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【発明の名称】 シャツなどの衣類
【発明者】 【氏名】増田 司郎

【要約】 【課題】従来と同様の品位を保ちながら、涼しく快適に着用できる夏期用シャツを得る。

【解決手段】例えばワイシャツにおいて、前身ごろ11と後身ごろ12との間に、幅寸法が5cmないし10cmで、かつ、上記前身ごろの布地とほぼ同じ系統の色のメッシュ布地による通気部17を介在させた。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前身ごろと後身ごろとの中間に、幅寸法が5cmないし10cmのメッシュ布地による通気部を介在させたことを特徴とするシャツなどの衣類。
【請求項2】 後身ごろの両側に、それぞれ、幅寸法が5cmないし10cmのメッシュ布地による通気部を介在させたことを特徴とするシャツなどの衣類。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、暑い季節に涼しく快適に着用できるシャツなどの衣類に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、人々は衣服について快適性を強く求める時代になってきた。一方、営業関係や、技術説明を担当するサラリーマン、あるいは、接客サービスを業とする方々など、快適性とあわせて身だしなみ・品位を保った衣類を要求される場合もある。このような衣類としては、例えば、特開平8−41701号公報に示された「ワイシャツ」、あるいは、実用新案登録第3058244号公報に示された「ベスト一体型シャツ」など、シャツの一部分に通気性を良くするためのメッシュ布地を使用したものがある。 また、快適性を強く求めるシャツとしては、各種のスポーツ用シャツにおいて通気性を良くするためのメッシュ布地の使用は広く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術で述べたものは、いずれも快適性についての考慮はなされているが、身だしなみ・品位を保った衣類の要求に十分対応できるものとは思えない。この発明は、上記の実情に鑑みてなされたものであり、快適性と共に、身だしなみ・品位を保った衣類を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明のシャツなどの衣類は、前身ごろと後身ごろとの間に、幅寸法が5cmないし10cmのメッシュ布地による通気部を介在させることにより、身だしなみ・品位を保ちながら快適性についての考慮をはかったものである。
【0005】また、後身ごろの両側に、それぞれ、幅寸法が5cmないし10cmのメッシュ布地による通気部を介在させたることにより、一層、身だしなみ・品位を保ちながら快適性についての考慮をはかったものである。
【0006】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の形態を一実施例にもとづき図面を参照して説明する。図1及び図2はワイシャツにおける実施例であり、図1は前面側、図2は背面側を示す。図において、1はワイシャツの本体であり、後述の通気部 以外は標準的な形態のものである。即ち、11は前身ごろ、12は後身ごろ、13はえり部、14はそで部、15はポケット、16はボタンである。17は通気部であり、一般にメッシュ布地として市販されている網状の布で形成したものである。この通気部17は、左右の前身ごろと後身ごろとの間で、かつ、そで部14のつけ根の部分から前身ごろと後身ごろの下端までの間に、幅寸法が5cmないし10cmのメッシュ布地を縫い付けたものである。
【0007】メッシュ布地としては、現在、スポーツシャツなどに用いられているメッシュ布地が適当である。即ち、ナイロンあるいはポリエステル繊維によるメッシュ布地が適当である。なお、メッシュの大きさ(網目の大きさ)は、一般に衣服用のメッシュ布地として市販されている程度のものでよいが、通気部17としてはワイシャツの本体1の布地よりも伸縮性のあるメッシュ布地が望ましい。
【0008】通気部17のためのメッシュ布地としては、上記のように一般市販品の衣服用メッシュ布地でもよいが、ブリンジエ社(ノルウェー)のスーパーメッシュのようなメッシュ布地も好ましい。即ち、スーパーメッシュは、特殊なメッシュ織物であり、ブリンジエ社の説明によると、織り込んだ繊維素材の空間が、立体的なエアポケットとなり、素肌の上に空気層ができることが述べられている。従って、この空気層の働きにより、外気温度が下がっても内側の保温は万全で、寒いときは汗だけを放出し、暖気を逃さず保温する。また、暑いときは余分な熱や水分を外部に素早く発散し、体感温度や湿度を最適な状態に維持するとある。本発明のシャツなどの衣類は、当初夏用の衣類として考えたものであるが、上記のスーパーメッシュのようなメッシュ布地による通気部を介在させると、冬用の衣類としても用いることができる。
【0009】(実施の形態2)上記実施の形態1のワイシャツは、前身ごろと後身ごろとの間に、幅寸法が5cmないし10cmのメッシュ布地を縫い付けたものであるが、図3に示すように、後身ごろの両側にのみメッシュ布地による通気部を介在させてもよい。即ち、図3もワイシャツにおける実施例であり、背面側を示す。図において、1はワイシャツの本体、12は後身ごろ、13はえり部、14はそで部である。17は通気部であり、上記実施の形態1において説明したように、メッシュ布地として市販されている網状の布で形成したものである。この通気部17は、後身ごろ12の両側に、それぞれ、幅寸法が5cmないし10cmのメッシュ布地を介在させたものである。
【0010】この場合、通気部17は後身ごろ12の両側にのみに設けてある。このことは、前身ごろは従来のものと同じであることから、前身ごろ(図示せず)と後身ごろ12の縫い合わせ、あるいは袖つけなどの縫製は従来と変わらないので、実施の形態1のものに比較して縫製が容易になる。また、前面から通気部17が見えないので、デザイン上でも好ましい衣類になる。
【0011】上記実施の形態ではワイシャツに関する実施例を示したが、本発明はワイシャツに限定されるものではなく、カジアルシャツ、スポーツシャツ、ポロシャツ、パジャマ、子供用の衣服などにも実施できる。また、長袖はもちろんのこと、半袖のシャツに実施しても効果が大きい。しかし、ワイシャツに関する実施が最も効果的である。即ち、この発明によるシャツなどの衣類によれば、通気部17があるので、通気性が良く、汗や水分をメッシュのすき間から素早く発散させ、肌着、衣服はいつもサラサラでべとつかない。その上、毛穴もスッキリと汗のにおいを取り除き、冷え性を守り、風邪などの予防にもなる。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0013】暑い季節であっても、快適性と共に、身だしなみ・品位を保った衣類を提供できる。
【0014】通気部は前身ごろと後身ごろとの間だけに設けるので、縫製が容易で、製造価格に対する影響も少ない。
【0015】後身ごろ12の両側にのみに設けたものは、前身ごろ(図示せず)と後身ごろ12の縫い合わせ、あるいは袖つけなどの縫製は従来と変わらないので更に縫製が容易になる。
【出願人】 【識別番号】000202590
【氏名又は名称】増田 司郎
【出願日】 平成13年6月27日(2001.6.27)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−13301(P2003−13301A)
【公開日】 平成15年1月15日(2003.1.15)
【出願番号】 特願2001−234258(P2001−234258)