| 【発明の名称】 |
膝掛けカバー |
| 【発明者】 |
【氏名】中澤 幸子 【住所又は居所】愛知県春日井市王子町1番地 王子製紙株式会社春日井工場内
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| 【要約】 |
【課題】装脱着が簡便で、汚れ防止効果が高く、好適に使用される膝掛けカバーを提供する。
【解決手段】撥水性のシートであって、着用者が椅子などに着席した状態において、少なくとも着用者の下半身及び椅子の前面から側面にかけて覆って、着用者の腰部背面に着用者の腰周りと椅子を囲んだシートを接合するための接合部を有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 撥水性のシートからなる膝掛けカバーであって、前記カバーは、着用者が椅子などに着席した状態において、少なくとも着用者の下半身及び椅子の前面から側面にかけての部分を覆う長さ寸法と幅寸法を有し、さらに、着用者の腰周りと椅子を囲む腰周り部を有し、且つ、前記腰周り部の少なくとも一部に、着用者の腰周りと椅子を囲んだカバーを接合するための接合部を有することを特徴とする膝掛けカバー。 【請求項2】 前記接合部が機械的接合手段からなることを特徴とする請求項1記載の膝掛けカバー。 【請求項3】 前記接合部がひも状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の膝掛けカバー。 【請求項4】 前記カバーにさらに涎掛け部分が一体的に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の膝掛けカバー。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、装脱着が簡便で、汚れ防止効果が高く、好適に使用される膝(ひざ)掛けカバーに関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、食事時に食べこぼしの多い人に対して涎(よだれ)掛けタイプのエプロンを着用することは一般的に行われており、色々なタイプの涎掛けタイプのエプロンが考案され、発売されている。また、膝掛けとしては、実開平4−25812号公報で、吸水性のシートと撥水性のシートを貼り合わせたものが開示されているが、表面を吸水性シートにすることで高価なものとなり、安価に製造できない。また、着用者自身の腰周り寸法しか想定されていない為、着用者の椅子部分を覆うことが出来ずに、椅子の汚れを防止できなかった。さらに、実開平5―37912号公報では、膝掛けをクリップで着用者の衣服に留めることを特徴とする膝掛けを開示しているが、やはり着用者の前面膝部分しかカバーできず、着用者の側面や椅子部分の汚れを防止できなかった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の涎掛けタイプのエプロンは、着用者によっては食べこぼしを十分にカバーできず、着用者の衣類や椅子を汚してしまうことがあった。特に、この様な涎掛けタイプのエプロンの着用者は、身体が不自由である場合が多く、車椅子を使用して、車椅子のまま食事をすることが多い。したがって、この様な場合に食事をこぼしてしまうと車椅子を汚してしまうことになるが、車椅子は通常の椅子と異なり形が複雑なため、掃除がし難く、さらに残滓により不衛生になるという問題を有していた。 【0004】本発明の目的は、上記従来の涎掛けタイプのエプロンの有する問題点を改善し、着用者の食べこぼした場合であっても、着用者の着衣や椅子を汚さず、着用者の動きを妨げることなく装着感にも優れ、着脱が容易であり、また、製造が容易であって、安価に供給出来る膝掛けカバーを提供するものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記従来の膝掛けカバーの有する問題点を解決するための本発明は、以下の各発明を包含する。 (1)撥水性のシートからなる膝掛けカバーであって、前記カバーは、着用者が椅子などに着席した状態において、少なくとも着用者の下半身及び椅子の前面から側面にかけての部分を覆う長さ寸法と幅寸法を有し、さらに、着用者の腰周りと椅子を囲む腰周り部を有し、且つ、前記腰周り部の少なくとも一部に、着用者の腰周りと椅子を囲んだカバーを接合するための接合部を有することを特徴とする膝掛けカバー。 【0006】(2)前記接合部が機械的接合手段からなることを特徴とする(1)項記載の膝掛けカバー。 【0007】(3)前記接合部がひも状に形成されていることを特徴とする(1)項記載の膝掛けカバー。 【0008】(4)前記カバーにさらに涎掛け部分が一体的に形成されていることを特徴とする(1)項〜(3)項のいずれかに記載の膝掛けカバー。 【0009】(5)前記撥水性のシートが撥水性の不織布からなることを特徴とする(1)項〜(4)項のいずれかに記載の膝掛けカバー。 【0010】(6)前記撥水性のシートが撥水性の紙からなることを特徴とする(1)項〜(4)項のいずれかに記載の膝掛けカバー。 【0011】 【発明の実施の形態】本発明の膝掛けカバーは、着用者が椅子などに着席した状態において、少なくとも着用者の下半身全体及び椅子の前面及び側面を覆うことができる大きさであることに特徴があり、食べこぼしがあっても着衣や椅子を汚すことがない。また、カバーを形成するシートが撥水性であることから、食べこぼしが染み出して着衣や椅子を汚すことも防止できる。さらに、カバーの腰周り部に、着用者の腰周りと椅子を囲んだカバーが接合される部分を有していることで、着用者の動きを妨げることなく、また動きに対してもずれることなく装着される為、着用感に優れ、着脱が容易である。また、この様な膝掛けカバーは、さらに、素材を選択することで製造は容易であり、安価に供給可能である。 【0012】本発明において使用される撥水性のシートは、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン等の単体、またはポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン等の2成分以上からなる複合体等が例示されるが、特に制限をうけるものではない。また、表面側、裏面側で異なる成分から構成されるシートの貼り合わせでも良く、一方が吸液性のシートであっても良い。 【0013】また、非通気性のシートでも良いが、通気性のシートでも良く、液体を簡単に透過させることがなければ、通常食事用エプロンや紙おむつ、雨具などの衣類で使用されている液不透過性の素材を使用することも可能である。さらに、撥水性の高い不織布や紙を使用することも可能であり、このような素材を使用することにより、膝掛けカバーを安価に製造することが可能であり、使用後にそのまま廃棄することもできる。 【0014】本発明の膝掛けカバーは、少なくとも、着用者の下半身及び椅子の前面から側面に掛けての部分を覆う大きさが必要であり、さらに椅子の背面全体まで覆う大きさがあっても良く、また、着用者の体型によって、実際のシートの大きさは異なっても良い。また、着用者の前面を覆う涎掛け部分を一体的に設けても良い。 【0015】 【実施例】以下、図面により、本発明の膝掛けカバーを詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 【0016】図1は、本発明の膝掛けカバー2を装着した状態を示す前面図である。膝掛けカバー2は、着用者の下半身全体及び椅子の前面から側部にかけての部分を覆っている。この状態でさらに、図1で示したような通常の涎掛けタイプの食事用エプロンを装着し、食事をした場合、たとえ食事用エプロンから外れて食事をこぼしたとしても、着用者の下半身の衣服や椅子を汚すことはない。 【0017】図2は、図1に示す膝掛けカバー2を装着した状態を示す背面図である。膝掛けカバー2は、腰周り部に設けた接合部3により、着用者の背面で一部重ね合わされて、接合されている。図面で示したように、着用者の椅子背面の1箇所で重ね合わせるだけで、着用者の下半身及び椅子の前面から側面にかけての部分を覆うことができるので、非常に簡便である。また、着用者の動きを妨げることなく、また動きに対してもずれることなく装着される為、着用感に優れ、着脱が容易である。 【0018】本実施例では、膝掛けカバーは着用者の背面を覆っていないが、背面全体を覆う大きさがあっても良い。また、接合部も、機械的接合手段により形成しいても良く、あるいは、紐状に形成しても良い。また、接合部は1箇所設けても良く、あるいは、2箇所以上設けても良く、特に限定されるものではない。 【0019】図3は、図1及び図2に示す膝掛けカバー2の平面展開図である。図3において、膝掛けカバー2は矩形状に形成され、一方の長辺部近傍の長手方向中央部に切り欠き部6が形成されて腰周り部7が形成され、さらに、腰周り部7の端部に接合部3が形成されている。また、膝掛けカバー2は、A1の長さを有する着用者の前面を覆う部分と、A2の長さを有する着用者の側部を覆う部分と、Bの長さを有する腰周り部7からなり、A1は少なくとも着用者の腰部から足首までの下半身を覆う長さが必要であり、A2は着用者の側部及び椅子の側部を覆う長さが必要であり、さらにBは椅子の背面部を含む着用者の腰周りを囲む長さが必要である。この場合、A1とA2は、同じ長さであっても良く、異なる長さであっても良い。さらに、接合部3は、着用者の腰周りを囲むカバーの左右両端部が重ね合わされて接合されることが好ましく、着用者の体形に応じて重ね合わせ部分の長さを調節できることが好ましい。また、接合部3としては、面ファスナーのようなメカニカルファスニングシステムが有利に用いられるが、紐状に形成されたものであっても良く、その他、ボタンやフォックなども用いることができる。また、接合部分は、向い合う形で形成されていても良く、あるいは、平行に形成されていても良く、さらにハの字型に形成されていても良い。 【0020】図4は、図3とは異なる例を示す、図1及び図2に示す膝掛けカバーの平面展開図である。図4において、膝掛けカバー2は楕円形状に形成されており、短軸方向の一方の周縁部近傍に切り欠き部6が形成されて腰周り部7が形成されている。 【0021】図5は、図3及び図4とは異なる例を示す、図1及び図2に示す膝掛けカバーの平面展開図である。図5において、膝掛けカバー2は長方形状に形成されており、着用者の前面を覆う部分であるA1と、着用者の側部を覆う部分であるA2とは同じ長さになっており、また、長辺全体が腰周り部7となっており、腰周り部7の両端部に接合部3が形成されている。 【0022】図6は、図3、図4及び図5とは異なる例を示す腰掛けカバー2の平面展開図である。図6において、膝掛けカバー2は、腰周り部7を形成すると共に涎掛け部分4が一体的に形成されている。本実施例の膝掛けカバーを使用することにより、食事の際、膝掛けカバーの他に別途食事用エプロンをする必要がなく、1枚で着用者全体をカバーできる為、非常に簡便である。また形が単純であることから製造が容易であり、素材を廃棄する部分が少ないことから、安価に製造可能である。 【0023】本発明の膝掛けカバーはポリエステルなどで形成された洗濯性に優れる製品であっても良いが、紙や不織布などで形成された使い捨て製品であっても良い。前者は経済性に優れており汎用性があるが、外出時などは後者のものが簡便である。 【0024】図7は、従来の涎掛けタイプの食事用エプロン1を装着した状態を示す前面図である。着用者は食事用エプロンを掛け、エプロンの垂先をテーブルの上に乗せ、その上に皿を乗せて、食事を口に持っていく際にも、服の上にこぼさないように工夫をしている。しかし、水分の多いものをこぼしてしまった場合など、着用者の食事の仕方によっては、エプロンから食事がこぼれ、着用者の衣服や椅子を汚してしまうことがあった。 【0025】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の膝掛けカバーは、着用者が椅子などに着席した状態において、少なくとも着用者の下半身及び椅子の前面から側面にかけての部分を覆うことができる大きさであることに特徴があり、食べこぼしがあっても着衣や椅子を汚すことがない。また、シートが撥水性であることから、食べこぼしが染み出して着衣や椅子を汚すことも防止できる。さらに、少なくとも着用者の腰部背面で、着用者の椅子を包む形で左右のシートが接合される部分を有していることで、着用者の動きを妨げることなく、また動きに対してもずれることなく装着される為、着用感に優れ、着脱が容易である。一方、製造は容易であり、安価に供給可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000122298 【氏名又は名称】王子製紙株式会社 【住所又は居所】東京都中央区銀座4丁目7番5号
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| 【出願日】 |
平成13年11月13日(2001.11.13) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−155610(P2003−155610A) |
| 【公開日】 |
平成15年5月30日(2003.5.30) |
| 【出願番号】 |
特願2001−347681(P2001−347681) |
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