| 【発明の名称】 |
ブラジャーなどのバック部補強構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】宇高 章平
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| 【要約】 |
【課題】親指の喰い込みによるバック布の損傷を防止でき、長い期間に亘って使用することができると共に、雄、雌止着具の係合操作も簡易になる。また、着け心地が良好になる。
【解決手段】背面部に設けた雄、雌止着具12,14により着脱する方式のブラジャーなどのバック部補強構造であって、伸縮性生地からなる左右のバック布4に伸縮性テープ10を縫着する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 背面部に設けた雄、雌止着具により着脱する方式のブラジャーなどのバック部補強構造であって、伸縮性生地からなる左右のバック布に伸縮性テープを縫着してなるブラジャーなどのバック部補強構造。 【請求項2】 左右のバック布の上端辺と下端辺の略中間部に、一端をカップ脇側縁に、他端を雄、雌止着具テープに達する1本または複数本の伸縮性テープが縫着されている請求項1記載のブラジャーなどのバック部補強構造。 【請求項3】 左右のバック布の一端部に短片の伸縮性テープが縫着されている請求項1記載のブラジャーなどのバック部補強構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ブラジャー、ボディスーツなどのファンデーションおよび水着などのスポーツ衣料のようにバック布を有する衣類において、着脱時に指が喰いこむバック布の位置に伸縮性テープを取り付けて生地の損傷を防止するブラジャーなどのバック部補強構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】バックの布を有する代表的な衣類であるブラジャーは、一般的に左右のカップ布と、そのカップ布の下端部に縫着する土台布と、脇部から背中にかけて伸びるバック布と、肩紐とから構成されている。 【0003】このように構成されたブラジャーは、左右のバック布の両端部に取り付けられた雄、雌止着具を係脱することにより着脱している。すなわち、着用に際しては、図9に示すように、バック布24の一端部と止着具付きテープ片33の境界部付近に親指Aを外側にし、人差し指Bを内側にして挟み、背中の中央部方向へ引き寄せて雄止着具を雌止着具の所定位置で係合していた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この係合操作を行なうと、図10に示すように、親指Aがバック布24に深く喰い込むため、繰り返して使用しているうちに、図11に示す親指Aの当たる部分Cの生地が伸びてしまい、やがて擦り切れたり、破れたりして使用できなくなると言った問題があった。特に爪を長く伸ばしている女性の場合には、爪が生地に喰い込んで短期間のうちに破れると言った問題点があった。 【0005】本発明は、上記の問題を解決することを課題として開発されたもので、親指の喰い込みによるバック布の損傷を防止でき、長い期間に亘って使用することができると共に、雄、雌止着具の係合操作も簡易になり、かつ着用した時の着け心地が良好なブラジャーなどのバック部補強構造を提供することを目的とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、その目的を達成する手段として、本発明では、背面部に設けた雄、雌止着具により着脱する方式のブラジャーなどのバック部補強構造であって、伸縮性生地からなる左右のバック布に伸縮性テープを縫着してなるブラジャーなどのバック部補強構造を開発し、採用した。 【0007】また、本発明では、上記のように構成したブラジャーなどのバック部補強構造において、左右のバック布の上端辺と下端辺の略中間部に、一側端をカップ脇側縁に、他端を雄、雌止着具テープ片に達する1本または複数本の伸縮性テープが縫着されているブラジャーなどのバック部補強構造、および左右のバック布の一端部に短片の伸縮性テープが縫着されているブラジャーなどのバック部補強構造をそれぞれ開発し、採用した。 【0008】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態をバック布を有する代表的な衣類のブラジャーについて説明するが、本発明はブラジャーのみに限定されるものではなく、図示していないが、例えば、ボディスーツ、水着などのスポーツ衣料にも適用できるものである。 【0009】図1〜図4は本発明の第1実施の形態を示しており、1はブラジャー本体で、両乳房を覆う左右一対のカップ布2,2と、この両カップ布2,2を連結するフロント布3と、カップ布2,2の脇側縁から着用者の背中側に伸びる左右のバック布4,4と、カップ布2,2の上端とバック布4,4の一側上端を連結する伸縮性の肩紐5とから構成されている。そして、両カップ布2,2の下辺湾曲部に沿ってカップを保形するための芯材6を収納する筒状布7が縫着されている。 【0010】左右のバック布4,4は、長さ方向および幅方向の両方向に伸縮性を有するが、特に長さ方向により大きな伸縮性を有する編み生地、例えば、パワーネットなどで編成されており、その上端辺および下端辺に長さ方向に伸縮する細幅のゴム状の伸縮性テープ8,9が縫いつけられている。 【0011】10は左右のバック布4,4の内面側において、幅方向の略中央部に縫着されたゴム状の伸縮性テープであり、この伸縮性テープ10は、前述の上、下端辺の伸縮性テープ8,9と同様に長さ方向に伸縮するもので、一端部をカップ布2の脇側縁に、他端部を後述する止着具テープ片に縫い付けてあり、図1に示すように1本あるいは図2に示すように2本縫着する場合がある。 【0012】11は一方のバック布4の一端部に縫着された雄止着具12を有するテープ片、13は他方のバック布4の一端部に縫着された雌止着具14を有するテープ片である。 【0013】上記のように構成した本発明の第1実施の形態に係るブラジャーなどのバック部補強構造の使用例を作用、効果と共に説明すると、ブラジャーを着用するに際しては、図7に示すように、左右のバック布4,4の一端部を親指Aと人差し指Bとで挟んで背中の中央部に引き寄せて、雄止着具12を所定位置の雌止着具14に係合させて着用するのは一般のブラジャーと同じであるが、この係合操作時に親指Aがバック布4,4に喰い込んでも、バック布4,4の内面側に設けた伸縮テープ10によって補強されているので生地を傷めることがない。 【0014】また、このテープは長さ方向に伸縮性が大きいのでバック布4の持つ伸縮性を何ら阻害することなく、同じ方向に一体となって伸縮し、締め付け作用などにおいて悪影響を与えることがない。さらに、伸縮性テープ10はバック布4の内面側に縫着されているので、外観から見えず体裁がよいものとなる。 【0015】また、雄止着具12を所定位置の雌止着具14に係合する時に、親指Aと人差し指Bの当接部分が伸縮テープ10によって厚くなっているで、その分だけ腰が強くなり、しっかり挟むことができて雄止着具12と雌止着具14の係合が容易で確実になる。 【0016】さらに、バック布4の上端辺の伸縮性テープ8と下端辺の伸縮性テープ9とその中間部の伸縮性テープ10がそれぞれ長さ方向に伸縮性の大きいことから、バック布4の伸縮性と相俟って上中下の締め付け作用が安定するばかりか、脇から背面にかけて密着固定し、着用安定を図ることができ着け心地がよくなる。 【0017】つぎに、図5,6は、本発明の第2実施の形態を示すもので、ブラジャー本体1、カップ布2,2、フロント布3、バック布4,4、肩紐5とから構成されているブラジャーであることは前記の第1実施の形態と全く同様であり、前記第1実施の形態と異なるのは、伸縮性テープ10をバック布4の全長に設けるのでなく、バック布4の一端部と雄、雌止着具テープ片11,13との境界部近傍に設けた点だけである。 【0018】このように構成されたブラジャーは、前記第1実施の形態と同様の方法で着用するものであり、ブラジャーの着脱時において、親指Aと人差し指Bとで挟む部分のみに短片の伸縮性テープ10が設けられているので、バック布4の生地を傷めることがなくなると共に、前記第1実施の形態と較べて伸縮性テープ10の材料削減を図ることができる。 【0019】以上、本発明の主要な実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、伸縮性テープ 10を透明のゴムや装飾ゴムなどにすればバック布の表側に縫着することもあり、本願の要旨を逸脱しない範囲内で種々の設計変更が可能であることは当然である。 【0020】 【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1の発明は、背面部に設けた雄、雌止着具により着脱する方式のブラジャーなどのバック部補強構造であって、伸縮性生地からなる左右のバック布に伸縮性テープを縫着してなるブラジャーなどのバック部補強構造に係るものであるから、着脱時に親指および人差し指が生地に深く喰い込んでも伸縮性テープによって補強されており、生地が伸びたり、切れたり、破れたりすることがなくなって長い期間に亘って使用できる。 【0021】また、本発明の請求項2の発明は、請求項1記載の効果に加えて、左右のバック布の上端辺と下端辺の略中間部に、一端をカップ脇側縁に、他端を雄、雌止着具テープ片に達する1本または複数本の伸縮性テープが縫着されているから、バック布の上部、中部、下部と締め付けが安定してズレ動くようなことなく、着用感が良くなる。 【0022】さらに、本発明の請求項3の発明は、請求項1記載の効果に加えて、左右のバック布の一端部に短片の伸縮性テープが縫着されているから、伸縮性テープが少なくてすむ。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000138554 【氏名又は名称】株式会社ユタックス
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| 【出願日】 |
平成14年3月20日(2002.3.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100063026 【弁理士】 【氏名又は名称】岩永 方之
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| 【公開番号】 |
特開2003−278006(P2003−278006A) |
| 【公開日】 |
平成15年10月2日(2003.10.2) |
| 【出願番号】 |
特願2002−77829(P2002−77829) |
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