| 【発明の名称】 |
水性懸濁状除草剤組成物 |
| 【発明者】 |
【氏名】山田 昌宏 【住所又は居所】兵庫県宝塚市高司4丁目2番1号 住友化学工業株式会社内
|
| 【要約】 |
【課題】常温固体の水難溶性除草活性成分及び水易溶性除草活性成分を含有する長期間にわたり製剤安定性の高い水性懸濁状除草剤組成物を提供する。
【解決手段】(a)常温固体の水難溶性除草活性成分、(b)水易溶性除草活性成分及び(c)一般式(1) |
【特許請求の範囲】
【請求項1】(a)常温固体の水難溶性除草活性成分、(b)水易溶性除草活性成分及び(c)一般式(1) RN(CH3)3X (1) (式中、RはC2〜30のアルキル基を表し、Xはハロゲン原子を表す。)で示されるハロゲン化四級アンモニウムを含有することを特徴とする水性懸濁状除草剤組成物。 【請求項2】常温固体の水難溶性除草活性成分が60℃以上の融点を有する除草活性成分であり、かつその平均粒径が20ミクロン以下である請求項1に記載の水性懸濁状除草剤組成物。 【請求項3】水易溶性除草活性成分がアミノ酸系除草活性成分である請求項1または2記載の水性懸濁状除草剤組成物。 【請求項4】水易溶性除草活性成分がN−ホスホノメチルグリシンまたはその塩である請求項3に記載の水性懸濁状除草剤組成物。 【請求項5】ハロゲン化四級アンモニウム(1)が、塩化ヘキサデシルトリメチルアンモニウムである請求項1〜4のいずれかに記載の水性懸濁状除草剤組成物。 【請求項6】常温固体の水難溶性除草活性成分が、N−(7−フルオロ−3,4−ジヒドロ−3−オキソ4−4−プロップ−2−イニル−2H−1,4−ベンゾキサジン−6−イル)シクロヘキ−1−エン−1,2−ジカルボキシミドである請求項1〜5のいずれかに記載の水性懸濁状除草剤組成物。 【請求項7】さらに(d)シリカ及び(e)金属酸化物を含有する請求項1〜6のいずれかに記載の水性懸濁状除草剤組成物。 【請求項8】シリカと金属酸化物が50:50〜99:1の割合であり、シリカと金属酸化物の合計量が組成物に対し0.1〜5重量%である請求項7に記載の水性懸濁状除草剤組成物。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は水性懸濁状除草剤組成物に関する。 【0002】 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】現在、農耕地あるいは非農耕地用として数多くの除草剤が使用されているが、防除の対象となる雑草の種類は多く、単独の除草活性化合物によって多種の雑草を防除することは困難なため、しばしば複数の活性化合物を組合せた混合剤が用いられる。特に、グリフォセートの塩やグルフォシネートの塩に代表される易水溶性除草剤は、非選択性除草剤として優れた剤であるが、一般に除草効果の発現に時間を要するために、近年、プロトポルフィリノーゲンオキダーゼ阻害型除草剤との混合によって速効性が付与された除草剤組成物が提案されている(特開平5−208904号公報)。 【0003】液状製剤、特に水性製剤は、例えば農薬散布時における製剤計量の簡便性の点で固形製剤に比べ使用者にとって望ましい製剤であり、前記易水溶性除草剤はその高い水溶性により、一般的に水性製剤として使用される場合が多い。しかしながら、例えば前記プロトポルフィリノーゲンオキダーゼ阻害型除草剤は、一般に水難溶性であるため、易水溶性除草剤とプロトポルフィリノーゲンオキダーゼ阻害型除草剤とを含有する水性懸濁状製剤としたとき、その製剤安定性(懸濁安定性等)は満足できるものではなかった。 【0004】 【課題を解決するための手段】かかる状況下本発明者らは、常温固体の水難溶性除草活性成分及び水易溶性除草活性成分を含む水性除草剤組成物について鋭意検討を重ねた結果、特定の製剤形態において特定の界面活性剤を使用することにより、製剤安定性の高い水性除草剤組成物が得られることを見出し、本発明に至った。すなわち本発明は、(a)常温固体の水難溶性除草活性成分、(b)水易溶性除草活性成分及び(c)一般式(1) RN(CH3)3X (1) (式中、RはC2〜30のアルキル基を表し、Xはハロゲン原子を表す。)で示されるハロゲン化四級アンモニウムを含有することを特徴とする水性懸濁状除草剤組成物(以下、本組成物と記す。)に関するものである。 【0005】 【発明の実施の形態】本組成物における常温固体の水難溶性除草活性成分は20℃における水溶解度が10g/L以下の、20℃において固体の除草活性成分であり、好ましくは融点が60℃以上の除草活性成分である。本組成物において用いられる常温固体の水難溶性除草活性成分(以下、水難溶性活性成分と示す。)として、代表的には常温固体のプロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害型除草活性成分(以下、PPO活性成分と記す。)を挙げることができる。PPO活性成分はプロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ酵素を阻害する作用によって除草活性を発揮する除草活性成分である。 【0006】かようなPPO活性成分の具体例としては、2−フェニルピリダジン−3−オン骨格を有するピリダジノン系化合物、N−フェニルテトラヒドロフタルイミド骨格を有するイミド系化合物、1−フェニルピリミジン−2,6−ジオン骨格を有するウラシル系化合物、ジフェニルエ−テル系化合物等が挙げられる。 【0007】さらに具体例として、ペンチル[2−クロロ−5−(シクロヘキ−1−エン−1,2−ジカルボキシミド)−4−フルオロフェノキシ]アセテート(一般名:フルミクロラックペンチル)、N−(7−フルオロ−3,4−ジヒドロ−3−オキソ4−4−プロップ−2−イニル−2H−1,4−ベンゾキサジン−6−イル)シクロヘキ−1−エン−1,2−ジカルボキシミド(一般名:フルミオキサジン)、ピリダジノン系PPO活性成分としては、エチル 2−[2−クロロ−4−フルオロ−5−(5−メチル−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル−1,6−ジヒドロピリダジン−1−イル)フェノキシ)アセテート、メチル [[2−クロロ−4−フルオロ−5[(テトラヒドロ−3−オキソ−1H,3H−[1,3,4]チアジアゾロ[3,4−a]ピリダジン−1−イリデン)アミノ]フェニル]チオ]アセテート(一般名:フルチアセットメチル)、エチル α,2−ジクロロ−5−[4−(ジフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−3−メチル−5−オキソ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル]−4−フルオロベンゼンポロパノエート(カルフェントラゾンエチル)、N−[2,4−ジクロロ−5−[4−(ジフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−3−メチル−5−オキソ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル]フェニル]メタンスルホンアミド(一般名:スルフェントラゾン)、ジフェニル系PPO活性成分としては、エチル 2−クロロ−5−(4−クロロ−5−ジフルオロメトキシ−1−メチルピラゾール−3−イル)−4−フルオロフェノキシアセテート(一般名:ピラフルフェンエチル)、2−[2,4−ジクロロ−5−(2−プロピニルオキシ)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,2,4−トリアゾロ[4,5,−a]ピリジン−3(2H)−オン(一般名:アザフェニジン)、メチル 5−(2,4−ジクロロフェノキシ)−2−ニトロベンゾエート(一般名:ビフェノックス)等を挙げることができる。 【0008】また、本組成物における水難溶性活性成分の平均粒径は20ミクロン以下であることが好ましく、さらに好ましくは、0.1〜10ミクロンである。 【0009】これらの水難溶性活性成分は1種または2種以上を使用することができ、本組成物中に、通常0.1〜30重量%、好ましくは0.3〜20重量%含有される。 【0010】本組成物における水易溶性除草活性成分(以下、水溶性活性成分と記す。)は、20℃における水溶解度が100g/L以上のものである。かような除草活性成分としては、例えばN−(ホスホノメチル)グリシン(一般名:グリフォセート)、アンモニウムDL−ホモアラニン−4−イル(メチル)ホスフィネート(一般名:グリフォシネート)等のアミノ酸系除草活性成分、3−イソプロピル−1H−2,1,3−ベンゾチアジアジン−4(3H)−オン2,2−ジオキサイド(一般名:バサグラン)、4−[ヒドロキシ(メチル)ホスフィノイル]−L−ホモアラニル−L−アラニル−L−アラニン(一般名:ビアラフォス)、3,6−ジクロロピコリニックアシッド(一般名:クロピラリド)、2,4−ジクロロアセチックアシッド(一般名:2,4−D)、3,6−ジクロロ−2−メトキシベンゾイックアシッド(一般名:ダイカンバ)、2−(2、4−ジクロロフェノキシ)プロピオニックアシッド(一般名:シジクロプロップ)、(4−クロロ−2−メチルフェノキシ)アセチックアシッド(一般名:MCPA)、4−(4−クロロ−O−トリロキシ)ブチリックアシッド(一般名:MCPB)、2−(4−クロロ−2−メチルフェノキシ)プロピオニックアシッド(一般名:メコプロップ)、4−アミノ−3,5,6−トリクロロピコリニックアシッド(一般名:ピクロラム)等及びその水溶性の塩を挙げることができ、通常は該塩が用いられる。塩としては、農学的に許容できる水溶性の塩すべてが使用できるが、例えば、ナトリウム塩、アンモニウム、イソプロピルアンモニウム塩、トリメシウム塩、カリウム塩等を挙げることができる。 【0011】水溶性活性成分は、これらの1種または2種以上を使用することができ、本組成物中に、通常、15〜80重量%含有され、好ましくは20〜65重量%、さらに好ましくは25〜60重量%含有される。 【0012】ハロゲン化四級アンモニウム(1)において、一般式(1)における置換基Rは炭素数2〜30のアルキル基であり、炭素数8〜25のアルキル基が好ましく、炭素数12〜18のアルキル基がさらに好ましい。また、置換基Xは、塩素原子、臭素原子、沃素原子等のハロゲン原子であり、塩素原子及び臭素原子が好ましく、塩素原子がさらに好ましい。その具体例としては、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム等を挙げることができる。これらは市販されており、かかる市販品を使用することもできる。市販品としては、具体的にはコータミン24P(塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、花王株式会社製)、コータミン60W(塩化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、花王株式会社製)、アーカード16-50(ライオン・アクゾ株式会社製)コータミン86Pコンク(塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、花王株式会社製)等が挙げられる。ハロゲン化四級アンモニウム(1)は本組成物中に、通常、0.1〜15重量%、好ましくは1〜10重量%、さらに好ましくは3〜8重量%含有される。 【0013】本組成物は、必要により他の界面活性剤、例えばノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両イオン性界面活性剤等を適宜含有することができ、例えばその含有量は本組成物中に、0.1〜30重量%、好ましくは1〜20重量%、更に好ましくは3〜15重量%である。 【0014】また、水難溶性活性成分を常温において実質的に溶解しない、または水難溶性活性成分に対する溶解性の低い溶剤を含有させることができる。かかる溶剤の種類及び量は、水難溶性活性成分の種類により適宜選択することができるる。例えばN−(7−フルオロ−3,4−ジヒドロ−3−オキソ4−4−プロップ−2−イニル−2H−1,4−ベンゾキサジン−6−イル)シクロヘキ−1−エン−1,2−ジカルボキシミドの場合には、フェニルキシリルエタン、オレイン酸メチル、アマニ油等を挙げることができる。 【0015】本組成物には、その他、粘度調節剤、消泡剤、凍結防止剤、防腐剤、安定化剤、着色剤、香料、効力増強剤、薬害軽減剤等を含有することができる。粘度調節剤としては、シリカ、金属酸化物(酸化アルミニウム、二酸化チタン等)、ベントナイト、ポリサッカライド、ポリアクリル酸ナトリウム、アルミニウムシリケート、スメクタイト、ヘクライト等を挙げることができる。その含有量は、通常0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%である。 【0016】シリカとしては比較的細かいものが通常使用され、その1次粒子径としては50nm以下のものが好ましく、20nm以下のものがさらに好ましい。このようなシリカは市販されており、かかる市販品としては、例えばAEROSIL 130、AEROSIL 200、AEROSIL 300、AEROSIL 380(DEGUSSA社製)が挙げられる。金属酸化物としては比較的細かいものが通常使用され、酸化アルミニウムの場合、その1次粒子径は50nm以下のものが好ましく、20nm以下のものがさらに好ましく、酸化チタンの場合、その1次粒子径は50nm以下のものが好ましく、40nm以下のものがさらに好ましい。このような金属酸化物は市販されており、酸化アルミニウムとしては、例えばALUMINIUM OXIDE C(DEGUSSA社製)等、二酸化チタンとしては、例えばTITANIUM DIOXIDE P25(DEGUSSA社製)等が挙げられる。また、シリカと金属酸化物の混合物も使用でき、その場合シリカと金属酸化物との混合比は、例えば50:50〜99:1の割合である。かかる混合物は市販されており、例えばAEROSIL MOX80、AEROSIL MOX170、AEROSIL COK84(DEGUSSA社製、シリカと酸化アルミニウムとの混合物)を挙げることができる。 【0017】ベントナイトはモンモリロナイトを主成分とする粘土であり、石英、α―クリストバライト、長石、方解石、ゼオライト、黄鉱石などを含んでいる。ソジウムベントナイト、カルシウムベントナイトのいずれも使用可能であるが、ソジウムベントナイトの方がより好ましい。ベントナイトは市販されており、例えばクニピアF、クニピアG(クニミネ工業株式会社製)穂高、ニュー穂高、富士、妙義、浅間、赤城、榛名、スーパークレイ(株式会社ホージュン製)BENTOPHARM(BROMHEAD & DENISON社製)等が挙げられる。 【0018】ポリサッカライドとしてはザンサンガム、ラムザンガム、ローカストビーンガム、カラギーナン、ウェラントガム、リグニンスルホン酸塩、デンプン等の天然多糖類、カルボキシメチルセルロースおよびその塩等の半合成高分子等が挙げられる。ザンサンガム、リグニンスルホン酸塩、デンプン等は市販されており、例えばケルザンS(CP Kelco社製)、REAX 910(Westvaco社製)、ULTRA-SPERSE 2000(NATIONAL STARCH & CHEMICAL社製)等が挙げられる。 【0019】また、アルミニウムシリケートも市販されており、例えばビーガムR(CP Kelco社製)が挙げられる。 【0020】本組成物において使用し得る市販の消泡剤としては、例えばアンチフォームC(ダウ・コーニング社の商品名)、アンチフォームCE(ダウ・コーニング社の商品名)、TSA730(東芝シリコーン社の商品名)、TSA731(東芝シリコーン社の商品名)、TSA732(東芝シリコーン社の商品名)、YMA6509(東芝シリコーン社の商品名)等のシリコーン系消泡剤、フルオウェットPL80(クラリアント社の商品名)等のフッ素系消泡剤が挙げられる。消泡剤を使用する場合、その含有量は、本組成物中、通常0.001〜3重量%程度である。 【0021】本組成物において使用し得る凍結防止剤としては、例えばプロピレングリコール等の水溶性グリコール類が挙げられ、凍結防止剤を使用する場合、その含有量は本組成物中、通常0.5〜30重量%、好ましくは1〜20重量%、さらに好ましくは3〜10重量%程度である。 【0022】本組成物において使用し得る防腐剤としては、例えばp−ヒドロキシ安息香酸エステル、サリチル酸誘導体、イソチアゾリン−3−オン誘導体等が挙げられ、防腐剤を使用する場合、その含有量は本組成物中、通常0.01〜5重量%、好ましくは0.05〜3重量%、さらに好ましくは0.1〜1重量%程度である。 【0023】本組成物は、本組成物の効果を阻害しない範囲でさらに他の除草剤を含有していてもよく、その他、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、植物生長調節剤、肥料等を含有することもできる。 【0024】本組成物によって防除可能な雑草としては、例えばソバカズラ、サナエタデ、ギシギシ、スベリヒユ、ハコベ、ウシハコベ、シロザ、アオゲイトウ、ノハラガラシ、ナズナ、アメリカツノクサネム、エビスグサ、ヤブジラミ、イチビ、アメリカキシゴジカ、フィールドパンジー、ヤエムグラ、アメリカアサガオ、マルバアサガオ、セイヨウヒルガオ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザ、シロバナチョウセンアサガオ、イヌホオズキ、オオイヌノフグリ、オナモミ、ヒマワリ、イヌカミツレ、コーンマリーゴールド、ヨモギ、セイタカアワダチソウ、オオツメクサ等の広葉雑草、カモジグサ、イヌビエ、エノコログサ、アキノエノコログサ、メヒシバ、スズメノカタビラ、ノスズメノテッポウ、エンバク、カラスムギ、セイバンモロコシ、シバムギ、ウマノチャヒキ、ギョウジシバ等のイネ科雑草、ツユクサ等のツユクサ科雑草、コゴメガヤツリ、ハマスゲ等のカヤツリグサ科雑草等が挙げられる。 【0025】本組成物は、畑地、休耕地、水田の畦畔、果樹園、牧草地、芝生地、森林または非農耕地等の除草剤として用いることができる。例えば、雑草の出芽前または出芽後に、本組成物を、土壌処理、茎葉処理または湛水処理することができる。土壌処理には、土壌表面処理、土壌混和処理等があり、茎葉処理には、植物体の上方からの処理のほか、作物に付着しないように雑草に限って処理する局部処理等があり、本組成物はいずれの処理においても適用可能である。水田等の場合、場合により水口処理、水面処理等、希釈することなくそのまま処理することもできる。また、散布処理用に希釈した本組成物を、ヘリコプター、飛行機またはラジコンヘリにより空中散布することもできる。 【0026】本組成物の施用量は、活性成分の混合比、製剤形態、対象雑草の種類、気象条件等により異なるが、1ヘクタール当りの総活性成分量として、通常100〜20000g、好ましくは500〜8000gである。必要により、さらに展着剤等の補助剤を添加してもよい。展着剤として、液体窒素、アグリデックス(ヘレナ化学社の商品名)、ダイナミック(ヘレナ化学社の商品名)、インデュース(ヘレナ化学社の商品名)、およびシルウェットL−77(日本ユニカー製)等が挙げられる。 【0027】 【実施例】以下、本発明を実施例にてより詳細に説明するが、本発明は以下の例のみに限定されるものではない。 実施例1水41.5gに、フルミオキサジン30g、リグニンスルホン酸ナトリウム(Westvaco社製、商品名:REAX 910)3g及びシリコーンエマルション(ダウ・コーニング社製、商品名:アンチフォームCE)0.3gを加え、1.0mm径のガラスビーズ380gと共にスリーワンモーターを用いて2時間攪拌を行い、粒径2.7ミクロンまで湿式粉砕を行った。得られる分散液スラリーにシリコーンエマルション(ダウ・コーニング社製、商品名:アンチフォームCE)0.2g、水151g、グリフォサートイソプロピルアミン塩の62%水溶液774g、塩化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム(ライオン・アクゾ社製、商品名:アーカード16−50)60g、脂肪族アルコールポリグリコールエーテル(クラリアント社製、商品名:エマルソーゲンM)40g及びプロピレングリコール50gを加え、ディスパー(商品名、ポリトロンPT6100、KINEMATICA AG社製)を用いて常温で10分間、8000回転/分で攪拌した。ディスパーで攪拌下(常温、8000回転/分)、該撹拌液中に徐々にシリカ/酸化アルミニウム混合物(デグサヒュルス製、商品名:アエロジルCOK−84)30gを添加し、更に攪拌(5000回転/分)を常温で10分継続し、本組成物(1)を得た。 【0028】実施例2水139gに、フルミオキサジン100g、リグニンスルホン酸ナトリウム(Westvaco社製、商品名:REAX 910)10g及びシリコーンエマルション(ダウ・コーニング社製、商品名:アンチフォームCE)1gを加え、1.0mm径のガラスビーズ380gと共にスリーワンモーターを用いて2時間攪拌を行い、粒径2.7ミクロンまで湿式粉砕を行った。得られる分散液スラリーにシリコーンエマルション(ダウ・コーニング社製、商品名:アンチフォームCE)1g、水204g、グリフォサートイソプロピルアミン塩の62%水溶液435g、塩化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム(ライオン・アクゾ社製、商品名:アーカード16−50)60g、脂肪族アルコールポリグリコールエーテル(クラリアント社製、商品名:エマルソーゲンM)40g及びプロピレングリコール50gを加え、ディスパー(商品名、ポリトロンPT6100、KINEMATICA AG社製)を用いて常温で10分間、8000回転/分で攪拌した。ディスパーで攪拌下(常温、8000回転/分)、該撹拌液中に徐々にシリカ/酸化アルミニウム混合物(デグサヒュルス製、商品名:アエロジルCOK−84)20gを添加し、更に攪拌(5000回転/分)を常温で10分継続し、均一なエマルションスラリーを得た。次いで、ディスパーで攪拌下(常温、5000回転/分)、10重量%ベントナイト(ブロムヘッドアンドデニソン社製、商品名:ベントファーム20)水溶液50gを添加し、更に攪拌(5000回転/分)を常温で10分継続し、本組成物(2)を得た。 【0029】実施例3ベントナイトに代えてデンプン(ナショナルスターチアンドケミカル社製、商品名:ウルトラスパース2000)を用いる以外は実施例1と同様の操作を行い、本組成物(3)を得た。 【0030】比較例1塩化ヘキサデシルトリメチルアンモニウムに代えて塩化ジ(C8−18)アルキルジメチルアンモニウム(ライオン・アクゾ社製、商品名:アーカード2C−75)を用いる以外は実施例1と同様の操作を行い、比較組成物(1)を得た。 【0031】試験例本組成物(1)〜(3)及び比較組成物(1)をそれぞれ100ccガラススクリュー管に入れ、24時間静置した後、状態を目視観察した。結果を表1に示す。 【0032】 【表1】
【0033】 【発明の効果】本発明によれば、長期間にわたり製剤安定性の高い水性懸濁状除草剤組成物を提供できる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000002093 【氏名又は名称】住友化学工業株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号
|
| 【出願日】 |
平成14年2月28日(2002.2.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100093285 【弁理士】 【氏名又は名称】久保山 隆 (外2名)
|
| 【公開番号】 |
特開2003−252704(P2003−252704A) |
| 【公開日】 |
平成15年9月10日(2003.9.10) |
| 【出願番号】 |
特願2002−53317(P2002−53317) |
|