| 【発明の名称】 |
害虫の駆除方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】西藤 秀夫
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| 【要約】 |
【課題】化学的に合成された農薬を使用せずに、天然由来の椿油抽出液によって農園芸作物の害虫を駆除する。
【解決手段】サポニンを多く含有する植物材料である椿油粕等を粉体とし、これを水に浸漬してサポニンを抽出し、この水溶液によって、油虫、青虫、毛虫、蛞蝓等の農園芸作物に寄生する害虫の駆除を行う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 椿油粕のようにサポニンを多量に含有する植物材料からサポニンを抽出し、これを用いて農園芸作物に寄生する害虫の駆除方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、農園芸作物の栽培に関するものである。 【0002】 【従来の技術】農園芸作物の栽培にあたり、無処理で害虫の被害を回避することは極めて困難といえる。そのため、一般的には化学的に合成された殺虫剤を用いて害虫の駆除を行っている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】有機農産物の生産に用いる資材は、日本農林規格(2000年1月20日農林水産省告示第59号)の別表で定められた天然物質由来のものでなければならず、化学的に合成された殺虫剤の使用は認められていない。 【0004】本発明で用いるサポニンは、椿油粕などが原料の天然由来のもので、化学的に処理を行わずに抽出したものであり、有機農産物の生産資材に適合するのみでなく、優秀な健康食品の生産が可能になる。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明で用いるサポニンは、椿油粕等の原材料を粉状に加工し、これを水に浸漬してサポニンを抽出させたものを濾過した水溶液である。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明の実施に用いたサポニン溶液は、重量比で椿油粕1に対して水が4の割合で混合し、数時間を経過した後、綿布等で搾汁したものである。 【0007】前項で得られたサポニン溶液を、地上の害虫に対しては噴霧器等で虫体に吹き付け、地表下の害虫には該溶液を如雨露等で地表面に散布した後ビニールシート等で被覆する。 【0008】 【実施例】2002年4月25日、梅の盆栽の新梢に群生していた油虫と、梅桃(ゆすらうめ)の盆栽に多数発生していたふくらすずめ蛾の幼虫(体長2cm前後の毛虫)に対してサポニン液の噴霧を行った。 【0009】2002年4月26日、野菜畑のキャベツ及びレタスに発生していた紋白蝶の幼虫の青虫と蛞蝓(なめくじ)をサポニン液を噴霧した。 【0010】同じく4月26日、直径26cmのポットに5cm厚に土を入れ、その上層に10匹の蛞蝓を埋没させた後。1a10kg相当量の5.3gのサポニン液の散布を行い、直ちにビニールフィルムで被覆した。 【0011】前記の処理による害虫の反応は様々であったが、蛞蝓に最もダメージが大きく、所構わずに動き回り、次第に動きが鈍くなって動かなくなった。毛虫や青虫も蛞蝓に似た反応であったが、油虫には大きな変化が見られなかった。しかし、24時間後にはすべての虫の死亡が確認できた。 【0012】前項と同じテストを数回反復実施したが、すべて同様の結果が得られた。 【0013】 【発明の効果】農作物を無農薬で栽培しようとするとき、肥培管理が適切であれば病気の発生を防止することができるが、害虫に対しては労力を厭わず人手によって駆除する以外に方策がなかった。そのため日本農林規格に適合する有機農産物の生産が至難であったが、本発明によってその道が開かれたといえる。 【0014】サポニンを抽出した後の搾汁粕は有機肥料として利用することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591106288 【氏名又は名称】株式会社西秀
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| 【出願日】 |
平成14年5月28日(2002.5.28) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−342110(P2003−342110A) |
| 【公開日】 |
平成15年12月3日(2003.12.3) |
| 【出願番号】 |
特願2002−153336(P2002−153336) |
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