| 【発明の名称】 |
抗酸化茶 |
| 【発明者】 |
【氏名】山崎 一郎
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| 【要約】 |
【課題】日本において緑茶というものは煎茶すなわち熱湯もしくは湯で煎じてできた液を飲用するものであり、飲用後には、茶殻が残る。この茶殻の始末の必要があることが現代においては一種の余計な手間となりつつある。また、茶の煎液のみを飲用するという方法では、茶本体に存在する栄養素の大部分、特に抗酸化成分・ビタミン・ミネラル等が完全な形では利用されていないという欠点がある。。
【解決手段】本発明は、お茶本来の栄養成分を100%発揮させるために、お茶の葉を20μm以下に微粉砕してそのまま飲用すると共に、末抗酸化力の相乗的増大のために、カテキン類とビタミンCを添加し、そのための味の変化を抑えるためにテアニンを、そして人体に対する有効性を高めるためにγ−アミノ酪酸を添加した新しい抗酸化茶である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 20μm以下に微粉末化した茶葉粉末にカテキン類、テアニン、ビタミンC、γ−アミノ酪酸を添加して製する抗酸化茶【請求項2】 請求項1のカテキン類が、エピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートのうちの一種又は二種以上である抗酸化茶 |
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、抗酸化性、機能性を高めた即席緑茶に関するものである。 【0002】 【従来の技術】日本においてお茶と言えば緑茶を指す。もちろん、番茶、ほうじ茶、紅茶、烏龍茶等が無いわけではないが、日本において、特に何の形容詞もつけずに茶と言えば、ほとんどの場合は緑茶のことである。 【0003】こと日本においては、お茶についても新鮮・とりたてというキーワードが強く、新茶がもてはやされる空気があり、この新鮮さを保存するために様々な工夫がなされてきたと言ってもよいであろう。 【0004】 【発明の解決しようとする課題】日本において緑茶というものは、茶の木からとった茶葉を蒸気加熱処理することにより、葉の中にある発酵酵素を失活させその色と風味を保存する。これにより、かなりの長期間保存できる状態になる。しかし通常の場合緑茶とは、煎茶すなわち熱湯もしくは湯で煎じてできた液を飲用するものであり、飲用後には、茶殻が残る。この茶殻の始末の必要があることが現代においては一種の余計な手間となりつつある。 【0005】また、茶の煎液のみを飲用するという方法では、茶本体に存在する栄養素の大部分、特に抗酸化成分・ビタミン・ミネラル等が完全な形では利用されていないという欠点がある。この点においては、抹茶等の方法で飲用されてた歴史があるが、この抹茶という状態は、保存性、利便性等においてかなり手間のかかる高価なものでもある。 【0006】一方、現代において、インスタントもしくは即席という形で、粉末・顆粒を湯に溶かせば茶になるという製品、あるいはティーパック入りの形態の製品が無いわけではないが、新鮮さ、茶本来の味もしくは抗酸化性の機能等等においてはやはり一段階落ちるものであった。 【0007】 【課題を解決するための手段】茶の効能が、抗酸化性の機能という面から見直されている現在、当社では抗酸化の機能、茶の栄養成分の無駄の無い利用、その使用性等において鋭意開発研究した結果、新しい茶を完成した。すなわち本発明は、未加熱の状態で10μm以下に微粉末化した茶葉に茶抽出エキスと緑茶カテキン類、テアニン、ビタミンC、γ−アミノ酪酸を添加して製する抗酸化茶である。 【0008】通常のお茶の葉には、カテキン、テアニン、ビタミンC、γ−アミノ酪酸等は、量の多少はあっても含有されている。しかし、煎茶という飲用方法においては、お茶の葉から温水で抽出される成分のみが飲用の対象となり、それ以外は利用されていない。いわば破棄されている状態である。かといって、それらの成分をただ加えただけでも、お茶としての味のバランスを壊してしまい、味に違和感を感ずるようになることが多い。そして、カテキン類の抗酸化力はもう公知の事実であるが、これらカテキン類には多かれ少なかれ苦味渋みという味があり、これが多量の飲用を妨げているともいえる。お茶が二番煎じ、三番煎じとなるとだんだん苦味が増していくのは、カテキン類が抽出されているからである。 【0009】本発明は、お茶本来の栄養成分を100%発揮させるために、お茶の葉を20μm程度に微粉砕してそのまま飲用すると共に、カテキン類、ビタミンC、テアニン、γ−アミノ酪酸を添加して、抗酸化力を相乗的増大させ、しかも味の変化を抑え、そして人体に対する有効性を高めた新しい抗酸化茶である。 【0010】本発明において使用するお茶の葉は、摘み取った後の蒸気加熱処理を行う前のものと蒸気加熱処理を行った後のものを両方使用する。蒸気加熱処理を行う前のものの方が色が鮮やかであるが若干の青臭さが付きまとうという欠点があるので、蒸気加熱処理を行った後のものを加えてその匂いを調整する。 【0011】粉砕の方法は、公知となっている方法を用いることができるが、粉砕時に温度が上昇しない方法の方がより望ましい。粉砕時に温度が上昇すると、加熱処理を行ってから粉砕したのと同じことになり有効成分の損失につながるからである。両者の混合割合は、1:3乃至3:1である。この両者の混合物にカテキン、テアニン、ビタミンC、γ−アミノ酪酸を添加する。カテキン類にはエピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートの4種類を1種類または2種以上の組合せで用いる。この場合、純粋に精製されたカテキン類を用いることは、費用と効果の点を考えても現実的ではない。適度に混合された状態のものを用いて差し支えない。 【0012】それぞれの配合量は、お茶粉末が100に対してカテキン類が1乃至20、テアニンが1乃至17、ビタミンCが0.1乃至5、γ−アミノ酪酸が1乃至20の割合である。カテキン量は、加熱処理しないお茶粉末を用いることで添加量を比較的抑えることができる。そして、テアニン、ビタミンC、γ−アミノ酪酸を加えることで抗酸化の効果が相乗的に増加する。ビタミンCは味に影響するためにこれ以上加えることは適当ではない。なお、カテキン類、テアニン、ビタミンC、γ−アミノ酪酸は、それぞれ食品用のものを使用することができる。以上の割合で添加混合した粉末に必要に応じて緑茶エキス等を加えて粉末状の抗酸化茶とする。このようにして作られたお茶は、抗酸化力をはじめとする健康増強に役立つ。 【0013】 【実施の形態もしくは実施例】加熱しないお茶粉末50g、加熱済みのお茶粉末50gを混合しそれにエピガロカテキンガレートを5g、テアニンが4g、ビタミンCが0.5g、γ−アミノ酪酸が7gを添加し混合してそれに緑茶エキス粉末20g加えて混合し、粉末茶とした。この1gを1杯分としてアルミ蒸着のスティック状に分包し、その1包を100mLの湯に溶かして飲用したところ、色と味において通常の煎茶に劣らない健康茶が完成した。 【0014】 【発明の効果】茶を健康の元として飲用したい現代人にとっては、効果が高く手軽に飲用できて風味も良い茶が求められているのは確かである。本発明により、元々栄養成分が豊富で抗酸化性の強い茶をより有効に活用することが可能になるばかりでなく、人の健康的な生活に有益なより抗酸化効果の優れたお茶が手軽に飲用できるようになる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000206978 【氏名又は名称】大塚薬品工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年11月30日(2001.11.30) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−164259(P2003−164259A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月10日(2003.6.10) |
| 【出願番号】 |
特願2001−402250(P2001−402250) |
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