| 【発明の名称】 |
複合肌着 |
| 【発明者】 |
【氏名】手塚 輝勝
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| 【要約】 |
【課題】着用したときに爽快感を得ることができるファッショナブルな新しいタイプの肌着を提供する。
【解決手段】同一素材の生地内で単位面積当たりの繊維質量を相対的に変えることによって厚生地部20と薄生地部30とを一体的に形成した。このような複合肌着は、下半身に着用する肌着、上半身に着用する肌着、又は上半身及び下半身に着用する肌着に適用することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 同一素材の生地内で単位面積当たりの繊維質量を相対的に変えることによって厚生地部と薄生地部とを一体化して形成したことを特徴とする複合肌着。 【請求項2】 下半身に着用する肌着として使用されることを特徴とする請求項1に記載の複合肌着。 【請求項3】 上半身に着用する肌着として使用されることを特徴とする請求項1に記載の複合肌着。 【請求項4】 上半身及び下半身に着用する肌着として使用されることを特徴とする請求項1に記載の複合肌着。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、肌着に係り、特にパンツ、ステテコ、シャツといった下半身及び上半身に着用する肌着として使用される複合肌着に関するものである。 【0002】 【従来の技術】夏季の暑いときには、汗によってズボンと皮膚とがべたつくのを防止するため、パンツの上にステテコを着用することがある。この場合、腰回り部分においては、パンツとステテコとを2重に着用することとなる。しかしながら、このパンツとステテコとの間には空気層が形成され、この空気層が温められることによって腰回り部分が蒸れてしまうという問題がある。 【0003】また、腰回り部分が2重になっているため、着用者にごわごわ感を与え、更には不快感を与えてしまい、ステテコを着用したときのシルエットもあまりよくない。このような理由から、特に若者の間では、ステテコを着用することが少なくなっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、着用したときに爽快感を得ることができるファッショナブルな新しいタイプの肌着を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】このような従来技術における問題点を解決するために、本発明の一態様は、同一素材の生地内で単位面積当たりの繊維質量を相対的に変えることによって厚生地部と薄生地部とを一体化して形成したことを特徴とする複合肌着である。 【0006】このような複合肌着は、下半身に着用する肌着、上半身に着用する肌着、又は上半身及び下半身に着用する肌着に適用することができる。また、本発明に係る複合肌着は、男性用、女性用どちらにも使用することができる。 【0007】本発明によれば、厚生地部と薄生地部とを一体化した肌着とすることができるので、従来のように蒸れの原因となる空気層が形成されることがない。従って、本発明に係る複合肌着を着用すれば、蒸れることがなく発汗が抑制され、爽快感を得ることができる。 【0008】また、従来のように2重構造とはならないので、着用者にごわごわ感を与えることもなく、体の動きに対して負担をかけることもない。また、2重構造とはならないので、本発明に係る複合肌着を着用したときのシルエットがよくなり、ファッショナブルな肌着を実現することができる。 【0009】更に、本発明に係る複合肌着は一体化されて形成されているため、従来のように2つの肌着(例えば、パンツとステテコ)を使用するのに比べて、資源的にも経済的にも無駄を少なくすることが可能となる。また、日常の着脱や洗濯における手間も軽減される。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る複合肌着の実施形態について図1乃至図4を参照して詳細に説明する。なお、図1乃至図4において、同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。 【0011】図1(a)は本発明の第1の実施形態における複合肌着を示す斜視図、図1(b)は図1(a)の複合肌着における生地の構成を示す図である。本実施形態における複合肌着10は、下半身に着用する肌着として使用されるものであり、股上部分を占める厚生地部20と股下部分を占める薄生地部30とを一体的に有している。これら厚さの異なる厚生地部20と薄生地部30とは、同一素材の生地内で単位面積当たりの繊維質量を相対的に変えることによって形成される。即ち、単位面積当たりの繊維質量を大きくして厚生地部20を形成し、この厚生地部20の単位面積当たりの繊維質量よりも単位面積当たりの繊維質量を小さくして薄生地部30を形成する。 【0012】ここで、単位面積当たりの繊維質量を変えるためには、同一の生地内で編み方を変えればよい。また、これだけではなく、例えば、折り返し編みや挿入編み、コーティング裏地の貼付、コーティング(例えば、ナイロン生地にウレタン樹脂などをコーティングした透湿防水加工)、フィルムのラミネート(例えば、ウレタンフィルムやフッ素フィルムなどを張り合わせた透湿防水加工)、あるいは厚さの異なる素材又は同じ厚さで異なる種類の素材の縫合によっても単位面積当たりの繊維質量を変えることができる。また、上記コーティングやフィルムのラミネートの他に、極細長繊維糸条又は細番手紡績糸を用いて高密度に製織し、熱処理やカレンダー処理により緻密化して超過撥水処理を施した透湿防水加工生地を用いれば、汗を迅速に肌着の外部に放出することができる。 【0013】ここで、厚生地部20は従来のブリーフタイプのパンツとして機能し、薄生地部30は従来のステテコとして機能する。この厚生地部20には、地肌が直接見えないように不透明性を持たせる必要がある。厚生地部20の寸法及び形状は、着用者に一定のフィット感を与えるような寸法及び形状とすることができ、これにより着用者に適合したフィット感の肌着を提供することができる。 【0014】薄生地部30においては、本発明の複合肌着の上に着用する衣服(ズボン)との摩擦が少ないような生地を使用することが好ましく、これにより着用者に爽快感及びサラサラ感を与えることができる。また、着用者の好みに応じて裾回りの締め付け度合いを変えることとしてもよい。 【0015】また、使用する生地に一定の伸縮性を持たせることができ、これにより着用者の好みに応じた伸縮性を有する肌着を提供することができる。また、厚生地部20においてはパンツの肌着としての機能を発揮させ、薄生地部30においてはステテコと同様のべたつき防止の機能を発揮させるため、使用する生地は吸汗性及び通気性を有する生地とするのが好ましい。また、本実施形態における複合肌着を冬季用の股引として使用する場合には、保温性及び吸湿性のある生地を用い、生地の厚さを全体的に厚くすることが好ましく、これにより保温力及び吸湿力を高めることができる。 【0016】上述したように、厚生地部20と薄生地部30とを一体化した肌着10とすることができるので、従来のように蒸れの原因となる空気層が形成されることがない。従って、複合肌着10を着用すれば、蒸れることがなく発汗が抑制され、爽快感を得ることができる。 【0017】また、従来のように2重構造とはならないので、着用者にごわごわ感を与えることもなく、体の動きに対して負担をかけることもない。また、2重構造とはならないので、複合肌着10を着用したときのシルエットがよくなり、ファッショナブルな肌着を実現することができる。 【0018】更に、一体化されて形成されているため、従来のように2つの肌着(例えば、パンツとステテコ)を使用するのに比べて、資源的にも経済的にも節約することが可能となる。また、日常の着脱や洗濯における手間も軽減される。 【0019】図2(a)は本発明の第2の実施形態における複合肌着を示す斜視図、図2(b)は図2(a)の複合肌着における生地の構成を示す図である。上述の第1の実施形態においては、厚生地部20が従来のブリーフタイプのパンツとして機能する場合について説明したが、図2に示す第2の実施形態は、厚生地部20が従来のトランクスタイプのパンツとして機能する例である。従って、厚生地部20の寸法及び形状は、第1の実施形態と比べてゆったりしたものとなっている。その他の点は上述の第1の実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。 【0020】図3(a)は本発明の第3の実施形態における複合肌着を示す斜視図、図3(b)は図3(a)の複合肌着における生地の構成を示す図である。本実施形態における複合肌着40は、上半身に着用する肌着として使用されるものであり、身頃部分を占める厚生地部50と袖部分を占める薄生地部60とを一体的に有している。これら厚さの異なる厚生地部50と薄生地部60とは、第1の実施形態と同様に、例えば、同一素材の生地内で単位面積当たりの繊維質量を相対的に変えることによって形成される。 【0021】ここで、厚生地部50は従来のランニングシャツとして機能することができる。薄生地部60の袖部分は、半袖、5分袖、7分袖、長袖など必要に応じて適当な長さとすることができる。その他の点は、上述した第1の実施形態における厚生地部20及び薄生地部30と同様であるので、ここでは説明を省略する。 【0022】図4(a)は本発明の第4の実施形態における複合肌着を示す斜視図、図4(b)は図4(a)の複合肌着における生地の構成を示す図である。本実施形態における複合肌着70は、上半身及び下半身に着用するつなぎ服肌着として使用されるものであり、身頃部分及び股上部分を占める厚生地部80a,80bと袖部分及び股下部分を占める薄生地部90a,90bとを一体的に有している。 【0023】本実施形態は、上述した第1の実施形態における複合肌着10と第3の実施形態における複合肌着40とを組み合わせたものである。身頃部分の厚生地部80aは第3の実施形態における厚生地部50に対応し、股上部分の厚生地部80bは第1の実施形態における厚生地部20に対応する。また、袖部分の薄生地部90aは第3の実施形態における薄生地部60に対応し、股下部分の薄生地部90bは第1の実施形態における薄生地部30に対応する。なお、着脱のしやすさを考慮すると、伸縮性が良好な生地を使用するのが好ましい。 【0024】本実施形態の複合肌着によれば、腰回りからシャツがはみ出すという心配もなくなり、よりファッショナブルな肌着を提供することが可能となる。なお、本実施形態では、股上部分の厚生地部80bがブリーフタイプのパンツとして機能する例を説明したが、上述の第2の実施形態と同様に、トランクスタイプのパンツとして機能させてもよい。 【0025】これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。 【0026】 【発明の効果】上述したように、本発明によれば、厚生地部と薄生地部とを一体化した肌着とすることができるので、従来のように蒸れの原因となる空気層が形成されることがない。従って、本発明に係る複合肌着を着用すれば、蒸れることがなく発汗が抑制され、爽快感を得ることができる。 【0027】また、従来のように2重構造とはならないので、着用者にごわごわ感を与えることもなく、体の動きに対して負担をかけることもない。また、2重構造とはならないので、本発明に係る複合肌着を着用したときのシルエットがよくなり、ファッショナブルな肌着を実現することができる。 【0028】更に、本発明に係る複合肌着は一体化されて形成されているため、従来のように2つの肌着(例えば、パンツとステテコ)を使用するのに比べて、資源的にも経済的にも節約することが可能となる。また、日常の着脱や洗濯における手間も軽減される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500466038 【氏名又は名称】アート興産株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年10月19日(2001.10.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091498 【弁理士】 【氏名又は名称】渡邉 勇 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−129302(P2003−129302A) |
| 【公開日】 |
平成15年5月8日(2003.5.8) |
| 【出願番号】 |
特願2001−322668(P2001−322668) |
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