| 【発明の名称】 |
カロチノイド配合食品 |
| 【発明者】 |
【氏名】林 勝彦
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| 【要約】 |
【課題】ドナリエラ藻体に多量のフィトエンを含有するものを見出し、そのドナリエラ藻体を配合したり、またドナリエラ藻体を培養することにより得られるフィトエンを配合した癌や生活習慣病の予防などに特に有用なカロチノイドを配合した食品を提供する。
【解決手段】非環式カロチノイドであるフィトエンを配合するものとしている。そして、フィトエンはドナリエラ藻体に含有するものとすることができる。さらに、フィトエンはドナリエラ藻体を培養することにより得られたものとすることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 非環式カロチノイドであるフィトエンを配合することを特徴とするカロチノイド配合食品。 【請求項2】 非環式カロチノイドであるフィトエンを含有するドナリエラ藻体を配合することを特徴とするカロチノイド配合食品。 【請求項3】 フィトエンが、ドナリエラ藻体を培養することにより得られたものであることを特徴とする請求項1記載のカロチノイド配合食品。 【請求項4】 食品形態が、カプセル、錠剤、顆粒、粉体の何れかであることを特徴とする請求項1または2記載のカロチノイド配合食品。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、ドナリエラ藻体などに含有されるフィトエンを配合したカロチノイド配合食品に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、ドナリエラ藻体から分離したβ−カロチンを植物油懸濁液となして、食品、化粧品もしくは飼料などの天然着色料として、または栄養機能その他生体調節機能物質として利用することが知られている。 【0003】また、ドナリエラ藻体は、タンパク質、脂質、灰分、糖質、鉄分、ビタミン類その他各種の有効成分を含有しているため、例えば、特公平4−75753号公報、特公平4−78268号公報、特公平4−78269号公報等に開示されているように、錠剤やカプセル剤、顆粒剤としてドナリエラ藻体そのものを健康増進食品としたものが存在する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ドナリエラ藻体配合食品は、ドナリエラ藻体に含有されていたり、ドナリエラ藻体を培養することにより得られるフィトエンに注目してなされたものではない。 【0005】フィトエンは、癌や生活習慣病の予防などに特に有用なカロチノイドとして、最近知られるようになったものであり、自然界には、トマト、麦、マリーゴールド等に含まれるが、極少量で、それ自体ではほとんど活性を示さない。 【0006】そこで、この発明は、ドナリエラ藻体に多量のフィトエンを含有するものを見出し、そのドナリエラ藻体を配合したり、またドナリエラ藻体を培養することにより得られるフィトエンを配合した癌や生活習慣病の予防などに特に有用なカロチノイドを配合した食品を提供することを目的としてなされたものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】そのため、この発明のカロチノイド配合食品は、非環式カロチノイドであるフィトエンを配合するものとしている。 【0008】この発明において、フィトエンはドナリエラ藻体に含有するものとすることができる。フィトエンを含有するドナリエラ藻体としては、ドナリエラ藻体中、5%以上のフィトエンを高含有したものを用いるのが好ましく、それ自体特別な加工することなく、乾燥パウダーとして用いることができる。ドナリエラ藻体としては、ドナリエラ・サリーナ種(Dunaliella salina) 、ドナリエラ・バーダウィル種(Dunaliella bardawil) などのすべてのドナリエラ属に属する種を含むものとする。 【0009】さらに、この発明において、フィトエンはドナリエラ藻体を培養することにより得られたものとすることができる。フィトエンを得るには、産生能調節剤としてニコチンを添加し、pH調整を行った培地で、光照射の環境下、ドナリエラ藻体を培養すればよい。前記産生能調節剤の添加量は、1μM〜1Mが好ましい。1μM未満であったり1Mを越えると、フィトエンの産生能が低下したり、産生能がなくなる。ドナリエラ藻体を培養する培地は、ドナリエラ藻体が培養できればどのような培地でもよいが、例えば、1.5Mの塩化ナトリウム、50mMの炭酸水素ナトリウム、5mMの硫酸マグネシウム、2mMの硝酸カリウム、0.3mMの塩化カルシウム、0.2mMのリン酸二水素カリウム、1.5μMの塩化第二鉄、6μMのEDTA、7μMの塩化マンガン、1μMの塩化第二銅、1μMの塩化亜鉛、1μMの塩化コバルト、1μMのモリブデン酸アンモニウムを含有する培地とすることができる。ドナリエラ藻体を培養する環境としては、培養温度は約25〜35℃の範囲が好ましく、培地のpHは約7〜8が好ましく、約2,000〜40,000Luxの光照射の環境の下が好ましい。ドナリエラ藻体を培養することにより得られたフィトエンは、オールトランス型フィトエン、9−シス型フィトエンを含む異性体すべてあり、何れも癌の予防や、糖尿病、肝疾患、癌、その他の生活習慣病の予防、改善などに有用なカロチノイドである。 【0010】また、この発明のカロチノイド配合食品の食品形態は、カプセル、錠剤、顆粒、粉体の何れかとするのが好ましい。これらの食品形態にすると、食品の摂取が容易なものとなる。食品形態をカプセルとするには、フィトエン含有ドナリエラ藻体の乾燥パウダーを造粒し、そのままカプセルに充填すればハードカプセルとなり、食用油と混合してカプセルに充填すればソフトカプセルとなる。錠剤とするには、フィトエン含有ドナリエラ藻体の乾燥パウダーと賦形剤や結合剤などを混合して、打錠すればよい。顆粒とするには、フィトエン含有ドナリエラ藻体の乾燥パウダーと崩壊剤などを混合して、乾燥整粒すればよい。 【0011】 【実施例】次に、この発明のカロチノイド配合食品の好ましい実施例を挙げる。 【0012】(実施例1)この発明のカロチノイド配合食品をハードカプセルとするには、先ずフィトエン含有ドナリエラ藻体の乾燥パウダー100kgを42メッシュの篩にかけ整粒する。次に、整粒されたドナリエラ藻体の乾燥パウダーに、ビタミンE粉末200gを添加し、ロッキングミキサーで15分間混合する。この混合物をハードカプセル充填機で、350mgずつカプセルに充填し、カプセル中のフィトエンを安定化させるために、カプセルの接着面にゼラチンシートでバンドし、24時間安定化させ製品とした。 【0013】(実施例2)この発明のカロチノイド配合食品をソフトカプセルとするには、先ず大豆油100kgに蜜蝋10kg、脂肪酸グリセリンエステル10kgを60℃に加温しながら攪拌溶解し、ビタミンE5kg、ビタミンCパルミテート0.5kgを添加し、10分間攪拌する。25〜30℃に冷却後、フィトエン含有ドナリエラ藻体の乾燥パウダー100kgを混合し、ホモミキサーで30分間混合攪拌し、コロイドミルで微粉砕し、50メッシュの篩で篩過する。篩過した調製液を減圧脱気し、タンクに移し、調製液を内容量350mgのソフトカプセルに成型する。成型後、乾燥室で72時間乾燥させ製品とした。 【0014】(実施例3)この発明のカロチノイド配合食品を錠剤とするには、先ずフィトエン含有ドナリエラ藻体の乾燥パウダー680kg、結晶セルロース156kg、部分アルファー化デンプン120kg、β−サイクロデキストリン108kg、プルラン14.4kg、還元麦芽糖水飴2.4kg、ショ糖脂肪酸エステル3.6kgをハイスピードミキサーにて4分間混合し、造粒する。造粒物を流動層乾燥機で60℃乾燥し、パワーミルで粉砕し整粒する。V型混合機で均一に混合し、22号篩で篩過したものを、打錠して300mgの素錠に錠形する。 【0015】次に、素錠を糖衣でコーティングするため、グラニュー糖756.5kg、卵殻カルシウム539kg、炭酸カルシウム66kg、乳糖53kg、シェラック35.5kg、アラビアガム20kg、タルク14kg、ゼラチン10kgを使用し、下掛けを糖衣パン、中掛けをハイコーター、艶出しを艶出パンでコーテングして糖衣錠を得た。 【0016】 【発明の効果】この発明は、以上に述べたように構成されており、ドナリエラ藻体に多量のフィトエンを含有するものを見出し、このドナリエラ藻体を配合したり、またドナリエラ藻体を培養することにより得られるフィトエンを配合した癌や生活習慣病の予防などに特に有用なカロチノイドを配合した食品を得ることができた。
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| 【出願人】 |
【識別番号】399127603 【氏名又は名称】株式会社日健総本社
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| 【出願日】 |
平成13年12月19日(2001.12.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100072213 【弁理士】 【氏名又は名称】辻本 一義
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| 【公開番号】 |
特開2003−180295(P2003−180295A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月2日(2003.7.2) |
| 【出願番号】 |
特願2001−386331(P2001−386331) |
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