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【発明の名称】 女性用被服
【発明者】 【氏名】川見 文子
【住所又は居所】大阪市中央区船場中央1丁目3番2−224号 株式会社ウィズ内

【要約】 【課題】カップ部とカップフレーム部とを分離して、自由に組み合わせできる構成とすることにより、ユーザに対しては、多様性に富んだ使い勝手の良い女性用被服を提供し、製造メーカに対しては、カップ部とカップフレーム部とを個別に生産可能な生産性に優れた女性用被服を提供する。

【解決手段】左右のカップ部11,12と、これらカップ部11,12を体に装着するためのカップフレーム部13とからなり、これらカップ部11,12とカップフレーム部13とが分離して設けられている。また、カップフレーム部13には、左右のカップ部11,12を装着するときに、装着するカップ部11,12の下カップ部分11a,12aを差し込んで受け止めるカップ受け部15a,15bが設けられている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】左右のカップ部と、これらカップ部を体に装着するためのカップフレーム部とからなり、これらカップ部とカップフレーム部とが分離して設けられていることを特徴とする女性用被服。
【請求項2】 前記カップフレーム部には、左右のカップ部を装着するときに、装着するカップ部の下カップ部分を差し込んで受け止めるカップ受け部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の女性用被服。
【請求項3】 前記カップ部の下カップ部分の下端縁には、前記カップ受け部に差し込むための差込片が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の女性用被服。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右のカップ部と、これらカップ部を体に装着するためのカップフレーム部とからなる例えばブラジャーやボディースーツ等の女性用被服に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のブラジャーの一例を図6に示す。
【0003】すなわち、従来のブラジャーは、左右のカップ部51,52と、これらカップ部51,52を乳房部分にフィットさせるために体(アンダーバスト部分)に装着するカップフレーム部53とからなり、これらカップ部52,53とカップフレーム部53とが一体的に形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来のブラジャーは、その装着感やバストアップの向上といった体型補整の観点から、種々の構造のものが提案されているが、どのような構造であっても、左右のカップ部51,52とカップフレーム部53とは必ず一体に形成されている。
【0005】一方、バストの形や大きさ等は人によって様々であり、そのため、ブラジャーのサイズも種々のものが提供されている。例えば、カップ部としては、トップとアンダーとの差によって一般的レギュラーサイズとしてAカップからGカップまで7種類程度のものが提供されており、カップフレーム部としては、アンダーバストが60cmから5cm刻みに110cm程度まで10種類以上のものが提供され、両部が一体となってB70のように表示される組み合わせサイズ数は、50種類以上となっている。従って、ユーザは、アンダーバストとカップサイズの両方を考慮して、自分に合ったサイズのものを選択して、自分の好みに応じた数だけ購入する必要があった。
【0006】また、製品を提供する側においても、これらすべての種類の組み合わせサイズを用意する必要があり、多品種少量生産といった効率の悪い生産となっていた。
【0007】本発明はかかる点に着目して創案されたもので、その目的は、カップ部とカップフレーム部とを分離して、自由に組み合わせできる構成とすることにより、分離されたカップ部は数種類で如何なるバストにも柔軟に対応可能で、ユーザに対しては、サイズ選択が簡単となり、多様性に富んだ使い勝手の良い女性用被服を提供し、製造メーカに対しては、カップ部とカップフレーム部とを個別に生産することにより必要生産サンズの種類が従来のブラジャーと比べて1/2以下に削減され、生産効率に優れた女性用被服を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の女性用被服は、左右のカップ部と、これらカップ部を体に装着するためのカップフレーム部とからなり、これらカップ部とカップフレーム部とが分離して設けられていることを特徴としている。
【0009】このような特徴を有する本発明によれば、ユーザにとっては、カップフレーム部さえ自分にフィットするものを選んでおけば、後は、自分のカップサイズに合ったカップ部のみを、自分の好みに応じた数だけ購入し、そのときの気分や状況に応じて任意に組み合わせて使用することで、変化に富んだ多様な使い方ができる。また、これを製造するメーカにとっても、カップ部とカップフレーム部とを個別に製造すればよいので、製造効率が向上する。
【0010】また、前記カップフレーム部には、左右のカップ部を装着するときに、装着するカップ部の下カップ部分を差し込んで受け止めるカップ受け部が設けられている。このようなカップ受け部を設けておくことで、カップ部を安定的に装着することができる。そのため、例えば体操のような激しい動きをしても、カップ部がずれたり外れたりすることがない。
【0011】また、前記カップ部の下カップ部分の下端縁には、前記カップ受け部に差し込むための差込片が設けられている。このような差込片を設けておくことで、カップ部をより安定的に装着することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0013】図1は、本発明の女性用被服の一実施の形態であるブラジャーの全体構成を示す説明図である。
【0014】このブラジャー1は、左右のカップ部11,12と、これらカップ部11,12を体に装着するためのカップフレーム部13とからなり、これらカップ部11,12とカップフレーム部13とが分離して設けられている。
【0015】カップフレーム部13の前側部分は、左右の乳房のアンダー部分に沿って体にフィットするように、U字状の湾曲部14a,14bとなっている。また、左右の湾曲部14a,14bには、左右のカップ部11,12を装着するときに、装着するカップ部11,12の下カップ部分11a,12aを差し込んで受け止めるためのカップ受け部15a,15bがそれぞれ設けられている。
【0016】このような構成のブラジャー1を装着する場合、ユーザは、まず左右の肩紐16a,16b部分にそれぞれ腕を通して肩に掛け、カップフレーム部13の両端に設けられているフック15a,15bを背中の真ん中で係止して、カップフレーム部13を体に装着する。そして、湾曲部14a,14bが左右の乳房のアンダー部分に沿うようにカップフレーム部13を調整する。
【0017】この後、図2に示すように、例えば左側のカップ部11の下カップ部分11aを、左側のカップ受け部15aに差し込み、カップ部11が乳房にフィットするように、その差込み深さを調整する。同様に、右側のカップ部12の下カップ部分12aを、右側のカップ受け部15bに差し込み、カップ部12が乳房にフィットするように、その差込み深さを調整する。以上により、ブラジャー1の装着を完了する。
【0018】このような構成のブラジャー1によれば、1つのカップフレーム部13に対して、カップ部11,12を複数組み用意しておけば、そのときの気分や状況に応じて、カップ部11,12を任意に付け替えることが可能となる。
【0019】また、カップ部11,12は、カップ受け部15a,15bによって受け止められている(正確には、乳房とカップ受け部15a,15bとの間に保持されている)ので、腕の上げ下げや体をひねるといった運動を行っても、カップ部11,12がずれるといった心配はない。実際に試作品を作製して実験を行った結果においても、そのような運動でカップ部11,12がずれることはなかった。
【0020】図3は、カップ部11,12の他の実施例を示している。
【0021】すなわち、この実施例では、カップ部11,12の下カップ部分11a,12aの下端縁に、カップフレーム部13まで差し込むための差込片11b,12bが設けられている。
【0022】すなわち、この差込片11b,12bは、図4に示すように、カップ受け部15a,15bを通過し、湾曲部14a,14bも通過して、カップフレーム部13まで差し込まれるようになっている。
【0023】このような構成のブラジャー1を装着する場合、ユーザは、まず左右の肩紐16a,16b部分にそれぞれ腕を通して肩に掛け、カップフレーム部13の両端に設けられているフック15a,15bを背中の真ん中で係止して、カップフレーム部13を体に装着する。そして、湾曲部14a,14bが左右の乳房のアンダー部分に沿うようにカップフレーム部13を調整する。
【0024】この後、図4に示すように、例えば左側のカップ部11の下カップ部分11aを、左側のカップ受け部15aに差し込み、さらに、差込片11bを湾曲部14aを通過させてカップフレーム部13まで差し込む(押し込む)。そして、カップ部11が乳房にフィットするように、その差込み深さを調整する。同様に、右側のカップ部12の下カップ部分12aを、右側のカップ受け部15bに差し込み、さらに、差込片12bを湾曲部14bを通過させてカップフレーム部13まで差し込む(押し込む)。そして、カップ部12が乳房にフィットするように、その差込み深さを調整する。以上により、ブラジャー1の装着を完了する。
【0025】これにより、カップ部11,12は、下カップ部分11a,12aがカップ受け止め部15a,15bで受け止められるだけでなく、差込片11b,12bがカップフレーム部13と体との間に差し込まれる形で保持されるので、例えば体操のような激しい動きをしても、カップ部11,12がずれたり外れたりすることがない。
【0026】なお、上記実施の形態では、左右のカップ部11,12も個別に形成しているが、カップ部11,12については、図5に示すように、紐部材20によって左右のカップ部11,12を一連につないだ構造としてもよい。ただし、バストトップの位置が個人によって異なることを考慮すれば、左右のカップ部11,12を個別に形成しておく方がよい。
【0027】
【発明の効果】本発明の女性用被服によれば、ユーザにとっては、カップフレーム部さえ自分にフィットするものを選んでおけば、後は、自分のカップサイズに合ったカップ部のみを、自分の好みに応じた数だけ購入し、そのときの気分や状況に応じて任意に組み合わせて使用することで、変化に富んだ多様な使い方ができる。また、これを製造するメーカにとっても、カップ部とカップフレーム部とを個別に製造すればよいので、製造効率が向上する。
【0028】また、カップフレーム部にカップ受け部が設けられているので、カップ部を安定的に装着することができる。そのため、例えば体操のような激しい動きをしても、カップ部がずれたり外れたりすることがない。
【0029】また、カップ部の下カップ部分の下端縁に差込片が設けられているので、カップ部をより安定的に装着することができる。
【出願人】 【識別番号】594208318
【氏名又は名称】ウィズ株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市中央区船場中央1丁目3番2−224号
【出願日】 平成14年5月9日(2002.5.9)
【代理人】 【識別番号】100075502
【弁理士】
【氏名又は名称】倉内 義朗
【公開番号】 特開2003−328206(P2003−328206A)
【公開日】 平成15年11月19日(2003.11.19)
【出願番号】 特願2002−134075(P2002−134075)