| 【発明の名称】 |
米菓及びその製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】広瀬 貴志 【住所又は居所】新潟市新崎2丁目6番1号 株式会社三幸内
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| 【要約】 |
【課題】揚げ処理を行わずに、浅い椀状湾曲形状で且つ膨出側表面に、深いひびが形成されている米菓を提供する。
【解決手段】常法通り製出した乾燥生地1の表裏面に薄く油分2を塗布した後、表裏異なる温度で焼成して、浅い椀状湾曲形状に焼き上げた後、適宜な味付け処理を施してなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 常法通り製出した乾燥生地の表裏面に薄く油分を塗布した後、表裏異なる温度で焼成して、浅い椀状湾曲形状に焼き上げた後、適宜な味付け処理を施してなることを特徴とする米菓の製造法。 【請求項2】 揚げ煎餅以下の油含有率で、円形の浅い椀状湾曲形状で且つ膨出側表面に、深いひびが形成されていることを特徴とする米菓。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、新規な形状の米菓及びその製造方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】本発明は、表面にひびが入り、且つ円形の浅い椀状湾曲形状の米菓(煎餅、あられ)の製出を目的としたものである。 【0003】煎餅等の米菓の基本的製造手段は周知の通り、米粉を蒸して団子状に練り、延した後に型抜きして成形し、第一次乾燥後冷却して所定の水分に調整(約17%程度)し、この乾燥生地を加熱処理(焼成や揚げ)し、焼成後に適宜な味付けを施してなる。 【0004】表面へのひび入り手段は、焼成処理を採用した場合には、乾燥生地に予め機械的に筋目を形成したり、乾燥生地の表面に風を当てて乾燥させて、生地表面に予めひびを発生させ、焼成時にひびを拡大させてなる。 【0005】また湾曲煎餅(椀状湾曲形状の煎餅)は、通常揚げ煎餅で採用されているもので、適宜な高温油に乾燥生地を潜らせると、槽内油温の微妙な相違によって湾曲状態に揚げられる。また前記湾曲のために表裏面の伸び率の相違によって深いひびが入る場合もある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところで、深いひび入りの湾曲煎餅は、前記の揚げ手段で可能であるが、ひびの入り程度、湾曲の程度にばらつきが生じ、品質の均一化に対応できない。更に最大の欠点は、油揚げによって加熱処理(焼成処理)を行うために、製品の油含有量が一定以上になり、低油分煎餅の製出ができない。 【0007】また揚げ処理を採用せずに焼き処理を採用して、後に油分を煎餅表面に噴霧して所望の油分含有煎餅を製造することはできるが、前記したとおり、深いひび入れは困難であり、且つ湾曲煎餅の製出は事実上困難である。 【0008】そこで本発明は、新規な製法を提案し、揚げ煎餅以下の油含有率のひび入り湾曲煎餅を提供を可能としたものである。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明に係る米菓の製造方法は、常法通り製出した乾燥生地の表裏面に薄く油分を塗布した後、表裏異なる温度で焼成して、浅い椀状湾曲形状に焼き上げた後、適宜な味付け処理を施してなることを特徴とするものである。 【0010】従って表裏異なる温度で焼成すると、表裏の焼成状態の差違で、扁平生地が湾曲して焼成されると共に、表面に深いひびが入ることになる。そして焼成後の任意の味付けで、低油分のひび入り煎餅が可能であり、而も深いひびが入っていることによって、調味料が煎餅内への浸透が良いし、また絡みも良い。 【0011】 【実施の形態】次に本発明方法の実施形態について説明する。本発明方法は焼成工程に特徴を有するもので、焼成工程前の工程は従前と同様である。 【0012】即ち煎餅の場合には、粳米を製粉し、蒸して練り、冷却後に圧延型抜きして所望形状の生地とし、更にこれを乾燥して加熱処理前の乾燥生地1を得る。あられの場合には、餅米を蒸し、餅搗き後に所定形状に練り出し冷蔵して固定状とした後切断し、所望形状の生地とし、更にこれを乾燥して加熱処理前の乾燥生地を得る。 【0013】前記の乾燥生地1を焙炉で焼成するもので、焼成前に乾燥生地の表裏面に油2を薄く散布塗布する。焼成は、上下に配置した加熱源3,4を備えた焙炉を使用するもので、例えば上部火力を120〜140℃に設定すると、下部火力は100℃に設定して、生地1に対する加熱処理を上下相違する温度で実施する。 【0014】上下相違する火力で焼成すると、火力が強い方は早く膨張するので、全体として浅いお椀を伏せた状態の煎餅1aに焼き上がる。而も同時に油の被膜によって焼成時の膨張に際してひび割れが生ずると共に、相応の深いひび11となり、ひび入り湾曲煎餅(湾曲おかき)を得ることができる。 【0015】焼成処理後には、常法とおり塩、醤油、油等の調味料5をもって味付け処理を施すものである。 【0016】 【発明の効果】以上のように本発明は、乾燥生地の表裏面に薄く油分を塗布した後、表裏異なる温度で焼成して、浅い椀状湾曲形状に焼き上げた後、適宜な味付け処理を施してなる米菓の製造方法並びにその米菓であって、揚げ処理せずに湾曲ひび入り米菓の製造が可能となり、所望の味つけが可能な湾曲ひび入り米菓を提供できたものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000144360 【氏名又は名称】株式会社三幸 【住所又は居所】新潟県新潟市新崎2丁目6番1号
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| 【出願日】 |
平成13年12月21日(2001.12.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100084102 【弁理士】 【氏名又は名称】近藤 彰
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| 【公開番号】 |
特開2003−180254(P2003−180254A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月2日(2003.7.2) |
| 【出願番号】 |
特願2001−388713(P2001−388713) |
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