| 【発明の名称】 |
容器内閉塞法とその構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】清水 智子
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 水を所望量充填できる変形自在の防水袋を容器蓋の内側に取り付け、前記防水袋に所望量の水を充填することによって、任意の形状と容積でもって容器内容物への荷重と容器内空間を閉塞することを特徴とする容器内閉塞法。 【請求項2】 容器1の蓋2に開閉自在の栓8を持つ水入れ口3を設け、該水入れ口3に変形自在の防水袋4を着脱自在に吊設し、水入れ口から所望量の水5を充填し、蓋を容器本体に被せた時に内容物への荷重と、容器蓋内側との間に生じる隙間を閉塞することを特徴とする請求項1記載の容器内閉塞法の構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】主に漬物などの食品を保存する容器の内容物の腐敗やカビの発生を防止すること、および、重石の役をなす容器内の閉塞法と、その構造に関する。 【0002】 【従来の技術】家庭で無添加の漬物を作る場合、重石の形態としては、陶製の重石や、バネの力を利用して内蓋で内容物を押して重石の代わりをなす方法がなされている。カビの発生を防ぐ方法としては、通常冷蔵庫などで低温保存を行っている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】乳酸発酵によって熟成させる漬物は、食べるまでに時間がかかり、また、食べごろになっても、一日で食べきるものではない。漬物を作るときに必要な重石は、野菜の水分が上がってきた場合、重石または、重石代わりの内蓋の上に水が被り、容器の中に生じた隙間の空気に常に触れた状態であるため、水分の表面に白カビが発生しやすくそのため冷蔵庫に保存することとなり、長期間漬物容器で占領されるスペースが必要で邪魔である。また低温保存にすると、発酵効率が悪く出来上がりに時間がかかり、家庭での漬物離れがいっそう拍車をかけている。そこで、室温でもカビなどの発生がしにくい容器とする方法とその構造を提供するものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】食材料を入れた容器の内容物と容器上縁までの隙間に、水を充填した変形自在の防水袋を詰め、密閉するものである。防水袋は、所望の量の水を入れられるもので、その形状は、容器の中で自在に変形し、隙間に馴染む柔軟性を持つものである。 構造は、容器1の蓋2に水入れ口3を設け、該水入れ口に変形自在の防水袋4を吊設し、蓋を容器本体に被せた時に内容物への重石の役目と、容器蓋内側の隙間に、水入れ口から所望量の水を充填し密閉するもので、袋の開口部は水入れ口の外側に栓8を設け、開閉を自在とする。 【0005】 【作用】食品にカビが発生しやすい条件の一つには、食材が空気に触れている面積が大きい、ということが上げられる。本発明は、その点に着目したものである。つまり、容器内容物と水分が空気と接触する面を、水を入れた袋の重さで内容物を押さえ、容器内の隙間を密閉してしまうことにより、容易にカビの発生を防ぐことができることが明確となったことが、本発明の主たる作用点である。本発明の防カビ作用を、室温10度から24度を一日の温度変化の範囲として経時的に観察した結果、干し大根の塩漬けに昆布及び唐辛子を混合した検体を使用した場合、24時間で水が上がり、漬けあがり迄に要した時間は、7日から10日であった。この時点で、容器内に陶器の重石を載せ、その上部に空間を設けた対照郡は、4日目には水分が重石を覆い、水面上部は空気と接触した状態となり、食べごろの初期の時点では、水分が濁り、表面に白い膜状のカビが認められた。一方容器内空間を水袋で塞いだ本発明の容器では、水の上がり、発酵速度共に従来と変わらず、食味も良好であった。水が上がった後も液面上部が水袋で塞がれ、空気との接触が無く、野菜から出た水分の色は、次第に黄みがかってきたが、取り出す時以外は速やかに水袋で塞ぐことによって、1ヶ月経過後に食味上は、乳酸発酵が進み、酸味を感じるようになったが、なおカビの発生は認められなかった。この時重点する水の量が充分空間を塞ぐレベルに達していることが不可欠である。対照郡は同一ヶ月経過時点では腐敗が進行し、食す限界を超えた。漬物が熟成するときの乳酸発酵の細菌は、球状のストレプトコッカスと桿状のラクトバチルスとに2大別される。いずれもグラム陽性で、運動性はなく、通性嫌気性であるから、水袋によって空気を遮断することは、支障がない。また、漬物をつくるときに必要な重石の代用として、水を入れた袋を使うことにより、必要な重量と容量の調整が自在であるばかりでなく、食材の水が上がってきても、容器内食材の上面が塞がれているため、重しの上に水分が上がることができず空気との接触面はなく衛生面も良好で、カビの発生が防止される。水の量は、蓋の内側にほぼ満杯状態にする必要はなく、自然に袋が広がって、容器内に密着できれば不必要に水を増すことはなく、加減が容易であるから、誰でも使うことができる。水で塞ぐ必要がないときは、水を抜き取ることもでき、容器の多目的な使用法も可能となる。本発明の方法は、漬物容器に限らず、ジャムや佃煮などの容器においても、保存期間の長いものにおいて、内容物の上部に空間が生じる場合に、その隙間を塞ぐことによって同様にカビ発生の防止作用が明確となった。 【0006】 【実施の形態】実施例を図面によって説明する。図1は実施例を示す組み立て構造図、図2は使用例を示す斜視図である。容器1の蓋2に水入れ口3を開け、該水入れ口に変形自在の防水袋4を吊設し、蓋を容器本体に被せた時に内容物と容器蓋内側との間に生じる隙間に水入れ口から所望量の水5を充填し、栓8で密閉する。使用例に示すように、袋は野菜の形状になじみ重石の役を果たしつつ、容器内の野菜6から出た水分7は、上部の水の入った防水袋4で空気面と接触せず、容器内空間は密閉される。 【0007】 【発明の効果】以上詳述したことで明らかなように、容器の隙間にを、水を入れた袋の詰め物で閉塞することによって空気を締め出し、容器の中の食材が空気と接触しないようにすることおよび、水が重石の代用をなすという簡単な方法で、カビの発生を防ぎ、漬物やジャムや佃煮などの保存食材の保存性を向上させることができるものである。このことで、冷蔵庫での保存をすることなく家庭で手軽に様々な手作りができるようになった。従来の漬物容器のように、重石を入れることや、押さえ用の内蓋があるものと違い、防水袋の水を抜いてしまえば一般的な容器としての用途もあり、軽量化することができることは、収納や、出し入れがしやすいことであり、大きな利点である。カビ防止のみならず、食品を簡単に冷やすとき、水袋の中に氷をいれることによって冷やす道具とすることや、反対に保温のときは、袋に湯を入れることによって、食材を温める道具として使用することもできるという様々な効果のある、容器の密閉法である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390022345 【氏名又は名称】清水 智子
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| 【出願日】 |
平成14年2月1日(2002.2.1) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−219798(P2003−219798A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月5日(2003.8.5) |
| 【出願番号】 |
特願2002−25584(P2002−25584) |
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