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【発明の名称】 よだれかけ
【発明者】 【氏名】若林 紀栄

【氏名】若林 邦彦

【要約】 【課題】いわゆるはいはい動作時であっても、よだれが床やじゅうたんに滴下することを効果的に防止するよだれかけの提供。

【解決手段】よだれかけ1は、よだれかけ本体11と、首ひもと、左右腕掛けひも13A、13Bとを有している。首ひもは、よだれかけ本体11上部に設けられている。左右腕掛けひも13A、13Bは、よだれかけ本体11の略下半分の左右両端部の、よだれかけ本体11の最下部11C近傍の位置から、それぞれ略左右方向に向かって延出して設けられている。乳幼児のいわゆるはいはい動作時には、乳幼児の左右手首が乳幼児の前方へ位置するのに伴い、よだれかけ本体11が、左右腕掛けひも13A、13Bによって乳幼児の前方に引っ張られ乳幼児の口の略鉛直下方に位置する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 乳幼児の首に掛けるための首ひもと、該乳幼児の口から垂れるよだれを受け止め、該乳幼児が着ている衣服へのよだれの付着を防止するよだれかけ本体とを備えたよだれかけにおいて、該よだれかけ本体の略下半分の左右両端部、又は、底部には、該乳幼児の左右それぞれの略手首近傍に掛けるための左腕掛けひもと右腕掛けひもとがそれぞれ設けられていることを特徴とするよだれかけ。
【請求項2】 該よだれかけ本体の裏面、又は、該よだれかけ本体の表面上であって該底部の近傍の位置には、該乳幼児のいわゆるはいはい動作により該よだれかけ本体が床やじゅうたんに擦れることによって床やじゅうたん上に存在している埃を収集付着する埃収集付着部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のよだれかけ。
【請求項3】 該よだれかけ本体には、該よだれかけ本体の表面上にタオルを着脱自在とするタオル固着部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載のよだれかけ。
【請求項4】 該よだれかけ本体は、該底部から該よだれかけ本体の上部に向かって所定の位置まで右側部と左側部とに二分されており、該右側部の一部と該左側部の一部は、該よだれかけ本体に外部から力が作用していないときには重なり合っていることを特徴とする請求項1記載のよだれかけ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】本発明はよだれかけに関し、特に乳幼児が使用するよだれかけに関する。
【0002】
【従来の技術】乳幼児が使用するよだれかけとしては、よだれかけ本体に首ひもと胴ひもとを備えたものが従来より知られている。首ひもは、よだれかけの上部から延出して設けられており、胴ひもは、よだれかけ本体の上下方向の略中央の位置から左右に延出して設けられている。首ひもは、乳幼児の首に巻かれて首の後ろで結ばれることにより、よだけれかけ本体が乳幼児の胸の前からずり落ちてしまうことを防止する。また、胴ひもは、胴の周りに巻かれて胴の後ろ、即ち背中で結ばれることにより、よだけれかけ本体が乳幼児の胸の前においてめくれてしまったりするのを防止し、乳幼児が着ている衣服上の前面、即ち、衣服上の胸に対向する位置を安定して覆うようにする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】直立歩行をすることができない乳幼児は、両手足を床につけて移動するいわゆるはいはい動作を行う。このとき、従来のよだれかけのよだれかけ本体は胴ひもによって、常に、乳幼児の衣服上の胸に対向する位置を覆う状態を保っており、乳幼児の胸に略平行の位置関係にある。換言すれば、よだれかけ本体は、乳幼児の口から滴下するよだれの軌跡から、かなり離れた場所に位置している。
【0004】従って、はいはい動作をしているときには、よだれのほぼ100%が床或いはじゅうたんに滴下してしまい、その場所がよだれでびしょびしょになっていた。また、よだれは異臭を放つため、部屋中がよだれ臭くなってしまい、化粧やファッションをキメて部屋をきれいにして気取ったマダムを演出しようとする若いママにとっては、ストレス発生の原因となっていた。また、座布団やマットをひいてその上で乳幼児を遊ばせる場合には、座布団やマットがびしょびしょになってしまい、クリーニング代が高くつき、若いママの皮のバックや宝石等に充てる予定だったお金が浪費されてしまい、乳幼児虐待の理由の1つになっていた。また、上述のようなよだれの異臭や、床等がびしょびしょになることから、乳幼児は汚いものだというイメージが起こり、いわゆる宝飾品見せつけ競争意識過剰型ママ、即ち、美しく着飾らないと近所の若いママに負けてしまうという意識が強く金持ちを装いたいママにとって、乳幼児は、汚らしいどぶネズミやゴキブリやカラス同様の存在となることがしばしばあった。
【0005】そこで本発明は、いわゆるはいはい動作時に、よだれが床やじゅうたんに滴下することを効果的に防止するよだれかけを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明は、乳幼児の首に掛けるための首ひもと、該乳幼児の口から垂れるよだれを受け止め、該乳幼児が着ている衣服へのよだれの付着を防止するよだれかけ本体とを備えたよだれかけにおいて、該よだれかけ本体の略下半分の左右両端部、又は、底部には、該乳幼児の左右それぞれの略手首近傍に掛けるための左腕掛けひもと右腕掛けひもとがそれぞれ設けられているよだれかけを提供している。
【0007】ここで、該よだれかけ本体の裏面、又は、該よだれかけ本体の表面上であって該底部の近傍の位置には、該乳幼児のいわゆるはいはい動作により該よだれかけ本体が床やじゅうたんに擦れることによって床やじゅうたん上に存在している埃を収集付着する埃収集付着部が設けられていることが好ましい。
【0008】また、該よだれかけ本体には、該よだれかけ本体の表面上にタオルを着脱自在とするタオル固着部材が設けられていることが好ましい。
【0009】また、該よだれかけ本体は、該底部から該よだれかけ本体の上部に向かって所定の位置まで右側部と左側部とに二分されており、該右側部の一部と該左側部の一部は、該よだれかけ本体に外部から力が作用していないときには重なり合っていることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態によるよだれかけについて図1乃至図2に基づき説明する。なお、よだれかけの各部の左右については、乳幼児がよだれかけを着けている状態で乳幼児の側から見たときの左右の方向を基準としている。
【0011】よだれかけ1は、よだれかけ本体11と、首ひも12A、12Bと、左腕掛けひも13Aと右腕掛けひも13Bとを有している。よだれかけ本体11は、乳幼児の口から滴下するよだれを受け止め、乳幼児が着ている衣服へのよだれの付着を防止するためのものであり、上下方向に縦長の略楕円形状をしている。よだれかけ本体11の表面11Aは、よだれを吸収しやすいタオル地たる布体からなり、よだれかけ本体11の裏面は、表面11Aに吸収されたよだれが裏面から漏れ出て乳幼児が身につけている衣服に付いてしまうことを防止するため、ビニール地により構成されている。
【0012】2本の首ひも12A、12Bは、よだれかけ本体11から略上方へ向かって延出した状態で設けられており、それぞれの先端には、スナップの雄部12C、雌部12Dが設けられている。よだれかけ本体11が乳幼児の胸に対向する位置に配置され、首ひも12A、12Bが乳幼児の首まわりに巻回された後に、スナップの雄部12Cと雌部12Dとをパチッと係合させることにより、ワンタッチで首ひも12A、12Bを乳幼児の首に掛けた状態とすることができるように構成されている。
【0013】左腕掛けひも13A、右腕掛けひも13Bは、よだれかけ本体11の略下半分の左右両端部であってよだれかけ本体11の底部たる最下部11C近傍の位置から、略左右方向に向かって延出した状態で設けられている。左腕掛けひも13A、右腕掛けひも13Bは、乳幼児の手首に触れたときに乳幼児に心地よい感じを与えるソフトで肌触りのよいタオル地のひもにより構成されている。左腕掛けひも13A、右腕掛けひも13Bの先端からよだれかけ本体11寄りの所定の位置には、それぞれ留め具13C、13Dが設けられている。左腕掛けひも13A、右腕掛けひも13Bの先端は、それぞれよだれかけ本体11の方向へ折り返され、留め具13C、13Dに止められている。この留め具13C、13Dにより、左腕掛けひも13A、右腕掛けひも13Bの長さがそれぞれ調整可能である。留め具13Cと左腕掛けひも13A、留め具13Dと右腕掛けひも13Bによって画成されるリング状の空間13a、13bには、乳幼児の左右の手がそれぞれ通される。そして、左右手首付近をそれぞれ巻回した状態で左腕掛けひも13A、右腕掛けひも13Bがそれぞれ掛かった状態が維持されるように、留め具13C、13Dによりリング状の空間13a、13bを狭めて調整する。
【0014】よだれかけ1が乳幼児に装着された状態で、乳幼児がいわゆるはいはい動作を行っているときには、図2に示すように、乳幼児の左右手首が乳幼児の前方へ位置する。これに伴い、乳幼児の左右手首に掛けられている左腕掛けひも13A、右腕掛けひも13Bが乳幼児の前方に引っ張られ、よだれかけ本体11の略下半分の部分が、左腕掛けひも13A、右腕掛けひも13Bによって乳幼児の前方に引っ張られて乳幼児の口の略鉛直下方に位置する。はいはい動作をしているときに乳幼児の口から滴下するよだれは、よだれかけ本体11に受け止められ、じゅうたんや床、座布団等に滴下することを防止することができる。じゅうたん等を汚さずに済むため、これらにかかっていたクリーニング代を大幅に減らすことができる。そして、今までクリーニング代として浪費されていたお金で、乳幼児のママは、あこがれの高価な皮製の輸入バックを買うことができ、精神的に安定し、乳幼児虐待の件数を大幅に減じることができる。
【0015】左腕掛けひも13A、右腕掛けひも13Bは、乳幼児の手首に触れたときに乳幼児に心地よい感じを与えるソフトで肌触りのよいタオル地のひもにより構成されているため、乳幼児は、左腕掛けひも13A、右腕掛けひも13Bが左右手首に掛けられることを嫌がることはない。逆に、乳幼児は自分が腕を動かすにの伴い不規則な動きをするよだれかけ本体11を見て興味津々となり、喜び、笑い、おもしろがる。乳幼児の親にとっては、この間、乳幼児が泣き叫ばずに済むため、時間稼ぎとなり、家事等を円滑に行うことができ、家事ができないことにより夫婦喧嘩が絶えなかった家庭にも、明るさを取り戻すことができる。
【0016】乳幼児のいわゆるはいはい動作時に、乳幼児のよだれが床等に滴下してしまうのを防止するという課題を認識したときに、当業者であれば、はいはい動作時に乳幼児の口の鉛直下方によだれかけ本体を位置させたいと考えることはなきにしもあらずであろう。そして当業者は、よだれかけを、例えばよだれかけ本体の下半分の部分を、上半分の方向へ折り返したような状態を保つ構造としたりすることであろう。即ち、通常であれば、よだれかけ本体のみにおいてこのような構造とするように対応させようとすることであろう。
【0017】しかし、本発明者は、乳幼児のはいはい動作時には手が頭よりも前方に位置することに気付き、左右腕掛けひもを手首の近傍に掛け、よだれかけ本体を乳幼児の前方に引き寄せるようにした。ここで、ちょっとしたことでも泣きやすい乳幼児を育てるママや、乳幼児の習性をある程度心得ており乳幼児関連製品を製造する当業者は、通常、このような着想を得ることはできない。なぜなら、乳幼児は手首の近傍に左右腕掛けひもが掛けられることを嫌がり、泣き叫ぶに決まっている、と考えてしまうからである。ところが実際には、乳幼児は、自ら左右の腕を動かすことにより複雑な動きをするよだれかけ本体を見て興味を示し、泣き始めるどころか喜びすらするのである。発想の大転換をして、当業者等が試みようとせず不可能であると端から決めつけて誰も足を踏み入れようとしない領域に、敢えて足を踏み入れることにより想到した本発明は、まさに、コロンブスの卵といえよう。
【0018】次に、本発明の第2の実施の形態によるよだれかけについて図3に基づき説明する。第2の実施の形態によるよだれかけ2は、よだれかけ本体11に埃収集付着部が設けられている点で、第1の実施の形態によるよだれかけ1とは異なる。これ以外の点については、第1の実施の形態によるよだれかけ1と同一である。
【0019】よだれかけ本体11には、その表面11Aにおいては底部たる最下部11C近傍の位置から最下部11Cに至るまでの位置に、その裏面11Bにおいては最下部11Cからよだれかけ本体11の上半分の部分に至るまでの位置に、布状をした埃収集付着部21が設けられており、埃収集付着部21は最下部11Cの位置で折り返された状態で最下部近傍11Cを覆っている。埃収集付着部21は、図示せぬいわゆるマジックテープ(登録商標)によってよだれかけ本体11に対して着脱自在に設けられている。埃収集付着部21自体は、埃等が付着しているスーツ等に所定の方向に擦り付けられると、スーツに付着している埃等を埃収集付着部21自身に付着させ、逆方向に擦り付けられると埃収集付着部21自身に付着している埃等がとれて、埃等が擦り付けられた他の布等に付着するという公知のものである。
【0020】埃収集付着部21は、乳幼児がいわゆるはいはい動作を行っているときに、じゅうたんに擦れる。このとき、はいはい動作によって乳幼児は前進しているが、この前進により、埃収集付着部21は所定の方向でじゅうたんに対して擦れることになる。はいはい動作によりこの所定の方向に擦れる場合には、埃収集付着部21は、じゅうたんに付着している埃等を埃収集付着部21自身に効率的に付着させる。埃収集付着部21に埃がたまってきたら、埃収集付着部21をよだれかけ本体11から取り外し、埃取り用の布を当該所定の方向に対する反対の方向に擦り付けて埃を取り除く。埃が取り除かれきれいになった埃収集付着部21は、再びよだれかけ本体11に取り付けられる。
【0021】乳幼児が、埃収集付着部21の設けられたよだれかけ2を装着した状態ではいはい動作をして、家の中の特に狭い埃のたまりやすい場所に入り込むことにより、家の中を自動的に掃除する。このため、床掃除の手間を省くことができ、特に時間の余裕の少ない乳幼児のママは時間的に余裕ができるようになり、精神的に安定する。そして、幼いながらも床掃除という家事に従事する我が子に愛情を抱くようになり、乳幼児虐待といった悲惨な事件の件数を減じることができる。
【0022】本発明の第3の実施の形態によるよだれかけについて図4に基づき説明する。第3の実施の形態によるよだれかけ3は、よだれかけ本体11にタオル固着部材31が設けられている点で、第1の実施の形態によるよだれかけ1とは異なる。これ以外の点については、第1の実施の形態によるよだれかけ1と同一である。
【0023】図4に示すように、よだれかけ本体11の表面11Aの上であって左右の両端近傍の位置には、折り畳んだ状態のタオル32をよだれかけ本体11の表面に着脱自在とするタオル固着部材31が設けられている。タオル固着部材31は、よだれかけ本体11の表面11Aから略離間する方向に突出する2本のひも31A、31Bと留め具31Cとによりそれぞれ構成されている。2本のひものうちの一方31Aの先端には留め具31Cが設けられており、他方のひも31Bを留め具31Cにおいて固定可能である。タオル32をよだれかけ本体11に固着させる際には、まず、他方のひも31Bが留め具31Cに固定されていない状態とする。次に、折り畳んだタオル32をよだれかけ本体11の表面11A上にのせ、他方のひも31Bを留め具31Cに通し適切な長さに調整して固定する。
【0024】よだれかけを必要とする乳幼児は、特に、よだれの量が多い場合がほとんどである。よだれかけの中には、よだれかけ本体の素材を、よだれを吸収しやすく且つ常にさらさらとした状態を保とうとしたもの等が提案されているが、滝のように滴下する多量のよだれに対しては無力に等しい。実際、乳幼児のママの中にはタオルをよだれかけ代わりに使用する例が後を絶たない。本実施例では、一般に家庭で使用されているタオルをよだれかけ本体に対して着脱自在としたため、滝のようなよだれをタオルで受け止めることができ、タオルが濡れてきたら、他のタオルにただちに交換することができ、より実用的なよだれかけとすることができる。
【0025】次に、本発明の第4の実施の形態によるよだれかけについて図5に基づき説明する。第4の実施の形態によるよだれかけ4は、よだれかけ本体41の一部が左側部41Dと右側部41Eとに二分されている点で、第1の実施の形態によるよだれかけ1とは異なる。これ以外の点については、第1の実施の形態によるよだれかけ1と同一である。
【0026】よだれかけ本体41は、底部41Cから、首ひも12A、12Bが設けられている部分であるよだれかけ本体41の上部に向かって、所定の位置に至るまで二分されている。ここで、所定の位置とは、底部たる最下部から、首ひも12A、12Bが設けられている部分であるよだれかけ本体41の上部に向かって、よだれかけ本体41の上下方向の長さの略3/4程度の位置である。このため、乳幼児がよだれかけ4を着けてはいはい動作をしているときに、よだれかけ本体41が、左腕掛けひも13Aと右腕掛けひも13Bとよって別々の方向に引っ張られても、左側部41Dと右側部41Eとが略別個独立の動きをすることができる。従って、乳幼児のはいはい動作時に、左腕掛けひも13Aと右腕掛けひも13Bとによって乳幼児の左右の腕の動きが制限されることはなく、乳幼児は、より快適な状態ではいはい動作をすることができる。
【0027】左側部41Dの一部は、よだれかけ本体41に外部から力が作用していない状態のときには、右側部41Eの一部に重なり合った状態となっている。左側部41Dと右側部41Eとが重なり合っている部分の面積は、左側部41D、右側部41Eのそれぞれの面積に対してかなりの部分を占める。このため、乳幼児がはいはい動作をして、左側部41Dと右側部41Eとがそれぞれ左腕掛けひも13A、右腕掛けひも13Bによって反対方向のベクトルの力を受け、互いに反対の方向に引っ張られても、左側部41Dと右側部41Eとの間に隙間が生じることはなく、左側部41Dと右側部41Eとの間からのよだれの滴下を防止することができる。
【0028】本発明によるよだれかけは上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、本実施の形態によるよだれかけでは、よだれかけ本体11は縦長の略楕円形状をしていたが、この形状に限定されない。
【0029】また、左腕掛けひも13A、右腕掛けひも13Bの設けられている位置は、よだれかけ本体11の下半分の左右両端部であってよだれかけ本体の底部たる最下部11C近傍の位置であったが、よだれかけ本体の一部が、乳幼児のいわゆるはいはい動作によりよだれの滴下する位置にくるのであれば、よだれかけ本体の下半分であって底部から若干離れた上半分寄りの位置でもよく、また、よだれかけ本体の形状が、例えば、長方形であれば、底部の位置に設けられていてもよい。
【0030】埃収集付着部を使い捨てのものとしてもよい。
【0031】タオル固着部材は、本実施の形態によるよだれかけの留め具及び2本のひもに限定されるものではなく、タオルをよだれかけ本体の表面の上に着脱自在とすることができるものであればよい。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載のよだれかけによれば、よだれかけ本体の略下半分の左右両端部、又は、底部に、乳幼児の左右それぞれの略手首近傍に掛けるための左腕掛けひもと右腕掛けひもとがそれぞれ設けられているため、いわゆるはいはい動作時に、乳幼児の手首が前方へ位置するのに伴い、よだれかけ本体の一部が乳幼児の前方に引寄せられ、乳幼児の口の鉛直下方によだれかけ本体を位置させることができる。このため、はいはい動作時に、口から滴下するよだれが床やじゅうたんに滴下することを効果的に防止することができる。
【0033】また、左腕掛けひもと右腕掛けひもの掛けられた左手、右手を動かすことによってよだれかけも様々に動くので、何事にも興味を示す乳幼児にとっては恰好の興味の対象となり、泣きやすい乳幼児の興味をひくことができ、乳幼児を泣き止ますことができる。
【0034】請求項2記載のよだれかけによれば、よだれかけ本体には、床やじゅうたん上に存在している埃を収集付着する埃収集付着部が設けられているため、乳幼児のいわゆるはいはい動作により、家具と家具との細い隙間に溜まっている埃等を取り除くことができる。このため、従来では、どぶネズミやカラス同様の待遇を受けていた乳幼児が、便利なそうじやさんとしての役割を発揮し、掃除機等の精密な電子機器と同様の待遇を受けることができるようになる。
【0035】請求項3記載のよだれかけによれば、よだれかけ本体には、よだれかけ本体の表面上にタオルを着脱自在とするタオル固着部材が設けられているため、よだれかけ本体の表面上のよだれの滴下しやすい場所にタオルを固着することができ、よだれかけ本体のみではびしょびしょになってしまうような滝のようなよだれを垂らす乳幼児であっても、よだれを主としてタオルで受け止めることができる。
【0036】また、タオルは着脱自在であるため、よだれでかなり濡れてきたら、直ちに他のタオルと交換することができる。従って、首ひもにスナップがないタイプのよだけかけの場合でも、よだれかけの首ひもをほどいて結びなおすといった手間を省くことができる。また、よだれかけ本体の表面上に固着させるものが汎用的なタオルであるため、予め複数のタオルを用意しておき、すぐに交換することができる。また、よだれで汚れたらすぐに洗って乾かして再度利用することができ、紙等からなる使い捨てのよだれかけの場合と比較して、森林伐採による環境破壊防止に大いに貢献することができる。また、経済的でもあり、乳幼児ママの家計の助けにもなる。
【0037】請求項4記載のよだれかけによれば、よだれかけ本体は、底部からよだれかけ本体の上部に向かって所定の位置まで右側部と左側部とに二分されているため、乳幼児のいわゆるはいはい動作時に、左右の腕をより動き易くすることができる。また、右側部の一部と左側部の一部は、よだれかけ本体に外部から力が作用していないときには重なり合っているため、乳幼児のいわゆるはいはい動作時に左右の腕がより動き易い状態である上に、更に、よだれが床やじゅうたんに滴下しないよだれかけとすることができる。
【出願人】 【識別番号】301045872
【氏名又は名称】若林 邦彦
【識別番号】301050072
【氏名又は名称】若林 紀栄
【出願日】 平成13年11月6日(2001.11.6)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−147604(P2003−147604A)
【公開日】 平成15年5月21日(2003.5.21)
【出願番号】 特願2001−341183(P2001−341183)