| 【発明の名称】 |
土踏まず用サポータ |
| 【発明者】 |
【氏名】藤田 浩 【住所又は居所】大阪府大阪市中央区南本町4丁目1番8号 東レペフ加工品株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】着用効果に優れ、着脱容易で長期間使用できる土踏まず用サポータ。
【解決手段】筒状伸縮性編地2,3を内筒と外筒として重ね、少なくとも内筒2には、備長炭微粉末を含んだ合成繊維および/または半合成繊維を混用した筒状伸縮性編地を用いるサポータ本体1と、内筒伸縮性編地2と外筒伸縮性編地3との間に取り付けられ、筒内側に向かい複数の椀状突起5を形成する合成樹脂発泡体内挿物4とからなる。とくに合成樹脂発泡シート6に繊維シート7をラミネートした複合シートを成形した合成樹脂発泡体内挿物4は、気持ちよく長時間使用でき、経済的である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】筒状伸縮性編地(2,3)を内筒と外筒として重ね、かつ少なくとも内筒には、備長炭微粉末を含有する合成繊維および/または半合成繊維を混用した筒状伸縮性編地を用いるサポータ本体(1)と、内筒伸縮性編地と外筒伸縮性編地との間に取り付けられ、筒内側に向かって複数の椀状突起(5)を形成する合成樹脂発泡体内挿物(4)とからなることを特徴とする土踏まず用サポータ。 【請求項2】前記筒状伸縮性編地には、少なくとも40重量%の綿および/またはレーヨンが含まれていることを特徴とする請求項1記載の土踏まず用サポータ。 【請求項3】前記筒状伸縮性編地には、少なくとも20重量%のレーヨンおよび/またはポリエステルが含まれていることを特徴とする請求項1または2記載の土踏まず用サポータ。 【請求項4】備長炭微粉末を含有させた合成繊維および/または半合成繊維には、0.4〜8重量%の備長炭微粉末が添加されていることを特徴とする請求項1、2または3記載の土踏まず用サポータ。 【請求項5】合成樹脂発泡体内挿物が、合成樹脂発泡シート(6)に繊維シート(7)をラミネートした複合シート(8)の片面側に、複数の椀状突起(5)を形成した成形体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の土踏まず用サポータ。 【請求項6】前記合成樹脂発泡シートは架橋型発泡体で、エチレン/酢酸ビニル共重合体および/またはエチレン/アクリル酸エステル共重合体と、ポリエチレン発泡体との積層シート(6a,6b)であることを特徴とする請求項5記載の土踏まず用サポータ。 【請求項7】合成樹脂発泡体内挿物の形状が、半円板状であって突起の高さが弦中央部に近づくほど高く、円周部に近づくほど低く形成され、弦方向をサポータ本体の筒軸方向と平行にして取り付けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の土踏まず用サポータ。 【請求項8】丸編機を用い備長炭微粉末を含有する合成繊維および/または半合成繊維とウーリーナイロンおよび/またはポリウレタン弾性糸とを含む筒状伸縮性編地を編成して所要の長さに切断し、他方、合成樹脂発泡シートに繊維シートをラミネートし、得られた複合シートをプレス成形して片面側に複数の椀状突起を有する半円板状の合成樹脂発泡体内挿物を製作し、前記筒状伸縮性編地の筒軸方向に前記合成樹脂発泡体内挿物の弦方向を合わせて取り付け、合成樹脂発泡体内挿物を包み込むようにして筒状伸縮性編地端を折り返し、両切断端を接合して前記合成樹脂発泡体内挿物を間に挟む2重筒状とすることを特徴とする土踏まず用サポータの製造方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、快適な土踏まず用サポータとその製造方法とに関する。 【0002】 【従来の技術】土踏まずに適度の感触を付与することによって、健康的な心地よさが得られることは古くから知られている。同じような効果を得るため、従来から足裏、土踏まずに緩衝効果、指圧効果、刺激などを付与する足用サポータが、数多く提案されている。たとえば、特開平8−57106号公報には、足首部分に対し安定装着を可能にすることを目的に、踵の足裏部分に衝撃吸収材を、土踏まず部分に対して硬質プラスチック材料からなるブロック体をあてがった足用サポータが、特開平11−76361号公報には、筒状サポータバンドの土踏まず部分をブツブツ状のゴムシートで作った足用のサポータが、特開平11−206946号公報には筒状に編成されたサポータ本体の内面、踵および土踏まずの足裏部分にクッション材を装着した足用サポータが開示されている。また、実願昭62−38235号(実開昭63−146641号)のマイクロフィルムには弾力性の土踏まず圧迫具を取り付けたサポータが、実開平7−21706号公報には、足裏部内面にセラミックス粉末と金属銅を混合した軟質合成樹脂突起を配置したロングソックスが開示されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記した各種のサポータ類は、それぞれに何らかの効果を奏するものと思われる。しかし、サポータの土踏まずに与える感触効果は微妙、かつ総合的なものであり、長時間気持ちよく使用でき、製造コストを低く押さえる必要がある。本発明は、着用効果に優れ、着脱容易で気持ちよく長時間、長期間使用できる土踏まず用サポータを、経済的に提供することを目的とする。そして、これらの観点から製品としての実効性を中心に構成素材、形状、製造コスト等を含めて詳細に検討した結果、完成されたものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するために本発明は、筒状伸縮性編地2,3を内筒と外筒として重ね、かつ少なくとも内筒には、備長炭微粉末を含有する合成繊維および/または半合成繊維を混用した筒状伸縮性編地を用いるサポータ本体1と、内筒伸縮性編地と外筒伸縮性編地との間に取り付けられ、筒内側に向かい複数の椀状突起5を形成する合成樹脂発泡体内挿物4とからなることを特徴とする土踏まず用サポータを提供する。筒状伸縮性編地2,3として、少なくとも40重量%の綿および/またはレーヨンが含まれている編地や、少なくとも20重量%のレーヨンおよび/またはポリエステルが含まれている編地が好適である。備長炭微粉末を含有させる合成繊維および/または半合成繊維には、0.4〜8重量%、好ましくは2〜5重量%の備長炭微粉末を添加するとよい。 【0005】合成樹脂発泡体内挿物4には、好ましくは合成樹脂発泡シート6に繊維シート7をラミネートした複合シートの片面側に、複数の椀状突起5を形成した成形体を使用する。合成樹脂発泡シート6には、架橋型発泡体で、エチレン/酢酸ビニル共重合体および/またはエチレン/アクリル酸エステル共重合体と、ポリエチレン発泡体との積層シート(6a,6b)が好適である。また、合成樹脂発泡体内挿物4の形状は、半円板状であって突起の高さが弦中央部に近づくほど高く、円周部に近づくほど低く形成したものがとくに効果的であって、この合成樹脂発泡体内挿物4の弦方向をサポータ本体の筒軸方向と平行にして取り付ける。 【0006】さらに本発明は、丸編機を用い備長炭微粉末を含有する合成繊維および/または半合成繊維とウーリーナイロンおよび/またはポリウレタン弾性糸を含む筒状伸縮性編地を編成して所要の長さに切断し、他方、合成樹脂発泡シートに繊維シートをラミネートし、得られた複合シートをプレス成形して片面側に複数の椀状突起を有する半円板状の合成樹脂発泡体内挿物を製作し、前記筒状伸縮性編地の筒軸方向に前記合成樹脂発泡体内挿物の弦方向を合わせて取り付け、合成樹脂発泡体内挿物を包み込むようにして筒状伸縮性編地端を折り返し、両切断端を接合して前記合成樹脂発泡体内挿物を間に挟む2重筒状とすることを特徴とする土踏まず用サポータの製造方法を提供する。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の土踏まず用サポータとその製造方法とについて、実施形態を例示しつつ具体的に説明する。図1は本発明土踏まず用サポータの一部切り欠き斜視図であり、図2は合成樹脂発泡体内挿物の平面図、図3は本発明土踏まず用サポータの横方向断面図である。なお、これらの図はいずれも発明の理解を助けるために本発明実施形態の一例をあげたものである。 【0008】本発明にかかる土踏まず用サポータは、サポータ本体1が筒状伸縮性編地により内筒2および外筒3として2重に構成され、かつ、土踏まずを刺激するため、内、外筒伸縮性編地2,3の間に複数の椀状突起5をもった合成樹脂発泡体内挿物4が挿入されている。そして、少なくとも内筒側の伸縮性編地2は、備長炭微粉末を含有する合成繊維および/または半合成繊維を混用して編成する。9は足の挿入部である。 【0009】備長炭は、悪臭物質の吸着効果が大きく、また遠赤外線放射機能を有するので、サポータ本体の構成繊維に備長炭微粉末を添加することにより、足裏等から発生する悪臭を防止し、足裏にほのぼのとした暖かみを与える効果を奏する。足裏等が直接接触する内筒側に、備長炭微粉末を含有する合成繊維および/または半合成繊維を用いて編成した筒状伸縮性編地を用いることにより、違和感を与えないで前記の効果を高めることができる。内、外筒側の両方に備長炭微粉末混入繊維を用いれば、その効果が増大する上、縫製費を節減できるので実際的である。 【0010】備長炭微粉末は、合成繊維やレーヨン等の半合成繊維の製造工程において混入させる。表面塗布等によることも考えられるが洗濯や長期使用の間に効果を喪失するおそれがある。合成繊維および/または半合成繊維に添加する備長炭微粉末の量は、繊維中0.4〜8重量%程度が好ましい。添加量が0.4重量%以下では備長炭の効果が殆ど認められす、5重量%以上になると添加量に見合った効果を得られにくくなる。8重量%を超えると繊維自体の物性に影響を生じる。最適添加量は、一般的に2〜5重量%であるが繊維の種類によって相異し、たとえばレーヨンでは5重量%に近く、ポリアミドおよびポリエステルでは2重量%に近い量である。必要があれば、備長炭微粉末の効果を著しく損なわない範囲で他の添加物を加えても差し支えない。なお、特開2000−290826号公報に備長炭含有繊維の、特開2001−98412号公報に備長炭を含有するレーヨンとその製造方法についての記載がある。 【0011】前記伸縮性編地は、通常、備長炭微粉末含有合成繊維や半合成繊維に、綿などの天然繊維、ポリアミド、ポリエステル、アクリルなどの合成繊維、レーヨンなどの半合成繊維類の適量を混繊あるいは交編して編成する。綿および/またはレーヨンを40重量%以上、混繊または交編しておくことによって、吸湿性が向上しサポータに発生する蒸れを防止できる。編地に伸縮性を付与する目的で、一般にはウーリーナイロンやポリウレタンなどの弾性糸またはその被覆弾性糸を編み込み、あるいは挿入する。ポリエステル、レーヨンなどは必要な引張強度を得る効果がある。 【0012】土踏まずを刺激する目的で、内、外筒伸縮性編地の間に取り付ける複数の椀状突起5をもった合成樹脂発泡体内挿物4について説明する。合成樹脂発泡体内挿物4には、適度の堅さをもった発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタン等のブロックを用いることもできる。しかし、長時間の立ち作業や自動車運転などのためには、合成樹脂発泡シート6(6a,6b)に繊維シート7をラミネートして補強した複合シート8を、プレス成形等によって所要の形状に成型したものが好結果を奏する。複合シート8は、発泡樹脂ブロックを用いるよりも容易に所要の椀状突起形状や好ましい刺激力、圧迫力が得られ、経済的にも有利である。 【0013】合成樹脂発泡シート6としては、エチレン/酢酸ビニル共重合体および/またはエチレン/アクリル酸エステル共重合体と、架橋ポリエチレン発泡体との積層シートが好ましい。架橋発泡エチレン/酢酸ビニル共重合体やアクリル酸エステル共重合体は、優れた弾力性、圧縮回復性を有し架橋ポリエチレン発泡体の特性と調和して土踏まずに心地よい刺激を与えることができる。 【0014】前記共重合体において酢酸ビニルまたはアクリル酸エステルの共重合率は5〜40wt%、好ましくは15〜25wt%である。また、前記共重合体はポリエチレンと混用することができる。たとえば、酢酸ビニル共重合率18wt%のエチレン/酢酸ビニル共重合体に代えて、酢酸ビニル共重合率36wt%のエチレン/酢酸ビニル共重合体50重量部およびポリエチレン50重量部からなる発泡体を使用してもよい。アクリル酸エステルとしては、アクリル酸エチルが好ましく用いられる。ポリエチレン発泡体は、エチレンを主成分とした、樹脂密度が0.915〜0.930g/ccの低密度ポリエチレン、および/または直鎖状ポリエチレン樹脂から得られる発泡体が好適であるが、これに限定されるものではない。 【0015】プレス成形する場合の積層シートは、発泡倍率5〜20倍程度、好ましくは10〜15倍、厚さ3〜10mm、とくに5〜7mmの架橋発泡エチレン/酢酸ビニル共重合体および/またはエチレン/アクリル酸エステル共重合体と、発泡倍率5〜20倍程度、好ましくは10〜15倍、厚さ2〜5mm、とくに3mm前後の架橋ポリエチレン発泡体とを積層するとよい。両発泡体の積層順位に制限はない。 【0016】繊維シート7には、天然繊維あるいは合成繊維を素材とした抄紙、不織布、織物、編物等を利用することができるが、厚さ、成形性、補強効果の点でナイロンジャージー(織物、編物)が優れている。成型後の複合シート厚さは0.7〜2mm程度が好ましい。 【0017】合成樹脂発泡体内挿物4は、複数の椀状突起5を有し、伸縮性編地2,3の間に突起先端が足裏に向かうように取り付けられている。合成樹脂発泡体内挿物4は、サポータの足裏に対峙する面全体をカバーする大きさにして取り付けてもよいが、土踏まずに対応する大きさの半円状のものを取り付けるのが効果的である。土踏まずの形状に合わせ、半円板状であって突起5の高さが弦中央に向かって高く、円周側に次第に低く形成したものが効果的である。椀状突起5の大きさは、弦部分の中央付近に位置するものの基部直径が10〜15mm程度、高さは基部面10から8〜12mm程度が好ましい。椀状突起5は、全体として約10〜20個を基部周りが隣接する突起の基部周りに接する程度ないし3mm程度の間隔で配置するとよい。基部面9は土踏まずの形状に合わせて内筒側に2〜5mm程度湾曲させておくとよい。そして、弦方向を筒軸方向と平行に内、外の筒状伸縮性編地間、通常は軸方向中央近辺に取り付ける。サポータの長さは5〜10cmが好ましく、位置ずれすることなく着用できる。 【0018】本発明に係る土踏まず用サポータの製造方法にとくに制限はない。しかし以下に説明する方法は能率的で推奨できる。まず、丸編機を用い備長炭微粉末を含有する合成繊維糸および/または半合成繊維糸に、たとえば綿糸またはレーヨン糸などの吸湿性繊維糸、被覆弾性糸、合成繊維糸などを適宜に交編し又は挿入し筒状伸縮性編地を編成して所要サポータ長さの2倍長に切断する。他方、合成樹脂発泡シートに伸縮性繊維シートをラミネートしプレス成形して複数の椀状突起が形成された半円板状の合成樹脂発泡体内挿物を製作する。前記筒状伸縮性編地の長手方向に前記合成樹脂発泡体内挿物の弦方向を合わせて取り付け、合成樹脂発泡体内挿物を包み込むようにして筒状伸縮性編地端を折り返し、両切断端を接合し合成樹脂発泡体内挿物を間に挟む2重筒状にして、本発明土踏まず用サポータを製造する。 【0019】 【発明の効果】本発明にかかる土踏まず用サポータは、足裏に接する面が備長炭微粉末を含有する合成繊維糸および/または半合成繊維糸を用いて編成された伸縮性編地であって、足裏に心地よい感触とほんのりとした暖かさを与える。また、土踏まずには、複数の椀状突起を突出させている発泡樹脂体、とくに合成樹脂発泡シートに繊維シートをラミネートした複合シートを成形した合成樹脂発泡体内挿物は、気持ちよく長時間使用でき、長期間の使用に耐える。サポータ本体は伸縮性編地で単に筒状に構成されているので着脱が容易である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】592150273 【氏名又は名称】東レペフ加工品株式会社 【住所又は居所】滋賀県甲賀郡甲西町大字下田字桐山1916番地
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| 【出願日】 |
平成13年6月27日(2001.6.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090505 【弁理士】 【氏名又は名称】中尾 充
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| 【公開番号】 |
特開2003−13311(P2003−13311A) |
| 【公開日】 |
平成15年1月15日(2003.1.15) |
| 【出願番号】 |
特願2001−195453(P2001−195453) |
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