| 【発明の名称】 |
ウエストゴム及びそのウエストゴムを使用した下衣 |
| 【発明者】 |
【氏名】清川 寛 【住所又は居所】大阪府大阪市住之江区南港北1丁目12番35号 美津濃株式会社内
【氏名】尾松 真次 【住所又は居所】大阪府大阪市住之江区南港北1丁目12番35号 美津濃株式会社内
【氏名】小野田 健次 【住所又は居所】大阪府大阪市住之江区南港北1丁目12番35号 美津濃株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、衣服におけるウエストゴムの締め付け感の緩和及びずれ防止に関するものである。
【解決手段】伸縮性を有するウエストゴムにおいて、該ウエストゴムの幅方向を広くすると共に、幅方向における伸縮力を部分的に変えたことを特徴とするウエストゴムである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 伸縮性を有するウエストゴムにおいて、該ウエストゴムの幅方向を広くすると共に、幅方向における伸縮力を部分的に変えたことを特徴とするウエストゴム。 【請求項2】 前記ウエストゴムにおいて、ウエストゴムの伸縮力を幅方向の上側と下側で変えたことを特徴とする請求項1記載のウエストゴム。 【請求項3】 前記ウエストゴムにおいて、ウエストゴムの伸縮力を幅方向に段階的に変えたことを特徴とする請求項1記載のウエストゴム。 【請求項4】 前記ウエストゴムにおいて、該ウエストゴムの幅を60mm以上100mm以下としたことを特徴とする請求項1、2又は3記載のウエストゴム。 【請求項5】 伸縮性を有するウエストゴムを配置した下衣において、前記ウエストゴムの幅方向を広くすると共に、幅方向における伸縮力を部分的に変えた構成であることを特徴とするウエストゴムを使用した下衣。 【請求項6】 前記伸縮性を有するウエストゴムを配置した下衣において、ウエストゴムの伸縮力を幅方向の上側と下側で変えた構成であることを特徴とする請求項5記載のウエストゴムを使用した下衣。 【請求項7】 前記伸縮性を有するウエストゴムを配置した下衣において、ウエストゴムの伸縮力を幅方向に段階的に変えた構成であることを特徴とする請求項5記載のウエストゴムを使用した下衣。 【請求項8】 前記伸縮性を有するウエストゴムを配置した下衣において、ウエストゴムの幅を60mm以上100mm以下とした構成であることを特徴とする請求項5、6又は7記載のウエストゴムを使用した下衣。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、衣服におけるウエストゴムの締め付け感の緩和及びずれ防止に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、パンツやスカートなどの下衣に用いられるウエストゴムは、腰周りの伸縮力が均一のものが一般的であった。また、ウエストゴムの幅は、20mm〜40mmの細い形態のものが一般的であった。 【0003】また、特開2000−54207号公報に開示されているウエストゴムように、伸縮力の弱い帯状ゴムを腹部側に、伸縮力の強い帯状ゴムを背部側に位置するように継ぎ合わせた構成を有するウエストゴムも公知になっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前者のように腰周りの伸縮力が同一で、幅の細いウエストゴムを使用した下衣は、座ったり、前屈みの動作時に、腹部がウエストゴムによって締め付けられ、不快感を生じるという欠点を有していた。また、締め付けを緩和するために、伸縮力の弱いゴムを使用すると、起立時に緩過ぎて下衣がずれるという欠点を有していた。 【0005】その他、ウエストゴムのみでの調節ではなく、アジャスターを付けてゴムの長さを調節する下衣もあるが、運動時にアジャスターの当たりを感じ、不快感が生じるという欠点を有していた。 【0006】また、後者のように伸縮力の弱い帯状ゴムを腹部側に配置した場合においては、腹部の締め付けは解消されるが、体の部位によって長さ方向の伸縮力を変化させることは、どんな体型の人にも対応できるものではなく下衣のずり落ちが生じる可能性があった。 【0007】例えば、40代、50代の肥満体型の方に多いのは、図6に示すように、腹部に脂肪が多くなるタイプであり、下衣を着用した際のウエストゴムの位置は、普通の体型の方ならおへその辺りであるが、肥満体型の方は、おへそより下(腰骨辺り)に位置させることが多い。よって、特開2000−54207号公報のように、腹部側に伸縮力の弱いゴムを配置すると、腹部の出っ張りでウエストゴムが腹部からずれてきて、前下がりになり、結果的に下衣自体がずり落ちるためサスペンダーなどの補助器具を使用することになり着用時に不便を感じると言った改善点を有していた。 【0008】以上のことから、全ての姿勢に対応でき、またどんな体型の人にも適応するウエストゴムの改良やそのような改良されたウエストゴムを使用した下衣が望まれていた。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、請求項1の発明は、伸縮性を有するウエストゴムにおいて、該ウエストゴムの幅方向を広くすると共に、幅方向における伸縮力を部分的に変えたことを特徴とするウエストゴムである。 【0010】請求項2の発明は、前記ウエストゴムにおいて、ウエストゴムの伸縮力を幅方向の上側と下側で変えたことを特徴とするウエストゴムである。 【0011】請求項3の発明は、前記ウエストゴムにおいて、ウエストゴムの伸縮力を幅方向に段階的に変えたことを特徴とするウエストゴムである。 【0012】請求項4の発明は、前記ウエストゴムにおいて、該ウエストゴムの幅を60mm以上100mm以下としたことを特徴とするウエストゴム。 【0013】請求項5の発明は、伸縮性を有するウエストゴムを配置した下衣において、前記ウエストゴムの幅方向を広くすると共に、幅方向における伸縮力を部分的に変えたことを特徴とするウエストゴムを使用した下衣である。 【0014】請求項6の発明は、前記伸縮性を有するウエストゴムを配置した下衣において、ウエストゴムの伸縮力を幅方向の上側と下側で変えたことを特徴とする請求項5記載のウエストゴムを使用した下衣。 【0015】請求項7の発明は、前記伸縮性を有するウエストゴムを配置した下衣において、ウエストゴムの伸縮力を幅方向に段階的に変えたことを特徴とするウエストゴムを使用した下衣である。 【0016】請求項8の発明は、前記伸縮性を有するウエストゴムを配置した下衣において、ウエストゴムの幅を60mm以上100mm以下としたことを特徴とするウエストゴムを使用した下衣である。 【0017】 【発明の実施の形態】本発明に係るウエストゴムに関し、株式会社エイエムアイ製、衣服圧測定システム(AMI3037型)を使用して以下のような衣服圧の実験を行った。ウエストゴムの伸縮力は、従来および本発明品とも同一の伸縮力に合わせている。(100%伸長時、25N) (従来の下衣) ・ウエスト仕上がり寸法 72cm・ウエストゴムの幅 4cm・ウエストゴムの伸縮力 均一(本発明の下衣) ・ウエスト仕上がり寸法 72cm・ウエストゴムの幅 8cm・ウエストゴムの伸縮力 幅方向の上側の伸縮力が強く、下側の伸縮力が弱い(測定方法) ■ウエストサイズ80cmのマネキンの腹部に、厚さ0.03mm、ソフトで伸び縮みしない材料からなるエアパックを貼り付ける。このエアパックには、衣服圧測定器が接続されており、エアパックに圧力がかかると衣服圧が表示されるようになっている。 ■マネキンに貼り付けたエアパックに、ウエストゴムがエアパックに当たるようにマネキンに下衣を着用させる。 ■ウエストゴムの圧力が衣服圧測定器に表示される。 (測定結果) (従来の下衣) ・衣服圧 1.19kPa(本発明の下衣) ・衣服圧 0.60kPa以上のことから、本発明のウエストゴム及びそのウエストゴムを使用した下衣は、衣服圧が従来品の下衣に比べて、半分になっている。よって、伸縮力は同じでも腹部への圧迫感が少ないことが言える。 【0018】次に、図5に示すように、30代〜50代の男性18名に実際に前記の本発明品の下衣と従来品の下衣を着用してもらい、ウエストゴムの締め付け感の比較アンケートを取った。アンケートの結果は、18名の平均値である。図5からわかるように、本発明のウエストゴムを使用した下衣の方が起立時においても、座位時においても優れており、全ての姿勢に対応でき、またどんな体型の人にも適応するウエストゴム及びそのウエストゴムを使用した下衣であることが言える。 【0019】次に、本発明の実施の形態について説明する。本発明のウエストゴム及びウエストゴムを使用した下衣においては、該ウエストゴムの幅方向を広くすると共に、幅方向における伸縮力の強弱を部分的に変えたものである。例えば、ウエストゴムの伸縮力を幅方向に上側と下側で変えたり、上側から下側にかけて段階的に変えたりすることが可能である。 【0020】具体的には、図1に示すように、ウエストゴム1の伸縮力を幅方向の上側に伸縮力の弱いゴム2、下側に伸縮力の強いゴム3を配置した場合、下側に伸縮力の強いゴム3を配置しているので、肥満体型の方のように、腹部のでっぱりによる圧力が上側からかかってきても下側に介在する伸縮力の強いゴム3の伸縮により下衣がずれることがない。また、図2に示すように、ウエストゴム1の伸縮力を幅方向の上側に伸縮力の強いゴム3、下側に伸縮力の弱いゴム2を配置した場合、下衣のずれも生じない上に、下衣にウエストゴム1を縫着した際に、上側が弱いと下衣の腰部が広がってしまうため、上側を強くする方が外観上にきれいに仕上がるものである。 【0021】図3に示すように、ウエストゴム1の伸縮力を幅方向の上側に伸縮力の弱いゴム2、真中に伸縮力が中ぐらいのゴム4、下側に伸縮力が強いゴム3を配置したものである。また、図4に示すように、上側に伸縮力の強いゴム3、真中に伸縮力が中ぐらいのゴム4、下側に伸縮力が弱いゴム2を配置して段階的に伸縮力を変えることにより、前記と同様の効果が得られるものである。 【0022】また、本発明のウエストゴム1の伸縮力は、従来の幅の細い(例えば40mm)ウエストゴムと比較して、従来のウエストゴムの伸縮力を1とした場合、0.5〜1、望ましくは0.6〜0.9が良い。 【0023】また、幅方向の伸縮力を上側と下側で変える場合は、伸縮力の強い方を1とした場合、伸縮力の弱い方は0.5〜0.75が好ましい。さらに、上、中、下と幅方向の伸縮力を変える場合は、伸縮力の強い方を1とした場合、中ぐらいを0.75〜1、弱い方は0.5〜0.75とすることが好ましい。 【0024】ウエストゴムの幅は、60mm以上100mm以下と幅広にすることにより、細いウエストゴムより単位面積あたりの圧力を下げることが可能であるので、腹部への圧迫感がかなり緩和されるものである【0025】 【発明の効果】本発明に係る下衣は、ウエストゴムの幅を広くし、ゴムの伸縮力を従来品と比較して、同じもしくは弱めに設定しているので、前屈や後屈などの姿勢の変化に対する腹部の締め付けが緩和され、且つ、ずれ防止のためにゴムの伸縮力を幅方向で変化させているものである。よって、全ての姿勢に対応でき、またどんな体型の人にも適応する改良されたウエストゴムを提供すると共に、該改良されたウエストゴムを使用した下衣を提供するものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005935 【氏名又は名称】美津濃株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市中央区北浜4丁目1番23号
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| 【出願日】 |
平成13年9月26日(2001.9.26) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−96602(P2003−96602A) |
| 【公開日】 |
平成15年4月3日(2003.4.3) |
| 【出願番号】 |
特願2001−294062(P2001−294062) |
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