| 【発明の名称】 |
クリームチーズ状食品、その製法及び用途 |
| 【発明者】 |
【氏名】リ,チェン−チュン
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】生理的作用を有するクリームチーズ状食品を製造するための粉末状組成物であって、製造されるクリームチーズ状食品の重量を基準として、12〜17重量%の乳製品基質と、0.15〜0.75重量%のビタミンと、2〜5重量%の炭水化物と、0.5〜0.8重量%の生物活性菌と、0.1〜0.3重量%の複合酵素と、適量の食品添加物とを含んでなり、該複合酵素は、該粉末状組成物に反応溶剤を添加した場合に、乳製品基質に滑らかな組織を発生させ及び/又は該乳製品基質に食物の消化吸収を助ける作用を与えるものであるクリームチーズ状食品製造用の粉末状組成物。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 生理的作用を有するクリームチーズ状食品を製造するための粉末状組成物であって、製造されるクリームチーズ状食品の重量を基準として、12〜17重量%の乳製品基質と、0.15〜0.75重量%のビタミンと、2〜5重量%の炭水化物と、0.5〜0.8重量%の生物活性菌と、0.1〜0.3重量%の複合酵素と、適量の食品添加物とを含んでなり、該複合酵素は、該粉末状組成物に反応溶剤を添加した場合に、乳製品基質に滑らかな組織を発生させ及び/又は該乳製品基質に食物の消化吸収を助ける作用を与えるものである、ことを特徴とするクリームチーズ状食品製造用の粉末状組成物。 【請求項2】 前記乳製品基質が脱脂粉乳であることを特徴とする請求項1に記載のクリームチーズ状食品製造用の粉末状組成物。 【請求項3】 前記炭水化物がブドウ糖、オリゴ糖および蜂蜜よりなるグループから選ばされることを特徴とする請求項1に記載のクリームチーズ状食品製造用の粉末状組成物。 【請求項4】 前記生物活性菌が乳酸菌であることを特徴とする請求項1に記載のクリームチーズ状食品製造用の粉末状組成物。 【請求項5】 前記食品添加物が粉末香料であることを特徴とする請求項1に記載のクリームチーズ状食品製造用の粉末状組成物。 【請求項6】 前記食品添加物が新鮮なイチゴを乾燥させ、チップ状にしたものであることを特徴とする請求項1に記載のクリームチーズ状食品製造用の粉末状組成物。 【請求項7】 前記食品添加物が高溶解度のカルシウムであることを特徴とする請求項1に記載のクリームチーズ状食品製造用の粉末状組成物。 【請求項8】 前記反応溶剤が水又は牛乳であることを特徴とする請求項1に記載のクリームチーズ状食品製造用の粉末状組成物。 【請求項9】 生理的作用を有するクリームチーズ状食品の製造方法であって、(a)乳製品基質と生物活性菌と複合酵素とを均一に混合して粉末状の混合物を得る工程、および(b)反応溶剤を該混合物に加えて均一に攪拌し、該複合酵素によって該乳製品基質に滑らかな組織を発生させ、及び/又は該乳製品基質に食物の消化吸収を助ける作用を与える工程、を含むことを特徴とするクリームチーズ状食品の製造方法。 【請求項10】 前記(a)の工程における乳製品基質が脱脂粉乳であることを特徴とする請求項9に記載のクリームチーズ状食品の製造方法。 【請求項11】 前記(a)の工程における生物活性菌が乳酸菌であることを特徴とする請求項9に記載のクリームチーズ状食品の製造方法。 【請求項12】 前記(b)の工程における反応溶剤が水又は牛乳であることを特徴とする請求項9に記載のクリームチーズ状食品の製造方法。 【請求項13】 前記反応溶剤の温度が20℃から60℃であることを特徴とする請求項12に記載のクリームチーズ状食品の製造方法。 【請求項14】 さらにビタミン、炭水化物および食品添加物を添加する工程を含むことを特徴とする請求項9に記載のクリームチーズ状食品の製造方法。 【請求項15】 前記ビタミンの添加量が、一日平均栄養摂取量標準(Recommended Daily Nutrient Allowances)に適合する量であることを特徴とする請求項14に記載のクリームチーズ状食品の製造方法。 【請求項16】 前記炭水化物がブドウ糖、オリゴ糖および蜂蜜よりなるグループから選ばされることを特徴とする請求項14に記載のクリームチーズ状食品の製造方法。 【請求項17】 前記食品添加物が粉末香料又は新鮮なイチゴを乾燥させ、チップ状にしたものであることを特徴とする請求項14に記載のクリームチーズ状食品の製造方法。 【請求項18】 前記食品添加物が高溶解度のカルシウムであることを特徴とする請求項14に記載のクリームチーズ状食品の製造方法。 【請求項19】 便秘の改善に使用することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項記載のクリームチーズ状食品製造用粉末状組成物。 【請求項20】 骨粗鬆症の予防又は改善に使用することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項記載のクリームチーズ状食品製造用粉末状組成物。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、新規なクリームチーズ状食品製造用の粉末状組成物、クリームチーズ状食品の製造方法、および該粉末状組成物の用途に関する。 【0002】 【従来の技術】市販されるヨーグルトは殺菌した牛乳を基本材料とし、乳酸菌添加後、数時間発酵させ、一定の酸度に達したら個々の容器に充填し包装する。よって、ヨーグルトは低温で冷蔵して販売しなければならない。しかし、ヨーグルト製品は乳酸菌の機能を製品効能のポイントとするため、特殊な酸味と発酵させた味を有する。従って、このような風味になじめない消費者も少なくない。 【0003】また、市販されるクリームチーズは、生乳に食用ゼラチンを調合し、過熱殺菌後冷却し、それを半固体状に凝縮させて作られる。クリームチーズはきめ細かな舌触りと風味を有するが、ヨーグルトと同様に冷蔵して販売しなければならない。 【0004】乳酸菌は腸内菌が繁殖しやすい環境を改善し、有害な細菌の成長を抑制する。また、腐敗物質及び毒素(菌)を徹底的に体外に排出する作用を有する。よって、腸内の環境を浄化し、栄養分の正常な吸収と排泄機能を高める効能を備える。 【0005】台湾特許登録第262374号には、凝縮カゼイン酪蛋白質と、凝結脱脂粉乳とを混合して得られる食品の製造方法が開示されている。該特許の標的は加工処理を加えることによって得られる酪蛋白質であって、チーズ状の態様を有するものである。しかし、クリームチーズ状の性質は有していない。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、乳酸菌の機能を備え、ヨーグルト独特の発酵した味と酸味がないとともに、クリームチーズ状の滑らかな感触を兼ね備え、保存に際しては冷蔵の必要がなく、携帯に便利であるなどの特性を備えた加工食品、クリームチーズ状食品の製造用方法、及び用途を提供することを課題とする。 【0007】該加工食品とは、複合酵素と生物活性菌を含むクリームチーズ状食品、複合酵素と乳酸菌を含むクリームチーズ状食品若しくは溶解度の高いカルシウムを添加したクリームチーズ状食品の製造用の粉末状組成物であり、特に便秘を改善し、骨粗鬆症を予防又は改善する効果を有する。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明の生理的作用を有するクリームチーズ状食品製造用の粉末状組成物は、製造されるクリームチーズ状食品の重量に対し、12〜17重量%の乳製品基質と、0.15〜0.75重量%[台湾衛生署(日本の厚生労働省に類似するが、労働関係は管轄していない)推薦の一日平均栄養摂取量標準(Recommended Daily Nutrient Allowances)に基づく]のビタミンと、2〜5重量%の炭水化物と、0.5〜0.8重量%の生物活性菌と、0.1〜0.3%の複合酵素と、適量の食品添加物とを含んでなり、該複合酵素は、反応溶剤の添加により該乳製品基質に滑らかな組織を発生させ、及び/又は該乳製品基質に食物の消化吸収を助ける作用を与える。かかる粉末状組成物を水等の反応溶剤に溶解させて生物的作用を有するクリームチーズ状食品を製造する。 【0009】該乳製品基質は脱脂粉乳であってもよく、該炭水化物はブドウ糖、オリゴ糖及び蜂蜜よりなるグループから選ぶことができる。また、該生物活性菌は乳酸菌であることができる。さらに、該食品添加物は粉末香料又は新鮮なイチゴを乾燥させチップ状にしたものであることができる。かかるクリームチーズ状食品は便秘を改善する効果を備える。さらに該食品添加物は高溶解度のカルシウムであってもよく、この場合、クリームチーズ状食品は骨粗鬆症を予防又は改善に用いられる。また、該反応溶剤として、水又は牛乳を用いることができる。 【0010】クリームチーズ状食品の製造方法は、(a)の工程において、乳製品基質と、生物活性菌と、複合酵素を均一に混合して粉末状の混合物(組成物)を得て、(b)の工程において、反応溶剤を該混合物に加えて均一に攪拌し、該複合酵素によって該乳製品基質にチーズとは異なる滑らかな組織を生じさせ、及び/又は該乳製品基質に食物の消化吸収を助ける作用を与える。 【0011】前記(a)の工程における乳製品基質は脱脂粉乳であることができ、該生物活性菌は乳酸菌であることができる。また該炭水化物はブドウ糖、オリゴ糖および蜂蜜よりなるグループから選ぶことができる。また前記(b)の工程における反応溶剤は水又は牛乳であることができ、その温度は20℃から60℃であるのが好ましい。 【0012】上記のクリームチーズ状食品の製造工程に加えて、さらにビタミン、炭水化物、食品添加物を添加する工程を含んでもよい。該ビタミンの添加量は、一日平均栄養摂取量標準(Recommended Daily Nutrient Allowances)に適合する量である。該炭水化物はブドウ糖、オリゴ糖および蜂蜜よりなるグループから選ぶことができ、該食品添加物は粉末香料又は新鮮なイチゴを乾燥させたチップ状にしたもの又は高溶解度のカルシウムであることができる。 【0013】 【発明の実施の形態】本発明によるクリームチーズ状食品に係る用語は次のように定義される。乳製品基質とは、牛、羊又はこれらに類する動物から得られる脱脂していない又は脱脂した乳製品又はこれら乳製品から得られる粉乳によって製造される再生乳製品(reconstituted milk)、又はこれら全ての乳製品を含む混合物を指す。複合酵素とは、該乳製品基質に作用し、該乳製品基質にチーズとは異なる滑らかな組織及び/又は食物の消化と栄養の吸収を助ける効果を有する酵素を指し、例えばα−アミラーゼ(α−Amylase)、β−アミラーゼ(β−Amylase)、マルタ−ゼ(Maltase)、ラクターゼ(Lactase)、セルラーゼ(Cellulase)、ペ口ナーゼ(Pectinase)、イヌラーゼ(Inulase)などの炭水化物分解酵素、又はトリプシン(Trypsin)、エレプシン(Erepsin)などの蛋白質分解酵素、又はリパーゼ(Lipase)、レシチナーゼ(Lecithinase)、ホスファターゼ(Phosphatase)などの蛋白分解酵素などが挙げられる。生物活性菌とは、一種の活性菌を指し、人体の生理機能の向上及び/又は腸内細菌の繁殖する環境の改善(例えば有益な細菌を増殖させて、有害な細菌の成長を抑える)、腸内環境の浄化、栄養吸収機能の増進強化及び排泄機能の増進などの効能を備える菌であり、例えば乳酸菌などが例示される。 【0014】凝縮乳酵素をチーズの製造に応用する原理に基づき、複合酵素を乳製品基質に作用させることによって、数分間でチーズとは異なる滑らかな組織が形成される。また同時に、該複合酵素は乳製品基質に食物の消化、吸収する生理機能を助ける作用を与える。また、粉末状の生物活性菌と反応溶剤とを混合して、生物活性菌(例えば乳酸菌)を活性化させることで、複合酵素の活性を迅速に回復させ、機能的な生理機能を発揮させることができる。 【0015】 【実施例】本発明について、以下に具体的な実施例を挙げて説明する。但し、以下の実施例は本発明の範囲を限定するものではない。 実施例1表1に掲げる原料について、ミキサーを利用して十分に混合し、均一な粉末組成物を得る。次いで該粉末組成物をぬるま湯(水温が20℃〜60℃)の中に投じて、完全に溶解するまで均一に攪拌する。その後3〜4分間放置することにより、乳酸菌が活性化され、微温の滑らかな質感のクリームチーズ状の食品が得られる。 【0016】 【表1】
【0017】実施例2表2に掲げる成分について、実施例1と同様の工程を実施することによって、微温の滑らかな質感のクリームチーズ状食品が得られる。 【0018】 【表2】
【0019】試験例1(便秘の改善) 表3に掲げる各年齢層のそれぞれの人数に対して試験を行った。 【0020】 【表3】
【0021】本発明によるクリームチーズ状食品を試験対象に、毎日就寝前に一回分、連続して3ヶ月服用させた。その結果、成人男性の54%、成人女性の68%、及び児童の78%について、2日又は3日に1回の排便から、毎日1回の排便に効果的に改善された。 【0022】試験例2(骨組織の密度強化) 6〜15歳の児童が連続して本発明によるクリームチーズ状食品を食用した結果、72%の児童について、骨組織の密度が10%と効果的に高まった。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501454360 【氏名又は名称】カホ バイオテック コープ.,エルティーディー. 【氏名又は名称原語表記】KAHO BIOTECH CORP.,LTD.
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| 【出願日】 |
平成13年11月22日(2001.11.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068700 【弁理士】 【氏名又は名称】有賀 三幸 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−164257(P2003−164257A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月10日(2003.6.10) |
| 【出願番号】 |
特願2001−358191(P2001−358191) |
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