| 【発明の名称】 |
妊婦用衣服 |
| 【発明者】 |
【氏名】能 勢 みえ子 【住所又は居所】東京都台東区元浅草2丁目6番7号 コンビ株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】妊娠中だけでなく妊娠中以外の場合でも着用することができ、デザイン的に優れ、かつ着用感に優れた妊婦用衣服を提供する。
【解決手段】妊婦用衣服1は、背面部2と、背面部2の両側縁から延びる一対の前面部3、3とを備えている。さらに、背面部2と一方の前面部3との間、および背面部2と他方の前面部3との間に、各々袖部4が設けられている。背面部2と一対の前面部3、3は各々ファスナ5により連結される。また各ファスナ5の背後にファスナ5を開とした場合に拡張するボックスタック部7が設けられている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】背面部と、背面部の両側縁から延びる一対の前面部と、背面部と一方の前面部との間、および背面部と他方の前面部との間に、各々設けられた袖部とを備え、背面部と一対の前面部は各々ファスナにより連結されるとともに、各ファスナの背後にファスナを開とした場合に拡張するボックスタック部が設けられていることを特徴とする妊婦用衣服。 【請求項2】各ファスナは、対応する袖部からボックスタック部の自由端縁に向かって延び、ボックスタック部は、袖部から自由端縁に向かって末広がりの形状を有することを特徴とする請求項1記載の妊婦用衣服。 【請求項3】背面部と、背面部の両側縁から延びる一対の前面部とを備え、背面部は互いにファスナにより連結されるとともに、左右に配置された一対の部分を有し、ファスナの背後に、ファスナを開とした場合に拡張するボックスタック部が設けられていることを特徴とする妊婦用衣服。 【請求項4】ファスナは、ボックスタック部上端から自由端縁に向かって延び、ボックスタック部は、ボックスタック部の上端から自由端縁に向かって同一幅の形状を有することを特徴とする請求項3記載の妊婦用衣服。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、妊婦用衣服に係り、とりわけ妊娠中以外の場合も着用可能な妊婦用衣服に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、妊婦用衣服(マタニテイウエア)のジャケットとして背面部と、背面部の両側縁から延びる一対の前面部と、背面部と一方の前面部との間、および背面部と他方の前面部との間に、各々設けられた袖部とを備えたものが知られている。また、妊婦用衣服のベストとして、背面部と、背面部の両側面から延びる一対の前面部とを備えるものが知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ここで図11により、従来の妊婦用衣服のジャケットについて説明する。図11に示すように、ジャケット30は、背面部31と、背面部31の両側縁から延びる一対の前面部32と、背面部31と一方の前面部32との間、および背面部31と他方の前面部32との間に、各々設けられた袖部33を有している。 【0004】図11において、ジャケット30は妊娠時を前提に衣服全体のシルエットがデザインされるため、妊娠時に大きくなる部分にギャザー34をとるなど、妊娠時以外に着用する場合、デザイン的にも流行感から外れ、また体へのフィット感が悪いため一般的に着用し難いと感じられている。 【0005】従って、従来の妊婦用衣服は妊娠中の短期間のみ着用され、出産後に着用されることは殆どなかった。 【0006】また、出産後母親は乳幼児と一緒に外出するために抱っこ具を使用することがあるが、この場合においても冬場は一般にママコートと呼ばれる胸囲を大きく設計したコートを使用することとなるが、この期間も1シーズンと短期間である。 【0007】本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、妊娠中だけだなく妊娠中以外の場合でも着用することができるとともに、デザイン的にも優れ、妊娠中の場合および妊娠中以外の場合においても違和感無く着用することができ、使用者にとってコストパフォーマンスの優れた妊婦用衣服を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、背面部と、背面部の両側縁から延びる一対の前面部と、背面部と一方の前面部との間、および背面部と他方の前面部との間に、各々設けられた袖部とを備え、背面部と一対の前面部は各々ファスナにより連結されるとともに、各ファスナの背後にファスナを開とした場合に拡張するボックスタック部が設けられている妊婦用衣服である。 【0009】本発明は、背面部と、背面部の両側縁から延びる一対の前面部とを備え、背面部は互いにファスナにより連結されるとともに、左右に配置された一対の部分を有し、ファスナの背後に、ファスナを開とした場合に拡張するボックスタック部が設けられている妊婦用衣服である。 【0010】本発明によれば、ファスナーの開閉により、妊娠中だけだなく妊娠中以外の場合でも着用することができる。またデザイン的にも優れ、妊娠中の場合および妊娠中以外の場合においても違和感無く着用することができる。 【0011】 【発明の実施の形態】第1の実施の形態以下、図1乃至図6を参照して本発明の第1の実施の形態について説明する。 【0012】図1乃至図6は、本発明による妊婦用衣服の第1の実施の形態を示す図である。 【0013】ここで、図1は本発明による妊婦用衣服をファスナを閉とした場合の正面図であり、図2は、ファスナを開とした場合の妊婦用衣服を正面から示す図であり、図3は、妊婦用衣服のボックスタック部を裏から見た図である。また図4は、図1のA部拡大図であり、ボックスタック部の裾タック分量(影ヒダ)を示す図であり、図5はファスナを開とし、妊婦用衣服を着用しかつ幼児を抱えた母親の側面図であり、図6はファスナを開とし、妊婦用衣服を着用しかつ幼児を抱えた母親の正面図である。 【0014】図1および図2に示すように、本発明による妊婦用衣服は、ジャケットタイプの妊婦用衣服1であり、この妊婦用衣服1は、背面部2と、背面部2の両側縁2aから前方に延びる一対の前面部3、3と、背面部2と一方の前面部3との間、および背面部2と他方の前面部3との間に、各々設けられた袖部4とを備えている。背面部2と一対の前面部3,3は各々ファスナ5により連結されるとともに、各ファスナ5の背後にファスナ5を開とした場合に拡張するボックスタック部7が設けられている。 【0015】すなわちファスナ5は、背面部2の両側縁2aに沿って、ファスナ始点5aからファスナ終点5bまで延びており、ファスナ始点5aからファスナ終点5bの間でファスナ5は開閉可能となっている。またファスナ終点5bからボックスタック部7の自由端縁11までは、背面部2と前面部3は接合されていない。また各前面部3の下方には、一対のポケット8、8が設けられている。さらに各前面部3および背面部2の上端に襟部9が設けられている。 【0016】次に図3により、ボックスタック部について更に説明する。 【0017】図3に示すように、ボックスタック部7は袖部4から自由端縁11に向かって末広がりの形状を有する。さらにボックスタック部7は、ボックスタック後面部7aと、ボックスタック前面部7b、7cとからなり、ボックスタック後面部7aとボックスタック前面部7bはヒダ奥押えステッチによって接合され、ボックスタック後面部7aとボックスタック前面部7cはタック接ぎによって接合されている。またこれら、ボックスタック後面部7a、ボックスタック前面部7b、7cは、ファスナ5を閉とした場合、妊婦用衣服1のシルエットを決定するとともに、ファスナ5を開とした場合、拡張可能となっている。また、背面部2の自由端縁2bと、一対の前面部3の自由端縁3bと、ボックスタック部7の自由端縁11は三つ折りに縫いつけられている。 【0018】次に図4により、ボックスタック部7の裾タック分量(影ヒダ)7eについて説明する。 【0019】図4に示すように、裾タック分量(影ヒダ)7eは、ファスナ終点5bのボックスタック後面部7aの幅と一致している。また、図4において符号7dはボックスタック部7の裾幅を示している。裾タック分量7eを11cmとした場合、裾幅7dを最大22cmまで拡張することができ、一対の裾幅7d、7dを合わせると、最大44cmまで拡張することができる。 【0020】次にこのような構成からなる実施の形態の作用について説明する。 【0021】妊婦用衣服1を妊娠中以外の場合に着用する際、まずファスナ5を閉とする。この場合、ボックスタック部7はボックスタック後面部7aの形状に一致し、袖部4から自由端縁11に向かって末広がりの形状を有する。このことによって身体のライン沿った妊婦用衣服1のシルエットを維持することができる。 【0022】一方、妊娠中に着用する際、ファスナ5を開とする。この場合、ボックスタック前部7b、7cが解放され、ボックスタック部7が拡張するとともにこれに伴ってボックスタック部7の裾幅7dが拡張する。また、ファスナ5の開度を変化させることにより、ボックスタック部7の裾幅7dを自在に変化させることができ、これにより、妊娠時の体型変化に合わせて、身体のライン沿った妊婦用衣服1のシルエットを維持することができる。 【0023】次に図5および図6により、母親が妊婦用衣服を着用しかつ幼児を抱えた状態について説明する。 【0024】図5および図6に示すように、妊娠中と同様にファスナ5を全開とした場合、上述のようにボックスタック部7が拡張し、ボックスタック部7の裾幅7dが拡張する。このため、出産後においても母親Mが幼児15を抱えた状態で、妊婦用衣服1の一対の前面部3、3により幼児15の腰部15aから脚部15bを覆うことができる。このため妊婦用衣服1を寒いときの外出コート(ママコート)としても使用することができることから、非常に便利である。 【0025】また、後方から母親Mを見た場合でも、妊婦用衣服1について、母親Mの身体のラインに沿ったシルエットを維持することができる。従って、母親Mが幼児15を抱えた状態で妊婦用衣服1を着用した場合でも、妊婦用衣服1についてデザイン的の優位性を保つことができる。さらに、母親Mが幼児15を身体から離した場合、あるいは幼児15を抱えていない場合には、妊婦用衣服1のファスナ5を閉とすることによって、妊婦用衣服1について母親Mの身体のラインに沿ったシルエットを維持し、しかも違和感無く着用することができる。この場合、妊婦用衣服1は通常着として機能する。 【0026】以上説明したように、妊娠中、妊娠中以外の時および幼児15を抱えた時のいかなる場合においても、ファスナを開閉するだけで、簡易に妊婦用衣服1の形状を変化させることができる。このため母親Mのシルエットを維持することができ、違和感無く着用することができる流行性と簡便性を同時に兼ね備えた妊婦用衣服1を提供することができる。 【0027】第2の実施の形態以下、図7乃至図10を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。 【0028】図7乃至図10は、本発明による妊婦用衣服の第2の実施の形態を示す図である。 【0029】このうち図7は、本発明による妊婦用衣服をファスナを閉とした場合を後から見た図であり、図8は、 本発明による妊婦用衣服をファスナを開とした場合を後から見た図である。また、図9は、本発明による妊婦用衣服をファスナを閉とした場合を正面から見た図であり、図10は、図7のB部拡大図であって、ボックスタック部の裾タック分量(影ヒダ)を示す図である。 【0030】図7乃至図10に示すように、本発明による妊婦用衣服は、ベストタイプの妊婦用衣服1aであり、この妊婦用衣服1aは背面部20と、背面部20の両側縁20eから前方へ延びる一対の前面部21a、21b(図9)とを備えている。背面部20は互いにファスナ22により連結され、左右に配置された一対の部分20c、20dと、前記部分20c、20dに接合されたヨーク部20aとを有している。またこの場合、ファスナ22はファスナ始点22aからファスナ終点22bまで延びており、ファスナ22の背後に、ファスナ22を開とした場合に拡張するボックスタック部23が設けられている。背面部20の両側縁20eには、一対のベルト通し25、25が設けられ、ベルト通し25、25には、ウエストベルト28が通される。また、ヨーク部20aの上端部には、襟部20bが設けられている。 【0031】ファスナ22は、ボックスタック部23の上端23fから自由端縁23gに向かって、設けられている。 【0032】ボックスタック部23は、ボックスタック部23の上端23fから自由端縁23gに向かって同一幅の形状を有している。さらにボックスタック部23は、ボックスタック後面部23aと、一対のボックスタック前面部23b、23cとからなり、ボックスタック後面部23aと、一対のボックスタック前面部23b、23cは、各々ヒダ奥押えステッチによって接合されている。またこれら、ボックスタック後面部23a、一対のボックスタック前面部23b、23cは、ファスナ22を閉とした場合、妊婦用衣服1aのシルエットを決定するとともに、ファスナ22を開とした場合、拡張可能となっている。また、背面部20の自由端縁20fと、一対の前面部21a、21bの自由端縁21cと、ボックスタック部23の自由端縁23hは三つ折りに縫いつけられている。 【0033】前面部21a、21bには一対のポケット24、24が設けられている。また、一方の前面部21aには、6つのボタン穴26が設けられ、他方の前面部21bには、ボタン穴26に係合する6つのボタン27が設けられている。 【0034】次に図10によりボックスタック部23の裾タック分量(影ヒダ)について説明する。 【0035】図10に示すように、裾タック分量(影ヒダ)23eは、ファスナ終点22bにおけるボックスタック後面部23aの幅と一致している。また、図10において符号23dはボックスタック部23の裾幅を示している。図10において、裾タック分量23eを15cmとした場合、裾幅23dを最大値30cmまで拡張することができる。 【0036】次にこのような構成からなる実施の形態の作用について説明する。 【0037】妊婦用衣服1を妊娠中以外の場合に着用する際、まずファスナ22を閉とする。この場合、ボックスタック部23は、ボックスタック後面部23aの形状に一致し、ボックスタック部23の上端23fから自由端縁23gに向かって同一幅の形状を有する。このことによって、身体のライン沿った妊婦用衣服1のシルエットを維持することができる。 【0038】一方、妊娠中に着用する際、ファスナ22を開とする。この場合、一対のボックスタック上面部23b、23cが解放され、ボックスタック部23が拡張するとともに、これに伴ってボックスタック部23の裾幅23dが拡張する。また、ファスナ22の開度を変化させることにより、ボックスタック部23の裾幅23dを自在に変化させることができ、これにより妊娠時の体型変化に合わせて、身体のライン沿った妊婦用衣服1のシルエットを維持することができる。 【0039】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、ファスナーの開閉により妊娠中だけでなく妊娠中以外の場合でも着用することができる。また、デザイン的に優れ、妊娠中の場合および妊娠中以外の場合においても、違和感無く着用することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391003912 【氏名又は名称】コンビ株式会社 【住所又は居所】東京都台東区元浅草2丁目6番7号
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| 【出願日】 |
平成13年7月17日(2001.7.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075812 【弁理士】 【氏名又は名称】吉武 賢次 (外5名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−27306(P2003−27306A) |
| 【公開日】 |
平成15年1月29日(2003.1.29) |
| 【出願番号】 |
特願2001−216883(P2001−216883) |
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