トップ :: A 生活必需品 :: A41 衣類




【発明の名称】 上 衣
【発明者】 【氏名】土田 敏雅
【住所又は居所】新潟県柏崎市田塚二丁目5番18号 株式会社ディックコーポレーション内

【要約】 【課題】ベストにパーカーを収納自在に取り付け、防寒、防雨又は防虫を図ること。

【解決手段】袖無しのベスト1aと、ベスト1aの内部側に配置されたパーカー2aと、からなり、パーカー2aは、着用者の頭部を覆うフード3と、ベスト1aの両腕用開口部から外部に出ている両袖4と、を備え、ベスト1aの背中部分の内部側には、パーカー2aを収納可能なポケットが設けられており、パーカー2aは、前記ポケットの内側に取り付けられていることを特徴とする上衣10を提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 袖無しの第一の上衣と、前記第一の上衣の内部側に配置された第二の上衣と、からなり、前記第二の上衣は、着用者の頭部を覆うフードと、前記第一の上衣の両腕用開口部から外部に出ている両袖と、を備え、前記第一の上衣の背中部分の内部側には、前記第二の上衣を収納可能なポケットが設けられており、前記第二の上衣は、前記ポケットの内側に取り付けられていることを特徴とする上衣。
【請求項2】 前記第二の上衣は、前記ポケットの内側に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の上衣【請求項3】 前記第二の上衣は防水性材料からなるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の上衣。
【請求項4】 前記第二の上衣はメッシュ状生地からなるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の上衣。
【請求項5】 前記第二の上衣は前記第一の上衣よりも丈が長いことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の上衣。
【請求項6】 前記第二の上衣は防虫機能を有するものであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の上衣。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、上衣に関する。特に、第一の上衣と、該第一の上衣に収納可能に取り付けられている第二の上衣と、からなる上衣に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】衣服等の最も外側に着る上衣には様々なものがあるが、その中でも、袖無しのベストが提供されている。
【0003】しかしながら、袖無しのベストでは、寒い場合には、その下に厚着をする必要があり、また、雨が降っている場合には、袖無しのベストでは、頭の部分、袖の部分及び腰の部分が露出しているため、該部分の着衣が濡れてしまうことがあり、さらに、露出している頭、腕、腰等の部分が虫に刺されてしまうことがあった。
【0004】このような欠点を補うため、フード、袖又は裾をベストに着脱自在に取り付けたベストが提供されている。
【0005】しかしながら、このようなベストでは、フードや袖を別個持ち歩く必要があり、不便であった。
【0006】そこで、本願は、フードや袖を有する第二の上衣を袖無しの第一の上衣に収納可能に取り付けた上衣を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決するため、本願発明は、袖無しの第一の上衣と、前記第一の上衣の内部側に配置された第二の上衣と、からなり、前記第二の上衣は、着用者の頭部を覆うフードと、前記第一の上衣の両腕用開口部から外部に出ている両袖と、を備え、前記第一の上衣の背中部分の内部側には、前記第二の上衣を収納可能なポケットが設けられており、前記第二の上衣は、前記ポケットの内側に取り付けられていることを特徴とする上衣を提供する。
【0008】第一の上衣は、袖無しの形態、即ち、ベストの形態を有している。
【0009】また、第一の上衣には、例えば、釣りの際に着用した場合に、釣り用の道具を多数収納することができるように多数のポケットを備えておくことが望ましい。
【0010】第二の上衣は、着用者の頭部を覆うフードと、第一の上衣の両腕用の開口部から外部に出ている両袖と、を備えているため、防寒等を図ることができる。
【0011】また、該第二の上衣は、第一の上衣よりも丈が長くなるように形成することもできる。
【0012】このように、第二の上衣を第一の上衣よりも丈が長くなるように形成することにより、着用者の腰の部分をも覆うことができるため、さらに防寒等の効果を高めることができる。
【0013】第二の上衣は、防水性材料により形成することもできる。
【0014】防水性材料としては、例えば、布地の表面に樹脂加工したもの等がある。
【0015】このように、第二の上衣を防水性材料により形成することにより、雨が降った場合でも、上衣の下の衣服等が濡れてしまうことを防止できる。
【0016】また、第二の上衣は、メッシュ状生地により形成することもできる。
【0017】該メッシュ状生地は、蚊等の虫が第二の上衣の内部に入り込むことを防止することができる程度に穴が開いていれば充分である。
【0018】このように、第二の上衣をメッシュ状生地から形成することにより、上記とは異なり、暑いとき等に半袖のシャツや素肌の上に該上衣を着用した場合でも、蚊等の虫に刺されることを防止することができる。
【0019】また、メッシュ状生地からなる第二の上衣を第一の上衣よりも丈が長くなるように形成することにより、腰の部分から蚊等の虫が入り込むのを防止することができる。
【0020】第一の上衣には、その背中の部分の内部側に、第二の上衣を収納することができるポケットが設けられており、該ポケットの内側には、第二の上衣が取り付けられている。
【0021】このようなポケットを設けることにより、暑い場合や第二の上衣を着用したくない場合に、第二の上衣を収納することができる一方で、突然雨が降った場合等に、第二の上衣を取り出しすぐに着用することができる。
【0022】また、このように、第二の上衣をポケットの内側に取り付けることにより、該第二の上衣を第一の上衣に取り付けたまま、該第二の上衣を該第一の上衣に収納可能となる。
【0023】なお、第二の上衣を第一の上衣に対して着脱自在に取り付けることにより、該第二の上衣を取り外して、該第二の上衣のみを着用することもできる。
【0024】第二の上衣に防虫機能を施すこともできる。
【0025】例えば、防虫剤を塗布した繊維により編み込んだもの、マイクロカプセルに内包した防虫剤をバインダーで固着した繊維により編み込んだもの又は防虫剤を溶解して繊維内に注入したもの等を用いて第二の上衣を形成することにより、第二の上衣に防虫機能を施すことができる。
【0026】このように、第二の上衣に防虫機能を施すことにより、さらに防虫効果を高めることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本願発明の第一の実施形態に係る上衣10の正面図である。図2は、上衣10に用いられるベスト1aの展開正面図である。
【0028】図2に表されているように、ベスト1aの背中の部分の内部側には、パーカー2aを収納するためのポケット6aが設けられている。
【0029】ポケット6aは、ファスナー7により、開閉自在にされており、ファスナー7により開かれたポケット6aの内側8にパーカー2aの背中の部分を縫いつけるようにして、パーカー2aは、ベスト1aに取り付けられている。
【0030】なお、ポケット6aは、パーカー2aを収納することができる程度の大きさ、形状を有していればよい。
【0031】以上のように、ベスト1aの背中の部分に設けられたポケット6aの内側8にパーカー2aを縫いつけたので、パーカー2aをベスト1aから取り外すことなく、パーカー2aをベスト1aに収納することができる。
【0032】図2に表されているように、ベスト1aのには、袖がない。
【0033】これは、パーカー2aの着脱により、温度調節をするためである。
【0034】パーカー2aは、フード3と袖4とを備えている。
【0035】これは、ベスト1aによっては覆われていない、着用者の頭と腕を覆うためである。
【0036】パーカー2aは、表面に樹脂加工を施した防水性の生地により形成されている。
【0037】このように、パーカー2aを防水性素材により形成することにより、雨が降った場合でも、上衣10の下に着用した衣服等が濡れるのを防止することができる。
【0038】また、パーカー2aの丈は、ベスト1aの丈よりも長い、すなわち、パーカー2aの裾5は、ベスト1aの下端から露出している。
【0039】このように、パーカー2aの裾5がベスト1aの下端から露出していることにより、ベスト1aの下端部から雨が侵入するのを防止することができる。
【0040】なお、パーカー2aの丈は、ベスト1aの丈よりも長ければよいが、着用者が腰を曲げて足下の物を取るような場合に、着用者の腰の部分が露出しない程度の長さを有していることが望ましい。
【0041】パーカー2aの丈をこのような長さにすることにより、着用者が腰を曲げて足下の物を取るような場合にも、着用者の腰の部分が雨により濡れてしまうことを防止することができる。
【0042】以上のように本願発明の第一の実施形態に係る上衣10を構成したので、寒い場合や突然雨が降った場合には、ベスト1aのポケット6a内に収納されているパーカー2aを取り出し着用することにより、防寒又は防雨を図ることができる。
【0043】また、ベスト1aの背中部分の内部側にパーカー2aを収納することができるため、ベスト1aのみを着用する場合であっても、防寒又は防雨用のパーカー2aを準備しておくことができる。
【0044】図3は、本願発明の第二の実施形態に係る上衣20の正面図である。図4は、本願発明の第二の実施形態に係る上衣20のベスト1bの展開正面図である。図5は、本願発明の第二の実施形態に係る上衣20のパーカー2bの背面図である。
【0045】本実施形態においても、図4に表されているように、ベスト1bの背中の部分の内部側には、パーカー2bを収納するためのポケット6bが設けられている。
【0046】もっとも、本実施形態では、第一の実施形態とは異なり、パーカー2bをパーカー固定用ボタン11により、ベスト1bの背中の部分に設けられているポケット6bの内側8に取り付けることとしている。
【0047】即ち、ベスト1bの内部側の背中の部分に設けられているポケット6bは、ファスナー7により開閉自在にされており、ファスナー7により開かれたポケット6bの内側8には、パーカー2bの背中の部分に設けられているパーカー固定用ボタン11を挿入することができるパーカー固定用ボタン用穴9が設けられており、パーカー固定用ボタン11をパーカー固定用ボタン用穴9に挿入することにより、パーカー2bはベスト1bに取り付けられている。
【0048】このように、パーカー2bをベスト1bにパーカー固定用ボタン11を用いて取り付けることにより、パーカー2bはベスト1bから取り外すことができるようになる。
【0049】したがって、ベスト1b又はパーカー2bのみを着用することができるようになる。
【0050】本実施形態に係るパーカー2bも、第一の実施形態同様、フード3及び袖4が設けられている。
【0051】本実施形態に係るパーカー2bは、第一の実施形態とは異なり、メッシュ状生地により形成されている。
【0052】このように、メッシュ状生地により、パーカー2bを形成したので、暑い場合であって、半袖のシャツ又は素肌の上に上衣20を着用した場合であっても、蚊等の虫に刺されることがなくなる。
【0053】なお、パーカー2bを形成するメッシュ状生地は、蚊等の虫がパーカー2bの内部に入り込むことを防止することができる程度の穴が開いていれば充分である。
【0054】また、パーカー2bを形成するメッシュ状生地は、防虫剤を溶解して繊維内に注入することにより、防虫加工が施されている。
【0055】このように、パーカー2bを形成するメッシュ状生地に防虫加工が施されていることにより、さらに防虫効果が高まる。
【0056】以上のように、本願発明の第二の実施形態に係る上衣20を構成したので、ベスト1bに収納されているパーカー2bを着用することにより、ベスト1bから露出している頭、腕、腰の部分が蚊等の虫に刺されてしまうのを防止することができる。
【0057】また、本実施形態では、パーカー2bはベスト1bから取り外すことができるため、パーカー2bのみを着用することができるようになる。
【0058】
【発明の効果】以上のように本願発明を構成したので、第一の上衣に設けられているポケットの内側に第二の上衣を固定することにより、第二の上衣を第一の上衣から取り外すことなく、第二の上衣を第一の上衣に収納することができ、急に雨が降った場合や急に気温が変化した場合に便利である。
【0059】また、第一の上衣から第二の上衣を取り外すことにより、第二の上衣のみを着用することも可能となる。
【0060】さらに、第二の上衣をメッシュ状生地により形成した場合には、暑い場合でも、防虫を図ることができ、又、第二の上衣を防水性材料により形成した場合には、防雨を図ることができる。
【出願人】 【識別番号】399095047
【氏名又は名称】株式会社ディックコーポレーション
【住所又は居所】新潟県柏崎市田塚2丁目5番18号
【出願日】 平成13年8月23日(2001.8.23)
【代理人】 【識別番号】100096105
【弁理士】
【氏名又は名称】天野 広
【公開番号】 特開2003−64507(P2003−64507A)
【公開日】 平成15年3月5日(2003.3.5)
【出願番号】 特願2001−252352(P2001−252352)