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【発明の名称】 被 服
【発明者】 【氏名】高木 健一
【住所又は居所】岐阜県本巣郡穂積町生津204番地の2株式会社岐阜武内

【要約】 【課題】着ている被服を脱ぐと、普通は手に掛けて持ち歩いているのが現状であり、なにか邪魔な存在物として映り折角の身嗜みも薄らいでしまい被服を脱ぐうえに於いて非常に不都合を感じていた。

【解決手段】右前身頃3と左前身頃4と後身頃5と衿と袖と裏地8からなる被服本体2に於いて、手提手段にて被服本体2を折畳んでバック状とし提手14にて持運びを可能としたものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 右前身頃と左前身頃と後身頃と衿と袖と裏地からなる被服本体に於いて、手提手段にて被服本体を折畳んでバック状とし提手にて持運びを可能としたことを特徴とする被服。
【請求項2】 手提手段として、裏地の縦側中央にファスナーを設けて裏地の中央での開閉を可能とし、中間生地を後身頃と裏地間に設け、被服本体の収納時に形成する外郭にて後身頃と裏地と中間生地を縫着して袋状となるようにし、裏地と中間生地間の上方に提手を縫着にて設けた請求項1記載の被服。
【請求項3】 手提手段として、中間生地の下側に覆生地の両端及び下側を下側の一部を残して挿入部となるよう縫着し、中間生地と覆生地間に折畳んだ一方の挿入を可能とし、且つ挿入部より提手の突設を可能とした請求項1及び請求項2記載の被服。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコートやジャケットなどを脱いだ時の持運びを容易にした被服に関するものである。
【0002】
【従来の技術】科学の発達に伴って繊維製品特に、コートやジャケットなどの被服に於いては縫製技術は勿論その他の技術が発達して、目的に対応するよう通気性や着心地等について色々と考え工夫された物が出ている。そして男性においても身嗜みとしてファッションに気配りをするようになりその季節に或は場所に適したものを着用して出掛けるようになってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのように気配りをして出掛けても被服を着る必要がなくなると、脱いで手に掛けて持ち歩いているのが現状であり、なにか邪魔な存在物として映り折角の身嗜みも薄らいでしまい被服を脱ぐうえに於いて非常に不都合を感じていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不都合を解消するもので、右前身頃と左前身頃と後身頃と衿と袖と裏地からなる被服本体に於いて、手提手段にて被服本体を折畳んでバック状とし提手にて持運びを可能としたものである。手提手段としては、裏地の縦側中央にファスナーを設けて裏地の中央での開閉を可能とし、中間生地を後身頃と裏地間に設け、被服本体の収納時に形成する外郭にて後身頃と裏地と中間生地を縫着して袋状となるようにし、裏地と中間生地間の上方に提手を縫着にて設けたものである。更に手提手段としては、中間生地の下側に覆生地の両端及び下側を下側の一部を残して挿入部となるよう縫着し、中間生地と覆生地間に折畳んだ一方の挿入を可能とし、且つ挿入部より提手の突設を可能としている。
【0005】
【作用】使用に当たっては、ファスナーを閉じて普通の被服と同じように着用する。そして何かの都合によって脱ぐと、そのまま手に持っていたり手に掛けたりしないで、ファスナーを開き左前身頃と右前身頃をそれぞれ引っ繰り返して後身頃に重ね合わせ、中央が開いている裏地を左右に引っ繰り返して重ね合わせている左前身頃と右前身頃を覆う。このように裏地を中央にて左右に引っ繰り返して左前身頃と右前身頃を覆うと、引っ繰り返った裏地の中央にてファスナーの使用が可能となるので提手を取り出してからファスナーを閉じると、中間生地と裏生地とによる外郭によって袋状を形成し、取り出した提手にて手提が出来るようになる。こうして手提が出来るようになると、更に中央を折り曲げ中間生地が内側となるよう一方を覆生地と中間生地間に挿入してバック状にし、提手を挿入部より取り出してバックとして持ち歩くことが出来る。尚提手を裏地と中間生地間の上方のみに設けるだけでなく下方にも設けることによって覆生地と中間生地間に挿入しなくてもバックとして持ち運ぶことが出来る。
【0006】
【実施の形態】以下本発明の一実施例を図面について説明する。図中1はジャケットからなる被服全体を示し、2は右ポケット3aを設けた右前身頃3・左ポケット4aとその上に胸ポケット4bを設けた左前身頃4・後身頃5・衿6・袖7・裏地8からなる被服本体であって、裏地8の右側にファスナー付ポケット8aを、左側にペン差しポケット8bと上側にチケットポケット8cを下側にシガレットポケット8dを設けている。9は手提手段を具体化した手提具を示し、10は裏地8の縦側中央に設けたファスナーであって、裏地8の中央での開閉を可能としている。
【0007】11は中間生地であって、後身頃5と裏地8間にファスナー9が縦方向に於いて中央となるよう被服本体2収納時の外郭12にて該中間生地11と後身頃5と裏地8とを縫着して袋状を形成している。13は覆生地であって、中間生地11の下側に両側を下端の一部を残して挿入部13aとなるよう縫着し、挿入部13a寄りにパスケースポケット13bを設けている。14は帯紐からなる手提用の提手であって、裏地8と中間生地11間の上方に両端を縫着している。
【0008】使用に当たっては、ファスナー10を閉じて普通の被服と同じように着用する。そして着用中一時脱ぎたくなって脱ぐと、そのまま手で持ったり手に掛けたりしないで図3に示す如くファスナー10を開いてから左前身頃4を引っ繰り返して後身頃5に重ね合わせ、その後裏地8の左側を引っ繰り返して図4に示すように左前身頃4を覆う。
【0009】次に右前身頃3を引っ繰り返して後身頃5に重ね合わせ、その後裏地8の右側を引っ繰り返して図5に示すように左前身頃4を覆い、ファスナー10を閉じて提げて14を引き出して手提が出来るようにする。このように中間生地11と裏地8とによる外郭12によって袋状としその中に被服本体2を収納し終ると、中央にて中間生地11が内側となるよう折り曲げ提手14を覆生地13と中間生地11間に挿入して挿入部13aより取出し図6に示す状態としバックとして持ち歩くことが出来る。この時パスなどの小物類はパスケースポケットに入れておくことが出来る。
【0010】
【発明の効果】上述の如く本発明の請求項1に於いては、着ていた被服を脱いでも引っ繰り返す簡単な操作で袋状として折畳みバックとして持ち運ぶことが出来るため、手で持ったり抱えたりする必要がなく、邪魔にならず気持ち良く携帯することが出来る。請求項2に於いては、中間生地と裏生地とによる外郭によって袋状を形成し、取り出した提手にて違和感なく手提が出来る。請求項3に於いては、中間生地と覆生地間に折畳んだ一方を挿入し提手の取出しにてバック状として持ち運ぶことが容易にしかも格好良く出来る。このように多くの特長が有り産業利用上非常に優れた発明である。
【出願人】 【識別番号】399063781
【氏名又は名称】株式会社岐阜武
【住所又は居所】岐阜県本巣郡穂積町生津204番地の2
【出願日】 平成13年6月25日(2001.6.25)
【代理人】 【識別番号】100076945
【弁理士】
【氏名又は名称】六川 詔勝
【公開番号】 特開2003−13309(P2003−13309A)
【公開日】 平成15年1月15日(2003.1.15)
【出願番号】 特願2001−232858(P2001−232858)