防止するための樹脂製のエッジガードGが固定されている。さらに、裾部分14,15の内側には、裾からの雪の侵入を防止するためのインナースパッツSが配設されている。従って、この裾部分14,15は、基本的に裏返して使用することはできない。 【0044】このように構成されたパンツ10の使用方法について説明する。 【0045】前記膝下のスネ部分12,13は、その表側が他の部分11,14,15とは大きく異なる色彩及び模様にて構成されており、モーグル競技の際などにおいて、膝のダイナミックな動きを強調したい場合に適した膝及び膝下の部分を目立たせるパンツとなっている。 【0046】一方、前記スネ部分12,13の裏側は、他の部分11,14,15と同一の無地の色彩にて構成されており、スネ部分12,13の裏側を表にして使用することで、現在流行中のシンプルな無地のパンツとすることができる。 【0047】そこで、このようにパンツ10の外観上のデザインを変更したい場合には、図1(b)に示すように、まず、パンツ10の前記スネ部分12,13の上下のファスナーFによる連結を解除して本体部分11及び裾部分14,15から分離する(図4参照)。 【0048】次に、図5及び図6(a)に示すように、分離したスネ部分12,13を裏返した後、図6に示すように左右を逆にする。そして、図7に示すように前記ファスナーFを用いて再度本体部分11へ装着し、さらに、裾部分14,15を装着する。 【0049】上記の手順にて膝及び膝下の部分を目立たせることができるパンツを、そのスキーウエアとしての特性を維持しつつ、簡単に、シンプルなデザインのパンツ10とすることが可能となる。 【0050】即ち、上記のように構成された本実施例のスキーウエアのパンツ10は、スネ部分12,13のみを裏返して(左右逆に用いて)そのまま使用できるようにしているだけであるため、デザインを変更しても、本体部分11及び裾部分14,15は元の状態で使用でき、スキーウエアとしての全体の防水性、耐久性、強度などの特性をそのまま維持することができる。 【0051】さらに、本実施例のパンツ10においては、上記のデザインの変更に際して別途余分なファスナーなどの連結手段を設ける必要もない。 【0052】尚、前記実施例のパンツ10用として、スネ部分12,13を複数組用意すれば、スネ部分12,13を交換するとともに、さらにそれらの表側と裏側を用いることで、デザイン変更のバリエーションを簡単に大きく高めることができる。 【0053】また、裾部分14,15を複数組用意しても、それらを交換してスネ部分12,13と組み合わせて用いることで、裾部分14,15をも含めたデザイン変更のバリエーションを飛躍的に高めることができる。 【0054】本発明の衣服(パンツ)は、モーグル競技用のスキーウエアとして実施する場合においては、図3に示す寸法に従って構成するとよい。即ち、審査の際に目立つ位置にデザインを付加することができるようにするとともに、インナースパッツSの取付位置を確保し、さらに当該インナースパッツSの使用時におけるゆとりを確保するために、前記本体部分11とスネ部分12,13とのファスナーFによる分割位置を、膝の皿の下に対応する位置乃至そこから約15cm上方の位置までの範囲から選択し、さらに、前記スネ部分12,13と裾部分14,15との分割位置を、裾の下端から約17cm乃至約27cmまでの範囲から選択することが好ましい。 【0055】そこで、本実施例のパンツ10においては、前記本体部分11とスネ部分12,13との分割位置を、膝の皿の下に対応する位置から約8cm上方の位置とし、さらに、前記スネ部分12,13と裾部分14,15との分割位置を、裾の下端から約22cmとしている。 【0056】尚、通常サイズのパンツにおいて、膝の皿の下の部分は、図3に示すように股下から裾の下端までの長さの約半分の位置に該当し、この部分から上方へ15cm程度までの位置が前記本体部分11とスネ部分12,13との分割位置として好ましい範囲である。 【0057】本実施例のパンツ10としては、ファスナーFの取り付けを図2における例1のようにしたが、図2に示す例2のようにファスナーFを取り付けて実施してもよい。 【0058】尚、本実施例においては、連結の際に裏表の定まっているスライド式のファスナーを用いているため、裏返した後に、左右のスネ部分を入れ替えて装着するようにしたが、連結の際に裏表の定まっていない両用タイプのファスナーにあっては、スネ部分を裏返した後、左右のスネ部分を入れ替えて装着してもよいし、左右を入れ替えることなくスネ部分の前後の向きを入れ替えて装着してもよい。 【0059】また、スネ部分の上端と下端の幅(太さ)が同じ又は大きく相違しないパンツにおいては、裏返した後に、上下を入れ替えることで装着するようにしてもよい(図2に示す交換方法参照)。 【0060】本発明に係る衣服としてのスキーウエアのパンツ10は、本体部分11とスネ部分12,13との間で脚を分割しており、パンツ10を脱ぐことなくファスナーFを開くことで、パンツ10内部において膝に装着しているサポートバンドなどの位置や強さを調整したり、サポートバンドを着脱することができるという利便性をも備えたものとなる。 【0061】本実施例のパンツ10の変形例としては、図8に示すパンツ20及び図9に示すパンツ30が考えられる。 【0062】図8に示す実施例のスキーウエアのパンツ20は、左右の脚に対応する構成部分を各々複数(上下2つ)に分割し、ファスナーFを用いて各部分を分離及び装着可能としている。 【0063】即ち、パンツ20は、腰と大腿部に対応する本体部分21と、左右の膝及び膝の下側に対応する膝下部分22,23とに分割しており、それらの分割された各部分21〜23は、ファスナーFを用いて互いに着脱可能に連結されている。 【0064】このファスナーFは、装着の際の裏表が定められているタイプのファスナーであって、スライダを用いて表側からも裏側からも開け閉め可能なものを用いている。そして、そのファスナーFの取付状態は、左右の脚で異なるように、(表向き及び裏向)設定されている。 【0065】そして、前記本体部分21は、その下端に裾まで延びるインナースパッツSが固定されており、膝下部分22,23を取り外して裏返した後、膝下部分22,23の左右を交換して再度本体部分21に装着することができるようになっている。 【0066】この膝下部分22,23は、その裾の部分の表側と裏側にエッジガードGが取り付けられているため、裏返して使用しても裾の部分に傷が付きにくいようになっている。 【0067】次に、図9に示す実施例のスキーウエアのパンツ30は、左右の脚に対応する構成部分を各々複数(上下2つ)に分割し、ファスナーFを用いて各部分を分離及び装着可能としている。 【0068】即ち、パンツ30は、腰と大腿部に対応する本体部分31と、左右の膝及び膝の下側に対応する膝下部分32,33とに分割しており、それらの分割された各部分31〜33は、ファスナーFを用いて互いに着脱可能に連結されている。 【0069】このファスナーFは、装着の際の裏表が定められているタイプのファスナーであって、スライダを用いて表側からも裏側からも開け閉め可能なものを用いている。そして、そのファスナーFの取付状態は、左右の脚でそれぞれ異なるように、一方の脚が表向きで他方の脚が裏向に設定されている。 【0070】さらに、前記膝下部分32,33は、その内側に裾まで延びるインナースパッツSがファスナーFを用いて着脱可能に装着されている。そして、このパンツ30は、その膝下部分32,33を取り外して裏返した後、左右を交換して再度本体部分31に装着することができるようになっている。 【0071】ここで、膝下部分32,33を裏返すと、裏側に取り付けられていた前記インナースパッツSが表側になってしまうため、これをファスナーFを用いて取り外し、膝下部分32,33の裏側に再度装着する。このため、前記膝下部分32,33のほぼ中央部には、表側と裏側にインナースパッツS取付用のファスナーFが固定されている。 【0072】この膝下部分32,33は、その裾の部分の内側と外側にエッジガードGが取り付けられているため、裏返して使用しても裾の部分に傷が付きにくいようになっている。 【0073】次に、本発明に係る衣服をスキーウエアの上着(ジャケット)に具体化した他の実施例について、図10及び図11に従って説明する。 【0074】本実施例の上着40は、図10に示すように、胴体部に対応する本体部分41と、左右の肘の部分に対応する肘部分42,43と、左右の手首の部分に対応する袖口部分44,45とを有している。 【0075】即ち、本実施例の上着40は、左右の腕に対応する部分が上中下の3つの部分に分割されており、分割された各部分41〜45は、ファスナーFにて互いに着脱可能となっている。 【0076】前記肘に対応する肘部分42,43の表側は、他の部分41,44,45とは大きく異なる色彩及び模様にて構成されている。 【0077】一方、前記肘に対応する肘部分42,43の裏側は、他の部分41,44,45と同一の色彩にて構成されている。しかしながら、この肘部分42,43の表側と裏側の防水性、耐久性などの特性は、どちら側を表側として用いても裏側として用いても、スキーウエアとしての使用に適するように構成されている。 【0078】前記手首に対応する袖口部分44,45は、その表側に手首を締めるためのベルトBが固定されている。従って、この袖口部分44,45は、基本的に裏返して使用することはできない。 【0079】このように構成された上着40の使用方法について説明する。 【0080】前記肘に対応する肘部分42,43は、その表側が他の部分41,44,45とは大きく異なる色彩及び模様にて構成されており、肘の動きを強調したい場合に適した、肘の部分を目立たせる上着となっている。 【0081】一方、前記肘に対応する肘部分42,43の裏側は、他の部分41,44,45と同一の色彩にて構成されており、肘部分42,43の裏側を表にして使用することで、現在流行中のシンプルな色調の上着とすることができる。 【0082】そこで、上着40の外観上のデザインを変更したい場合には、まず、上着40の前記肘部分42,43のファスナーFによる連結を解除して本体部分41及び袖口部分44,45から分離する。 【0083】次に、分離した袖口部分42,43を裏返した後、左右を逆にすることで前記ファスナーFを用いて再度本体部分41へ装着し、さらに、袖口部分44,45を装着する。 【0084】上記の手順にて肘の部分を目立たせることができる上着を、そのスキーウエアとしての特性を維持しつつ、簡単に、シンプルな色調の上着とすることが可能となる。 【0085】即ち、上記のように構成された本実施例のスキーウエアの上着40は、肘部分42,43のみを裏返して(左右逆に用いて)使用できるようにしているだけであるため、デザインを変更しても、本体部分41及び袖口部分44,45はそのままの状態で使用でき、スキーウエアとしての全体の防水性、耐久性、強度などの特性をそのまま維持することができる。 【0086】本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、衣服の分割された各部分11〜15,21〜23,31〜33,41〜45を互いに連結する手段として、面ファスナー、ボタン、ホックなどを用いて実施してもよい。 【0087】また、衣服の腕又は脚を分割する位置及び分割する数を適宜増やしたり減らして実施してもよい。例えば、腕の肘の上部又は肩口において分割したり、脚の大腿部又は股下において分割して実施してもよい。 【0088】さらに、裏返す部分(膝部分又は肘部分)の表側又は裏側に個人又はチームなどを識別するための特定の色、番号、文字、図形その他のマークなどを付して各種競技に使用できるようにして実施してもよい。この場合、競技会用のユニフォームとして使用することができる。 【0089】また、裏返す部分(膝又は肘などに対応する部分)の表側又は裏側にのみ夜間の使用に適した夜光性又は蛍光性を有する素材又は染料などを用いて実施してもよい。この場合、夜間でのスポーツ、競技又は外出の際の視認性及び安全性を高めることもできる。 【0090】 【発明の効果】本発明の衣服においては、腕又は脚の構成部分を分割して着脱可能としたことによって、衣服の特性を維持しつつ簡単かつ迅速に部分的なデザインを変更することができるという優れた効果を奏する。特に、複数に分割した構成部分を分離した後、裏返して用いる(場合によってはさらに左右を入れ替えて用いる)ことで、衣服の構成部品を増すことなく、衣服の使用の際のシチュエーションに応じて衣服のデザイン変更を可能とすることができるという独自の優れた効果を奏する。 【0091】特に、本発明の請求項1に記載の衣服においては、腕又は脚などに対応する構成部分を分離させた後、裏返して再度装着することで、衣服のデザイン又は特性を簡単に変更することができる。 【0092】請求項2に記載の衣服においては、衣服の構成部分を簡単かつ確実に分離でき、さらにその分離された構成部分を裏返してそのまま使用することで再度装着可能であるため、余分なパーツを必要とせず、また、デザイン又は特性の変更を迅速に行うことができる。 【0093】請求項3に記載の衣服においては、使用状況に応じて特にデザイン又は特性を変更したい構成部分のみを分離させ、それらの構成部分をそのまま用いて再度装着することができる。さらに、肘又は膝の部分を分離するためのファスナーを開けることができるため、衣服を装着したままで、肘又は膝に装着しているサポーターなどの位置や強さを変更したり、それらのサポーターを着脱することもできるという優れた効果を奏する。 【0094】請求項4に記載の衣服においては、請求項1から3のいずれかに記載の衣服における効果に加え、衣服の腕又は脚などに対応する構成部分を裏返した際にその構成部分の模様・色彩などの特徴が表側と異なるものであるため、腕又は脚などに対応する構成部分を裏返して交換することで、使用状況に応じ、特に外観上のデザインを簡単に変更できるという優れた効果を奏する。 【0095】請求項5に記載の衣服は、上記のサイズにて構成されたスネ部分を交換して装着することで、特にモーグル競技に際して膝の動きを採点者に強くアピールすることができるデザインのスキーウエアと、通常の使用の際に用いるシンプルなデザインのスキーウエアとを一着で簡単に提供できる。 【0096】また、かかる構成により、裾部分に雪の侵入を防ぐためのインナースパッツを装着する余裕(長さ)を確保することができる。 【0097】さらに、膝の部分を分離するためのファスナーを開けることができるため、衣服を装着したままで、膝に装着しているサポーターなどの位置や強さを変更したり、それらのサポーターを着脱することもできる。 【0098】上記構成により、裾部分を裏返す必要がなく、そのままの位置で膝部分を使用できるため、裾部分に取り付けられるインナースパッツ及びエッジガードをそのまま使用でき、スキーウエアとしての特性を維持しつつ外観上のデザイン変更が可能となる。 【0099】請求項6に記載の衣服は、請求項5に記載のスキー用衣服における効果に加え、衣服の膝及び膝下に対応するスネ部分が裏返した際に模様・色彩などの特徴が表側と異なるものであるため、スネ部分を裏返して交換することで、使用状況に応じ、特に外観上のデザインを簡単に変更できるという優れた効果を奏する。 【0100】請求項7に記載の衣服は、膝下部分を裏返しても裾の部分にはエッジガードが常に設けられており、さらに、膝下部分を裏返した際に、表側になってしまうインナースパッツを取り外し、再度裏側へ装着して用いることができ、スキー用衣服として必要な性能を維持することができるという優れた独自の効果を奏する。 【0101】本発明の請求項8に記載の衣服においては、衣服の複数に分割された腕又は脚の中央の部分のみを取り外して交換することで、衣服のデザイン又は特性の変更を容易に行うことができる。この場合、腕又は脚の上部及び下部の構成部分はそのまま使用できるため、これらの部分に必要な衣服の特性をそのまま維持することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591115763 【氏名又は名称】株式会社ジャパーナ 【住所又は居所】愛知県名古屋市中村区名駅5丁目25番1号
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| 【出願日】 |
平成13年12月14日(2001.12.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083932 【弁理士】 【氏名又は名称】廣江 武典
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| 【公開番号】 |
特開2003−183908(P2003−183908A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月3日(2003.7.3) |
| 【出願番号】 |
特願2001−381813(P2001−381813) |
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