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【発明の名称】 即席漬物器
【発明者】 【氏名】田中 和夫
【住所又は居所】東京都品川区西五反田2丁目14番10号 新輝合成株式会社内

【要約】 【課題】押し板の押し下げ量にかかわらず回転撮みが常に一定位置に止まる即席漬物器を実現する。

【解決手段】漬物材料を収容する容器本体1に被蓋する蓋体2に中空の螺子体20を螺合して昇降させると共に、下端に押し板40を設けた昇降杆41を下降方向に附勢して上記螺子体20内に内挿した即席漬物器において、上記螺子体20が螺合状態で収容されるべき筒体3をその頭部5を蓋体2の上部に突出した状態で蓋体2に垂設し、上記筒体3の上部には回転撮み10を回転自在に外嵌すると共に、この回転撮み10の下端には上記螺子体20の天井部22に設けたボス穴23を貫通して螺子体20内に挿入されるスプライン軸11を垂設する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 漬物材料を収容する容器本体(1)に被蓋する蓋体(2)に中空の螺子体(20)を螺合して昇降させると共に、下端に押し板(40)を設けた昇降杆(41)を下降方向に附勢して上記螺子体(20)内に内挿した即席漬物器において、上記螺子体(20)が螺合状態で収容されるべき筒体(3)をその頭部(5)を蓋体(2)の上部に突出した状態で蓋体(2)に垂設し、上記筒体(3)の上部には回転撮み(10)を回転自在に外嵌すると共に、この回転撮み(10)の下端には上記螺子体(20)の天井部(22)に設けたボス穴(23)を貫通して螺子体(20)内に挿入されるスプライン軸(11)を垂設したことを特徴とする即席漬物器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は容器内に収容した野菜を押し板をもって加圧する即席漬物器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、漬物材料を収容する容器本体に被蓋する蓋体に中空の螺子体を螺合して昇降させると共に、下端に押し板を設けた昇降杆を下降方向に附勢して上記螺子体内に内挿した即席漬物器が公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来技術の即席漬物器においては、使用者は螺子体の頭部に設けた回転撮みをもって螺子体を回転させるので、螺子体の頭部は一番下降した状態において蓋体に接する位置が限度で、上昇した状態では蓋体からかなり突出した位置に存した。
【0004】そのため、前記の即席漬物器においては漬物材料の量が多く、押し板をそれほど押し下げられない場合には螺子体が上方に突出し、冷蔵庫や棚等への収納の妨げとなる問題があった。
【0005】この発明は前記の問題点に鑑みて創作されたものであり、押し板の押し下げ量にかかわらず回転撮みが常に一定位置に止まる収納機能に優れた即席漬物器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は即席漬物器は、漬物材料を収容する容器本体に被蓋する蓋体に中空の螺子体を螺合して昇降させると共に、下端に押し板を設けた昇降杆を下降方向に附勢して上記螺子体内に内挿した即席漬物器において、上記螺子体が螺合状態で収容されるべき筒体をその頭部を蓋体の上部に突出した状態で蓋体に垂設し、上記筒体の上部には回転撮みを回転自在に外嵌すると共に、この回転撮みの下端には上記螺子体の天井部に設けたボス穴を貫通して螺子体内に挿入されるスプライン軸を垂設したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的実施例を添付図面に基づいて説明する。図1はこの発明の即席漬物器の非押し下げ時の断面図、図2は主要な部材の分解状態の一部切り欠き側面図、図3は主要な部材の斜視図である。図中符号1は漬物材料を収容する容器本体であり、この容器本体に対し蓋体2が用意される。図中符号3は蓋体を容器本体1に対し固定するための係止具である。
【0008】前記の蓋体2には回転撮みの回転により押し板を下降させて漬物材料を押圧するための機構が設けられる。図中符号40は押し板であり、この押し板は昇降杆41の下端に設けられる。昇降杆41は蓋体2に対して昇降する中空の螺子体20内に下方に附勢した状態で収容される。図中符号30は昇降杆41を下方に附勢するコイルバネであり、螺子体20内にしてその天井部22と昇降杆の上端間に圧縮状態で収容される。この場合、昇降杆はその上端のフランジ部42が螺子体20下端内周に環状に張り出した抜け止め突起24に当接することにより、螺子体からの脱落が防止される。
【0009】蓋体2には内周に前記の螺子体20の雄螺子21が螺合する雌螺子4を設けた筒体3が、その頭部5を蓋体の上部に突出した状態で垂設され、この筒体内に螺子体が収容される。
【0010】一方、蓋体2の上部に突出した前記の筒体の頭部5の外周には、回転撮み10が回転自在に外嵌される。図中符号6は回転撮み10の内方に垂下された筒13の内周の環状突起14と係合することにより、回転撮みの抜け止めを行うために筒体の頭部5の外周に配される環状突起である。上記回転撮み10の下方には前記の螺子体20に回転を伝達するためのスプライン軸11が垂下される。このスプライン軸11は螺子体20の天井部22に設けられたボス穴23を貫通して螺子体内に挿入され、これにより、螺子体はスプライン軸に対して回転方向には係止されるが、軸方向には自由に移動することとなる。尚、ここではスプラインの一例としてスプライン軸11に突設した複数本のキー12と、これに対応したボス穴23の複数本のキー溝24を例示しているが、スプラインはこれに限られず、例えば断面が非真円や角状のスプライン軸とボス穴の組み合わせであってもよいことは勿論である。
【0011】以上の構成よりなるこの発明の即席漬物器においては、漬物材料Aを押圧するには回転撮み10を回転させて螺子体20を上昇限度まで上昇させ(図1参照)、次いで容器本体1に漬物材料Aを収容して蓋体2を被蓋する。この状態では、コイルバネ30の附勢力により下降していた押し板40は漬物材料Aに当接することにより附勢力に抗して押し上げられ、漬物材料には軽い押圧力が加わる(図6参照)。尚、押し板40の昇降杆41の天井部には貫通穴43が設けられており、この場合のスプライン軸11への外挿を許す。次いで、回転撮み10を回転させて螺子体20を下降させることにより漬物材料Aに加わる押圧力は徐々に強くなり、漬物の調整に適した加圧が実現される(図7参照)。
【0012】
【発明の効果】以上の構成よりなるこの発明によれば、押し板の押し下げ量にかかわらず回転撮みは常に一定位置に止まるので、収納機能に優れた即席漬物器が提供されることとなる。
【出願人】 【識別番号】000190563
【氏名又は名称】新輝合成株式会社
【住所又は居所】東京都品川区西五反田2丁目14番10号
【出願日】 平成14年1月31日(2002.1.31)
【代理人】 【識別番号】100081949
【弁理士】
【氏名又は名称】神保 欣正
【公開番号】 特開2003−219797(P2003−219797A)
【公開日】 平成15年8月5日(2003.8.5)
【出願番号】 特願2002−24815(P2002−24815)