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【発明の名称】 食材、食品等の鮮度維持と熟成の方法とその装置
【発明者】 【氏名】原 武志

【氏名】伊東 正敏

【氏名】張 書廷

【氏名】原 武史

【要約】 【課題】今日まで食材及び食品の鮮度維持と熟成は同時に行う事が不可能であった。食材及び食品の鮮度維持は鮮度維持専用の保管庫冷蔵庫を必要と下。食材及び食品の熟成は熟成専用の保管庫又は冷蔵庫を必要とした。これらの効果を同時に行う事は不可能であった。本発明は食材食品の鮮度維持と熟成を同時に行う方法で有る。本発明により食材食品の長期保存と熟成が同時に行う事が可能である。熟成と鮮度維持と言う相反する効果を同時に実施出来る方法とその装置である。

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】マイナス高電位発生装置(101)と高湿度発生装置(105)を用い食材(104)の長期保存と、且つ鮮度維持を行いながら食材の熟成を同時に行える方法とその装置である。食材を保管する保冷庫(106)の温度帯は食材固有の氷結点温度より更に低いマイナス1℃からマイナス3℃程度に保つ。マイナス高電位発生装置(101)の発生電位は鮮度維持及び熟成を促す食材(104)の容量によって発生出力を調整する。マイナス高電位発生装置(101)より発生したマイナスの高電位は出力線(101−1)を通じ絶縁体(102)の上部に設置した通電体(103)を通じ被負荷物である食材の容器又は直接食材を通じてマイナス高電位を帯電する。絶縁体(102)にて電位の漏電を遮断された被負荷物である食材はマイナスの高電位を負荷される事により食材が酸化劣化を抑制される。又、保冷庫内部の湿度を85%から95%程度に維持し食材の乾燥を抑制する。通常食材は食材固有の氷結点を有するがマイナス高電位を負荷することにより食材が有する結合水が細分化さその結合水の原子運動が活性化され、食材の氷結点よりマイナス1℃からマイナス3℃程度保管温度帯が低下しても不凍結の状態にて長期保管鮮度維持が可能となる。マイナス高電位発生装置より発生したマイナス高電位を負荷された食材(104)は保冷庫内部の温度帯がマイナス温度帯でも冷凍せず食材の表面及び内部も常温での状態と全く同じで有る事を確認ずみである。オレンジの実証試験においてこの時の温度帯はマイナス3.5℃である。通常マイナス1.4℃ではオレンジは冷凍果実となるが同装置(101)と高湿度発生装置(105)を使用する事により冷凍せず鮮度維持を保ちつつ長期保存が可能になる。マイナス高電位を食材(104)に負荷する事は、通常食材が腐敗する主たる要因は、酸化し劣化する事が最大の要因である。マイナス電位を負荷する事により食材の酸化劣化を還元化を促し通常食材が有する鮮度維持期間の3倍から10倍程度の鮮度維持が可能となる。又食材の熟成においては、マイナス高電位を食材(104)に負荷する事により動物性タンパク質は短期間にてアミノ酸化に移行し又デンプン質は糖化される。通常食材として肉類の熟成期間は1週間程度で有るが2日間程度で熟成を成す。また魚介類においては、1日間程度で熟成を成す。果実等においては熟成の効果として糖度が1%から1.5%程度糖度向上を認められた。熟成と鮮度維持は相い反する効果作用で有るが、同装置(101)と高湿度発生装置を用いる事により食材の鮮度維持と熟成の二つの作用効果を得る事が可能となる。マイナス高電位発生装置(101)の高電位発生出力は0KV〜80KV発生出力を有する装置を使用する。電位極性は陰加電とす。発生電流値は500μA以下とするマイナス高電位発生装置(101)を用いる。
【請求項2】請求項1記載のマイナス高電位発生装置を用いた魚介類専用の熟成装置とその方法。
【請求項3】請求項1記載のマイナス高電位発生装置を用いた漬物類の鮮度維持と熟成の方法とその装置。
【請求項4】請求項1記載のマイナス高電位発生装置を用いた果実類の鮮度維持と熟成の方法とその装置。
【請求項5】請求項1記載のマイナス高電位発生装置を用いた乳酸食品、発酵食品類の鮮度維持と熟成の方法とその装置。
【請求項6】請求項1記載のマイナス高電位発生装置を用いた酒類の鮮度維持と熟成の方法とその装置。
【請求項7】請求項1記載のマイナス高電位発生装置を用いた生花、植物類の鮮度維持と育成促進の方法とその装置【請求項8】請求項1記載のマイナス高電位発生装置を用いたパン、麺類の鮮度維持と熟成の方法とその装置。
【請求項9】請求項1記載のマイナス高電位発生装置を用いたきのこ等菌食材、食品の鮮度維持と育成及び熟成の方法とその装置。
【請求項10】請求項1記載のマイナス高電位発生装置を用いた観賞魚、養殖魚の水及び海水の鮮度維持及び観賞魚、養殖魚の育成促進の方法とその装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本装置は、直流高圧発生装置と直流高圧印加電圧とからなる帯電装置であり、直流高圧発生器として、電圧安定、リップルなど電気特性が優れた機構を用いて、マイナス高電位を発生させその帯電作用を応用する目的に発明をした装置である。本装置は、直流高圧発生器直流高圧印加電極、そしてこれらを接続する高圧ケーブルとで構成をなす。請求項4においては、この装置を用いる事により被負荷物果実等の氷結点が通常果実の持つ氷結点よりマイナス3℃からマイナス5℃まで降下する。通常ならこの温度帯では冷凍状態となるがマイナス高電位を負荷する事により果実細胞内の水分子が細分化され氷結点を下げ、又細分化された水分子構造を形成する原子運動が活発化し冷凍状態に成らない。この発明は、既存の保冷庫の内外に本装置を設置し果実等を果実等の持つ氷結点以下に保冷庫温度帯を維持し更に果実固有の氷結点より更にマイナス3℃からマイナス5℃まで温度帯を降下させ鮮度維持する方法とその装置である。更に食材の酸化劣化を抑制する為に本装置より発生するマイナス高電位を被負荷物である食材に負荷する事により酸化劣化を抑制する。従来鮮度維持と熟成は相反する効果、作用で有るが本発明の鮮度維持方法と熟成方法を実施すれば食材の鮮度維持を継続しつつ熟成効果を保持する事が可能になる。本発明は食品及び食材の鮮度維持と熟成方法とその装置である。更に生花、植物等においては開花状態を継続する鮮度維持と発芽中の花等の開花を促進する事が可能でる。又観賞魚等においては水槽用いる水又は海水の鮮度維持が長期に渡り可能となる。これは、水の分子がマイナスの高電位を負荷される事により分子の細分化が起こり、観賞魚等が酸素を吸収する効率が向上する。又水槽内部の餌や排泄物等は、マイナス電位を負荷される為濾過器への付着効率が向上し水の濾過作用を安易に実施する事が可能となる。更に同装置を設置した水槽内の魚類の育成促進が可能となる。本発明は生花、植物等の鮮度維持及び熟成効果である育成促進を可能とした方法とその装置である。
【0002】
【従来の技術】従来より、鮮度維持は冷蔵庫等を用い食品食材の酸化劣化を抑制する事のみに使用されていた。熟成効果は無かった。食品食材の熟成に関しては、各食品食材の熟成方法を実施していた。肉類の熟成は低温管理の倉庫において1週間程度を必要とした。漬物類においても熟成は熟成工程で実施し熟成後に鮮度維持を実施していた。例えば、乳酸発酵食品であるキムチにおいては熟成期間は0℃で1週間を要した。熟成後は鮮度維持が必要となる。キムチ専用冷蔵庫に保管しても酸化劣化し酸っぱくなった。熟成効果を促進する事は鮮度維持と相反する事で不可能であった。今日までの方法では、鮮度維持と熟成を同時に行う事は不可能であった。これは全ての食品食材にとって言える事で有る。生花、植物においては低温管理及び高湿で管理のみであった。同発明で言う熟成即ち育成促進は不可能であった。次に観賞魚等に用いる水槽内の水は頻繁に水を交換する事のみであった。この事は水の腐敗を意味するものであり、鮮度維持の為に水を交換すると言う作業を必要とした。水の交換のみにおいて観賞魚等の育成促進は不可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これには次ぎのような欠点があった。
(イ)食材食品の鮮度維持を成すため鮮度維持のみを目的とした保冷庫冷蔵庫を用い鮮度維持方法を実施していた。
(ロ)保冷庫冷蔵庫での鮮度維持方法でも長期保存が出来なかった。
(ハ)熟成は各食材の特性を活かした熟成方法を用い熟成を実施していたが、鮮度維持と同時に実施出来なかった。
(ニ)果実、野菜等においては各固体の有する氷結点以下の保管は出来なかった。
(ホ)熟成作用も各食材の熟成必要期間を要し長時間の熟成期間が必要で有った。
(ト)熟成は熟成専用の装置又は保管庫が必要であった。鮮度維持は鮮度維持専用の装置又は保管庫が必要であった。
本発明は、これらの欠点を除くためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の欠点を改善改良したものである。マイナス高電位発生装置(101)を既存保冷倉庫等の内外部に設置し、本装置より出た入力電源線(AC100V)を電力側に差し込みマイナス高電位出力線(101−1)を設けマイナス高電位の漏電を防止する為に絶縁体(102)を設けた。更に絶縁体の上に通電体を施し被負荷物である食材又は食品にマイナス高電位を負荷し、負荷物である果実の氷結点を下げ食材食品固有の氷結点よりマイナス3℃からマイナス5℃まで保冷庫の温度帯を下げ食品食材の鮮度維持を成し、更に食品食材の乾燥を抑制する為に高湿度発生装置(105)を設置する。又熟成効果は本装置(101)のマイナス高電を負荷する事により同時にその効果を得る事が可能で有る。本発明は食品食材の熟成と鮮度維持を同時に行う事が出来る方法とその装置で有る。本発明おける請求項1,3,4.5.6.8は上記の方法を用い鮮度維持と熟成を実施する。請求項7においては鮮度維持は保管庫又は花器における鮮度維持の方法とビニールハウス等における育成時の育成促進の方法とで成る。ビニールハウス等における育成促進は育成を行う花、植物等を育成する種床毎に絶縁を施す。その絶縁を施された種床毎にマイナス高電位を負荷する。又請求項10において観賞魚等に用いる水槽内の水の鮮度維持についてはマイナス高電位発生装置〈101〉より出た出力線〈101−1〉の先端に通電体金属を取り付ける。水槽内の水の濾過に関しては濾過用のフィルターを使用する。
【0005】
【発明の実施の形態】本装置(101)を保冷庫の内外部に設置し本装置に設けた電源入力線を供給電源側(AC100V)に差し込み、マイナス高電位出力線(101−1)を保冷庫の庫内に引き込み内部に設置した絶縁体(102)の上部敷いた通電体(103)に結線し電圧可変コントロールスイッチにて必要電圧(0Kv〜−1000Kv)を設定し使用する。本装置の入力電源は、AC100Vであり発生出力電圧は0Kvから−1000Kvまでの可変制御とし発生電流は500μA、発生極性はマイナス極性とする装置にて使用する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
(イ)マイナス高電位発生装置(101)に電源入力線(AC100V)を設ける。
(ロ)マイナス高電位発生装置(101)にマイナス高電位出力線(101−1)を設ける(ハ)マイナス放電医発生装置置(101)に電圧可変コントロールスイッチを設ける。
(ニ)マイナス高電位の漏電を防止する為に絶縁体(102)を設ける。
(ホ)被負荷物に通電させる為に絶縁体(102)の上に通電体(103)を設ける。
(ト)保冷庫の温度帯は果実の持つ氷結点よりマイナス3℃からマイナス5℃に保つ(チ)高湿度発生装置(105)により冷蔵庫、保管庫の湿度を85%以上に保つ。
本発明は以上のような構造でこれを使用する。既存保冷庫等に設置する場合はマイナス高電位発生装置(101)を内外部に設置し電源入力線を電源に差し込み本装置に設けたマイナス高電位出力線を庫内に引き込み内部の絶縁体(102)上部に敷いた通電体(102)に結線し、電圧可変コントロールスイッチにて必要電圧を設定し使用する。熟成び鮮度保持の目的にて使用する場合は、通電性を持つ容器(木箱、ダンボール)に食品食材を入れ本装置を使用し鮮度維持及び熟成を実施する。大型の保冷庫等に使用する場合は、本装置を複数台数設置使用し、通電性を有する金属製の棚等を設置しこれに本装置に設けたマイナス高電位出力線で結線し鮮度維持及び熟成を実施する。
【0007】
【発明の効果】食材、食品の鮮度維持と熟成を冷蔵庫又は保管庫において同時に実施出来る方法とその装置である。保管庫又は冷蔵庫内部は、ここの食材の持つ氷結点より更にマイナス3℃程度下げ更に庫内の湿度を85%以上に保ち鮮度維持と熟成を同時に行う。今日までは、鮮度維持は鮮度維持専用の装置又は保管庫が必要であった。又熟成に関しても熟成は熟成専用の装置又は保管庫が必要であった。本発明はそれらの作用及び効果を同時に実施する事の出来る方法と装置である。従来の鮮度維持及び熟成の方法に替わる方法と装置である。熟成に関して従来の方法では肉類の熟成期間は1週間程度必要とされたが、本発明の方法と装置を持って実施すれば2日間で熟成し、熟成の状態の侭鮮度維持を行う事が可能である。漬物類では、乳酸発酵漬物であるキムチは5Kg程度の熟成は6時間程度で熟成する。通常キムチの熟成期間は、保管庫内部の温度を0℃に保ち約1週間程度必要とする。本発明の方法とその装置の利用により短時間で熟成させ鮮度維持を行う事が可能である。又、熟成効果の一つである育成促進では観賞魚及び養殖魚の成長が確認出来た。同様に生花、観葉植物の開花の延命効果及び発芽の促進も確認出来た。
【出願人】 【識別番号】599115446
【氏名又は名称】原 武志
【出願日】 平成14年5月13日(2002.5.13)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−325101(P2003−325101A)
【公開日】 平成15年11月18日(2003.11.18)
【出願番号】 特願2002−173390(P2002−173390)