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【発明の名称】 作業用手袋
【発明者】 【氏名】中村 三郎
【住所又は居所】愛知県名古屋市中村区名駅南1丁目17番29号 株式会社徳重内

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 作業用手袋の腕被覆部に付設されたファスナーの開閉により、前記腕被覆部が円周方向に拡開可能な作業用手袋であって、前記作業用手袋の少なくとも外表面部が防水性材料で形成され、前記ファスナーが、一対の咬合子を備えてなることを特徴とする作業用手袋。
【請求項2】 前記咬合子がゴム状弾性体からなるものであって、前記咬合子により形成される咬合部が咬合状態において止水性を有することを特徴とする請求項1記載の作業用手袋。
【請求項3】 前記ファスナーがスライドファスナーであって、前記咬合子相互を咬合させるスライダーを備えてなることを特徴とする請求項1又は2記載の作業用手袋。
【請求項4】 前記スライドファスナーが、前記作業用手袋の手挿入口を一端として直線状に配されており、前記スライダーを手袋先端側から手挿入口側へスライドすることにより咬合子が咬合する構成であることを特徴とする請求項3記載の作業用手袋。
【請求項5】 前記スライドファスナーが、前記作業用手袋の手挿入口を両端として、U字型曲線状に配されており、前記スライダーを一端側からスライドすることにより、咬合子が咬合する構成であることを特徴とする請求項3記載の作業用手袋。
【請求項6】 前記咬合子が、膨出係止部を有する帯状の咬合凸条子と、前記咬合凸条子と咬合可能な咬合溝を有する帯状の凹状咬合子とからなる構成であって、前記咬合凸条子には、線状又は帯状ばね材からなる被支持インサートが埋設されて、前記咬合部に咬合方向の剛性が付与されており、また、前記咬合凹条子には、前記咬合溝の外周部に、線状又は帯状ばね材からなる挟持インサートが埋設されて、前記咬合凹条子の開口端部間にばね挟持力が付与されている、ことを特徴とする請求項4又は5記載の作業用手袋。
【請求項7】 前記咬合子が、膨出係止部及び咬合溝を有する帯状の咬合凹凸条子の対からなる構成であって、前記咬合凹凸条子には、前記咬合溝の外周部に、線状又は帯状ばね材からなる挟持インサートが埋設されて、前記咬合凹凸条子の開口端部間にばね挟持力が付与されている、ことを特徴とする請求項4又は5記載の作業用手袋。
【請求項8】 前記挟持インサートの横端面形状が、実質的に角部を有しない茄子型とされていることを特徴とする請求項6又は7記載の作業用手袋。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腕被覆部が円周方向に拡開可能な作業用手袋に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に作業用手袋は、ゴムや軟質合成樹脂等の材料を用いて手袋本体が形成されている。そして、作業時に、衣服の袖口や腕が汚れるのを防止するため、腕被覆部(手首部分から手挿入口までの部分)の長さが比較的長く形成されている。
【0003】上記作業用手袋を装着する際には、通常、手挿入口から手を挿入するとともに該手挿入口を自分の肘側へ引きあげて、腕を手袋本体の腕被覆部で被覆する。この際、長袖の衣服を着ている場合などは、衣服の袖部分が前記手挿入口あるいは、腕被覆部内側に引っ掛かり、手袋の装着に手間を要することがあった。
【0004】そして、上記問題点を改善するため、即ち装着性を容易にするため、従来の作業用手袋は、手挿入口を比較的広く開けた形状となっている。そのため、手袋装着時に衣服の汚れの原因となる物質(水、薬品、ほこり、油、泥等)が、手挿入口から手袋内部に侵入し、作業に支障をきたすこともあった。
【0005】そのため、特開平11−286809号公報には装着性を向上させる作業用手袋が開示されている。該手袋11は、装着時に手挿入口13が円周方向に拡張し、装着後、該手挿入口13を締め紐15及び締め具16で使用者の腕回りに締め付ける構成である。本構成は、作業時における手袋11の滑り落ちを防止するとともに、水等が手挿入口13から手袋内部に浸入するのを妨げることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記作業用手袋11は、手挿入口13のみを腕に締めつける構造のため、腕被覆部19がたるみ、腕への密着性が良好でなく、締め紐15が作業時に他のものに引っ掛かり易いため、作業に支障をきたすおそれがあった。
【0007】本発明は、より装着が容易で、かつ作業性が良好な作業用手袋を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題を解決するために、鋭意研究に努力する過程で、下記構成の作業用手袋に想到した。
【0009】作業用手袋の腕被覆部に設けられたファスナーの開閉により、腕被覆部が円周方向に拡開可能な作業用手袋であって、作業用手袋の少なくとも外表面部が防水性材料で成形され、ファスナーが、一対の咬合子を備えてなることを特徴とする。腕被腹部が円周方向に拡開するため、ファスナーを開けば手挿入口が広くなり装着に手間を要さず、ファスナーを閉じれば手挿入口が狭くなり作業に支障をきたさない。
【0010】上記構成において、咬合子がゴム状弾性体からなるものであって、咬合子により形成される咬合部が咬合状態において止水性を有する構成とすることが、液体を取り扱う作業の際に、ファスナー部から液体が手袋内部に侵入するのを防止することができ望ましい。
【0011】また、ファスナーが、スライドファスナーであって、咬合子相互を咬合させるスライダーを備えてなることが、装着性が向上し望ましい。
【0012】上記において、スライドファスナーが、作業用手袋の手挿入口を一端として直線状に配されてなり、スライダーを手袋先端側から手挿入口側へスライドすることにより咬合子が咬合する構成とすることができる。
【0013】また別態様として、スライドファスナーが、作業用手袋の手挿入口を両端としてU字型曲線状に配されてなり、スライダーを一端側からスライドすることにより、咬合子が咬合する構成とすることもできる。
【0014】スライドファスナーの良好な止水性を確保するためには、咬合子が、膨出係止部を有する帯状の咬合凸条子と、咬合凸条子と咬合可能な咬合溝を有する帯状の凹状咬合子とからなる構成であって、咬合凸条子には、線状又は帯状ばね材からなる被支持インサートが埋設されて、咬合部に咬合方向の剛性が付与されており、また、咬合凹条子には、咬合溝の外周部に、線状又は帯状ばね材からなる挟持インサートが埋設されて、咬合凹条子の開口端部間にばね挟持力が付与されていることが望ましい。
【0015】あるいは、咬合子が、膨出係止部及び咬合溝を有する帯状の咬合凹凸条子の対からなる構成であって、咬合凹凸条子には、咬合溝の外周部に、線状又は帯状ばね材からなる挟持インサートが埋設されて、咬合凹凸条子の開口端部間にばね挟持力が付与されていることが望ましい。
【0016】上記において、挟持インサートの横端面形状が、実質的に角部を有しない茄子型とされていると、特に良好に止水性を確保することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の作業用手袋を図面に基づいて詳細に説明する。なお、図符号については、対応部位の下二桁を同一番号とし、実施例1、2に対応させて百の位をそれぞれ1、2と区別して表記した。
【0018】なお、本発明は下記実施例の形状に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない限り種々の設計変更が可能である。
【0019】本発明は、作業用手袋の腕被覆部に設けられたファスナーの開閉により、腕被覆部が円周方向に拡開可能な作業用手袋である。図2〜6に本発明の実施形態を示す。
【0020】図2〜3における本発明の作業用手袋111の外貌は、市販されている汎用の作業用手袋と同様である。一般的に、手袋先端部112から手挿入口113までの全長は、約230mm以上、望ましくは約280mm以上である。掌部114の幅Wは約80〜120mm、望ましくは約90〜110mmである。
【0021】また、ファスナー115を閉じた場合の手挿入口113の周回り長さは、腕周りに略密着する長さとし、腕の太さにより異なるが、例えば日本人の場合、約20〜35cmの範囲で、各種サイズ(S・M・L等)のものを調製する。
【0022】作業用手袋111の厚みは、手袋を形成する材料や手袋の使用態様によって異なるが、作業時に手の動きを妨げない程度の柔軟性及び弾力性と、適度の強度を保持し得る範囲とする。具体的には約0.1〜1mm、望ましくは約0.2〜0.5mmとする。
【0023】そして、作業用手袋の少なくとも外表面部は、防水性材料で成形する。通常は、加硫天然ゴムを使用するが、その他、各種合成ゴム、熱可塑性エラストマー(TPE)、軟質プラスチック等の軟質高分子材料なども使用することができる。
【0024】また必然的ではないが、手袋内壁116には、装着性を良好にするための繊維層117を設ける構造としてもよい。繊維層117は、通常、植毛加工することにより形成される。植毛加工は、慣用の静電植毛等を使用すればよい。また、植毛によるもの以外には、手袋内壁116に沿って、繊維質の手袋型基材を設ける構造としてもよい。その他、手袋外表面部に滑り止め加工118等を施してもよい。
【0025】そして、作業用手袋111の腕被覆部119に、ファスナー115を設けることを本発明の最大の特徴とする。
【0026】上記ファスナーとしては市販のものを使用してもよいが、作業用手袋は主として、水、薬品等の液体を取り扱う作業に多く使用することから、咬合子121がゴム状弾性体からなるものであって、咬合子121により形成される咬合部が咬合状態で止水性を有することが望ましい。ファスナー自体が上記止水構造をとることにより、手袋全体の止水性が損なわれない。
【0027】ここでゴム状弾性体とは、ゴム(合成、天然)のみではなく、ゴム状弾性を有する熱可塑性エラストマーを含む広い概念とする。具体的には天然ゴム、ブチルゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、シリコーンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、等のゴム系材料や、ポリ塩化ビニル、エチレンスルホン化ポリエチレン等の合成樹脂材料等が好適に使用される。
【0028】ここで、ファスナー115は手で直接咬合子121を咬合させる構成としてもよいが、咬合子相互を咬合させるスライダー124を有することが、装着作業性が向上し望ましい。
【0029】図2〜3では、スライドファスナー115が、作業用手袋111の手挿入口113を一端として直線状に設けられており、スライドファスナー115のスライダー124を手袋先端部112側から手挿入口113側へスライドすることにより、咬合子121が咬合する構成とされている。
【0030】この際のスライドファスナー115の長さは、手挿入口113から、手首部分128までとすることが望ましい。スライドファスナー115が長すぎると、使用時に手、腕等の動きを妨げ望ましくない。逆に短すぎると、拡開が不十分で装着作業性がよくない。
【0031】そして、上記スライドファスナー115を開くと、ヒダ部31が現われ、腕被覆部119が拡開する(図3参照)。ヒダ部31は、スライドファスナー115から水が漏出した場合も、漏出した水による衣服の濡れを防止することができ望ましい。そのため、ヒダ部31を設ければ、必ずしもスライドファスナー121が止水性を有する必要はない。勿論、止水性を有していても問題はない。なお、ヒダ部31は、腕被覆部119と一体成形してもよいし、別途成形して縫合・接着等により一体化してもよい。
【0032】上記ヒダ部31を形成する構成において、スライドファスナー115を開いた時の手挿入口113の大きさは、閉じた状態の周回りの1.25〜1.5倍、望ましくは1.3〜1.4倍とすることが装着作業性の観点から望ましい。
【0033】そして、前記スライドファスナー115は、作業用手袋111の甲側、掌側、あるいはそれらの中間位置のいずれを問わず設計可能である。装着作業性の見地からは、作業用手袋111の掌側に設けることが望ましい。
【0034】また、生産性は良好ではないが、上記スライドファスナーを二カ所以上の部位に取りつけることも可能である。
【0035】一方、図4は、本発明の他の実施形態であり、図2〜3においてヒダ部31をなくした変形態様である。この場合は、スライドファスナー115Aの止水性が要求される。なお、図4中の符号30は面ファスナー対である。面ファスナー対30を設けると、上腕部で腕挿入口113Aがよりしっかりと固定されることとなり、作業性が向上するとともに、作業用手袋を外す際のファスナーの開閉を容易にすることができる。
【0036】また、その他実施形態として、図5〜6に示すものが挙げられる。
【0037】作業用手袋211では、スライドファスナー215が、作業用手袋211の手挿入口213を両端として、U字型曲線状に設けられており、スライドファスナー215のスライダー224を一端側からスライドすることにより、咬合子221が咬合する構成とされている。
【0038】この際のスライドファスナー215の長さは、図の如く、手挿入口213から、手首部分228までの長さの2倍程度とすると、腕被覆部219長手方向全体に断裁被覆部33が存在でき望ましい。スライドファスナー215が短すぎると、手首部分228の拡開が十分ではなく、装着作業性に問題を生じることがある。
【0039】また、スライドファスナー215の曲線部分は、スライドファスナー215自身の止水性を損なわないよう、無理のない曲線を保つ設計とする。具体的には、曲率半径Rを10mmとすると、止水性が保持されにくくなるとともに、スライドファスナー215の開閉作業にも悪影響を与える。
【0040】そして、上記スライドファスナー215を開くと、腕被覆部219が拡開する(図6参照)。ここで断裁被覆部33の面積は、断裁部以外の被覆部面積の1/4〜1倍程度が望ましい。
【0041】スライドファスナー115,215の咬合部122,222は、上記ゴム状弾性体を圧縮状態で咬合保持した際の、材料の復元性を利用して止水性を確保する。止水性をより担保するためには、ゴム状弾性体の内部にバネ材等の復元性を有する部材を埋設することが望ましい。バネ材としては、線材、薄板材等をファスナーに適用する形状に成形したものが利用可能である。
【0042】具体的には、本発明者が先に開示した、特許第2627832号に示すシールファスナー構造等を適用することができる。該構造を適応すると、止水性(シール性)、耐久性、及び咬合作業性が良好となる(図7〜10参照)。
【0043】上記特許第2627832号に示すファスナー構造は、一方のシート体19の端縁に沿って形成され、先端に膨出係止部を備えた帯状の咬合凸条子25aと、他方のシート体19の端縁に沿ってゴム状弾性体で形成され、前記咬合凸条子25aと咬合する咬合溝を備えた帯状の咬合凹条子25bとからなる。
【0044】咬合凸条子25aには、線状ばね材からなり、波形平面を有する被支持インサート26が埋設されて、前記咬合凸条子に咬合方向の剛性が付与されている。本発明の作業用手袋に適用する際は、被支持インサートは線状ばね材(図9(a))である必然性はなく、図9(b)に示すヘリングボーン(herringbone :ニシンの骨形状)構造や図9(c)に示すジグザグ波形様の構造に代表される帯状ばね材(板状ばね材)であってもよい。該帯状ばね材26b、26cとしては、通常、板厚:0.1〜0.4mm、ピッチ:1.5〜2mmのものが好適に使用可能である。
【0045】また、他方、咬合溝の外周部には、線状ばね材からなる挟持インサート27が埋設されて、前記咬合凹条子の開口端部間にばね挟持力が付与されている。挟持インサートにおいても、図10(a)に示すような線状ばね材ばかりでなく、図10(b)に示す帯状ばね材(板状ばね材)27bなどを使用することができる。
【0046】なお、図10(a)に示す線状ばね材からなる挟持インサートとの変形対応として、図10(c)〜(e)に示す形状のものを使用することもできる。即ち、横端面形状が、コ字型の挟持インサート27c、フック型の挟持インサート27d、U字型の挟持インサート27eなど、種々の形状のものである。なお、横端面形状が実質的に角部を有しない茄子型である図10(a)の構造が、最もばね挟持力を付与することができる。
【0047】なお、使用されるファスナーの咬合形態としては、図11に示すごとく、(a)横咬合、(b)縦咬合(c)斜め咬合、等種々設計可能である。
【0048】また、他の態様として、図12に示す如く、咬合子が、膨出係止部及び咬合溝を有する帯状の咬合凹凸条子の対(25c,25c)、(25d,25d)、(25e,25e)からなる構成であって、咬合凹凸条子には、咬合溝の外周部に、線状又は帯状ばね材からなる挟持インサートが埋設されて、咬合凹凸条子の開口端部間にばね挟持力が付与されている構造のファスナーが使用可能である。上記特許第2627832号に示すファスナー構造との違いは、咬合凹凸条子の片側に膨出係止部及び咬合溝をともに備えていることで、それにより、本実施形態は互いに咬合する咬合凹凸条子相互にばね挟持力が付与されている。咬合凹凸条子相互にばね挟持力が付与されるため、咬合力が大きく、止水性(シール性)の確保がより確実となる。
【0049】本発明の作業用手袋の製造は下記の如く行なう。
【0050】スライドファスナーの咬合子は、作業用手袋本体と同一材料を使用して、同時一体的に成形する方法、または、咬合子部分を予め作業用手袋と同一、又は異質の材料で形成しておき、作業用手袋本体部に接合させる方法がある。
【0051】図13は、スライドファスナーと腕被覆部19を別体として形成し、その後、接合部35で接合した場合の接合部拡大図である。接合部35の接合態様は、熱溶着、加硫接着、接着、縫合、等の方法を適用できる。この際、図示の如く、スライドファスナー側の接合部近辺に蛇腹部37等を設ける構成とすると、伸縮性が付加され装着作業性が良好となり、さらに装着時の腕の動きをより妨げない形状となる。
【0052】手袋本体部の形成法としては、慣用の手段を用いればよい。例えば、ラテックスを用いたディッピング法(浸漬成形法)、あるいは注型法等がある。
【0053】具体的には、静電植毛等で植毛した布地(基布)を縫合し、手袋形状としたものに、ファスナーを上記溶着・(加硫)接着・縫合等の方法により接合し、ラテックス内にディッピングすることにより形成する方法がある。この方法により、製造された作業用手袋は止水性を担保したものとなる。
【0054】また、本形状の作業用手袋は、ファスナーにより手挿入口が拡開するため、アンダカット成形品でも型成形による離型が容易となり、容易に生産することが可能となる。特に、軟質合成樹脂(非エラストマー)を使用して成形する際に良好である。
【0055】さらに、上記構成における作業用手袋は腕被覆部の開口を拡げることができるため、手袋本体を一体成形とした場合、成形後でも容易に上述の繊維層を指先まで植毛により形成することが可能である。
【0056】
【発明の効果】本発明の作業用手袋は、上記構成とすることにより、下記の効果を奏する。
【0057】ファスナーによる装着としたため、着脱が容易にできる。特に、装着時には、手挿入口が大きく拡開するため、衣服のまくれあがりがなく、重ね着をしていても装着が容易となる。そして、従来品のように1箇所を締め紐で締付ける構造ではなく、腕全体を締付けるため、腕への密着性が良い。そのため、作業時に腕被覆部のたるみが生じず、作業性が向上する。
【0058】さらに、ファスナー自体も止水構造とすれば液体を取り扱う作業でも安心して使用することができる。
【0059】上記構成はさらに、手袋内壁の処理をする際にも有用である。例えば、手袋本体を一体成形とした場合でも、腕被覆部の拡開が大きいことから、成形後に容易に繊維層を指先まで植毛により形成することが可能である。
【0060】そしてさらに、腕被覆部の拡開が大きいため手袋内部の洗浄、乾燥等が容易となる副次的効果も奏する。
【出願人】 【識別番号】000224950
【氏名又は名称】株式会社徳重
【住所又は居所】愛知県名古屋市中村区名駅南1丁目17番29号
【出願日】 平成13年10月24日(2001.10.24)
【代理人】 【識別番号】100076473
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 昭夫 (外1名)
【公開番号】 特開2003−129315(P2003−129315A)
【公開日】 平成15年5月8日(2003.5.8)
【出願番号】 特願2001−326034(P2001−326034)