| 【発明の名称】 |
製茶揉乾機用葉ざらい |
| 【発明者】 |
【氏名】宮崎 金苗 【住所又は居所】静岡県榛原郡金谷町牛尾869−1 株式会社寺田製作所内
【氏名】後藤 一彦 【住所又は居所】静岡県榛原郡金谷町牛尾869−1 株式会社寺田製作所内
【氏名】鈴木 昌文 【住所又は居所】静岡県榛原郡金谷町牛尾869−1 株式会社寺田製作所内
【氏名】渡辺 哲也 【住所又は居所】静岡県榛原郡金谷町牛尾869−1 株式会社寺田製作所内
【氏名】鈴木 大介 【住所又は居所】静岡県榛原郡金谷町牛尾869−1 株式会社寺田製作所内
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| 【要約】 |
【課題】従来の火造り作業は熟練を要し、困難で手間が掛り、多大な時間とコストを必要としている。近年では、火造り作業のような熟練を要する仕事を出来る人が少なくなり、葉ざらい手を製造することが出来なくなる可能性があった。
【解決手段】製茶揉乾機用葉ざらいをコの字状に折り曲げた葉ざらい爪の両端を横桟に固着して葉ざらい手を形成し、該葉ざらい手の横桟に取付けた葉ざらい足により製茶揉乾機の回転軸に装着する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 コの字状に折り曲げた葉ざらい爪の両端を横桟に固着して葉ざらい手を形成し、該葉ざらい手の横桟に取付けた葉ざらい足により製茶揉乾機の回転軸に装着することを特徴とする製茶揉乾機用葉ざらい。 【請求項2】 コの字状に折り曲げた葉ざらい爪を、横桟に回動自在に取付けることを特徴とする請求項1記載の製茶揉乾機用葉ざらい。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、製茶揉乾機の回転軸に装着されている製茶揉乾機用葉ざらいに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の製茶揉乾機用葉ざらいを図9に示す。製茶揉乾機用葉ざらい51は、2〜5本の棒状の葉ざらい爪55を葉ざらい爪55の根元で横に渡した部材(横桟56と呼ぶ)でつないで一体化してフォーク状の葉ざらい手52とし、この葉ざらい手52を2本の支持腕である葉ざらい足53によって製茶揉乾機の回転軸54につないでいる。葉ざらい足53の根元側には孔(図示しない)が開けてあり、回転軸54にネジ止めする。また、葉ざらい足53の先端側にはネジが切ってある。葉ざらい手52の横桟56には2ヶの孔57が開けてあり、この孔57に葉ざらい足53のネジ部58を通し、ナット59により締め付けて、葉ざらい手52を葉ざらい足53の先端に固定する。このナット59の位置を調節することにより、回転軸54から葉ざらい爪55の先端までの長さを調節して、葉ざらい爪55の先端と揉室底板との間隔を変え、撹拌効果を適切に保つようにする。 【0003】従来の葉ざらい手は、横桟と両端の葉ざらい爪とをあわせた長さの一本の平鋼を用意し、平鋼を加熱し、その両端をたたいて丸く伸ばして棒状の葉ざらい爪を形成する。次いで、中央の横桟となる部分を打ち込んで広げ、葉ざらい足の先端のネジ部を通す為の孔をあける。1ヶの葉ざらい手は2本の葉ざらい足にネジ止めされて支えられるので、この孔を2ヶ開ける。次いで、両端を折り曲げ、葉ざらい手の形とし、横桟の中央部に棒状の葉ざらい爪を溶接して、葉ざらい手を製作している。これらの一本の平鋼を加熱し、鍛造によって丸く棒状にのばし、平鋼へとがった棒を打ち込んで孔を開けて広げる、という作業は火造り作業と呼ばれる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来の火造り作業は熟練を要し、困難で手間が掛り、多大な時間とコストを必要としている。近年では、火造り作業のような熟練を要する仕事を出来る人が少なくなり、葉ざらい手を製造することが出来なくなる可能性があった。また、従来のようなフォーク状の葉ざらい手は、みる芽のやわらかい茶葉に対しては葉ざらい手の爪跡を残し、茶葉を揉室の底に残してしまい、さらい上げが十分に行なわれなかった。そして、取出時には葉ざらい手で十分に掃き出しきれず、茶葉が揉乾胴に残され、この残された茶葉が乾きすぎ、次の新しく加工する茶葉に混入し、品質を落す要因となっていた。更に、揉室の両サイドの側板には茶渋が付着しやすいので、両サイドの葉ざらいが茶葉のさらい上げを行なうときに茶葉の逃げる場所がなくなり、葉ざらい手の葉ざらい爪に大きな力がかかり、曲がることが多かった。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は上記のような課題を解決するため、次のような手段をとる。第1の手段は、製茶揉乾機用葉ざらいをコの字状に折り曲げた葉ざらい爪の両端を横桟に固着して葉ざらい手を形成し、該葉ざらい手の横桟に取付けた葉ざらい足により製茶揉乾機の回転軸に装着する。第2の手段は、上記第1の手段の製茶揉乾機用葉ざらいのコの字状に折り曲げた葉ざらい爪を、横桟に回動自在に取付ける。 【0006】 【発明の実施の形態】図1、2を参照して製茶揉乾機を説明する。製茶揉乾機は、下部を半円筒形とし、上部を開放した揉室6と、下部に設けられた開閉自在な取出扉8と、揉室6の中央部に回転自在に横架し多数の葉ざらい1、揉手5を備えた回転軸4と、揉室6の背面に設けた熱風吹出口14と、揉室6の背部に設けた熱風発生器15などから構成されている。葉ざらい1は、葉ざらい手2と葉ざらい足3で構成されていて、回転軸4に葉ざらい足3によって固定されている。茶葉10は、投入コンベヤ13によって揉室6へ搬送され、揉室6内で揉乾操作を受ける。熱風発生器15による熱風を熱風吹出口14より揉室6へ送風し、茶葉10を乾燥する。乾燥と同時に、回転軸4を図2の矢印のように回転し、葉ざらい1によって茶葉10をさらい上げた後、揉室6の底部に落下した茶葉10を揉手5が揉み込む。茶葉10をさらい上げることにより、熱風がよく当って乾燥効率が上がり、揉手5が揉み込みを行なう適切な位置に茶葉を落下させる。これらの動作を繰り返し、揉乾操作が終了すると、茶葉を取出扉8より振動コンベヤ11上に取出し、バケットコンベヤ12等により次の製茶機械に搬送する。 【0007】図3、4により、実施例1の葉ざらいを説明する。21は葉ざらい爪であり、丸棒をコの字状に折り曲げたものである。22は横桟であり、平鋼に葉ざらい足23の先端のネジ部26を通す為の葉ざらい足取付孔25を2ヶ所ボール盤加工等で開けたものである。この横桟はレーザー加工で鋼板から切り抜き、葉ざらい足取付孔25をあけたものでもよい。葉ざらい爪21を横桟22の葉ざらい爪取付孔24に溶接して固着し、葉ざらい手28を形成する。葉ざらい足取付孔25には、葉ざらい足23のネジ部26を通し、ナット27で固定する。 【0008】図5、6、7、8により、実施例2の葉ざらいを説明する。31は葉ざらい爪であり、丸棒をコの字状に折り曲げたものである。この葉ざらい爪31の根元には、中央に回動軸孔44を穿設した回転板41を溶接する。32は横桟であり、平鋼に葉ざらい足33の先端のネジ部36を通す為の葉ざらい足取付孔35を2ヶ所ボール盤加工等で開けたものである。この横桟はレーザー加工で鋼板から切り抜き、葉ざらい足取付孔35をあけたものでもよい。この横桟32の葉ざらい爪取付部には、中央に回動軸孔44を穿設した取付具42を溶接する。葉ざらい爪31に備えた回転板41と横桟32の取付具42の回動軸孔44を合わせ、回転軸45を挿入して割りピン46で固定する。43は取付具42のストッパー部であり、葉ざらい爪31の回動を規制するために設ける。葉ざらい足取付孔35には、葉ざらい足33のネジ部36を通し、ナット37で固定する。 【0009】この葉ざらいを製茶揉乾機に装着した場合の動作について、図8を参照して説明する。回転軸が矢印の方向へ回転し、コの字状にした葉ざらい爪31が揉室の底部を通過するときは、葉ざらい爪31と横桟32は略直角の位置関係となり、揉室の底部の茶葉をさらい、上方へ掻きあげる。葉ざらい爪31が揉室の上部を通り過ぎると、葉ざらい爪31、回転板41は回動軸45を中心として、葉ざらい爪31'、回転板41'へ倒れる。さらい上げた茶葉を揉室の後方に放り投げてしまうことなく、適度な位置へ落下させる。揉室の底部で茶葉をさらい上げる時に、葉ざらい爪31と横桟32の回動部に茶葉の塊がはさまったとしても、葉ざらい爪31が倒れることにより、茶葉は落ちて、他の茶葉に混ざって、揉乾操作を受ける。 【0010】 【発明の効果】困難で手数の掛かった火造り作業が不要となり、誰が製作しても正確にできる葉ざらいを低価格で量産することが出来る。また、みる芽の茶葉に対しても、十分にさらいあげ、さらいあげた茶葉を適度な位置へ落下させることが出来、茶葉取出時にも製茶揉乾機内に茶葉を残すことなく、掃き出すことが出来る。更に、葉ざらい爪がコの字状の為、大きな力がかかっても曲がることがなく、葉ぶるい効果をあげることが出来る。 【0011】更に、コの字状の葉ざらい爪が根元で回動することにより、葉ざらい爪に茶葉が付着して堆積することがなく、効率よく茶葉をさらうことが出来る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000145116 【氏名又は名称】株式会社寺田製作所 【住所又は居所】静岡県榛原郡金谷町牛尾869−1
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| 【出願日】 |
平成14年2月22日(2002.2.22) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−245040(P2003−245040A) |
| 【公開日】 |
平成15年9月2日(2003.9.2) |
| 【出願番号】 |
特願2002−46449(P2002−46449) |
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