| 【発明の名称】 |
装身用パッド |
| 【発明者】 |
【氏名】高津 章 【住所又は居所】神奈川県厚木市田村町6番11号、株式会社ダッチェス内
【氏名】神崎 磋利 【住所又は居所】神奈川県厚木市田村町6番11号、株式会社ダッチェス内
【氏名】神崎 説夫 【住所又は居所】神奈川県厚木市田村町6番11号、株式会社ダッチェス内
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】女性の身体に装着する装身用パッドにおいて、前記装身用パッドは、保形性を有する素材からなる表面側のパッド層と、低反発性の弾性体からなる裏面側のパッド層とを備えるように構成して課題を解決した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 女性の身体に装着する装身用パッドにおいて、前記装身用パッドは、保形性を有する素材からなる表面側のパッド層と、低反発性の弾性体からなる裏面側のパッド層とを備えていることを特徴とする装身用パッド。 【請求項2】 前記裏面側のパッド層の表面に、剛性を有する表面側のパッド層を積層した状態で配置するとともに、前記表面側のパッド層の表面を、女性用衣料の製品を形成する表面地で覆ったことを特徴とする請求項1記載の装身用パッド。 【請求項3】 請求項1又は2に記載の装身用パッドにおいて、前記裏面側のパッド層の容積を、女性の乳房体の移動容積に順応する量に設定したことを特徴とする装身用パッド。 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の装身用パッドにおいて、前記表面側のパッド層又は裏面側のパッド層の少なくとも一部を、スライス方式で創出したことを特徴とする装身用パッド。 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれかに記載の装身用パッドにおいて、前記表面側のパッド層を、単独又は裏面側のパッド層を含めモールド成形により形成したことを特徴とする装身用パッド。 【請求項6】 請求項1乃至3のいずれかに記載の装身用パッドにおいて、前記表面側のパッド層の面積を、裏面側のパッド層より小さくなるように設定したことを特徴とする装身用パッド。 【請求項7】 請求項1乃至3のいずれかに記載の装身用パッドにおいて、前記装身用パッドを、当該装身用パッドが使用される女性用衣料の製品の表地と一体的に形成したことを特徴とする装身用パッド。 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載の装身用パッドにおいて、前記装身用パッドがヒップパッドまたはデルタパッドのいずれかであることを特徴とする装身用パッド。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、ブラジャー、水着等の胸部位置などに装着するブラジャー等の装身用パッドに関し、特に、肌当たりがよく、しかも保形性に優れたブラジャー等の装身用パッドに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、ブラジャー、水着等の胸部位置などに装着する装身用パッドとしては、通常、ウレタンフォームからなるものが多く用いられており、このウレタンフォーム製のパッドは、カット性や成形性に優れ、かつ材料費も低廉のため、製造コストが安いといった利点を有している。 【0003】しかし、上記ウレタンフォーム製のパッドは、カット性や成形性に優れているものの、モールド成形等によって成形されると、弾性率が高くなるため、女性のバストに接触する部分が変形しにくく、外力に対するもどりが速いため、肌当たりが悪く、着用感の点で満足のいくものではないという問題点があった。 【0004】そこで、上記の問題点を解決し得る技術としては、例えば、実用新案登録第3072995号公報に開示されたものが既に提案されている。 【0005】この実用新案登録第3072995号公報に係るブラジャー用カップは、ふくらんだ部分を厚さ方向に親指と人差指とではさんで、一杯に圧縮し、次いで手放した時、押さえの時に生じたくぼみが消失する時間が1秒以上6秒位の値を示す遅行弾性回復のブラジャー用カップである。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記実用新案登録第3072995号公報に係るブラジャー用カップの場合には、ふくらんだ部分を厚さ方向に親指と人差指とではさんで、一杯に圧縮し、次いで手放した時、押さえの時に生じたくぼみが消失する時間が1秒以上6秒位の値を示す遅行弾性回復のブラジャー用カップであるが、遅行弾性回復の発泡体は、一般的に保形性が悪く、保形性を必要とするブラジャー等の装身用パッドとしては、それ自体でパッド体を構成することができないという問題点を有している。 【0007】また、上記実用新案登録第3072995号公報に係るブラジャー用カップの場合、遅行弾性回復の発泡体は、飽くまで脂肪層を含む乳房体の役割を果たすに止まり、女性の乳房の若さや、形状を保つ表皮(皮膚層)の役割を果たすことができず、バストアップやバストの形状を理想的な形状に近づける補整機能を発揮させることができないという問題点を有している。 【0008】そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものでり、その目的とするところは、肌当たりが良く、着用感の点で満足のいくものであるのは勿論のこと、保形性が良く、バストアップやバストの形状を理想的な形状に近づける補整機能を同時に発揮させることが可能なブラジャー等のパッドを提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に記載された発明は、女性の身体に装着する装身用パッドにおいて、前記装身用パッドは、保形性を有する素材からなる表面側のパッド層と、低反発性の弾性体からなる裏面側のパッド層とを備えていることを特徴とする装身用パッドである。 【0010】また、請求項2に記載された発明は、前記裏面側のパッド層の表面に、剛性を有する表面側のパッド層を積層した状態で配置するとともに、前記表面側のパッド層の表面を、女性用衣料の製品を形成する表面地で覆ったことを特徴とする請求項1記載の装身用パッドである。 【0011】さらに、請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載の装身用パッドにおいて、前記裏面側のパッド層の容積を、女性の乳房体の移動容積に順応する量に設定したことを特徴とする装身用パッドである。 【0012】また更に、請求項4に記載された発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の装身用パッドにおいて、前記表面側のパッド層又は裏面側のパッド層の少なくとも一部を、スライス方式で創出したことを特徴とする装身用パッドである。 【0013】又、請求項5に記載された発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の装身用パッドにおいて、前記表面側のパッド層を、単独又は裏面側のパッド層を含めモールド成形により形成したことを特徴とする装身用パッドである。 【0014】更に、請求項6に記載された発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の装身用パッドにおいて、前記表面側のパッド層の面積を、裏面側のパッド層より小さくなるように設定したことを特徴とする装身用パッドである。 【0015】また、請求項7に記載された発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の装身用パッドにおいて、前記装身用パッドを、当該装身用パッドが使用される女性用衣料の製品の表地と一体的に形成したことを特徴とする装身用パッドである。 【0016】さらに、請求項8に記載された発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載の装身用パッドにおいて、前記装身用パッドがヒップパッドまたはデルタパッドのいずれかであることを特徴とする装身用パッドである。 【0017】 【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。 【0018】実施の形態1図2はこの発明の実施の形態1に係る装身用パッドを適用したブラジャーを示すものである。 【0019】図2において、1は女性用衣料としてのブラジャーを示すものであり、このブラジャー1は、女性の左右のバストをそれぞれ覆う左右のバストカップ部2、3を備えている。これらの左右のバストカップ部2、3は、当該左右のバストカップ部2、3の下方から側方にわたって設けられる身頃体4と一体的に縫着されている。上記ブラジャー1は、身頃体4の背面側に位置する両端部を、フックやアイ等の係止具によって連結することにより、当該身頃体4は、人体骨格の全周を覆うように輪状に形成されている。通常ブラジャーにおいては、乳房輪郭(バスト基底)を以ってバストカップ及び身頃体の区分をしている。しかし、当該バストカップは、より人体の立体性とバストカップ部並びに身頃部切替線が人体に与えるゴロツキ感(抵抗)を解消、さらにはバストアップ力、バスト寄せ力を高めるために、バスト周辺身頃を一体設計したデザインパターンまで含むバストカップ又はバストパッドである。当該バストカップ体は、ボディアームピット部において身頃と接続される。なお、上記身頃体4は、その背面側を構成する素材に伸縮性を持たせるとともに、当該身頃体4を円筒状に形成することによって、フックやアイ等からなる係止具を使用しないように構成しても良い。図1中、5、6は左右の肩にかける肩紐部材としてのストラップを示すものである。 【0020】ところで、この実施の形態に係る装身用パッドとしてのバストパッドは、女性の身体に装着する装身用パッドにおいて、前記装身用パッドは、保形性を有する素材からなる表面側のパッド層と、低反発性の弾性体からなる裏面側のパッド層とを備えるように構成されている。 【0021】また、この実施の形態に係る装身用パッドとしてのバストパッドは、裏面側のパッド層の容積を、女性の乳房体の移動容積に順応する量に設定するように構成されている。 【0022】すなわち、この実施の形態に係るバストパッド11は、図1に示すように、保形性を有する素材からなる表面側のパッド層12と、低反発性の弾性体からなる裏面側のパッド層13とから構成されている。上記表面側のパッド層12は、例えば、発泡ウレタン等をモールド成形することによって、所定の湾曲形状で均一な肉厚に形成されている。また、上記裏面側のパッド層13は、例えば、ウレタンフォームやシリコンゴム等からなる低反発性の発泡体などの弾性体によって形成されており、この裏面側のパッド層13における低反発性の程度は、乳房の老化度や表皮の弾性度によりまったく異なるが、例えば、指で強く押さえた後に、元通りに復元するまでの時間が、1秒以上60秒未満程度に設定されている。さらに、この裏面側のパッド層13は、図1に示すように、表面側のパッド層12の所定位置に、縫着乃至接着等の手段によって固着されている。 【0023】上記裏面側のパッド層13は、図1に示すように、人体のバストの容積をカバーし、ボリュームをアップさせる機能を果たすため、その容積は、女性の乳房体の移動容積に順応する量、例えば、乳房の老化度や皮脂の弾性度により、20%レベルから殆ど100%近くまで移動するものであり、容積の移動は、年代的美的観点から必要とするシルエット形状に準じてデザインされ、寧ろこの容積を補充する方向のものである。よって、上記裏面側のパッド層13の容積は、女性乳房の理想とするシルエットに対し、人体乳房の必要容積量を付加補充、移動させるパッド容積であることが望ましい。また、上記裏面側のパッド層13の内面側の形状は、図1(b)に等高線で示すように、人体のバストの下端部に相当する部分が高く設定されており、人体のバストの容積をカバーし、ボリュームをアップさせる機能を果たすとともに、バストアップ機能をも果たすように設定されている。 【0024】なお、上記バストパッド11は、例えば、表面側のパッド層12が、ブラジャー1の左右のバストカップ部2、3に縫着されるとともに、当該バストパッド11の内面は、左右のバストカップ部2、3の内面を覆う布地によって被覆されるように構成されている。但し、上記バストパッド11は、ブラジャー1の左右のバストカップ部2、3そのものを構成するように構成しても良いし、全く独立体とし挿入パッドとしても良い。 【0025】以上の構成において、この実施の形態に係る装身用パッドを適用したブラジャーにおいては、次のようにして、肌当たりが良く、着用感の点で満足のいくものであるのは勿論のこと、保形性が良く、バストアップやバストの形状を理想的な形状に近づける補整機能を同時に発揮させることが可能となっている。 【0026】すなわち、上記バストパッド11は、図1に示すように、保形性を有する素材からなる表面側のパッド層12と、低反発性の弾性体からなる裏面側のパッド層13とから構成されているので、女性のバストに接触する部分は、低反発性の弾性体からなる裏面側のパッド層13であり、肌当たりが良く、着用感の点で満足がいくものとなっている。しかも、上記表面側のパッド層12は、保形性を有する素材からなるため、バストパッド11自体の外形状を所定の形状に保持して、理想とするバスト形状に創出することが可能であるとともに、低反発性の弾性体からなる裏面側のパッド層13と相俟って、当該裏面側のパッド層13がバストアップ等の補整機能を果たしても、裏面側のパッド層13は、表面側のパッド層12の裏面側に固着されているため、不本意に移動することがなく、バストアップ等の補整機能を十分に果たすことが可能となっている。 【0027】図3乃至図5はこの発明の他の実施の形態をそれぞれ示すものであり、前記実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、図 に示す実施の形態では、裏面側のパッド層の表面に、剛性を有する表面側のパッド層を積層した状態で配置するとともに、前記表面側のパッド層の表面を、女性用衣料の製品を形成する表面地で覆うように構成されている。 【0028】すなわち、この実施の形態に係るバストパッド11は、図3に示すように、保形性を有する素材からなる表面側のパッド層12が、薄い合成樹脂等の保形性を有する素材から構成されているとともに、裏面側のパッド層13よりも小さい形状に形成されている。また、上記表面側のパッド層12と裏面側のパッド層13は、女性用衣料の製品としてのブラジャー1の左右のバストカップ部2、3を構成する表面地14で一体的に覆われるように構成されている。なお、上記表面地14は、ストレッチ製を有する素材で構成しても良い。 【0029】また、この実施の形態の他の例に係るバストパッド11は、図4に示すように、裏面側のパッド層13が、女性のバストのトップ部の上部から下端部に掛けて覆うのではなく、女性のバスト全体を覆うように構成されており、当該裏面側のパッド層13は、女性のバストのトップ部の上部から上端部までが、その肉厚を極薄くするなどして、フレキシブルに形成されている。さらに、この実施の形態では、保形性を有する素材からなる表面側のパッド層12が、裏面側のパッド層13の下端部から、女性のバストのトップ部の上部までを覆うように構成されている。なお、上記表面側のパッド層12は、裏面側のパッド層13に接着又は縫着等の手段によって固着されている。 【0030】さらに、図5に示す実施の形態では、表面側のパッド層12が、女性のバストトップを境にして、上半分の部分12aと、下半分の部分12bとに分割して構成されており、当該パッド層12の上半分の部分12aは、保形性を有する素材によって構成されており、例えば、ウレタンの成形品や裏面側のパッド層13に対するコーテイング、あるいはプレス成形などによって、裏面側のパッド層13と一体的に成形されている。また、上記パッド層12の上半分の部分12aは、フレキシブルな素材によって形成されており、下半分の部分12bに対して別部材となっているため、バストの移動を助ける機能を有していて、女性のバストの形状をいっそう理想的な形状に近付けることができるとともに、肌当たりがよりいっそう良好なものとなっている。このパッド層12の上半分の部分12aは、ブラジャー1の左右のバストカップ部2、3に縫着又は接着等によって固着されており、又、下半分の部分12bとも、必要に応じて、縫製等によって連結されている。 【0031】その他の構成及び作用は、前記実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。 【0032】なお、前記実施の形態では、装身用パッドとしてバストパッドに適用した場合について説明したが、これに限定される訳ではなく、装身用パッドとして、ヒップパッドまたはデルタパッドに適用しても良いことは勿論である。また更に、上記装身用パッドとしては、肩パッドやプロテクター、並びに各種ボーンと人体接点のクッション効果(当たりを緩和)を果たすパッドとしても適用可能である。 【0033】 【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、肌当たりが良く、着用感の点で満足のいくものであるのは勿論のこと、保形性が良く、バストアップやバストの形状を理想的な形状に近づける補整機能を同時に発揮させることが可能なブラジャー等のパッドを提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000133456 【氏名又は名称】株式会社ダッチェス 【住所又は居所】神奈川県厚木市田村町6番11号
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| 【出願日】 |
平成14年4月30日(2002.4.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082739 【弁理士】 【氏名又は名称】成瀬 勝夫 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−328209(P2003−328209A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月19日(2003.11.19) |
| 【出願番号】 |
特願2002−128605(P2002−128605) |
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