| 【発明の名称】 |
トップ下着 |
| 【発明者】 |
【氏名】笹田 多一郎 【住所又は居所】奈良県磯城郡田原本町大字秦庄497番地の1 笹田メリヤス株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】スポーツ時等に、身体が透けて見えず、胸下部や脇部に引締めパワーが発生して着心地のよいトップ下着を提供することである。
【解決手段】丸編地からなり、表地Aの裾口下端縁4より折返して裏地Bを連続させ、二重のカップ部10、10を形成したのである。また、前記表地Aと裏地Bとを縫着してカップパッド用袋部8を設けたのである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 丸編地からなり、表地の裾口下端縁より折返して裏地を連続編成し、バストに対応する位置に一対の二重カップ部を設けたトップ下着。 【請求項2】 前記一対のカップ部間の中央編地面、カップ部下部の胸下編地面、この胸下編地面に続く脇編地面及び背中央編地面を二重のタック編またはフロート編組織とした請求項1に記載のトップ下着。 【請求項3】 前記カップ部周縁の表地と裏地を縫着してカップパッド用袋部を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のトップ下着。 【請求項4】 前記裏地を吸湿性または速乾性編地とした請求項1〜3のいずれかに記載のトップ下着。 【請求項5】 前記裏地を通気性編組織とした請求項1〜4のいずれかに記載のトップ下着。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、伸縮性を備えた編地から縫製したブラジャ、シャツ、スリップ、キャミソール、タンクトップ等上半身を被い一対のカップ部を設けたトップ下着に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ブラジャやアンダーシャツ等のトップ下着は、薄地スタイルが好まれ、身体に軽く柔軟に接触させるため、メリヤス編地から成る薄地のものが普及している。 【0003】ところが、この薄地のトップ下着では、ゴルフ、テニス、ウォーキング等のスポーツを行う場合、身体、特にバストが透けて見えやすく、また、腕や胴のねじれ運動に対して、身頃の脇部が伸び過ぎやすく、ずれ動いてフィット感がない等の問題点がある。 【0004】このため、カップ部や脇部等に伸縮弾性の大きい裏地やネット地を重ね合せて縫着した二重のトップ下着があるが、このトップ下着では、別に裏地やネット地を用意しこれを裁断、縫合しなければならず、かなり手間がかかりコスト高となる欠点がある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明の課題は、夏季やスポーツ時などに身体が透けて見えず、カップ部を持ち上げかつ脇部に引締めパワーが発生してフィットしやすく、長時間着用していても着心地がよいトップ下着を提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するために、この発明のトップ下着は、丸編地からなり、表地の裾口下端縁より折返して裏地を連続編成し、バストに対応する位置に、一対の二重カップ部を設けたのである。この一対のカップ部間の中央編地面、カップ部下部の胸下編地面、この胸下編地面に続く脇編地面及び背中央編地面を二重のタック編組織またはフロート編組織にしておくのが好ましい。また、前記カップ部周縁の表地と裏地を縫着してカップパッド用袋部を設けることができる。さらに裏地に吸湿性、速乾性編地を用いることができ、通気性編組織とすることもできる。 【0007】 【作用】この発明に係るトップ下着は、丸編地からなる表地の裾口より折返して裏地を同一編立機で連続編成し両編地を要所で縫着したので、製造工程が大幅に簡素化でき、カップ部が二重地となり、身体が透けて見えず、バスト部や脇部に引締めパワーが発生しフィットしやすい。また、両編地によるカップパッド用袋部を設けると、カップパッドを収納することができる。 【0008】裏地には、表地と相違する高機能素材、例えば高吸湿性糸、速乾性糸、冬季有用な発熱性糸等の編成糸を用いることができ、編成組織もタック編、フロート編組織等、伸縮弾性力の大きい編成組織や通気性の良いスパイラルメッシュ編組織に変更可能であり、特徴のあるものが容易に得られる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1、図2及び図3は、トップ下着の一例としてブラジャを示す。このブラジャは、綿糸を主体に、耐久性を付与するナイロン、ポリエステル等の合成繊維糸、伸縮弾性を付与するスパンデックス等の弾性糸を合せたものを編成糸とし、エレクトロニクス制御の自動成形円型編立機によって編成された筒形編地から形成されており、中央の襟ぐりに小幅の襟口縁取り1が、また、左右の対の袖ぐりに小幅の袖口縁取り2、2がそれぞれ施され、表地の下端の裾周縁に広幅の裾口弾性帯3が環状に編成されている。 【0010】前記筒形編地は、筒形表地Aと筒形裏地Bとからなり、表地Aの裾口弾性帯3の下端の折返縁4より折返して重なり合う筒形裏地Bが、連続して同一編立機によって編成されている。この裏地Bは、表地Aより丈が短かく、上縁が前身では中央の襟口縁取り1と、左右の袖口縁取り2、2とによって表地Aに縫着され、後身では、略U字形状背縫合線5によって縫着されている。 【0011】さらに、表地Aと裏地Bとは、前身において、左右対の半円形状縫合線6、6で縫着されて、上端にポケット口7を有する左右対の円形状カップパッド用袋部8、8が設けられ、この袋部8に円盤状カップパッド9が取り出し可能に収納されている。なお、カップパッド9は必ずしも、使用しなくてもよい。 【0012】前記筒形表地Aは、前身において、身体のバストに対応する位置に一対の略円形状カップ部10、10が、伸びやすい平編組織の薄地に、かつ、前方へ丸く膨出した曲面状に編成されている。他の部分、即ち前身のカップ部10、10間の中央編地面11、左右の脇編地面12、12、前身胸下編地面13、及び後身において、後身背中央編地面14が、それぞれ大きい伸縮弾性力を備えた厚地の畦状編組織(タック編やフロート編組織の一種)に連続して編成されている。特に脇編地面12、12を厚みのある畦状編組織にして伸縮弾性力を大きくすると、脇部を身体に固定してずれ難くすることができる。 【0013】前記筒形裏地Bは、筒形表地Aに対応して、下端の折返縁4から広幅の裾口弾性帯3’が環状に編成されて表地Aの裾口弾性帯3と共に二重の弾性帯(図3参照)を形成している。また、この裏地Bは、表地Aに対応して、前身の対の略円形状カップ部10’、10’が平編組織の薄地に、他の部分、即ち中央編地面11’、左右の脇編地面12’、12’、前身胸下編地面13’及び後身において、後身背中央編地面14’がそれぞれ大きい伸縮弾性力を備えた厚地のタック編またはフロート編組織に編成されている。なお裏地Bのカップ部10’、10’の周辺などの適宜個所15をスパイラルメッシュ編等の通気性の良い編組織にしておくことができる。 【0014】この発明のトップ下着を着用した場合、カップ部10、10’及びその周辺部が二重地になっており、バスト及びその周辺が透けて見えるような懸念がなく、二重の裾口弾性帯3、3’及び二重の伸縮弾性前身胸下編地面13、13’、後身背中央編地面14、14’によって身体の胸下周囲に身頃が密着するようになって、激しい運動時にもずれ動くようなことがない。 【0015】また、脇部も二重の伸縮弾性脇編地面12、12’があって腕を大きく動かしたり胴をねじっても、引締めパワーが発生して、よく身体にフィットする。 【0016】なお、前記トップ下着は、裏地Bの編成糸として、通常は表地Aと同じ素材を用いるが、用途に対応して、高吸湿性糸、速乾性糸、冬季有用な発熱性糸等高機能素材の編成糸を用いることもできる。 【0017】さらに、表地A及び裏地Bは、カップ部より下部の左右脇編地面12、12’、前身胸下編地面13、13’、後身背中央編地面14、14’等をタック編組織にするほか、フロート編組織にする等編成組織を適宜選択することができる。 【0018】この発明に係るトップ下着は、上述のように、ブラジャのほか、カップ部がふくらんだ各種のアンダーシャツ、タンクトップ、スリップ、キャミソール等にも適用でき、また、ヒップまで被う丈の長いキャミソールに適用することもできる。この場合カップ部下部までを二重地にして編地を節約することができる。即ち必要な部分のみを二重地にすることができる。 【0019】 【発明の効果】この発明によれば、以上のように、同一編立機によって、表地に引続いて裏地を連続編成(要所を二重地に)したものであって、従来のように、別に準備した裏地やネット地を裁断、縫合、張着するような手間が省け、両編地縫着時にカップ部が出来上がる等、製造工程が簡素化され大幅なコストダウンを図ることができる。 【0020】また、裏地は、素材及び編み組織がエレクトロニクス制御の編立機によって容易に変えることができ、表地と異質のものが出来上がり、新しい特徴のあるトップ下着が得られる。 【0021】さらに、着用時には、要所が二重地になっており、身体が透けて見えるようなことがなく、胸下部脇部等を二重地で伸縮弾性力の大きい編成組織にすると、激しいスポーツを行う場合、脇部に引締めパワーが発生してずれ動きを防止し、着心地がよく、特にスポーツ用や夏季用下着として好適である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】593137978 【氏名又は名称】笹田メリヤス株式会社 【住所又は居所】奈良県磯城郡田原本町大字秦庄497番地の1
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| 【出願日】 |
平成13年12月19日(2001.12.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074206 【弁理士】 【氏名又は名称】鎌田 文二 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−193302(P2003−193302A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月9日(2003.7.9) |
| 【出願番号】 |
特願2001−385484(P2001−385484) |
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