| 【発明の名称】 |
粒状除草及び殺菌組成物 |
| 【発明者】 |
【氏名】重村 太博 【住所又は居所】大阪市東淀川区小松2丁目15番52号シントーファイン株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】除草原体及び殺菌原体を含有し、かつ膜物質で被覆されることを特徴とする粒状除草及び殺菌組成物。 【請求項2】膜物質の原料が融点40℃〜100℃のワックスであることを特徴とする請求項1に記載の粒状除草及び殺菌組成物。 【請求項3】膜物質の原料が、一般式SinOn-1(OR1)2n+1・R2[式中R1はメチル基またはエチル基を表し、R2は炭素数18以下のアルキル基または分子量2000以下のポリエチレンオキサイドを表し、nは2〜20の整数を表す]で示されるアルコキシシリケート誘導体であることを特徴とする請求項1に記載の粒状除草及び殺菌組成物。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、除草及び殺菌原体を含有し、かつ膜物質で被覆されてなる粒状除草及び殺菌組成物に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】農業場面では粒剤が広く使用されているが、水溶性の高い除草及び殺菌原体を含有する粒剤を用いると地下水や表面水を汚染する可能性があった。これらの問題を解決するために、マイクロカプセルやパルス放出性農薬製剤等が提案されていた。しかしながら、それらの大部分の被覆材は土壌中で残留し、環境に負荷を与えることになっていた。そこで、地下水汚染がなく、長期間安定的に除草又は殺菌するのに適し、かつ被覆材が環境中に残留しない粒状除草及び殺菌組成物を提供することが本発明の課題である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上記課題を解決する方法について鋭意検討した結果、通常の方法により粒剤を調製した後、膜で被覆することにより、目的の組成物を得ることを見出し本発明に至った。 【0004】 【発明の実施の形態】本発明組成物には、一般には当該除草及び殺菌原体を鉱物質に吸着させたり、鉱物質と結合剤を水で混練成形して粒剤としてから用いる。本発明組成物に用いる除草剤及び殺菌剤としては水溶性が高く粒剤として使用できるものであれば特に限定されない。除草剤及び殺菌剤としては、例えば、フェノキサフロップエチル、フルアジホップエチル等のフェノキシ酢酸系化合物、ベンチオカーブ、ピリブチカルブ等のカーバメート系化合物、ベンスルフロンエチル、ピラゾスルフロンエチル、イマザスルフロン等のスルホニルウレア系化合物、メフェナセット、ブロモブチド、プロパニル等の酢アミド系化合物、アトラジン、シメトリン、ピラゾレート等の複素芳香環系化合物、ジフェニルエーテル系化合物、ブタミホス等の有機リン酸エステル系化合物、トリフルラリン等のジニトロアニリン系化合物等をあげることができる。また、本発明組成物に用いられる殺菌剤としては、例えば、IBP等の有機リン系化合物、フルトラニル等の置換アニリド系化合物、メトミノストロビン等のメトキシアクリレート系化合物、メタラキシル等の置換アシルアラニン系化合物、イソプロチオラン、プロペナゾール、ピロキロン、フラメトピル等の化合物をあげることができる。 【0005】本発明組成物に用いる粒剤の製造は主として練込押出し造粒法、含浸法及び被覆法の3つの方法で行われる。練込押出し造粒法は、クレー、タルク、ベントナイトなどの微粉末担体で有効成分を希釈し、リグニンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸塩、デンプン等の粘結助剤、必要に応じて造粒助剤、安定剤、有効成分溶脱調節剤および水を加えて、練合し、0.7〜1.5mmの多孔板より押出し成形して乾燥、整粒するものである。混練には、ニーダー、ナウタミキサー等、押出造粒機には、バスケット型(たて型)と、スクリュー押出し型(横型)が、多用されている。乾燥には、流動層乾燥機、気流乾燥機を用い、篩別整粒にはジャイロシフター、モーゲンセンサイザーなどが多く使用されている。含浸法、及び被覆法は、鉱物原石、あるいは植物質茎葉などを破砕整粒した粒状物を原料担体として、これに有効成分を浸みこませたり、表面に塗り付けて製剤する方法であって、練込法に対し吹付法とも呼ばれている。粒状担体に多孔質の吸収性のものを用い、液状とした有効成分を浸みこませたのが含浸剤である。ベントナイト、酸性白土、アタパルジャイト、ゼオライト、軽石、あるいはコーンコブ、ウォールナットシェルなどの粒状物が用いられている。練込法と含浸法のそれぞれの特徴を生かして、あらかじめ有効成分を含まない空粒を練込法で調整し、これに有効成分を含浸する方法も行われている。ケイ砂、炭酸カルシウム等の非吸収性の粒状担体を用い、その表面に適当なバインダーと共に有効成分を塗布したものが被覆法による粒剤である。 【0006】本発明組成物は前記の方法で製造した粒剤を適当な膜物質で被覆して製造する。膜物質の原料としては、融点が40℃〜100℃のワックス、または一般式SinOn-1(OR1)2n+1・R2[式中R1はメチル基またはエチル基を表し、R2は炭素数18以下のアルキル基または分子量2000以下のポリエチレンオキサイドを表し、nは2〜20の整数を表す]で示されるアルコキシシリケート誘導体等があげられる。被覆する方法は特に限定されず、パンコーティング法、通気式コーティング装置による方法及び流動コーティング法等を用いることができる。 【0007】次に製剤例及び実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明がこれらによって限定されることはない。 【0008】 【製剤例1】市販のメフェナセット10重量%(以下%と略する)、ピラゾスルフロンエチル0.3%粒剤(商品名アクト1キロ粒剤、日産化学社製)200gと融点47℃のワックス40gを粉砕したものを、ナス型フラスコ内に入れ、それを約60℃で湯せんしながらエバポレーターで2時間回転させた後、常温で冷却し、目的の粒状組成物を得た。 【0009】 【製剤例2〜16】除草剤及び殺菌剤の膜物質の原料、それらの量及び製造温度を変えるのみで、製剤例1と同様に粒状組成物を表1のように得た。 【表1】粒状組成物実施例 * 一般式においてnが5、R1がエチル、R2が分子量500のポリエチレンオキサイドで示される化合物アクト1キロ粒剤(日産化学社製) バトル1キロ粒剤(北興化学製)・・・イマゾスルフロン0.9%、ダイムロン15.0%、メフェナセット10.0%スミクレート粒剤(アグロス製)・・・ブタミホス3.5%、ブロモブチド3.0%フジワン1キロ粒剤(日本農薬製)・・イソプロチオラン36.0%【0010】 【実施例1】被膜した粒剤中の薬剤の溶脱試験製剤例1で製造した粒剤および被覆していない市販のメフェナセット10%、ピラゾスルフロンエチル0.3%粒剤10gを蒸留水200g中に入れ、時間経過ごとに、その水を3ml取り出し、メフェナセットの水中溶脱度の測定を液体クロマトグラフィーで行った。結果を表2に示す。 【0011】 【表2】実施例1の測定結果 【0012】 【発明の効果】本発明粒状除草及び殺菌組成物を用いることによって、除草成分及び殺菌成分の溶脱が少なくかつ雑草及び病原菌を防除することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】397070417 【氏名又は名称】シントーファイン株式会社 【住所又は居所】大阪市東淀川区小松2丁目15番52号
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| 【出願日】 |
平成14年2月27日(2002.2.27) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−252703(P2003−252703A) |
| 【公開日】 |
平成15年9月10日(2003.9.10) |
| 【出願番号】 |
特願2002−51955(P2002−51955) |
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