| 【発明の名称】 |
上下一体型服 |
| 【発明者】 |
【氏名】山野 隆 【住所又は居所】長崎県長崎市宝栄町1番20号 スター服装株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】上下一体型服の片側の上衣及びズボンを全開閉自在にすると共に他側のズボン側を全開閉自在にすることにより、例え靴を履いた状態でも極めて短時間に着脱することのできる上下一体型服を提供することにある。
【解決手段】上衣2及びズボン3が一体となった上下一体型服1の片側の上衣前身側2aからズボン側面3aにわたって全開閉自在なファスナー4を取り付け、上下一体型服1の片側の上衣2及びズボン3を全開閉自在にすると共に、上下一体型服1の他側のズボン側面3bに全開閉自在なファスナー5を取り付け、上下一体型服1の他側のズボン3を全開閉自在にする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上衣及びズボンが一体となった上下一体型服の片側の上衣前身側からズボン側面にわたって全開閉自在なファスナーを取り付け、上下一体型服の片側の上衣及びズボンを全開閉自在にすると共に、上下一体型服の他側のズボン側面に全開閉自在なファスナーを取り付け、上下一体型服の他側のズボンを全開閉自在にすることを特徴とする上下一体型服。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、例えば雨具、保護服、スポーツ服などとして使用され、上衣とズボンが一体となった上下一体型服に係り、特に、上下一体型服の片側の上衣及びズボンを全開閉自在にすると共に他側のズボン側を全開閉自在にすることにより、例え靴を履いた状態でも極めて短時間に着脱が容易な上下一体型服に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、上衣とズボンが別体からなる雨具、上衣とズボンが一体になった雨具や保護服、スポーツ服などの上下一体型服が知られている。また、これらの雨具や保護服、スポーツ服などを着用及び脱ぐ場合、靴を脱いでいる場合も多い。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上衣とズボンが別体からなる雨具にあっては、急に雨などが降って雨具をスーツの上に着用する必要が生じた場合、上衣とズボンの雨具を短時間に着用するのが困難である。即ち。ズボンを着用する場合、靴が邪魔になって極めて短時間に着用できない。また、長崎のように坂が多い地形では、営業マンはバイクを使って営業しているが、雨天時、雨具を着たままお客を訪問する訳には行かず、直前に雨具を脱ぎ、訪問後再び雨具をスーツの上に着用し、これを何度も繰り返しており、上衣とズボンの雨具を短時間に着脱するのは困難である。しかも、雨具のズボンは一般にベルト部分がゴム式になっているので、スーツの上にこれを着用すると、ゴム部分によってスーツに皺が付くなどの問題もある。また、上下一体型の保護服やスポーツ服にあっては、上衣側は全開閉自在になっているが、ズボン側は全開閉になっていないので、両脚側をズボンの左右脚部側にそれぞれ入れて着用してから上半身側に全開した側を利用して上衣側を着用しているが、靴が邪魔になってズボン側を履くのに時間がかかり極めて短時間での着用が困難である。 【0004】この発明は、上記のような課題に鑑み、その課題を解決すべく創案されたものであって、その目的とするところは、上下一体型服の片側の上衣及びズボンを全開閉自在にすると共に他側のズボン側を全開閉自在にすることにより、例え靴を履いた状態でも極めて短時間に着脱することのできる上下一体型服を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するために、この発明は、上衣及びズボンが一体となった上下一体型服の片側の上衣前身側からズボン側面にわたって全開閉自在なファスナーを取り付け、上下一体型服の片側の上衣及びズボンを全開閉自在にすると共に、上下一体型服の他側のズボン側面に全開閉自在なファスナーを取り付け、上下一体型服の他側のズボンを全開閉自在にする手段よりなるものである。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、図面に記載の発明の実施の形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。ここで、図1は上下一体型服の全体斜視図である。 【0007】図において、上下一体型服1は、上衣2とズボン3が一体型になった服で、例え靴を履いた状態でも極めて短時間に着脱が容易な特徴を有しており、例えば、雨具、防災用の保護服、スポーツ服などに利用される。これらの服は靴を履いた状態で着脱されることもあり、又極めて短時間で装着する必要がある場合などにその効力を発揮する。 【0008】上衣2及びズボン3が一体となった上下一体型服1の片側、例えば右側の上衣前身側2aからズボン側面3aにわたって切り開かれており、その切り開かれている部分には全開閉自在なファスナー4が取り付けられている。このファスナー4を開閉することによって、上下一体型服1の右側の上衣前身側2aからズボン側面3aにわたって開いたり、閉めたりすることができる。 【0009】ファスナー4は、上下両側から開閉できるようになっていて、つまり、ファスナー4には開閉用のチャックが上下に2個取り付けられている。このうち、上側のチャックは、上側に移動させるときにファスナー4を閉め、下側に移動させるときにファスナー4を開く。逆に、下側のチャックは、上側に移動させるときにファスナー4を開き、下側に移動させるときにファスナー4を閉める。 【0010】この上下一体型服1を着用する場合には、ファスナー4を開けて右側の上衣前身側2aからズボン側面3aにわたって開き、開いた右側から身体を上下一体型服1の内部に入れるが、このとき、上下一体型服1の右側は上衣前身側2aからズボン側面3aにわたって開いているため、靴を履いた状態で全身を容易に上下一体型服1の内側に入れることができ、また、靴を履いた状態で全身を容易に上下一体型服1の内側から出すことができる。 【0011】上下一体型服1の片側として右側を上衣前身側2aからズボン側面3aにわたって全開閉自在にするのは、一般に右利きの人が多いからである。左利きの人が使用する場合には、上下一体型服1の片側は、左側になってもよく、この場合には上下一体型服1はその左側に上衣前身側2aからズボン側面3aにわたって全開閉自在なファスナー4が取り付けられる。 【0012】上衣2及びズボン3が一体となった上下一体型服1の他側のズボン側面3b、例えば左側のズボン側面3bは切り開かれており、その切り開かれている部分には全開閉自在なファスナー5が取り付けられている。このファスナー5を開閉することによって、上下一体型服1の左側のズボン側面3bを開いたり、閉めたりすることができる。 【0013】ファスナー5は、上下両側から開閉できるようになっていて、つまり、ファスナー5には開閉用のチャックが上下に2個取り付けられている。このうち、上側のチャックは、上側に移動させるときにファスナー5を閉め、下側に移動させるときにファスナー5を開く。逆に、下側のチャックは、上側に移動させるときにファスナー5を開き、下側に移動させるときにファスナー5を閉める。 【0014】この上下一体型服1を着用する場合には、ファスナー4を開けて右側の上衣前身側2aからズボン側面3aにわたって開き、開いた右側から身体を上下一体型服1の内部に入れるが、このとき、上下一体型服1の左側のズボン側面3bは開いているため、靴を履いた状態で左脚をズボン3の左側の脚部に容易に入れることができ、また、靴を履いた状態で左脚をズボン3の左側の脚部から容易に取り出すことができる。 【0015】上下一体型服1の他側として左側のズボン側面3bを全開閉自在にするのは、一般に右利きの人が多いからである。左利きの人が使用する場合には、上下一体型服1の他側は、右側になってもよく、この場合には上下一体型服1はその右側のズボン側面3bに全開閉自在なファスナー5が取り付けられる。 【0016】次に、上記発明の実施の形態の構成に基づく上下一体型服の着用及び脱ぐ動作について以下説明する。この上下一体型服1を着用する場合には、直ぐに着用できるように、ファスナー4及びファスナー5を事前に開けておく。つまり右側の上衣前身側2aからズボン側面3aにわたって事前に全開しておき、また、左側のズボン側面3bを事前に全開しておく。この場合、上下一体型服1を片付ける場合に、ファスナー4及びファスナー5を開いた状態で片付けておくと便利である。 【0017】そして、上下側が開いた上下一体型服1の右側から、靴を履いた身体の左側を先に開いた上下一体型服1の内部に入れるが、このとき、内部に入れた左側の身体の左脚をズボン3の左脚部側に入れる。上下一体型服1の右側のファスナー4は全開して広く開いているため、靴を履いた状態でも容易に上下一体型服1の内部に身体を入れることができる。同様に、ズボン3の左脚部側は、左側のズボン側面3bのファスナー5が全開しているため、靴を履いた状態の左脚を容易にズボン3の左脚部側に入れることができる。 【0018】これと相前後として左腕を上衣2の左袖部に入れ、また、右腕を上衣2の右袖部に入れた後、上下一体型服1の右側の上衣前身側2aからズボン側面3aにわたって全開しているファスナー4を閉める。ファスナー4の上側のチャックを上側に移動させることで閉めることができ、また、ファスナー4の下側のチャックを下側に移動させることで閉めることができる。 【0019】同様に、上下一体型服1の左側のズボン側面3bの全開しているファスナー5を閉める。ファスナー5の上側のチャックを上側に移動させることで閉めることができ、また、ファスナー5の下側のチャックを下側に移動させることで閉めることができる。 【0020】このように、靴を履いた状態で極めて短時間で上下一体型服1を着用することができ、上下一体型服1が例えば雨具の場合には、雨の降り始めに極めて短時間に着用できるのでスーツなどが雨で濡れるのを極力防ぐことが可能となる。同様に、上下一体型服1が例えば防災用の保護服の場合も、防災の被害を最小限に抑えることが可能となる。また、上下一体型服1が例えばスキー用スポーツ服のときには、履いたり脱いだりするのが非常に面倒なスキー靴をぬぐことなく、着用することができる。 【0021】一方、この上下一体型服1を脱ぐ場合には、全閉していたファスナー4及びファスナー5を開ける。つまり右側の上衣前身側2aからズボン側面3aにわたって全閉していたファスナー4を全開し、また、左側のズボン側面3bを全閉していたファスナー5を全開する。 【0022】ファスナー4の全開は、ファスナー4の上側のチャックを下側に移動させることで開くことができ、また、ファスナー4の下側のチャックを上側に移動させることで開くことができる。同様に、ファスナー5の全開は、ファスナー5の上側のチャックを下側に移動させることで開くことができ、また、ファスナー5の下側のチャックを上側に移動させることで開くことができる。 【0023】そして、上下側が開いた上下一体型服1の右側から、靴を履いた身体の右側を先に開いた上下一体型服1の内部から出す。上下一体型服1の右側のファスナー4は全開して広く開いているため、靴を履いた状態でも容易に上下一体型服1の内部から身体を出すことができる。同様に、ズボン3の左脚部側は、左側のズボン側面3bのファスナー5が全開しているため、靴を履いた状態の左脚を容易にズボン3の左脚部側から出すことができる。これと相前後として左腕を上衣2の左袖部から出し、また、右腕を上衣2の右袖部から出すことによって、簡単に上下一体型服1を脱ぐことができる。 【0024】このように、靴を履いた状態で極めて短時間で上下一体型服1を脱ぐことができ、上下一体型服1が例えばスキー用スポーツ服のときには、履いたり脱いだりするのが非常に面倒なスキー靴をぬぐことなく、脱ぐことができる。 【0025】なお、この発明は上記発明の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。例えば、上記実施の形態では、上下一体型服1の右側の上衣前身側2aからズボン側面3aにわたってにファスナー4が取り付けられ、上下一体型服1の左側のズボン側面3bにファスナー5が取り付けられている場合で説明したが、これが逆、つまり、上下一体型服1の左側の上衣前身側からズボン側面にわたってにファスナー4が取り付けられ、上下一体型服1の右側のズボン側面にファスナー5が取り付けられていてもよい。 【0026】 【発明の効果】以上の記載より明らかなように、この発明に係る上下一体型服によれば、上衣及びズボンが一体となった上下一体型服の片側の上衣前身側からズボン側面にわたって全開閉自在なファスナーを取り付け、上下一体型服の片側の上衣及びズボンを全開閉自在にすると共に、上下一体型服の他側のズボン側面に全開閉自在なファスナーを取り付け、上下一体型服の他側のズボン側を全開閉自在にすることにより、例え靴を履いた状態でも極めて短時間に着脱することができ、雨具や保護服のように、極めて短時間に着用する必要がある場合には、便利である。しかも、上下一体型服の片側及び他側は共にズボン側面が全開閉自在になっているため、靴を履いた状態で着脱ができ、服の着脱のためにわざわざ靴を脱ぐこともない等、極めて新規的有益なる効果を奏するものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501437064 【氏名又は名称】スター服装株式会社 【住所又は居所】長崎県長崎市宝栄町1番20号
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| 【出願日】 |
平成13年11月9日(2001.11.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090088 【弁理士】 【氏名又は名称】原崎 正
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| 【公開番号】 |
特開2003−147613(P2003−147613A) |
| 【公開日】 |
平成15年5月21日(2003.5.21) |
| 【出願番号】 |
特願2001−345257(P2001−345257) |
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