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【発明の名称】 衣 服
【発明者】 【氏名】高田 聡
【住所又は居所】東京都台東区花川戸一丁目13番15号 サンエスビル3階 株式会社トレーダーズジャパン内

【要約】 【課題】マッサージ効果を発揮する衣服を提供する。

【解決手段】身体に密着するティーシャツであって、胴部2を覆う部分及び袖部を覆う部分の内側面に、それらの丈方向に傾斜する凸部6を丈方向に列状に配置し、隣り合う列における凸部6が互い違いでありかつ傾きが逆方向になっているもの。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 身体に密着する衣服であって、肌に密着する内側面が、平編み部分に、凸状に編み込まれた部分が列状に設けられ、隣り合う列における凸状に編み込まれた部分が互い違いでありかつ傾きが逆方向になっていることを特徴とする衣服。
【請求項2】 身体に密着する衣服であって、肌に密着する内側面が、平編み部分に、各部の丈方向に対し傾斜する凸部が各部の丈方向に列状に設けられ、隣り合う列における凸部が互い違いでありかつ傾きが逆方向になっている設けられていることを特徴とする衣服。
【請求項3】 身体に密着するティーシャツであって、胴部を覆う部分の内側面に、丈方向に対し傾斜する凸部が各部の丈方向に列状に設けられ、隣り合う列における凸部が互いに違いでありかつ傾きが逆方向になっている設けられていることを特徴とするティーシャツ。
【請求項4】 身体に密着するティーシャツであって、胴部を覆う部分及び腕を覆う部分の内側面に、それらの各丈方向に対し傾斜する凸部が各部の丈方向に列状に設けられ、隣り合う列における凸部が互いに違いでありかつ傾きが逆方向になっている設けられていることを特徴とするティーシャツ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体型を整えると共にマッサージ効果を発揮する衣服に関する。
【0002】
【従来の技術】インナーウェアは単なる下着というだけでなく、ガードルなどのように体型を整えるという機能を備えたものがある。最近では、それだけでなく着ることによってマッサージ効果を発揮したりリラクゼーション効果が得られるものも提供されている。
【0003】そのようなものとして特許第3209738号公報、特許第3215401号公報に記載のものや、特許第3207808号公報に記載されたものなどが提案されている。特許第3209738号公報及び特許第3215401号公報に記載のものは、被服の内面に、編み組織の異なる凸部と凹部とを編成し、凹部を更に深い凹部と浅い凹部とで構成し、着用したときに、身体が動くたびに凸部と凹部とが肌に刺激を与えてマッサージ作用をするようにしたものである。また、特許第3207808号公報に記載のものは、隆起する波形領域を形成し、この波形領域が皮膚に対する摩擦を生じ、それによりマッサージ作用が生じるようにしたガードルである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、先に上げた特許第3209738号公報及び特許第3215401号公報に記載のものは、凸部と凹部が互い違いに並んでいるとはいえ、その配列は単純なものであり、肌に対するマッサージ作用も単調なものである。また、許第3207808号公報に記載されているものは、規則正しく波形になっているだけで、凸部の厚みが乏しく、凹凸部によるマッサージ効果もそれほど期待できるものでない。本発明は、マッサージ効果をより高めることができる衣服を提供することを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発明に係る衣服の構成は、身体に密着する衣服であって、肌に密着する内側面が、平編み部分に、凸状に編み込まれた部分が列状に設けられ、隣り合う列における凸状に編み込まれた部分が互い違いでありかつ傾きが逆方向になっていることを特徴とする。上記凸状に編み込まれた部分は、厚みのできる編み方により形成される。例えば、伸縮性のある繊維を重ねて編んだり、三次元的に編むなどして形成される。平編み部分に凸状部分が列状に編まれているので、凹部と凸部が交互に並んだ配置となっている。
【0006】また、上記目的を達成する本発明に係る衣服は、身体に密着する衣服であって、肌に密着する内側面が、平編み部分に、各部の丈方向に対し傾斜する凸部が各部の丈方向に列状に設けられ、隣り合う列における凸部が互い違いでありかつ傾きが逆方向になっている設けられていることを特徴とする。
【0007】上記目的を達成する本発明に係る衣服は、身体に密着するティーシャツであって、胴部を覆う部分の内側面に、丈方向に対し傾斜する凸部が各部の丈方向に列状に設けられ、隣り合う列における凸部が互いに違いでありかつ傾きが逆方向になっている設けられていることを特徴とする。
【0008】更に、上記目的を達成する本発明は、身体に密着するティーシャツであって、胴部を覆う部分及び腕を覆う部分の内側面に、それらの各丈方向に対し傾斜する凸部が各部の丈方向に列状に設けられ、隣り合う列における凸部が互いに違いでありかつ傾きが逆方向になっている設けられていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1には、本発明に係る衣服を女性用の長袖インナーティーシャツに適用した一実施形態の前から見た状態を示し、一部切り欠いて内側地を示してある。図2にはティーシャツのうしろから見た状態を示す。図3には図1におけるA部を拡大して示してあり、図4にはそのB−B断面を示してある。
【0010】図1及び図2に示すように、ティーシャツ1は胴部2と袖部3とからなり、丸編みした胴部2の肩口に袖部3を縫い合わせて構成される。胴部2の上部から肩にかかる部分(胸部)4は、下方に縁取り4aを施してかつ全体に余裕をもたせて形成されている。
【0011】当該ティーシャツ1の地は伸縮性のある平編みであるが、前述の胸部から肩に係る部分4を除き、図3、4に示すように凸状に編み込まれた部分が列をなすように編まれており、全体として凹凸状をなしている。凹部5は平編みの地の部分であり、凸部6は各部の丈方向(図3中の矢印C方向)に凹部5を間にして交互に並んでおり、各凸部6は丈方向に直角な方向に対し傾けられている。更に隣り合う列における凸部6は互いに逆向きに傾けられている。
【0012】凸部6はある程度の厚みのできる編み方により形成される。例えば、伸縮性のある繊維を重ねて編んだり、三次元的に編むなどして形成される。具体的には、複数のタック編みで密に編み込まれ、厚みができるように編成されている。隣の列の凸部6は互い違い、つまり凸部6の隣には凹部5が位置するようになっているのであるが、各凸部6同士はつながるように編み込まれている。図中、6aが各凸部6のつながり部である。このティーシャツ1の表側には、内側地の凹部5が凸状、凸部6が凹状となって表れ、模様7を呈する。なお、繊維としては一例として、112デニール程度のものが使用される。
【0013】図5には、当該ティーシャツ1を人が装着した状態の図3に相当する内側面を示す。凹部5、凸部6は左右方向、つまり胴部2の丈方向に直角な方向に伸ばされ、傾きがない状態となる。厚みのある多数の凸部6が肌に当たることによる適度な圧縮作用が発揮される。また、凸部6は本来傾いているものが伸ばされて真っ直ぐとされているので、図6に示すように常に元の斜めの状態に戻ろうとする力f1,f2が作用し、マッサージ効果が発揮される。しかも、凸部6は列ごとに逆方向に傾いてるので、互い違いに逆方向の力が作用する。従って、単に揉むというのではなく、揉みほぐすような作用が生じる。特に、このような揉みほぐしの作用は身体を動かすことによりより発揮される。なお、この揉みほぐし作用は痩身にも効果がある。
【0014】ティーシャツ1の胴部2は、主に人の腹部(前腹部、脇腹部)に対してマッサージ作用をなす。袖部3は腕部、特に脂肪の付きやすい上腕部の内側に対してマッサージ作用をなす。そのため、胴部2、袖部3は圧縮とマッサージの双方を効果的に発揮できるように、その内径寸法が決められる。つまり、体型に応じたサイズが設定されるのである。
【0015】上記説明では、本発明を長袖ティーシャツに適用した実施形態をあげて説明したが、本発明は、ティーシャツに限らず、ボディスーツ、ガードル、タイツ、レオタード、腹巻など他の衣服に適用できることは言うまでもない。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る衣服は、身体に密着する内側面が、平編み部分に、凸状に編み込まれた部分が列状に設けられ、隣り合う列における凸状に編み込まれた部分が互い違いでありかつ傾きが逆方向になっているので、装着したときに体型を整えるのは勿論、凸部が適度な圧縮感を肌に与えると共に、伸びた凸部が戻ろうとすることにより、揉みほぐすようなマッサージ効果が発揮される。特に、身体を動かすことによりマッサージ効果は大きくなる。
【0017】また、本発明に係る衣服は、身体に密着する内側面が、平編み部分に、各部の丈方向に対し傾斜する凸部が各部の丈方向に列状に設けられ、隣り合う列における凸部が互い違いでありかつ傾きが逆方向になっているので、身体に対し有効にマッサージ効果が発揮される。
【0018】更に、本発明に係る衣服を長袖のティーシャツとして適用した場合には、胴部に対してだけでなく、腕部に対してもマッサージ効果を発揮する。
【出願人】 【識別番号】502048726
【氏名又は名称】株式会社トレーダーズジャパン
【住所又は居所】東京都台東区花川戸一丁目13番15号 サンエスビル3階
【出願日】 平成14年2月8日(2002.2.8)
【代理人】 【識別番号】100098132
【弁理士】
【氏名又は名称】守山 辰雄
【公開番号】 特開2003−239102(P2003−239102A)
【公開日】 平成15年8月27日(2003.8.27)
【出願番号】 特願2002−32961(P2002−32961)