| 【発明の名称】 |
ブラジャー |
| 【発明者】 |
【氏名】竹島 丈博 【住所又は居所】大阪府大阪市北区中崎西2―4―12 グンゼ株式会社アパレル事業本部内
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、ブラジャー類の縫合部を極力無くしさらに脇バンド部の厚みを減少させ外観上の美感を向上させるとともに、縫目による生地の凹凸を減少させ着用感を向上させ、薄い上着を着用したときに脇部バンド部が反映し外観を著しく損なう問題を解消すると共に、縫製工数を減少させるブラジャー類を提供するものである。
【解決手段】ブラジャー類の土台部および脇ベルト部は、伸縮性を有する表生地と伸縮性を有する裏生地がドット状またはシート状に積層付着した熱可塑性樹脂を熱接着により張り合わせて構成され、さらに前記土台部の脇部前記生地の間に棒状あるいは中央が幅広状もしくは不定形状の中から選ばれた形状のフィルムボーンを挟設して構成するものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】左右カップと胸部を一周する土台部および脇バンド部と脇部にボーンを有するブラジャーにおいて、前記土台部および脇ベルト部を伸縮性を有する表生地と伸縮性を有する裏生地から構成するとともに、表生地と裏生地を熱可塑性樹脂による熱接着により張り合わせ、さらに前記脇部前記表生地と裏生地の間にフィルム状のボーンを挟設して構成していることを特徴とするブラジャー。 【請求項2】伸縮性を有する土台部および脇バンド部生地を熱接着する手段が前記生地のすくなくとも一方の接着面に熱可塑性を有する樹脂を、ドット状に塗布またはシート状に積層し、熱圧着したものであることを特徴とする請求項1に該当するブラジャー。 【請求項3】前記フィルム状ボーンは真直ぐな棒状、中央部の巾が両端部の巾よりも広い棒状、任意の不定形のなかから選ばれたものであることを特徴とする請求項1または請求項2に該当するブラジャー。 【請求項4】伸縮性を有する土台部および脇バンド部生地を熱接着手段によって構成される部位が脇バンドに限定あるいは土台部と脇バンド部であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに該当するブラジャー。 【請求項5】熱可塑性を有する樹脂がポリウレタン系ホットメルト樹脂、ポリエステル系ホットメルト樹脂、ポリアミド系ホットメルト樹脂、EVA系ホットメルト樹脂、ポリオレフィン系ホットメルト樹脂、スチレン系エラストマー、湿気硬化型ウレタン系ホットメルト樹脂、反応型ホットメルト樹脂、の中から選ばれた樹脂であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに該当するブラジャー。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、胸部を一周する土台部および脇ベルト部にフィルムボーンを挟み熱接着により張り合わせて構成するブラジャーに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、ブラジャーの脇部バンド部には直線状に構成されるボーンが縦方向に使用されている。これは脇部バンドの上下に伸縮性の強い部材が用いられており、この間隙の生地の弾力性が相対的に弱いためブラジャーを着用したとき肉が盛り上がったり、あるいは脇部バンドの下部がずり上がったりして保形効果が損なわれることを防止するために使用されているものである。 【0003】この保形効果を有するボーンを脇部バンド部に装着する手段として、従来は脇部バンド部を構成する表生地と裏生地とを袋状に縫合し、その内部に上記ボーンを収容するか、あるいは脇部バンド部が脇部において別部材にて接合される仕様のものについてはこの接合部に袋状の手段を設け収容し、または脇バンド部の表もしくは裏側に別生地にて袋状の生地を縫接して収容している。 【0004】このため、袋状の縫合部分の縫目が外部に目立つ欠点が発生する。さらにこのボーンを収容する袋状部に限らず、脇部バンド部全体もミシンによって縫合されるため生地を折り曲げる部分が多く発生し分厚くなり、着用感を損なうとともに薄い上着を着用したときに脇部バンド部が反映し外観を著しく損なうものである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】これら上記のような方法では、袋状の縫合部分の縫目が外部に目立つ欠点が発生し、さらに袋状の凸部が肌を刺激し着用感を損なうという問題が発生する。袋状の内部に収容されたボーンは生地の内部で自由であり、着用中の身体の動きによってずれが生じ皺の原因となり保形機能上好ましくない。 【0006】また、ミシンによる縫製にてボーンを収容する手段は多くの工数が必要である。さらに収容部を袋状に縫製後ボーンを挿入するために棒状であることが必須である。本発明は、衣類の縫合部を極力無くしさらに脇バンド部の厚みを減少させ外観上の美感を向上させるとともに、縫目による生地の凹凸を減少させ着用感を向上させ、薄い上着を着用したときに脇部バンド部が反映し外観を著しく損なう問題を解消すると共に、縫製工数を減少させるブラジャーを提供するものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を解決するために、ブラジャー類の土台部および脇ベルト部を伸縮性を有する表生地と裏生地が熱接着により張り合わせて構成し、さらに前記土台部の脇部前記生地の間にフィルム状のボーンを挟設して構成するものである。 【0008】ブラジャーの土台部は左右のカップ部を固定する部品であり表生地と裏生地およびカップワイヤー収容部より構成される。脇バンド部は伸縮性に富んだ表生地および裏生地を熱可塑性樹脂により熱圧着して構成される。 【0009】接着手段については、熱可塑性を有する樹脂を表生地および裏生地のすくなくとも一方の接着面にドット状に塗布し熱圧着する。これは接着後の接着樹脂がドット状に独立しており、生地の伸縮性を阻害しないために接着樹脂自身の伸縮性に左右されない特徴がある。すなわち硬度の高い接着力の強い接着樹脂を使用できるなどの特長がある。また柔軟性および伸縮性を有する樹脂を用いる場合はシート状の樹脂を積層しても構わない。 【0010】保形材として使用するフィルム状ボーンは従来から使用されているような棒状形状でブラジャーの保形性能により厚み、巾、硬さを任意に設定されるものである。また、従来の方法のように袋状収容部材に挿入して用いる必要がないため、巾が均一な棒状に限定されることなく任意の形状にすることが出来、脇バンド部が受ける縦方向のたわみを防止するために縦長ボーンの中央部の巾を両端部よりも広くすることが出来る。なお巾を広くすることにより、厚みが少なくなるため、土台部および脇バンド部を薄く仕上げることが出来る。よって、さらに着用感の向上に寄与するものである。 【0011】 【発明の実施の形態】本発明におけるブラジャーの実施例について説明する。第1図はブラジャーの正面図であるが、このブラジャー1は左右カップ部5と土台部と伸縮性脇バンド部、脇部ボーン4および肩紐8から構成され、土台部と脇バンド部は表生2と裏生地3から構成され、この表生地2と裏生地3はドット状に転写した接着樹脂9またはシート状の熱接着樹脂にて接着されている。 【0012】接着手段は先ず土台部及び脇バンド部を構成する表生地2と裏生地3を所定の形状に裁断し、前記表生地2と裏生地3いずれか一方の片面に一般に行われている公知の手段にてポリウレタン系ホットメルト樹脂、ポリエステル系ホットメルト樹脂、ポリアミド系ホットメルト樹脂、EVA系ホットメルト樹脂、ポリオレフィン系ホットメルト樹脂、スチレン系エラストマー、湿気硬化型ウレタン系ホットメルト樹脂、反応型ホットメルト樹脂のいずれかをドット状に転写した後、フィルムボーン4を土台部及び脇バンド部の所定の位置に配置し表生地2と裏生地3に挟設した後熱プレス機にて溶着する。 【0013】フィルムボーン4はポリエチレンテレフタレート(PET)あるいはポリプロピレン(PP)樹脂等のシートからなるものを任意の形状に裁断して使用し、巾3mm以上、厚さ0.3mm〜1.0mmの棒状、中央部の巾適宜、両端部の巾3mm以上の中央部が膨らんだ形状、所望により任意の不定形状の中から選択された形状である。 【0014】本発明の実施例のひとつであるポリアミド系ホットメルト樹脂を接着材として使用したブラジャーの土台部および沸きバンド部の詳細な実施の形態を説明すると、表生地2および裏生地3はポリウレタン弾性糸20〜50%、ナイロン50%〜80%からなるパワーネット生地を使用している。そして、肩紐8、左右脇バンド係合具11、12等は縫着手段によっているが、上記と同様に接着手段によって接合してもよい。 【0015】ドット接着の場合、土台部及び脇バンド部を構成する表生地2と裏生地3いずれかの接着面側に4ドット/cm〜20ドット/cmの範囲でドットを形成するのが望ましいが、実施例では7ドット/cm〜8ドット/cmの範囲で形成している。これは後工程にて身生地と熱溶着したときに圧着によりドットが扁平に拡大しても隣接するドット同士が併合しない範囲であることが必要であり、さらに生地の伸縮性を保つためには十分なドット間隙を有していることが必要である。ドットの直径はドット形成時0.7mmであり、熱圧着後は0.75mmとなり熱圧着後の生地に対するドット占有面積率は25%である。したがってこの実施例の場合接着部生地の75%はフリーな状態で伸縮可能であり、接着による伸度の制約は極めて少ないのが特徴である。また接着材自身を十分な伸縮性のあるものを選択することにより伸縮性はさらに良好なものになる。 【0016】熱溶着各部の伸びの状況は、150%〜200%でありブラジャーの脇バンドとしては十分な伸度を有している。また土台部および脇バンド部の上縁および下縁部は第4図に示すように(1)接着端部をそのまま露出させても、あるいは(2)別の伸縮性を有するテープ生地を同様の接着手段にて端部を包むように包被しても、(3)表生地端あるいは裏生地端を折り曲げて対峙する生地を包被して接着しても良い。また通常使用されているスパンテープ生地等を外側から接着しても良い。 【0017】 【発明の効果】本発明は、ブラジャーの縫合部を極力無くしさらに脇バンド部の厚みを減少させ外観上の美感を向上させるとともに、縫目による生地の凹凸を減少させ着用感を向上させ、薄い上着を着用したときに脇部バンド部が反映し外観を著しく損なう問題を解消すると共に、縫製工数を減少させるブラジャーを提供するものである。 【0018】さらに、任意の形状のボーンを装着出来、脇バンド部の縦方向のたわみを防止し保形性能を高めるというボーンの要求性能を大幅に向上させることが出来る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001339 【氏名又は名称】グンゼ株式会社 【住所又は居所】京都府綾部市青野町膳所1番地
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| 【出願日】 |
平成14年5月27日(2002.5.27) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−342804(P2003−342804A) |
| 【公開日】 |
平成15年12月3日(2003.12.3) |
| 【出願番号】 |
特願2002−152183(P2002−152183) |
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