| 【発明の名称】 |
氷菓製造装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】金子 健児 【住所又は居所】東京都台東区駒形2丁目5番4号 株式会社バンダイ内
【氏名】関田 香織 【住所又は居所】東京都台東区駒形2丁目5番4号 株式会社バンダイ内
【氏名】小池 不二 【住所又は居所】愛知県名古屋市南区豊田三丁目4番15号 ロイヤル工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】一つの回転ハンドルで二つ以上の氷菓原料容器を回転させて、2種類以上の氷菓を同時に製造することができる氷菓製造装置を提供する。
【解決手段】氷菓製造装置1は、2つの氷菓原料容器50を別々に載せる載置台30,40を有する収容ケース2と、この2つの載置台30,40を回転させる歯車群10と、歯車群10を駆動する回転ハンドル65を備えた回転軸61と、2つの氷菓原料容器50の開放部53を覆う蓋部材72,73を備えた上枠70と、蓋部材72,73に設けられた攪拌部材80とからなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくとも2つの氷菓原料容器を収容する収容ケースと、収容ケースの底壁に設けられ、少なくとも2つの氷菓原料容器を別々に載せる載置台と、少なくとも2つの載置台を回転させる歯車群と、歯車群を駆動する回転軸と、収容ケースの上部に設けられ、前記少なくとも2つの氷菓原料容器の開放部を覆う少なくとも2つの蓋部材を備えた上枠とからなり、歯車群は、入力歯車と少なくとも2つの出力歯車を有し、出力歯車の出力軸には載置台の被係合部と係合する係合部が設けられ、回転軸は、収容ケースの一側に回動自在に取り付けられ、上部に回転ハンドルが設けられ、下部に歯車群の入力歯車と噛み合う駆動歯車が設けられ、蓋部材には、氷菓原料容器内の氷菓原料を攪拌する攪拌部材が設けられていることを特徴とする氷菓製造装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本願発明は、アイスクリーム、シャーベット、ソフトクリーム等の氷菓を製造する氷菓製造装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の氷菓製造装置は、実公昭59−21672号公報に開示されているように、氷菓原料容器を収容する収容ケースと、氷菓原料容器の開放部を覆う蓋部材と、蓋部材に設けられ、氷菓原料容器内の氷菓原料を攪拌する攪拌羽根を回転させる回転ハンドルとからなっている。上記従来の氷菓製造装置は、氷菓原料容器内に氷菓原料を入れ、氷菓原料容器と収容ケースの隙間に冷却材を入れ、氷菓原料容器に蓋部材を被せ、回転ハンドルを回して攪拌羽根によって氷菓原料容器内の氷菓原料を攪拌することによって氷菓を製造していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の氷菓製造装置は、一つの氷菓原料容器しかなく、従って1種類の氷菓しか製造することができないという問題点があった。また、氷菓原料容器の蓋部材に攪拌羽根を回転させる回転ハンドルを設けた構成なので、収容ケース内に二つ以上の氷菓原料容器を設けた場合、二つ以上の回転ハンドルを操作しなければならず極めて不便であるという問題点があった。また、蓋部材は、冷却材を収容ケース内に入れた後に被せるので、冷却材が収容ケースの中に入るおそれがあるという問題点があった。 【0004】本願発明は、上記問題点に鑑み発明されたものであって、一つの回転ハンドルで二つ以上の氷菓原料容器を回転させて、2種類以上の氷菓を製造することができ、氷菓原料容器に蓋部材を被せたのち、冷却材を収容ケース内に入れることができるので、冷却材が収容ケースの中に入るおそれがない氷菓製造装置を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本願請求項1記載の氷菓製造装置は、上記目的を達成するため、少なくとも2つの氷菓原料容器を収容する収容ケースと、収容ケースの底壁に設けられ、少なくとも2つの氷菓原料容器を別々に載せる載置台と、少なくとも2つの載置台を回転させる歯車群と、歯車群を駆動する回転軸と、収容ケースの上部に設けられ、前記少なくとも2つの氷菓原料容器の開放部を覆う少なくとも2つの蓋部材を備えた上枠とからなり、歯車群は、入力歯車と少なくとも2つの出力歯車を有し、出力歯車の出力軸には載置台の被係合部と係合する係合部が設けられ、回転軸は、収容ケースの一側に回動自在に取り付けられ、上部に回転ハンドルが設けられ、下部に歯車群の入力歯車と噛み合う駆動歯車が設けられ、蓋部材には、氷菓原料容器内の氷菓原料を攪拌する攪拌部材が設けられている。 【0006】 【発明の実施の形態】本願発明に係る氷菓製造装置の一つの実施の形態を、図1乃至図6に基づいて説明する。図1は、本願発明に係る氷菓製造装置の全体斜視図である。図2は、図1の分解斜視図である。図3は、本願発明の氷菓原料容器の取り付けを示す斜視図である。図4は、図1の一部断面にした側面図である。図5は、図1のX−X断面図である。図6は、図1のY−Y断面図である。 【0007】氷菓製造装置1は、少なくとも2つの氷菓原料容器50,50を収容する収容ケース2と、収容ケース2の底壁3に設けられ、少なくとも2つの氷菓原料容器50,50を別々に載せる載置台30,40と、少なくとも2つの載置台30,40を回転させる歯車群10と、歯車群10を駆動する回転軸61と、収容ケース2の上部に設けられ、前記少なくとも2つの氷菓原料容器50,50の開放部53,53を覆う少なくとも2つの蓋部材72,73を備えた上枠70とからなる。 【0008】歯車群10は、入力歯車12と少なくとも2つの出力歯車15,16を有し、出力歯車15,16の出力軸22,25には載置台30,40の被係合部37,47と係合する係合部23,26が設けられている。回転軸61は、収容ケース2の一側に回動自在に取り付けられ、上部に回転ハンドル65が設けられ、下部に歯車群10の入力歯車12と噛み合う駆動歯車11が設けられ、蓋部材72,73には、氷菓原料容器50,50内の氷菓原料を攪拌する攪拌部材80が設けられている。氷菓原料は、アイスクリーム、シャーベット、ソフトクリーム等の原料である。 【0009】氷菓製造装置1について詳細に説明する。氷菓製造装置1は、少なくとも2つの氷菓原料容器50,50を収容する、保冷性の高い素材で形成された収容ケース2を有する。収容ケース2は、飯盒状に形成され、底壁3と、底壁3の周囲に形成された周壁5とからなる。底壁3には、収納凹部6が形成され、この収納凹部6内に駆動歯車11と歯車群10が設けられている。 【0010】歯車群10は、、駆動歯車11と噛み合う入力歯車12と、入力歯車12と一体に設けられた中間歯車13と、中間歯車13の両側に配置され、中間歯車13と噛み合う第1と第2の出力歯車15,16とからなる。底壁3には、収納凹部6を塞ぐ底カバー18がネジ19によって取り付けられている。底カバー18の両側は、円形の第1の凹部20と第2の凹部21が形成されている。 【0011】第1の凹部20の略中心には、第1の出力歯車15の第1の出力軸22の上部が突出し、第1の出力軸22の上端に第1の係合部23が形成されている。第1の係合部23は、断面が略矩形状に形成されている。第2の凹部21の略中心には、第2の出力歯車16の第2の出力軸25の上部が突出し、第2の出力軸25の上端に第2の係合部26が形成されている。第2の係合部26は、断面が略矩形状に形成されている【0012】第1の凹部20には、合成ゴム、ウレタン等の軟質素材で形成された第1の載置台30が回動自在に設けられている。第1の載置台30は、円形の底板31と、第1の凹部20内に回動自在に嵌合する側板32と、側板32の上端に形成された環状の載置縁33と、環状の載置縁33の周縁に形成されたガイド板35とからなる。底板31の略中心には、ボス部36が形成され、ボス部36には、前記第1の出力軸22の上部及び第1の係合部23が回動不能に係合する第1の係合孔37が形成されている。また、底板31の一側には、円軸状の栓突起39が形成されている。 【0013】第2の凹部21には、合成ゴム、ウレタン等の軟質素材で形成された第2の載置台40が回動自在に設けられている。第2の載置台40は、円形の底板41と、第2の凹部21内に回動自在に嵌合する側板42と、側板42の上端に形成された環状の載置縁43と、環状の載置縁43の周縁に形成されたガイド板45とからなる。底板41の略中心には、ボス部46が形成され、ボス部46には、前記第2の出力軸25の上部及び第2の係合部26が回動不能に係合する第2の係合孔47が形成されている。また、底板41の一側には、円軸状の栓突起49が形成されている。 【0014】第1の載置台30及び第2の載置台40には、氷菓原料容器50、50が載せられる。氷菓原料容器50は、熱伝達率の高い素材、例えばアルミニウム等によって形成され、底壁51と、周壁52とからなり、上部に開放部53が形成されている。底壁51の裏面には、円筒状のボス55が突設形成され、このボス55には、氷菓原料容器50内と連通する透孔56が形成されている。 【0015】収容ケース2の底壁3には、一対の支柱57,58が設けられ、この一対の支柱57,58の上端にネジ59,59によって断面略コ字状の固定部材60が取り付けられている。固定部材60には、回転軸61の上部が回動自在に取り付けられている。回転軸61は、下端に矩形軸62が形成され、この矩形軸62が前記駆動歯車11の中心に形成され矩形穴14に嵌合している。 【0016】回転軸61は、上端に十字軸63が形成され、この十字軸63にハンドル65が着脱自在に取り付けられている。ハンドル65は、アーム66と、アーム66の先端に回動自在に取り付けられた握り部67と、アーム66の基端に設けられたボス68とからなり、ボス68に十字状の嵌合穴69が形成されている。ハンドル65は、ボス68の嵌合穴69を回転軸61の十字軸63に嵌合することによって、回転軸61に着脱可能に取り付けられる。 【0017】収容ケース2の周壁5の上端縁7には、上枠70が着脱自在に取り付けられる。上枠70は、収容ケース1の周壁5の上端縁7を嵌合する凹溝74が形成された環状の周縁部71と、氷菓原料容器50,50の開放部53,53を覆う第1と第2の蓋部材72,73と、周縁部71と第1と第2の蓋部材72,73を連設する連設部75とからなる。また上枠70は、周縁部71と、第1と第2の蓋部材72,73と、連設部75によって、複数の窓部85が形成されている。この窓部85は、第1と第2の蓋部材72,73の周りに形成される。 【0018】第1の蓋部材72には、第1の係止穴76を備えた円筒状の第1の取付ボス77が設けられている。第1の取付ボス77の下端には、係合凹部が形成されている。同様に、第2の蓋部材73には、第2の係止穴78を備えた円筒状の第2の取付ボス79が設けられている。第2の取付ボス79の下端にも、係合凹部が形成されている。第1の蓋部材72の第1の係止穴76及び第2の蓋部材73の第2の係止穴78には、攪拌部材80が設けられている。 【0019】攪拌部材80は、攪拌軸81と、攪拌軸81の周囲に形成された攪拌羽根82とからなり、攪拌軸81の上端に半割状の係止軸83と係合凸部が形成されている。攪拌軸81は、係止軸83を第1の係止穴76に差し込むことによって取り付けられ、上端に形成された係合凸部が第1の取付ボス77の下端に形成され係合凹部と係合し、第1の蓋部材72に対して回動不能となる。攪拌軸81は、係止軸83を第2の係止穴78に差し込むことによって取り付けられ、上端に形成された係合凸部が第2の取付ボス79の下端に形成され係合凹部と係合し、第2の蓋部材73に対して回動不能となる。 【0020】氷菓製造装置1は、上記構成を有し、次のように使用することができる。氷菓原料容器50を、底壁51に形成されたボス55の透孔56を第1の載置台30の栓突起39に嵌合するようにして、第1の載置台30に載せる。氷菓原料容器50の底壁51周縁が第1の載置台30のガイド板35に案内されて載置縁33に載ることになる。同様に、氷菓原料容器50を、底壁51に形成されたボス55の透孔56を第2の載置台40の栓突起49に嵌合するようにして、第2の載置台40に載せる。氷菓原料容器50の底壁51周縁が第2の載置台40のガイド板45に案内されて載置縁43に載ることになる。 【0021】二つの氷菓原料容器50、50内に異なる氷菓原料、例えばアイスクリーム原料を入れる。底壁51,51に形成された透孔56,56が栓突起39、49によって塞がれているので、透孔56、56から氷菓原料が流出することがない。収容ケース2の周壁5の上端縁7に、環状の周縁部71の凹溝74を嵌合するようにして、上枠70を着脱自在に取り付ける。上枠70の第1の蓋部材72が第1の載置台30側の氷菓原料容器50の開放部53を覆い、第2の蓋部材73が第2の載置台40側の氷菓原料容器50の開放部53を覆う。 【0022】第1の蓋部材72に設けられた攪拌部材80が第1の載置台30側の氷菓原料容器50内に入り、第2の蓋部材73に設けられた攪拌部材80が第2の載置台40側の氷菓原料容器50内に入る。上枠70を収容ケース2に被せた状態で、収容ケース2内に上枠70の複数の窓部85から冷却材を入れることができ、氷菓原料容器50の周囲が冷却材によって囲まれる。氷菓原料容器50内にある氷菓原料は、冷却材によって冷やされる。 【0023】冷却材は、特に限定されるものではなく、単なる氷でも構わないが、氷に塩を投入することによって、より一層氷菓原料容器50を冷やすことが出来る。収容ケース2内に冷却材を入れる時、既に氷菓原料容器50、50の開放部53,53が、第1の蓋部材72及び第2の蓋部材73によって塞がれているため、氷菓原料容器50,50内に冷却材が入ること防止することができる。 【0024】ハンドル65の嵌合穴69を回転軸61の十字軸63に嵌合して、回転軸61にハンドル65を着脱自在に取り付ける。握り部67を握持し、ハンドル65を一方向に回転させると、回転軸61、駆動歯車11、入力歯車12、中間歯車13を介して第1の出力歯車15と第2の出力歯車16が回転する。第1の出力歯車15が回転すると、第1の出力軸22,第1の係合部23、第1の載置台30の第1の係合穴37を介して、第1の載置台30が回転する。 【0025】同様に、第2の出力歯車16が回転すると、第2の出力軸25,第2の係合部26、第2の載置台40の第2の係合穴47を介して、第2の載置台40が回転する。第1の載置台30と第2の載置台40が回転するので、これらに載っている氷菓原料容器50、50が回転し、氷菓原料容器50、50内に入っている氷菓原料、例えばアイスクリーム原料が第1の蓋部材72と第2の蓋部材73に固定された攪拌部材80、80の攪拌羽根82、82によって攪拌され、2種類の氷菓、例えばアイスクリームが略同時に製造される。 【0026】なお、氷菓原料容器50は、底壁51に形成されたボス55の透孔56を第1の載置台30の栓突起39に嵌合し、もう一つの氷菓原料容器50も、底壁51に形成されたボス55の透孔56を第2の載置台40の栓突起49に嵌合しているので、氷菓原料容器50を確実に回転させることが出来る。 【0027】上記したのとは逆に、ハンドル65を回転軸61から外し、収容ケース2の周壁5の上端縁7から上枠70を外すと、第1の蓋部材72と第2の蓋部材73が氷菓原料容器50、50の上部からなくなるので、氷菓原料容器50、50を第1の載置台30と第2の載置台40から取り出すことが出来る。氷菓原料容器50内の氷菓、例えばアイスクリームは、粘性を持って固まっているので、透孔56から流出することがなく、この二つの氷菓原料容器50を公知の押し出し装置に取り付け、押し出し操作することによって2色ソフトクリームができることになる。 【0028】なお、氷菓原料として一般のジュースを使用でき、その場合、使用者のオリジナルシャーベットを製造することができる。また、第1の蓋部材72と第2の蓋部材73は、透明若しくは半透明に成形しても良い。この場合、使用者は、氷菓原料容器内で徐々に氷菓が製造されていく過程を観察することができる。 【0029】 【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1記載の氷菓製造装置は、1つの回転ハンドルで2つ以上の氷菓原料容器を回転させて、2種類以上の氷菓を製造することができ、また、1種類の氷菓を製造する場合であっても、冷却材により冷却される表面積が増えるため、1つの氷菓原料容器で同じ量の氷菓を作るのに比べて短い時間で氷菓を製造でき、氷菓原料容器に蓋部材を被せたのち、冷却材を収容ケース内に入れることができるので、冷却材が氷菓原料容器の中に入るおそれがないという効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000135748 【氏名又は名称】株式会社バンダイ 【住所又は居所】東京都台東区駒形2丁目5番4号
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| 【出願日】 |
平成14年2月19日(2002.2.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081363 【弁理士】 【氏名又は名称】高田 修治
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| 【公開番号】 |
特開2003−235459(P2003−235459A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月26日(2003.8.26) |
| 【出願番号】 |
特願2002−42397(P2002−42397) |
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