| 【発明の名称】 |
非常用保存食炊き出しセット及びその調理方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】松本 和久 【住所又は居所】東京都千代田区外神田四丁目7番2号 株式会社サタケ内
【氏名】渡部 美穂子 【住所又は居所】広島県東広島市西条西本町2番30号 株式会社サタケ内
【氏名】大洲 千佳子 【住所又は居所】広島県東広島市西条西本町2番30号 株式会社サタケ内
【氏名】秋山 政信 【住所又は居所】東京都中央区月島2丁目20番15号 船山株式会社内
【氏名】杉浦 昭一 【住所又は居所】東京都新宿区高田馬場1丁目33番5号 株式会社タケトモ内
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| 【要約】 |
【課題】熱湯を沸かす熱源を別に準備する必要がなく、しかも、耐熱性を向上して内容物が流出するなどの不具合を解消して、いつでも温かいご飯が食べられるアルファー化米を包装した非常用保存食炊き出しセットを提供する。
【解決手段】多人数分のアルファー化米を包装した米包装袋と、前記アルファー化米を調理する容器として使用する耐熱性の内袋と、化学物質の発熱反応を利用した携帯用発熱剤と、これらを一体的に包装するとともに前記携帯用発熱剤の受容器として使用する耐熱性の外袋とを備え、該外袋を段ボール箱内に梱包した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 多人数分のアルファー化米を包装した米包装袋と、前記アルファー化米を調理する容器として使用する耐熱性の内袋と、化学物質の発熱反応を利用した携帯用発熱剤と、これらを一体的に包装するとともに前記携帯用発熱剤の受容器として使用する耐熱性の外袋とを備え、該外袋を段ボール箱内に梱包したことを特徴とする非常用保存食炊き出しセット。 【請求項2】 前記耐熱性の内袋及び前記耐熱性の外袋は、少なくとも、120℃〜135℃程度の耐熱性があるハイレトルトポリプロピレンを素材として用いてなる請求項1記載の非常用保存食炊き出しセット。 【請求項3】 前記段ボール箱のフラップを開封するとともに、前記外袋を開封して各備品を取り出す開梱工程と、前記外袋を前記段ボール箱の底部に敷いた状態で、前記携帯用発熱剤を前記外袋内に配置するとともに、前記内袋を該携帯用発熱剤と接触させて配置する準備工程と、前記内袋内に調理用の水を注水するとともに、前記外袋と前記内袋との空間に発熱用の水を注水して前記携帯用発熱剤を発熱させ、該携帯用発熱剤からの熱伝達により前記調理用の水を沸騰させる沸騰工程と、該調理用の水を沸騰させた前記内袋内に、前記アルファー化米を投入して攪拌・混合を行う調理工程と、該調理工程後に蒸らしを行う蒸らし工程と、を備えた請求項1又は2に記載の非常用保存食炊き出しセットの調理方法。 【請求項4】 前記沸騰工程及び前記蒸らし工程では、前記内袋の開口部を閉鎖するとともに、前記開梱工程において開封したフラップを再度閉鎖して保温性を高めて沸騰及び蒸らしを行う請求項3記載の非常用保存食炊き出しセットの調理方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、災害時などに火や電気などを使って熱湯を沸かさなくても、温かいご飯が食べられるアルファー化米を包装した非常用保存食炊き出しセットに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、実用新案登録第2604162号公報には、災害時非常時における大量炊き出しに便利なアルファ化穀粒の包装体が開示されてあり、その構成として、上部に開封可能な段ボール製の直方体又は立方体形状の包装用外箱と、外箱に内装されかつ熱湯を注入できるように上部が開封可能に設けられた防水性及びガスバリアー性を有するプラスチック製の袋と、このプラスチック製の袋内に充填された大量の炊き出しができる量のアルファ化穀粒とを備え、前記袋はアルファ化穀粒の充填後に内部が外気から気密的に封止され、アルファ化穀粒を充填した袋を内装する前記段ボール製の外箱は、袋の開封後に熱湯を注入した時のアルファー化穀粒の膨潤による容積増大分で満たされる空間に、炊き上げ時の多人数への給食作業に使用するしゃもじ、弁当容器、箸等の給食用付属品を収納したことを特徴とするものである。 【0003】これにより、外箱はアルファ化穀粒を長期保存するために備蓄倉庫等で積み重ねて保管するのに適し、また包装体として取り扱い性に優れ、しかもこの外箱は調理に際してはアルファ化穀粒を箱に入れたまま袋内に熱湯を注入する容器としての機能を有するため、鍋や釜が不要であり、熱源の設備も小さくてよく、従来の非常時の炊き出しで考えられている生米からの炊飯の場合に比べ、処理が簡単で給食配布までの必要時間が極めて少ない、という利点がある。 【0004】しかしながら、上記従来のアルファ化穀粒の包装体にあっては、少なくとも災害の被災地において熱湯を沸かすための熱源が必要であり、例えば、小設備であっても、ガスコンロ、ストーブ、電気ポット、携帯用ガスコンロなどを準備して湯を沸かす必要があった。 【0005】一方、特開平2001-226668号公報には、約100℃の温度を少なくとも20分間維持する、例えば、非常食或いは携帯食品の加熱調理容器の加熱装置等に使用される発熱剤及びその使用方法が開示されている。 【0006】しかしながら、上記公報には加熱調理容器として、日本酒の燗、駅弁などが挙げられており、アルファー化穀粒包装体については言及されていない。また、上記公報には発熱剤を組込むことができる加熱調理容器として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレンテレフタラートなどの合成樹脂が記載されているが、実際にこれらの容器で発熱剤を使用すると、容器に発熱剤が溶着したり、容器同士が溶着したりして穴が開き、内容物が流出するなどの不具合が生じ、耐熱性に難点があることが分かった(理科年表平成10年597ページを参照すれば、ポリエチレンの連続最高使用温度は80℃以内である。)。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点にかんがみ、熱湯を沸かす熱源を別に準備する必要がなく、しかも、耐熱性を向上して内容物が流出するなどの不具合を解消して、いつでも温かいご飯が食べられるアルファー化米を包装した非常用保存食炊き出しセットを提供することを技術的課題とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため本発明は、多人数分のアルファー化米を包装した米包装袋と、前記アルファー化米を調理する容器として使用する耐熱性の内袋と、化学物質の発熱反応を利用した携帯用発熱剤と、これらを一体的に包装するとともに前記携帯用発熱剤の受容器として使用する耐熱性の外袋とを備え、該外袋を段ボール箱内に梱包したことを特徴とする非常用保存食炊き出しセットとした。 【0009】これにより、本発明の非常用保存食炊き出しセットにおいては、化学物質の発熱反応を利用した携帯用発熱剤が備えられているから、熱湯を沸かす熱源や、マッチやライターなどの火種も不要であり、飲料水さえあれば、いつでも温かいご飯が食べられる。また、調理に際しては、前記段ボール箱が保温性を有する鍋や釜の役目をし、短時間で調理することができる。 【0010】そして、前記耐熱性の内袋及び前記耐熱性の外袋は、少なくとも、120℃〜135℃程度の耐熱性があるハイレトルトポリプロピレンを素材として用いているから、120℃〜135℃程度の耐熱性があり、機械的強度、低臭性に優れた素材である。例えば、外袋の底部に、熱湯を沸かすための発熱剤を敷いた場合でも溶融することはなく、外袋に発熱剤が溶着したり、外袋同士が溶着して、内容物が流出するなどの不具合は解消される。 【0011】一方、前記段ボール箱のフラップを開封するとともに、前記外袋を開封して各備品を取り出す開梱工程と、前記外袋を前記段ボール箱の底部に敷いた状態で、前記携帯用発熱剤を前記外袋内に配置するとともに、前記内袋を該携帯用発熱剤と接触させて配置する準備工程と、前記内袋内に調理用の水を注水するとともに、前記外袋と前記内袋との空間に発熱用の水を注水して前記携帯用発熱剤を発熱させ、該携帯用発熱剤からの熱伝達により前記調理用の水を沸騰させる沸騰工程と、該調理用の水を沸騰させた前記内袋内に、前記アルファー化米を投入して攪拌・混合を行う調理工程と、該調理工程後に蒸らしを行う蒸らし工程と、を備えた非常用保存食炊き出しセットの調理方法であるから、沸騰工程では、外袋の底部に敷いた携帯用発熱剤から調理用の水に対して、熱が斑(むら)なく伝達されるように調整され、調理工程及び蒸らし工程においても携帯用発熱剤から水及びアルファー化米に熱が斑なく伝達され、短時間で調理を行うことができる。そして、被災地において炊き出しを行う際、飲料水さえ確保できれば、いつでも温かいご飯が食べられる。 【0012】また、前記沸騰工程及び前記蒸らし工程では、前記内袋の開口部を閉鎖するとともに、前記開梱工程において開封したフラップを再度閉鎖して保温性を高めて沸騰及び蒸らしを行うので、沸騰工程及び蒸らし工程では、フラップを閉鎖することで熱の放出を防止することができ、短時間で沸騰工程及び蒸らし工程を行うことができる。 【0013】 【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の非常用保存食炊き出しセットの一例を示すものである。本実施形態の炊き出しセット1は、多人数分のアルファー化米2が充填されて包装された米包装袋3と、アルファー化米2を調理する容器として使用する耐熱性の内袋4と、化学物質の発熱反応を利用した携帯用発熱剤5を包装した発熱剤包装袋6と、多人数への給食作業に使用するしゃもじ7、弁当容器8、箸9、輪ゴム10、衛生手袋11、具材12などの給食用付属品を包装した付属品包装袋13と、各包装袋(米包装袋3、内袋4、発熱剤包装袋6、付属品包装袋13)を一体的に包装するとともに、携帯用発熱剤5の受容器として使用する耐熱性の外袋14とを備え、外袋14を運搬用又は備蓄用の外装とする段ボール箱15内に梱包したものである。 【0014】そして、外袋14の上方に、調理説明書17、発熱剤注意事項18、針金入りビニール紐19及び開封カッターを包装した付属品包装体20を載置して、外袋14とともに段ボール箱15内に梱包してもよい。 【0015】段ボール箱15は、縦横寸法が同じで、高さが浅い段ボール製の箱からなっている。なお、箱15の高さは、充填されているアルファー化米2を熱湯で戻したときの膨潤容積に従い、箱15内の上部に空間が設けてあり、例えば、アルファー化米2を約5kg(約50食分)包装する際は、内寸法が縦335mm、横335mm、高さ197mmのものが適当である。そして、箱15の上部蓋は四方向に折り開く構造のフラップ21が設けられている。該フラップ21には、一度開封したフラップ21を再度閉鎖して固定するか又はフラップ21を直立させて固定するための貫通穴23を各フラップ21に穿設する。該貫通穴23同士には、針金入りビニール紐19を挿通して撚回するとフラップ21を簡単に固定することができる。また、フラップ21には、運搬用の手提穴24を穿設するとよい。 【0016】段ボール箱15内に収容する外袋14は、その材質を、例えば、ナイロン15μ厚、アルミシート9μ厚及びハイレトルトポリプロピレン80μ厚を3層に重ねた複合フィルム等を素材とした袋が使用される。ハイレトルトポリプロピレンは120℃〜135℃程度の温度範囲の耐熱性があり、機械的強度、低臭性に優れた素材である。これにより、外袋14の底部に、熱湯を沸かすための携帯用発熱剤5を敷いた場合でも、溶融することはなく、外袋14に携帯用発熱剤5が溶着したり、外袋14同士が溶着したりして穴が開くなどの不具合が生じることはない。さらに、該外袋14は、十分な耐熱性のほか、十分な防水性とを兼ね備えたものがより好ましい。前記外袋14のサイズは、縦350mm、横310mm、高800mm程度であり、米包装袋3、内袋4、発熱剤包装袋6、付属品包装袋13の4点を収容して袋口をヒートシールすることができる。なお、この外袋14内には脱酸素剤を入れてもよい。 【0017】外袋14の底部に収納する米包装袋3は、ポリエチレン製であって、例えば、アルファー化米2を約5kg(約50食分)を入れて、袋口をヒートシールしたものである。 【0018】米包装袋3の上方に載置する内袋4は、熱湯を沸かすための容器として使用する耐熱性の材質である。この内袋4は、例えば、ポリエステル12μ厚、ナイロン15μ厚及びハイレトルトポリプロピレン80μ厚を3層に重ねた複合フィルム等を素材としたものが使用される。ハイレトルトポリプロピレンは上記同様耐熱性が向上する素材であり、ポリエステル及びナイロンは防水性や機械的強度が向上し、破袋しにくい素材である。前記内袋4のサイズは、縦330mm、縦290mm、高さ600mm程度であり、調理用の水8リットルとアルファー化米約5kgとを合わせた容量以上の内容量が確保される。この内袋4には、注水の目安としての注水線を表示したり、別途、調理用の水を計量するための計量袋22を備えてもよい。これにより、計量カップがなくても正確に調理用の水及び発熱用の水を計量することができる。 【0019】内袋12上方には、しゃもじ7、弁当容器8、箸9、輪ゴム10、衛生手袋11、具材12などの給食用付属品が充填された付属品包装袋13を載置するとともに、化学物質の発熱反応を利用した携帯用発熱剤5を包装した発熱剤包装袋6とを載置する。 【0020】化学物質の発熱反応を利用した携帯用発熱剤5は、例えば、特開2001-226668に開示のような発熱剤を使用することができる。この発熱剤は、短時間で約100℃に到達させ、その温度を少なくとも20分間維持させるものであり、マッチやライターなどの火種を不要とするように、ここでは酸化カルシウム(生石灰)に対して水を添加した際の反応熱を利用するものである。この発明では、粉体アルミニウム95グラムと粉体生石灰20グラムを配合した発熱剤である。この発熱剤に80mlの水を接触させると、反応熱を発生させながら水酸化カルシウムが生成され、該水酸化カルシウムと粉体アルミニウムとが反応して反応熱が生じ、両反応熱の総和として約3886cal/gが生じるものである。本発明では、この携帯用発熱剤5のパック詰め9個を発熱剤包装袋6により包装してある。 【0021】次に、本発明の非常用保存食炊き出しセットの調理方法を図3〜図7を参照して説明する。 【0022】図3は段ボール箱15のフラップ21を開封するとともに、外袋14を開封して各包装袋(米包装袋3、内袋4、発熱剤包装袋6、付属品包装袋13)を取り出す開梱工程を示したものである。図3に示すように、段ボール箱15のフラップ21を開封すると、調理説明書17、発熱剤注意事項18、付属品包装体20内の開封カッター16が取り出される。そして、開封カッター16を使用して外袋14を開封すると、米包装体3、内袋4、発熱剤包装袋6、付属品包装袋13が取り出され、さらに、付属品包装袋13を開封すると、しゃもじ7、弁当容器8、箸9、輪ゴム10、衛生手袋11、具材12、計量袋22が取り出される。 【0023】図4は外袋14を段ボール箱15の底部に敷いた状態で、携帯用発熱剤5を外袋14内に配置するとともに、内袋4を携帯用発熱剤5と接触させて配置する準備工程を示したものである。図4に示すように、まず、発熱剤包装袋6を開封して9個の携帯用発熱剤5のパック詰めを取り出す。そして、外袋14を段ボール箱15の底部に敷いた状態で、パック詰めから取り出した携帯用発熱剤5を等間隔に並べて配置する。次に、携帯用発熱剤5と接触するように内袋4を配置させる。 【0024】図5は内袋4内に調理用の水を注水するとともに、外袋14と内袋4との空間に発熱用の水を注水して携帯用発熱剤5を発熱させ、携帯用発熱剤5からの熱伝達により内袋4内の調理用の水を沸騰させる沸騰工程を示したものである。図5(a)に示すように、計量袋22や、その他の容器により内袋4の注水線4Aまで調理用の水を入れ、その後、開口部を輪ゴム10で縛って閉鎖する。次に、図5(b)に示すように、携帯用発熱剤パックや計量袋22などを利用し、携帯用発熱剤5に使用する発熱用の水を計量するとともに、段ボール箱15の4方向から外袋14と内袋4との空間に注水するのである。これにより、携帯用発熱剤5が発熱反応を起こし、熱湯を沸かすことができる。さらに、図5(c)に示すように、外袋14も輪ゴム10により軽く閉じるとともに、段ボール箱15のフラップ21を閉鎖し、さらに、貫通穴23に針金入りビニール紐19を通して固定して熱の放出を防止し、保温性を高めて15分間待機すると熱湯が沸くのである。 【0025】図6は調理用の水を沸騰させた内袋4内に、アルファー化米2、具材12を投入して攪拌・混合を行う調理工程と、該調理工程後に蒸らしを行う蒸らし工程とを示したものである。沸騰工程が終了すると、針金入りビニール紐19を外してフラップ21を開封するとともに、輪ゴム10を外して外袋14及び内袋4を開封する。そして、内袋4内へアルファー化米2と具材12を投入する。このとき、しゃもじ7で内袋4の底からよく混ぜた後、再び、内袋4及び外袋14を輪ゴム10により閉じるとともに、段ボール箱15のフラップ21を閉鎖して熱の放出を防止し、保温性を高めて15分間蒸らしを行うとアルファー化米2の炊き出しが完了する。 【0026】図7は給食・配膳の方法を示した図であり、図7(a)は炊き上がったアルファー化米2をしゃもじ7で弁当容器8に盛り付ける例であり、図7(B)は弁当容器8に蓋をして箸9を添え、輪ゴム10で止めて配布する例と、給食の際、フラップ21を直立させた例が示されている。このフラップ21を直立させることで運搬量が向上し、給食配布時間を短縮することができる。 【0027】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、多人数分のアルファー化米を包装した米包装袋と、前記アルファー化米を調理する容器として使用する耐熱性の内袋と、化学物質の発熱反応を利用した携帯用発熱剤と、これらを一体的に包装するとともに前記携帯用発熱剤の受容器として使用する耐熱性の外袋とを備え、該外袋を段ボール箱内に梱包した非常用保存食炊き出しセットとしたので、化学物質の発熱反応を利用した携帯用発熱剤が備えられているから、熱湯を沸かす熱源や、マッチやライターなどの火種も不要であり、飲料水さえあれば、いつでも温かいご飯が食べられる。また、調理に際しては、前記段ボール箱が保温性を有する鍋や釜の役目をし、短時間で調理することができる。 【0028】そして、前記耐熱性の内袋及び前記耐熱性の外袋は、少なくとも、120℃〜135℃程度の耐熱性があるハイレトルトポリプロピレンを素材として用いているから、120℃〜135℃程度の耐熱性があり、機械的強度、低臭性に優れた素材である。例えば、外袋の底部に、熱湯を沸かすための発熱剤を敷いた場合でも溶融することはなく、外袋に発熱剤が溶着したり、外袋同士が溶着して、内容物が流出するなどの不具合は解消される。 【0029】一方、前記段ボール箱のフラップを開封するとともに、前記外袋を開封して各備品を取り出す開梱工程と、前記外袋を前記段ボール箱の底部に敷いた状態で、前記携帯用発熱剤を前記外袋内に配置するとともに、前記内袋を該携帯用発熱剤と接触させて配置する準備工程と、前記内袋内に調理用の水を注水するとともに、前記外袋と前記内袋との空間に発熱用の水を注水して前記携帯用発熱剤を発熱させ、該携帯用発熱剤からの熱伝達により前記調理用の水を沸騰させる沸騰工程と、該調理用の水を沸騰させた前記内袋内に、前記アルファー化米を投入して攪拌・混合を行う調理工程と、該調理工程後に蒸らしを行う蒸らし工程と、を備えた非常用保存食炊き出しセットの調理方法であるから、沸騰工程では、外袋の底部に敷いた携帯用発熱剤から調理用の水に対して、熱が斑なく伝達されるように調整され、調理工程及び蒸らし工程においても携帯用発熱剤から水及びアルファー化米に熱が斑なく伝達され、短時間で調理を行うことができる。そして、被災地において炊き出しを行う際、飲料水さえ確保できれば、いつでも温かいご飯が食べられる。 【0030】また、前記沸騰工程及び前記蒸らし工程では、前記内袋の開口部を閉鎖するとともに、前記開梱工程において開封したフラップを再度閉鎖して保温性を高めて沸騰及び蒸らしを行うので、沸騰工程及び蒸らし工程では、フラップを閉鎖することで熱の放出を防止することができ、短時間で沸騰工程及び蒸らし工程を行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001812 【氏名又は名称】株式会社サタケ 【住所又は居所】東京都千代田区外神田4丁目7番2号 【識別番号】593058662 【氏名又は名称】船山株式会社 【住所又は居所】新潟県長岡市旭町2−2−26 【識別番号】396023328 【氏名又は名称】株式会社タケトモ 【住所又は居所】東京都新宿区高田馬場1丁目33番5号
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| 【出願日】 |
平成13年12月14日(2001.12.14) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−180270(P2003−180270A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月2日(2003.7.2) |
| 【出願番号】 |
特願2001−382050(P2001−382050) |
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