| 【発明の名称】 |
ペット用飼料及びその製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】加藤 康幸 【住所又は居所】大阪府大阪市東成区深江南1丁目16番14号 ドギーマンハヤシ株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】柔軟性を付与する多価アルコールを革繊維体組織間だけでなく、革繊維体内にまで充填させることにより、ペット用飼料をやわらかくして歯の弱い犬やシニア犬にとって食しやすく、従来にない噛み心地が実現でき、特にシニア犬にとっては顎をよく動かすことでストレスを発散することができる、腐敗しにくいペット用飼料を得ることを目的とする。
【解決手段】革からなるペット用飼料であって、革繊維分解酵素によって処理された中間処理革に、多価アルコールを充填させることを特徴とするペット用飼料とした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 革からなるペット用飼料であって、革繊維分解酵素によって処理された中間処理革に、多価アルコールが充填されたことを特徴とするペット用飼料。 【請求項2】 前記多価アルコールがグリセリン、キシリトール、マンニトール、ソルビトール、エリスリトール、プロピレングリコールから選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載のペット用飼料。 【請求項3】 原皮をスライスし、水戻し、脱灰、酸化、漂白等の化学処理を施して得られた床革に、革繊維分解酵素で処理する革繊維分解酵素処理工程と、前記革繊維分解酵素処理工程により得られた中間処理革に多価アルコールを充填させる柔軟剤充填処理工程と、を含む工程により成るペット用飼料の製造方法。 【請求項4】 前記革繊維分解酵素処理工程に使用される革繊維分解酵素がプロティナーゼであることを特徴とする請求項3に記載のペット用飼料の製造方法。 【請求項5】 前記プロティナーゼが酸性プロティナーゼであることを特徴とする請求項4に記載のペット用飼料の製造方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ペット用飼料として犬に使用され、特に歯が弱い犬やシニア犬用として好適な革からなるペット用飼料とその製造方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、犬用として使用されるの革からなるペット用飼料は主に牛革を原料として、これに水洗、脱灰、酸化、漂白など各種の処理を施し、絞って脱水し、各形態に成型し乾燥させたものが市販されている。これらペット用飼料は無毒性でなければならないので、例えば殺菌のためのホルムアルデヒドのような物質や、革の耐久性を上げるための鞣し工程に用いられる金属クロムを含ませることはできない。 【0003】したがって、ペット用飼料は、腐食やカビなどによる汚染を防ぐために脱水され乾燥させて、水分活性を低く抑えたものであるため、水分含有量が少なく硬質である。また、成型性が悪い上に、歯の弱い犬や顎の弱いシニア犬では、歯で強く噛むことができないため、ペット用飼料を十分に食することができない。また、シニア犬の顎に過剰な負担がかかり、ストレスを却って増大させたりする。このため、前記処理された床革に肉汁や野菜汁を含浸させる試みがされているが、肉汁などを革内部まで含浸させることは困難であって、床革の表層にしか含ませることができないためその効果はすぐに消失してしまうものであった。加えて、すぐに腐敗してしまったり、見た目が汚いといった不具合もあった。 【0004】また、単に水分を多く含ませただけのペットガムでは、時間の経過とともに硬度が増していき表面のひび割れや、過乾燥によりシニア犬が食するのに適するものではない。そこで、柔らかいペット用飼料を得るため、特開2000−175627号公報に開示されている柔らかい生皮製品及び製造方法では、生皮シートにプロピレングリコール、などのポリオールからなる湿潤剤を含浸させたものや、切り刻んだり、すりつぶした生皮に前記湿潤剤を組み合わせて押し出し成型などで成型したペット用飼料とその製造方法が提案されている。また、特開平11−98961号公報には原料革に水戻し、脱脂などの化学処理を施した床皮に甘みを有する多糖類、高級アルコール、脂肪酸エステルのいずれかの可塑剤を含浸させ乾燥させたペット用飼料が提案されている。 【0005】なお、ペット用飼料の市販形態としては処理された床革をリボン状にスリットにし、複数本束ねて棒状に成型したものや、ねじったもの、骨の形にしたものがある。また、処理された床革を砕いたものを所望の形態に成型したものが製造されている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】このように、床革を原料とした柔軟性のあるペット用飼料を得るため前記のような提案がなされている。特開2000−175627号公報に開示されている柔らかい生皮製品及び製造方法では、ポリオールとよばれる多価アルコールの湿潤剤が生皮によって取り込まれ、乾燥した後や長時間空気に晒された後でも柔らかさをとどめる生皮製品の提供を可能にしており、同時に水分含量の増加を可能にしている。また、水分活性を0.85以下に低く抑えることができるのでかびなどの発育を防ぐことができるとされている。しかし、この多価アルコールは、単に革製品に包含されているだけであり、かかる多価アルコールを革製品の内部や革繊維体にまで十分に浸透させることはできず、柔軟性を上げるという効果は十分でない。 【0007】特開平11−98961号公報に開示されている革製飼料の製造法では、脱灰処理後の床革の水分率の調整を行った後、例えばキシリトールなどの可塑剤を浸漬して革製飼料を得ている。しかし、革を膨潤させ、可塑剤を床革内部へ浸透させているだけなので、革繊維組織は依然、密になったままであるので可塑剤は床革の内部深くまで達しにくい。すなわち厚みの大きい床革を使用する場合には、可塑剤が厚み方向の全体に行き渡らないので、十分な柔らかさを得ることができない。したがって、これらの革製飼料は歯が弱い犬やシニア犬の要求を十分に満たしていないものである。 【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、柔軟性を付与する多価アルコールを革繊維体組織間だけでなく、革繊維体内にまで充填させることにより、ペット用飼料をやわらかくして歯の弱い犬やシニア犬にとって食しやすく、従来にない噛み心地が実現でき、特にシニア犬にとっては顎をよく動かすことでストレスを発散することができる腐敗しにくいペット用飼料を得ることを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成するため、次の技術的手段を講じている。すなわち本発明は、革からなるペット用飼料であって、革繊維分解酵素によって処理された中間処理革に、多価アルコールが充填されたことを特徴とするものである。上記の本発明によれば、革繊維分解酵素によって革繊維組織の一部を分解し、あるいは革繊維の表層をポーラス化、あるいはフィブリル化することで、柔軟性を付与する多価アルコールを革繊維体組織間だけでなく、革繊維体内にまで充填させることができるので、ペット用飼料の硬度を下げ、柔軟なペット用飼料を得ることができる。 【0010】すなわち、革を編目状に構成している革繊維体の表層あるいはその内部にまで多価アルコールを充填させることによって、従来にはなかった柔らかさを得ることができるので、歯の弱い犬やシニア犬にとって食しやすく、従来にない噛み心地が実現でき、特にシニア犬にとっては顎をよく動かすことでストレスを発散することができる。また、多価アルコールの充填効果によって水分活性は低く抑えられているので、細菌の増殖が起こりにくく、腐敗を防ぐことができる。また、本発明にかかるペット用飼料は、前記多価アルコールがグリセリン、キシリトール、マンニトール、ソルビトール、エリスリトール、プロピレングリコール、から選ばれた少なくとも1種であることを特徴とするものである。このように、多価アルコールにグリセリンなどを用いることによって、革への優れた柔軟効果が得られ、また革へのなじみ性も高く、結果として水分活性を低く維持することができる。したがって、ペット用飼料が乾燥した後や長時間空気に晒された後でも、柔軟性をとどめるペット用飼料を提供することができる。 【0011】本発明にかかるペット用飼料は、原皮に水戻し、脱灰、酸化、漂白等の化学処理を施して得られた床革に、革繊維分解酵素で処理する革繊維分解酵素処理工程と、前記革繊維分解酵素処理工程により得られた中間処理革に多価アルコールを充填させる柔軟剤充填処理工程と、を含む工程により成る製造方法によって製作されるものである。すなわち、化学処理が施された床革の革繊維体の一部を、革繊維分解酵素によって分解することによって、革繊維体の表層がポーラスになったり、フィブリル化して、次の工程である柔軟剤充填処理工程によって充填される多価アルコールがかかる革繊維体の内部にまで浸透しやすくなる。加えて、革繊維体自体も柔軟になるという効果を発揮する。 【0012】ここで、革繊維分解酵素とは、革繊維体を構成しているタンパク質を適当な大きさのアミノ酸に分解する作用を有する酵素である。かかる革繊維分解酵素の作用によって、革繊維体の表層のタンパク質の一部が分解されて、表層に細かい孔が出現してポーラスになったり、あるいは革繊維体を構成している多数の微細繊維がケバ立つような状態にフィブリル化する。前記製造方法に使用される革繊維分解酵素が、プロティナーゼであることを特徴とするものである。革繊維分解酵素にプロティナーゼを使用することで革繊維体を構成するタンパク質のみを効果的に分解することができる。 【0013】また、本発明にかかるペット用飼料の製造方法に使用される革繊維分解酵素が酸性プロティナーゼであることを特徴とするものである。プロティナーゼは酸性、中性、アルカリ性の3種類が市販されているが、特にかかる酸性プロティナーゼを使用することで、革繊維体へのなじみがよく、革繊維体を分解する作用が高い。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について説明する。本発明にかかる柔軟なペット用飼料の製造は、革を製造する公知の処理工程を一部に用いることができる。本発明に使用される革は主に牛革が使用され、衛生的な地域から仕入れされた、黄牛、水牛、ブルハイド、ステアーハイド、カウハイド、キップスキン、カーフスキン、などが用いられる。またその他、ピッグスキン、ゴートスキン、ラムスキン、馬皮などを使用してもよい。 【0015】図1に示すように、原皮の水戻し、洗浄(脱灰、酸化、漂白)、膨潤化処理、革繊維分解酵素処理、柔軟剤充填処理、後処理によって本発明にかかるペット用飼料が製造される。原皮のスライス、水戻し、脱灰、酸化、漂白等によって得られた床革を処理革とした。かかる処理革の厚みが同じである場合には、それらを回転樽に入れて処理を行うが、厚みが異なる場合には、厚みごとに区分けして処理を行う。これは、処理革への薬剤の同じ浸透効果を得るためである。なお、各工程で使用される水と処理革の比率を決める場合は、処理革の厚みではなく、処理革の重量で決定される。 【0016】水戻しは公知の方法により、乾燥された革に水を含ませることで革を柔軟にして各工程処理をし易くする。洗浄は、革に付着した細菌などを取り除くために、脱灰、酸化、漂白によって行われる。脱灰は塩化アンモニウムなどが使用され、処理革はさらに柔らかくなる。酸化は硫酸などの酸化剤が使用される。漂白は液体過酸化水素中をくぐらせ、次いで中和を行った後、水で完全に液体過酸化水素を除去して乾燥する。膨潤化処理工程には、硫酸及び苛性ソーダが使用される。この膨潤化処理によって処理革を構成している革繊維体組織間が広がり、後の柔軟剤の浸透効果や充填効果を上げることができる。 【0017】次いで、革繊維分解酵素処理において革をソフト化するために、革繊維分解酵素としてプロティナーゼが使用される。この革繊維分解酵素処理によって、処理革を構成する革繊維体の一部のタンパク質成分を分解して落とすことができる。かかる革繊維分解酵素処理によって、革繊維体の表層がポーラス化したり、フィブリル化して、多価アルコール充填剤が革繊維体へ浸透しやすくなる。その結果、極めて硬度の低い柔軟なペット用飼料を得ることができる。革繊維分解酵素処理は、回転樽に前記プロティナーゼ、水、芒硝、塩化ナトリウム、硫酸を入れて行われる。 【0018】革繊維分解酵素処理に使用されるプロティナーゼの配合量は、処理革の厚さによって変更される。すなわち、処理革の厚みが大きい場合には、プロティナーゼの配合量は多くなり、厚みが小さい場合にはかかる配合量は少なくなる。また、要求される革の柔軟性によっても、プロティナーゼの配合量が変更される。すなわち、高い柔軟性が要求される場合には、プロティナーゼの配合量を多くして、革繊維体への充填量を多くすることができる。一般的には、プロティナーゼの配合量は、処理液1リットルに対して、1gが使用される。 【0019】また、天然革はそれぞれの革や、入手ロットごとによって個体差があるケースが多いので、前もって入手ロットから検体を抜き出して前記プロティナーゼで柔軟性の効果を試験してから、前記プロティナーゼの配合量を決める。さらに、プロティナーゼの処理時間は、処理革の厚さによって決められる。処理革の厚みが大きい場合は、処理革の内部までプロティナーゼを浸透させるために、より多くの時間を要する。処理時間が短いと、プロティナーゼが革の内部にまで浸透することができず、ひいては多価アルコールの充填効果が低くなって、十分に柔軟性のあるペット用飼料を得ることができない。 【0020】プロティナーゼを有効に作用させるために、一般的には処理液のphは弱酸とし、ph=5〜6の間に調整する。なお、適宜使用されるプロティナーゼの性状によって、前記ph値からはずれる値に調整を行ってから処理することも可能である。また、前記phから大きくはずれた値(強酸、強アルカリ)でプロティナーゼの処理を行っても、当該プロティナーゼが十分に革繊維体に作用することができず、効果が低くなる。前記phの調整には、硫酸が使用されるが、適宜その他の塩酸、燐酸などを使用することも可能である。 【0021】また、プロティナーゼが配合された処理液には、芒硝(硫酸ナトリウム)を配合する。かかる芒硝は、プロティナーゼが配合された処理液の浸透圧を調整するための効果を有する。すなわち、処理液の浸透圧を調整することによって、処理革が過度に膨れたり腫れたりすることを防止する。それと同時に、プロティナーゼの処理革への浸透を容易にして、プロティナーゼと処理革の反応を促進することができる。さらに、前記芒硝に加えて、塩化ナトリウムを加える。この塩化ナトリウムは前記芒硝と同じ作用を有し、処理液を適度な浸透圧に調整することができるので、前記芒硝と混合して使用する。前記プロティナーゼを処理し終わった後、処理革が入った処理液を中和する。次いで中和されたこの中間処理革に、多価アルコールを充填する柔軟剤充填処理を施す。 【0022】柔軟剤充填処理は、多価アルコールを使用して行う。使用される多価アルコールは、グリセリン、キシリトール、マンニトール、ソルビトール、エリスリトール、プロピレングリコールから選ばれた少なくとも1種である。なお、適宜これ以外の多価アルコールを使用することも可能である。これらは、単独であるいは、2種以上のものが組み合わされて使用される。多価アルコールを使用するのは、革の優れた柔軟効果が得られ、また処理革へのなじみ性も高く、結果として水分活性を低く維持することができるからである。したがって、前記革繊維分解酵素であるプロティナーゼによって処理された中間処理革に、柔軟剤である前記各種の多価アルコールを充填することによって、ペット用飼料が乾燥した後や長時間空気に晒された後でも、柔軟性をとどめるペット用飼料を提供することができる。また、水分活性を低く維持することによって、細菌の増殖を抑えて、腐敗を防止するという効果を発揮する。 【0023】また、特にキシリトールはキシリットとも呼ばれ、革へのなじみ性が高く、水分活性が低いので好ましい。さらに、砂糖やぶどう糖に匹敵する甘みを有しながら、口内の細菌で侵されず、歯を腐食させる酸を発生せず、虫歯の原因にならず、整腸作用をも有する。したがって、充填剤である多価アルコールの主成分として使用するか、あるいは他の多価アルコールと混合して使用するのが好ましい。回転樽に、前記多価アルコール、水、及び適宜その他の補助薬剤を入れて、柔軟剤充填処理が行われる。多価アルコールの配合量は、要求されるペット用飼料の硬度に応じて決められる。ペット用飼料の硬度を下げる場合は、多価アルコールの配合量を増やすことによって硬度を低くする。また、処理革の厚みが大きい場合は、処理革の内部まで多価アルコールを浸透させるために、より多くの多価アルコールを要する。処理時間は、革の厚みが大きい場合は、長くする。処理時間が短いと、多価アルコールが処理革の内部にまで浸透することができず、十分に硬度を下げることができず、結果として柔軟性のあるペット用飼料を得ることができない。 【0024】次いで、前記処理が終わった処理革を洗浄して乾燥し、適当な大きさに裁断して、図2に示すような両端を結んだ形態に成形したり、その他板状、円形状、リング状、筒状など多様な形態に成形することができる。本実施形態は以上のとおりであるが、適宜野菜汁や肉汁、食用着色剤、芳香剤を工程中に添加して、ペット用飼料に含有させることもできる。 【0025】 【実施例】原皮は衛生的な地域から仕入れた牛皮を使用した。原皮は適当な厚みにスライスして、3回の水洗後、水戻し、水切りを行ったものを処理革とした。脱灰処理を行うため回転樽に、かかる処理革と処理液を入れて30分間回した。処理液は水に塩化アンモニウムを3重量%配合したものを使用した。処理液と処理革の比率は重量比で1.5:1とした。処理革は柔らかくなり灰色になったら、処理液を捨てて水で2時間洗浄後、水切りを行った。 【0026】前記脱灰処理後、酸化を行うために回転樽に前記処理革と処理液を入れて2時間回した。処理液は水に硫酸を1.3重量%配合したものを使用した。処理液と処理革の比率は重量比で1.5:1とした。処理革が半透明になったら、処理液を捨てて水で洗浄後、水切りを行った。前記酸化処理後、漂白処理を行うために回転樽に前記処理革と処理液を入れて2時間回した。処理液は水に過酸化水素を1.2重量%配合したものを使用した。処理液と処理革の比率は重量比で1.5:1とした。漂白処理は処理液のphが6〜7の中性になるまで行った。処理液が中性になったら、処理革を回転樽から取り出して乾燥する。 【0027】続いて前記漂白処理後、乾燥した処理革に膨潤化処理を行った。厚さを揃えた当該処理革と処理液を回転樽に入れて10分間回して1時間停止、という作業を繰り返し72時間行った。処理液は5時間ごとに取り替える。処理液は水に、硫酸を0.2重量%と苛性ソーダを0.01重量%配合したものを使用した。かかる処理後、処理革の水洗を行った。次いで、前記処理革の革繊維体のソフト化処理を行った。厚さを揃えた前記処理革と処理液を回転樽に入れて、水温35〜40℃で72時間回した。処理液は水1000gに対して芒硝20g、塩化ナトリウム15g、硫酸3g、さらに0.2gの酸性プロティナーゼを配合したものを使用した。処理時間経過後、処理液を捨てて、水洗を行った。その後、前記革繊維体のソフト化処理を行った処理革に、柔軟剤充填処理を行った。充填剤は多価アルコールのグリセリン及びキシリトールを使用した。回転樽に水と前記充填剤を入れて、水温25〜30℃で72時間回した。処理液の配合は水40重量%、前記充填剤60重量%で行った。この処理液の比重は20.5Beぐらいであった。前記革繊維体のソフト化処理が終わった処理革を40℃の乾燥機で乾燥させて、ペット用飼料製品に加工する柔軟性のある革とした。 【0028】 【発明の効果】柔軟性を付与する多価アルコール充填剤を革繊維体組織間だけでなく、革繊維体内にまで充填させることにより、ペット用飼料をやわらかくして歯の弱い犬やシニア犬にとって食しやすく、従来にない噛み心地が実現でき、特にシニア犬にとっては顎をよく動かすことでストレスを発散することができる腐敗しにくいペット用飼料が得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000111638 【氏名又は名称】ドギーマンハヤシ株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市東成区深江南1丁目16番14号
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| 【出願日】 |
平成14年2月19日(2002.2.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100061745 【弁理士】 【氏名又は名称】安田 敏雄
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| 【公開番号】 |
特開2003−235468(P2003−235468A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月26日(2003.8.26) |
| 【出願番号】 |
特願2002−42106(P2002−42106) |
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