| 【発明の名称】 |
つま先用靴下 |
| 【発明者】 |
【氏名】達本 一郎
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| 【要約】 |
【課題】履いていることが見えないようにすることができてファッション性に優れ、しかも何度洗濯しても解れることのないつま先用靴下を、簡単な構成によって提供すること。
【解決手段】各足指のための収納部11を独立して形成し、つま先部分を覆うようにしたつま先用靴下10であって、これを構成している上布10aの履き口12端部に略逆U字状のカット部13を形成したこと。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 各足指のための収納部を独立して形成し、つま先部分を覆うようにしたつま先用靴下であって、これを構成している上布の履き口端部に略逆U字状のカット部を形成したことを特徴とするつま先用靴下。 【請求項2】 前記上布の前記カット部の周縁に位置する部分に、ほつれ防止のための樹脂加工部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のつま先用靴下。 【請求項3】 前記上布の前記カット部の周縁に位置する部分に、ほつれ防止のためのかがり縫い部分を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のつま先用靴下。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、各足指のための収納部を独立して形成し、つま先部分を覆うようにした「つま先用靴下」に関するものである。 【0002】 【従来の技術】つま先部分を覆うようにした「つま先用靴下」は、各足指のための収納部を独立して形成したものであって、各足指間が直接接触し合わないため、皮膚病の治療や予防に状に役立つものであり、近年においては種々なものが提案されてきている。 【0003】従来のつま先用靴下としては、例えば特開平10−130906号公報にて提案されている「つま先用靴下」がある。この靴下は、図6に示すように、「つま先部分だけの5本指の靴下を快適に使用できるようにすること」を目的としてなされたものであり、「足の土踏まず部より前方のみを覆うように構成されたつま先用靴下1において、各指を一本ずつ収納しうる5つの指収納部2と、5つの指収納部2が連結された連結部3と、足に穿いたときに足の踵に廻すべく両端が連結部の両側部に止着された紐状部材4とを備えた」構成を有しているものである。 【0004】この図6に示した従来の靴下では、上記公報の段落13に記載されているように、「5本指の靴下とするとともに、紐状部材でつま先から抜けるのを防止したので、靴が窮屈になったり、抜けて違和感があたっりすること等の不具合がなく、快適に使用できる」という効果を発揮すると考えられるが、実際上は、「紐状部材4」が常に踵に支えられているとは考えにくく、歩くことによって位置が簡単にズレてしまうと思われる。また、この「紐状部材4」は材料にもよるが、もともと足にピッタリとあった靴の中で使用する場合には、違和感がどうしても発生すると考えられ、上記公報中でいっているような「抜けて違和感があたっりすること等の不具合がなく、快適に使用できる」という効果の程は疑問が十分ある。 【0005】また、この種の「つま先用靴下」が女性用のものである場合を考えてみると、このような靴下は、靴から部分的にも露出しないようにしなければならない。この点、図6に示した従来の靴下では、これを履いてパンプス20を履いたときには、図7に示すように、その一部がパンプス20から覗くと考えられる。このように、この種のつま先用靴下が一部であっても靴からはみ出して見えるようでは、ファッション性が高いとは言えないのである。この種の「つま先用靴下」は、もともと小さなものであるため、靴からはみ出す部分はそれ程大きくはないが、一番問題になるのは上布であて、これが図7に示したようにパンプス20からはみ出れば、商品としての価値が下がることになる。 【0006】さらに、このような「つま先用靴下」は、当然洗濯しなければならないが、小さなものであるだけに十分なほつれ防止を施しておかなければならない。また、図6に示した「紐状部材4」のような突出した部材があると、これが洗濯時に他のものと絡まったり、その結合部分が簡単に外れてしまうことがあるから、そのような突出した別部材はなるべくないようにしておきたいのである。 【0007】そこで、本発明者は、この種の「つま先用靴下」について、上述した種々な問題を如何にしたら解決することができるか、について鋭意検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の経緯に基づいてなされたもので、その解決しようとする課題は、履いていることが見えないようにすることができてファッション性に優れ、しかも何度洗濯しても解れることのないつま先用靴下を、簡単な構成によって提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するために、まず、請求項1に掛かる発明の採った手段は、後述する実施の形態の説明中において使用する符号を付して説明すると、「各足指のための収納部11を独立して形成し、つま先部分を覆うようにしたつま先用靴下10であって、これを構成している上布10aの履き口12端部に略逆U字状のカット部13を形成したことを特徴とするつま先用靴下10」である。 【0010】すなわち、この請求項1に係るつま先用靴下10は、図6に示した従来のつま先用靴下と同様に、足の各指がそれぞれ独立して入れられる5つの収納部11を有して、つま先部分に履くものであり、その履き口12は、図5に示すように、足の先端部分に位置しているものである。そして、このつま先用靴下10を構成している上布10aの履き口12側には、図1〜図4に示すように、収納部11側に切れ込まれた略U字状のカット部13が形成してあるのである。 【0011】このカット部13は、図5に示すように、パンプス20の開口縁から内側に後退したものとなっているのであるから、当該つま先用靴下10がパンプス20から覗くことはない。勿論、このカット部13は、履き口12側に開口しているものであるから、当該つま先用靴下10を履くにあたってこのカット部13が履き口12を大きく開く働きもするため、当該つま先用靴下10は履き易くなっているのである。 【0012】また、このカット部13は、上布10aを切り込んで形成したものであるから、このカット部13では何らの盛り上がりもない。このため、このつま先用靴下10を履いたときには何らの違和感も発生しないのであり、当該靴下10を履いていることさえ感じなくて、非常に履き心地の良いものとなっているのである。 【0013】従って、この請求項1に係るつま先用靴下10は、そのカット部13によってパンプス20内に完全に隠れるものとなるため、履いていることが見えないようにすることができてファッション性に優れたものとなっているのであり、しかも履き易いものとなっているのである。 【0014】また、上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、上記請求項1に記載のつま先用靴下10について、「上布10aのカット部13の周縁に位置する部分に、ほつれ防止のための樹脂加工部14を形成したこと」である。 【0015】すなわち、この請求項2のつま先用靴下10は、図2及び図4に示すように、これを構成している上布10aの、上述したカット部13の周縁に位置する部分に、樹脂加工部14を形成したものである。この樹脂加工部14は、例えばポリエステルによって形成し、これをポリアミド等によって上布10a上の該当部分に接着したものであてもよいし、また該当部分に塗布した塩化ビニールによって形成したもよいものである。 【0016】また、この樹脂加工部14は、上布10aに単なる貼付や塗布によって形成したものであるから、この樹脂加工部14では何らの盛り上がりもない。このため、このつま先用靴下10を履いたときには何らの違和感も発生しないのであり、当該靴下10を履いていることさえ感じなくて、非常に履き心地の良いものとなっているのである。 【0017】従って、この請求項2に係るつま先用靴下10は、上記請求項1のそれと同様な機能を発揮することは勿論、当該つま先用靴下10を何度洗濯しても、樹脂加工部14によってカット部13がしっかりと纏められているため、解れることのないものとなっているのである。 【0018】さらに、上記課題を解決するために、請求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項1または請求項2に記載のつま先用靴下10について、「上布10aのカット部13の周縁に位置する部分に、ほつれ防止のためのかがり縫い部分15を形成したこと」である。 【0019】すなわち、この請求項3のつま先用靴下10は、図3及び図4に示すように、これを構成している上布10aの、上述したカット部13の周縁に位置する部分に、かがり縫い部分15を形成したものである。このかがり縫い部分15は、例えば伸縮性に富んだ糸を使用して形成すれば、つま先用靴下10自体は勿論、履き口12の伸縮性をも確保することができるから、有利である。 【0020】従って、この請求項3に係るつま先用靴下10は、上記請求項1または請求項2のそれと同様な機能を発揮することは勿論、当該つま先用靴下10を何度洗濯しても、かがり縫い部分15によってカット部13がしっかりと纏められているため、解れることのないものとなっているのである。 【0021】 【発明の実施の形態】次に、上記のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した実施の形態であるつま先用靴下10について説明すると、図1には、請求項1に係るつま先用靴下10の平面図が示してある。 【0022】このつま先用靴下10は、その上布10a及び下布10bとして、所謂メリヤス織りした生地となるように織製したものであり、足の各指を入れるための5つの収納部11を有したものとして形成してある。勿論、このつま先用靴下10は、「足のつま先」に履くものであるから、図1〜図5に示したように、短いものとなっているものであり、その履き口12は足の土踏まずの先端に掛かる程度の位置にある。 【0023】このつま先用靴下10の上布10aには、図1〜図5に示したように、履き口12に向けて開口する略U字状のカット部13が形成してある。このカット部13は、当該つま先用靴下10を履いてからパンプス20を履いたとき、図5に示したように、パンプス20の開口から当該つま先用靴下10を見えなくするものである。 【0024】また、図2〜図4に示したように、このカット部13の周囲には、解れ防止のための種々な加工がなされものであるが、請求項2のつま先用靴下10では樹脂加工部14を採用するものであり、請求項3のつま先用靴下10ではかがり縫い部分15のみ、あるいはこれと樹脂加工部14とを併用するものである。 【0025】樹脂加工部14としては、ポリエステルにポリアミドを染みこませたもの、あるいは塗布される塩化ビニール等が採用される。これらの樹脂加工部14または塩化ビニールは、当該つま先用靴下10の全体の伸縮性を確保しながらカット部13の解れ防止を果たすものである。ポリエステルからなる樹脂加工部14は、ポリエステルによって薄く形成した布にポリアミドを染みこませたものを使用し、そのバイアス方向に切断した状態で、上布10a上に熱プレスする。そうすると、染みこませてあったポリアミドが接着剤の役割を果たして、当該上布10aに完全に接着されるものである。一方、塩化ビニールは、カット部13の周囲に塗布してこれを硬化させることにより、樹脂加工部14となるものである。 【0026】解れ防止は、以上のような樹脂加工部14に限らず、図3及び図4に示したように、かがり縫い部分15によって行っても良い。この場合、かがり縫いを行うための糸として、伸縮性に富んだ例えば「ポリエステル弾性糸」を採用すれば、樹脂加工部14の場合と同様につま先用靴下10全体の伸縮性を十分確保できる【0027】 【発明の効果】以上詳述した通り、まず請求項1の発明においては、上記実施形態にて例示した如く、「各足指のための収納部11を独立して形成し、つま先部分を覆うようにしたつま先用靴下10であって、これを構成している上布10aの履き口12端部に略逆U字状のカット部13を形成したこと」にその構成上の特徴があり、これにより、履き口12に近接して形成したカット部13によって、履いていることが見えないようにすることができてファッション性に優れたつま先用靴下10を、簡単な構成によって提供することができるのである。 【0028】また、請求項2または請求項3に係る発明においては、上記請求項1のつま先用靴下10について、「上布10aのカット部13の周縁に位置する部分に、ほつれ防止のための樹脂加工部14を形成したこと」または、「上布10aのカット部13の周縁に位置する部分に、ほつれ防止のためのかがり縫い部分15を形成したこと」にその構成上の特徴があり、これにより、履き口12に近接して形成したカット部13によって、履いていることが見えないようにすることができてファッション性に優れたものとすることができるだけでなく、何度洗濯しても解れることのないつま先用靴下10を、簡単な構成によって提供することができるのである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】502079269 【氏名又は名称】達本 一郎
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| 【出願日】 |
平成14年5月2日(2002.5.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083932 【弁理士】 【氏名又は名称】廣江 武典 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−328203(P2003−328203A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月19日(2003.11.19) |
| 【出願番号】 |
特願2002−130760(P2002−130760) |
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