| 【発明の名称】 |
イチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐及びその製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】村田 節
【氏名】細川 睦
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| 【要約】 |
【課題】血管系などの循環器の病状や障害に対して様々な改善効用を有するイチョウ葉抽出エキスを、広範囲の人々に、自然な形で手軽に摂取しやすく長期間摂取させることができる新規な豆腐を提供する。
【解決手段】イチョウ葉抽出エキスが豆腐に対して0.005〜0.5重量%の割合で豆腐に添加される。水に浸漬して膨潤させた大豆を水とともに磨砕し、煮た後、布で濾過して豆乳を取得し、該豆乳にイチョウ葉抽出エキスと凝固剤とを添加し、凝固工程により豆乳を凝固させてイチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐を製造する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】イチョウ葉抽出エキスが豆腐に添加されてなることを特徴とするイチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐。 【請求項2】イチョウ葉抽出エキスが豆腐に対して0.005〜0.5重量%の割合で豆腐に添加されてなることを特徴とする請求項1記載のイチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐。 【請求項3】イチョウ葉抽出エキスが豆腐に対して0.01〜0.1重量%の割合で豆腐に添加されてなることを特徴とする請求項1記載のイチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐。 【請求項4】ミネラル類が豆腐に添加されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のイチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐。 【請求項5】ビタミン類が豆腐に添加されてなることを特徴とする請求項1〜4のずれか1項に記載のイチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐。 【請求項6】豆腐が、オカラ入り健康豆腐であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のイチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐。 【請求項7】イチョウ葉抽出エキスが豆乳に対して0.005〜0.5重量%の割合で豆腐に添加されてなることを特徴とする請求項1記載のイチョウ葉抽出エキス添加健康豆乳。 【請求項8】イチョウ葉抽出エキス又はイチョウ葉抽出エキスを含有する溶液を豆乳に添加混合することを特徴とするイチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐の製造方法。 【請求項9】 水に浸漬して膨潤させた大豆を水とともに磨砕し、煮た後、布で濾過して豆乳を取得し、該豆乳にイチョウ葉抽出エキスと凝固剤とを添加し、凝固工程により豆乳を凝固させてイチョウ葉抽出エキス添加豆腐を製造することを特徴とするイチョウ葉抽出エキス添加豆腐の製造方法。 【請求項10】イチョウ葉抽出エキス又はイチョウ葉抽出エキスを含有する溶液を浸漬大豆磨砕時に添加することを特徴とする請求項8又は9記載のイチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐の製造方法。 【請求項11】イチョウ葉抽出エキスを酒精に溶解した溶液を添加することを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載のイチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐の製造方法。 【請求項12】イチョウ葉抽出エキスを、製品豆腐中の含有量が0.005〜0.5重量%となるように添加することを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載のイチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐の製造方法。 【請求項13】イチョウ葉抽出エキスを、製品豆腐中の含有量が0.01〜0.1重量%となるように添加することを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載のイチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐の製造方法。 【請求項14】イチョウ葉抽出エキスを、豆乳中の含有量が0.005〜0.5重量%となるように添加することを特徴とするイチョウ葉抽出エキス添加健康豆乳の製造方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、健康豆腐に関し、特にイチョウ葉抽出エキスを豆腐に添加した健康豆腐に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】 豆腐は健康食品として広く食され、種々の料理に利用されている。豆腐は豆乳に凝固剤を加えて凝固させたものであり、大豆を原料として調製したものである。豆腐は植物性たんぱく質を消化吸収しやすいかたちに加工した食品であり、人体の健康維持に不可欠の必須アミノ酸が多く含まれた優れた栄養食品である。しかしながら、たんぱく質等の栄養分の含有量をみた場合は、豆腐は必ずしも十分な栄養価を有するものではなく、栄養価の点、また栄養分を有効に摂取できるようにする点で不十分な点もあった。本発明は、このような豆腐本来の特徴を生かし、かつ一層優れた栄養価を有し、栄養分の摂取にも好適な健康食品として提供できる健康豆腐を提供することを目的としている。 【0003】 【課題を解決するための手段】本発明は、上述の状況に鑑みて発明されたもので、イチョウ葉抽出エキスを広範囲の人々に長期間継続して摂取し易い形で、容易に与えることができるようにしたもので、健康維持ないし健康増強に大いに寄与できる下記構成のイチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐及びその製造方法である。 (1)イチョウ葉抽出エキスが豆腐に添加されてなることを特徴とするイチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐。 (2)イチョウ葉抽出エキスが豆腐に対して0.005〜0.5重量%の割合で豆腐に添加されてなることを特徴とする請求項1記載のイチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐。 (3)イチョウ葉抽出エキスが豆腐に対して0.01〜0.1重量%の割合で豆腐に添加されてなることを特徴とする請求項1記載のイチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐。 (4)ミネラル類が豆腐に添加されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のイチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐。 (5)ビタミン類が豆腐に添加されてなることを特徴とする請求項1〜4のずれか1項に記載のイチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐。 (6)豆腐が、オカラ入り健康豆腐であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のイチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐。 (7)イチョウ葉抽出エキスが豆乳に対して0.005〜0.5重量%の割合で豆腐に添加されてなることを特徴とする請求項1記載のイチョウ葉抽出エキス添加健康豆乳。 (8)イチョウ葉抽出エキス又はイチョウ葉抽出エキスを含有する溶液を豆乳に添加混合することを特徴とするイチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐の製造方法。 (9)イチョウ葉抽出エキス又はイチョウ葉抽出エキスを含有する溶液を添加した凝固剤液を豆乳に添加・混合して凝固することを特徴とするイチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐の製造方法。 (10)イチョウ葉抽出エキス又はイチョウ葉抽出エキスを含有する溶液を浸漬大豆磨砕時に添加することを特徴とする請求項8又は9記載のイチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐の製造方法。 (11)イチョウ葉抽出エキスを酒精に溶解した溶液を添加することを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載のイチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐の製造方法。 (12)イチョウ葉抽出エキスを、製品豆腐中の含有量が0.005〜0.5重量%となるように添加することを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載のイチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐の製造方法。 (13)イチョウ葉抽出エキスを、製品豆腐中の含有量が0.01〜0.1重量%となるように添加することを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載のイチョウ葉抽出エキス添加健康豆腐の製造方法。 (14)イチョウ葉抽出エキスを、豆乳中の含有量が0.005〜0.5重量%となるように添加することを特徴とするイチョウ葉抽出エキス添加健康豆乳の製造方法。 【0004】 【発明の実施の形態】 多くの日本人は日常の食事に豆腐を食するが、本発明によれば、それにより健康維持又は健康増進に好ましいイチョウ葉抽出エキスを、長期間にわたってを容易に摂取することができるのである。イチョウ葉抽出エキスには臭いをマスキングする作用があるため、本発明の健康豆腐においては、いわゆる豆臭が軽減され、上品な品質の豆腐となる効果もある。 イチョウ葉抽出エキスは本来非常に苦味が強いものであるが、適量の添加により豆腐の味が引き締まったものとなる。イチョウ葉抽出エキスには、フラボノイドの他にテルペンラクトンとしてのギンコライドとビロバライドが含まれていて、血管拡張作用、血流増加作用及び抗酸化作用などの作用があるとされている。したがって、血管系などの循環器の老化防止、脳動脈や抹消血管の血流の改善に有効であるところから、高齢者のボケ、高血圧、糖尿病性血管障害などの予防や治療に有用な材料として、ドイツ、フランスなどのヨ−ロッパ諸国では医薬品に、あるいはまた錠剤や液剤の形で健康食品として用いられている。ところが、このような医薬品は特定の患者にしか与えられず、また、健康食品として利用する場合は、その効果を期待するためには長期間の摂取が要求されるにも拘かわらず、一般の健康食品がそうであるように、長い期間にわたり、例えば毎日朝夕に特定個数の錠剤を継続的に摂取する必要があり、そのようにして継続することは容易なことでなかった。 【0005】イチョウ葉抽出エキスの添加量は、豆腐に対して0.005〜0.5重量%であることが好ましい。特に0.01〜0.1重量%であることが好ましい。0.005重量%未満であると、イチョウ葉抽出エキス摂取による健康増進効果が期待できず、また0.5重量%を越えるとイチョウ葉抽出エキスが高価なものであるため、コスト高となる。イチョウ葉抽出エキスはイチョウの葉に抽出処理を施すことによって得られ、イチョウ葉抽出物ともいわれる。イチョウ葉抽出エキスは、例えば、採取されたイチョウの葉、特に青葉を必要に応じて乾燥し、粉砕した後、水に浸し、水で抽出することによって得られる。抽出は、場合によっては加温又は加熱して行うことができ、例えば約80〜90℃の温度で約1〜3時間処理することができる。また、採取されたイチョウの葉を必要に応じて乾燥し、粉砕した後、エタノ−ルなどのアルコ−ルの含水アルコ−ル液、又は希釈又は濃アルコ−ル水溶液などに浸し、その溶液で抽出することによって得ることもできる。抽出によって得られた抽出液と、抽出されなかった残渣とは圧搾処理によって分離することができる。抽出液は必要に応じて濾過処理される。抽出液はまた、必要に応じて弱アルカリ性にされてから、カラムクロマトグラフィ−などで精製することができる。このように抽出液の形で得られたイチョウ葉抽出エキスは濃縮後に乾燥して粉体とすることができる。粉体のイチョウ葉抽出エキスは水に溶解されて水溶液を形成したときには澄んだ溶液となる。カラムクロマトグラフィ−における溶出には含水アルコ−ル液又はアルコ−ル水溶液などが用いられる。 【0006】本発明で用いられるイチョウ葉抽出エキスとしては、特に特開平4−182434号公報に記載された方法、又はその改変された方法によって得られた液状のエキス又はこの液状エキスを粉末化した粉体が好ましく用いられる。本発明の健康豆腐、すなわちイチョウ葉抽出エキスが添加されている豆腐とは、広く、このエキスと共存している状態の豆腐を意味しており、例えばイチョウ葉抽出エキスが豆腐に均等に混合されて含有されているものである。このような本発明の健康豆腐はどのように製造してもよく、例えば、イチョウ葉抽出エキス粉末又はイチョウ葉抽出エキスを含有する溶液、例えば水溶液を、豆腐に添加して攪拌してもよい。その際、他の健康維持又は健康増進に好ましいカルシウム、リン、マグネシウム等のミネラル類や各種水溶性ビタミン、脂溶性ビタミン等のビタミン類を添加してもよい。 【0007】 【実施例】次に、本発明の実施例を参照して説明するが、本発明はもちろんこのような実施例に限定されない。 実施例1:まず、豆乳の作成にあたっては、大豆を12時間程度水に浸漬して膨潤させ、水とともに大豆を磨砕し、95℃で15分程度煮る。次いで、磨砕した状態のものを布袋に入れ、濾過して豆乳を得た。豆乳の糖度は水分量を調節して糖度12程度にした。得られた豆乳が80℃程度の状態で、イチョウ葉抽出エキスを豆乳100gに対して0.2gの割合で加えた。イチョウ葉抽出エキスは少量の湯水で溶かして添加した。次に、凝固剤としてにがりを加え、凝固工程に進ませた。凝固剤を加えた豆乳を90℃程度の湯のなかにくぐらせ、滅菌および熟成させながら凝固させた。凝固工程は90℃で約20分実施した。こうして、凝固した豆腐を水中で室温程度まで冷やし、しばらく放置した後、所定の大きさにカットしてパックに密封した。できあがった豆腐は、外観色がきれいなはだ色となった。かたさは、従来の豆腐とほとんど同じで、食感も同様である。カット豆腐の他の実施例として、糖度13に調製した豆乳にイチョウ葉抽出エキスを豆乳100gに対し0.5gの割合で加え、上記実施例と同様に、凝固剤を加え、90℃、約30分かけて滅菌、熟成させ凝固させた。凝固させた豆腐をカットし密封パックした。 【0008】実施例2:豆乳の製法は上記実施例と同様である。本実施例でも糖度を13に調製した豆乳を使用した。本実施例では、布で濾過した後、80℃程度になっている豆乳を15℃程度にまで冷却して、従来技術と同様量のイチョウ葉抽出エキスを添加した。充填豆腐はパックに豆乳を充填した後に凝固させるから、パックに充填する前に凝固しないようにする必要がある。冷却した豆乳に、上記実施例と同様にイチョウ葉抽出エキスを豆乳100gに対し0.1gの割合、及び0.05gの割合で添加した。次いで、凝固剤としてにがりを加え、豆乳が凝固する前にパックに充填して密封した。次に、豆乳を充填した状態のパックを90℃で40分ボイルし、豆乳を凝固させるとともに殺菌する。こうして、イチョウ葉抽出エキス入りの充填豆腐を得た。充填豆腐は水を加えずに豆腐のみで密封パックされている。得られた充填豆腐は、かたさは従来の豆腐とほとんどかわらず、こくのある旨味を有するものとして得られた。製造された健康豆腐についてテストを実施したところ、風味に悪影響を与えることがなく、むしろ風味が良いものとなることが解った。また、この健康豆腐を毎日豆腐汁として2カ月間食したところ、確実にイチョウ葉抽出エキス摂取による所定の健康増進効果が認められた。 【0009】 【発明の効果】以上述べた説明から明らかなように、本発明によれば、血管系などの循環器の病状や障害に対して様々な改善効用を有するイチョウ葉抽出エキスを、広範囲の人々に、自然な形で手軽に摂取しやすく長期間摂取させることができる新規な健康豆腐を提供することができる。そして、風味の改善された健康豆腐を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501044932 【氏名又は名称】村田 節 【識別番号】501044943 【氏名又は名称】細川 睦
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| 【出願日】 |
平成13年12月14日(2001.12.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090985 【弁理士】 【氏名又は名称】村田 幸雄
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| 【公開番号】 |
特開2003−180282(P2003−180282A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月2日(2003.7.2) |
| 【出願番号】 |
特願2001−382173(P2001−382173) |
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