| 【発明の名称】 |
リンゴ葉摘み省力化方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】山田 靖史 【住所又は居所】東京都狛江市和泉本町1−15−19 ロイヤルインダストリーズ株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】リンゴの葉摘み作業の省力化のために有効な方法、そのための資材を提供する。
【解決手段】海藻抽出物を含む剤を用いて葉を変形させることにより、葉摘みを省力化する。海藻は、好ましくはエクロニア属に属するもの、最も好ましくはエクロニア・ブックシナリスである。海藻抽出物は、リンゴ果実が充分に生長した時期であって、かつ気温が、最も好ましくは25℃以上の日中に、適切な量で散布する。本発明の方法により、リンゴの葉を内側に巻き込ませ、舟形に変形させ、かつ立たせることができる。樹冠内部まで透過する光量が増し、果実に照射される光量が多くなり、色ムラのない、着色のよい、かつ糖度の高いリンゴを生産することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 海藻抽出物を含む剤を用いて葉を変形させることにより、果樹の葉摘みを省力化する方法。 【請求項2】 果樹がリンゴであり;かつ海藻抽出物を0.01%以上(好ましくは0.03%以上、最も好ましくは0.1%以上)含む液を、リンゴ果実が充分に生長した時期であってかつ気温15℃以上の時(好ましくは20℃以上の時、最も好ましくは25℃以上の時)に、10アール当たり100〜1000L(好ましくは150〜800L、最も好ましくは200〜700L)の量で散布する、請求項1に記載の葉摘み省力化方法。 【請求項3】 海藻が、褐藻類(好ましくはエクロニア属、アラリア属及びウンダリア属、ラミナリア属、マクロキスチス属、レッソニア属及びネレオキスチス属、並びにアスコフィルム属及びフカス属、ドゥルビレア属、又はサルガッサム属に属するもの、より好ましくはエクロニア属に属するもの、最も好ましくはエクロニア・ブックシナリス)である、請求項1又は2に記載の葉摘み省力化方法。 【請求項4】 海藻抽出物を含む剤を用いて葉を変形させることにより、果樹の葉摘みを省力化した果実生産方法。 【請求項5】 果樹がリンゴであり;かつ海藻抽出物を0.01%以上(好ましくは0.03%以上、最も好ましくは0.1%以上)含む液を、リンゴ果実が充分に生長した時期であってかつ気温15℃以上の時(好ましくは20℃以上の時、最も好ましくは25℃以上の時)に、10アール当たり100〜1000L(好ましくは150〜800L、最も好ましくは200〜700L)の量で散布することを含む、請求項1に記載の葉摘みを省力化した果実生産方法。 【請求項6】 海藻が、褐藻類(好ましくはエクロニア属、アラリア属及びウンダリア属、ラミナリア属、マクロキスチス属、レッソニア属及びネレオキスチス属、並びにアスコフィルム属及びフカス属、ドゥルビレア属、又はサルガッサム属に属するもの、より好ましくはエクロニア属に属するもの、最も好ましくはエクロニア・ブックシナリス)である、請求項4又は5に記載の葉摘みを省力化した果実生産方法。 【請求項7】 海藻抽出物を含む、果樹の葉摘み省力化剤。 【請求項8】 果樹がリンゴであり;リンゴ果実が充分に生長した時期であってかつ気温15℃以上の時に散布するための、請求項7に記載の海藻抽出物含有葉摘み省力化剤。 【請求項9】 海藻が、褐藻類(好ましくはエクロニア属、アラリア属及びウンダリア属、ラミナリア属、マクロキスチス属、レッソニア属及びネレオキスチス属、並びにアスコフィルム属及びフカス属、ドゥルビレア属、又はサルガッサム属に属するもの、より好ましくはエクロニア属に属するもの、最も好ましくはエクロニア・ブックシナリス)である、請求項7又は8に記載の葉摘み省力化剤。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、果樹栽培、詳細にはリンゴ栽培の際の葉摘み作業の省力化に関する。本発明はまた、植物生理活性物質を含む海藻抽出物に関する。 【0002】 【従来技術及び発明が解決しようとする課題】我が国のリンゴ栽培においては、夏期から秋期にかけてリンゴ果実の上部の葉を手で取り除くこと(本明細書では「葉摘み」という。)により、リンゴの実に太陽光を均一に当て、色ムラのない、着色の良い果実を収穫するようにしている。同作業は人の手による作業であり、また高所に登るという危険を伴う為、省力化が望まれていた。 【0003】かかるニーズを満たすべく、キノキサリン系化合物と有機リン系化合物とを含む摘葉剤によって落葉させる方法が開発された(特開平9−295910)。しかしながらこの方法では、気温が高い場合は落葉が促進され過ぎ、逆に気温が低い場合は落葉がうまく促進されず、満足した効果が得られていないというのが現状である。そこで、求められるのが、樹木への悪影響が少なく、合成剤に比較して薬害のないと考えられる自然物由来の、葉摘み作業の省力化のための資材があれば好ましいということである。 【0004】 【課題を解決するための手段】このような実状に鑑み、本発明者は鋭意研究を進めた結果、従来、水稲の発根、初期生育、収量、及び品質等の向上のために使用されてきた海藻由来の抽出物に、リンゴ樹木の葉を内側に巻き込ませ、舟形に変形させ、かつ立たせる作用があることを見いだし、本発明を完成させた。従来、葉摘み作業の省力化のための資材というと、落葉剤(摘葉剤)が検討されてきたが、本発明は、葉を変形させるという新しい発想に基づくものである。すなわち、本発明は、海藻抽出物を含む剤を用いて葉を変形させることにより、果樹の葉摘みを省力化する方法、ないしそのような省力化方法を用いたことを特徴とする、果実の生産方法を提供する。本発明の方法は、種々のリンゴ品種に適用できる。とりわけ広く栽培されている、ふじ、つがる、王林、ジョナゴールド、北斗、陸奥、千秋、デリシャス系、紅玉、さんさ、秋映、陽光、シナノスイート、及び世界一等の品種に適している。本発明の葉摘み省力化方法は、早生種、中生種、及び晩生種のいずれにも適用できる。 【0005】本発明の方法に用いられる海洋抽出物を含む剤は、海藻から調製する。本発明でいう「海藻抽出物」とは、海藻由来の一又は二以上の生理活性物質、又はその均等物を含むものをいう。これには、海藻から抽出操作を経て調製したもの(例えば、後述する製造例1に示したもの)のほか、海藻の乾燥物、濃縮物、及び発酵物等も含まれる。海藻は褐藻類(Brown algae)(ファエオフィセアエ綱(Phaeophyceae))に属するものを用いることができる。より詳細には、ラミナリアレス目(Laminariales)アラリアシアエ科(Alaraceae)エクロニア属(Ecklonia)、アラリア属(Alaria)及びウンダリア属(Undaria)、同目ラミナリアセアエ科(Laminariaceae)ラミナリア属(Laminaria)、同目レソニアセアエ科(Lessoniaceae)マクロキスチス属(Macrocystis)、レッソニア属(Lessonia)及びネレオキスチス属(Nereocystis)、並びにフカレス目(Fucales)フカセアエ科(Fucaceae)アスコフィルム属(Ascophyllum)及びフカス属(Fucus)、同目(Fucales)ドゥルビラエアセア科(Durvillaeaceae)ドゥルビレア属(Durvillaea)、及び同目(Fucales)サルガッサセアエ科(Sargassaceae)サルガッサム属(Sargassum)に属するものを用いることができる。さらに詳細には、エクロニア・ブックシナリス(Ecklonia buccinalis、別称:エクロニア・マキシマ(Ecklonia maxima)、アラリア・エスキュレンタ(Alaria esculenta)、ラミナリア・デジタタ(Laminria digitata)、マクロキスチス・ピリフエラ(Macrocystis pyrifera)、レソニア・フラビカンス(Lessonia flavicans)、ネレオキスチス・ルトケナ(Nereocystis luetkeana)、ウンダリア・ピナティフィダ(Undaria pinnatifida)、アスコフィルム・ラエビガタム(Ascophyllum laevigatum、別称:アスコフィルム・ノドサム(Ascophyllum nodosum))、ドゥルビレア・ウチリス(Durvillaea utilis)、ザルガッサム・バシフエルム(Sargassum bacciferum)、フコス・ブェシキュロサス(Fucus vesiculosus)を用いることができる。 【0006】本発明の葉摘み省力化剤の調製に用いる海藻は、植物ホルモン、多糖類、アミノ酸、ミネラル、及びビタミン等の、活性成分ないし活性補助因子等をバランスよく含んでいるものが好ましい。また、藻体が大きいものが好ましい。このような観点からは、ラミナリアレス目(Laminariales)アラリアシアエ科(Alaraceae)エクロニア属(Ecklonia)に属するものが好ましく、エクロニア・ブックシナリス(Ecklonia buccinalis、別称:エクロニア・マキシマ(Ecklonia maxima)が特に好ましい。 【0007】本発明の葉摘み省力化剤は、上述したような海藻の一種又は二種以上から抽出された海藻抽出物を含むが、このような抽出物は、一般的な方法により得られる。例えば、高圧破砕、冷凍破砕、又は薬品処理の手段により、水洗いした海藻の細胞壁及び細胞膜を破砕し;破砕物からフィルター濾過、又は円心濾過の手段により固形物を除くことにより得られる。 【0008】このような海洋抽出物を含む剤は、リンゴ等の植物の葉を変形させる作用を有する。葉を変形させるとは、通常の状態よりも葉を巻かせる、舟形にする、波打たせる、立たせる等により、その葉によって遮断される光量が通常の状態よりも少なくなるような形にする(樹冠内部まで透過する光量を増やすような形にする)ことをいう。通常は扁平に開帳する葉を、内側に巻かせ、かつ立たせることをいう。 【0009】本発明の方法をリンゴに適用する場合、海藻抽出物を適宜希釈して用いることができる。その際の海藻抽出物の含有%ないし希釈倍率、散布量は、海藻の種類、有効成分濃度、対象となるリンゴの品種、早生/中生/晩生の別、樹木・果実の生長の状態、季節、気温、天候、剤に対する感受性等を考慮して適宜決定できる。一般的には、海藻抽出物を、例えば0.01%以上、好ましくは0.03%以上、最も好ましくは0.1%以上の割合で含むように水で希釈したものを、通常の散布手段を用いて葉面に散布するとよい。 【0010】具体的には、後述する製造例1に記載された成分比であるような海藻抽出物を用いる場合は、例えば約0.04%以上、好ましくは約0.07%以上、最も好ましくは約0.125%以上、あるいは約0.04〜1%、好ましくは約0.07〜0.7%、最も好ましくは約0.125〜0.5%の割合で含むように水で希釈するとよい。他の態様の海洋抽出物を用いる場合は、含まれる一又は二以上の生理活性物質(活性型をいう。失活したものは除く。)に着目し、その濃度が、製造例1の海藻抽出物の上記範囲の希釈液に含まれる対応する活性物質の濃度と同じになるように希釈するとよい。例えば、海藻の乾燥物又は発酵物等を用いる場合は、約1〜5%(例えば約3.3%、すなわち約30倍)に希釈したものが効果的なこともある。このような希釈液を用いる場合もまた、本発明の範囲に含まれる。 【0011】このような希釈液であれば、例えば10アール当たり約100〜1000L、好ましくは約150〜800L、最も好ましくは約200〜700Lの量で散布する。 【0012】散布の時期もまた適宜決定できるが、果実が充分に生長していない時期に散布すると、果実の生長を阻害するおそれがあることから、リンゴ果実が充分に生長したときに散布するのがよい。例えば、収穫前約30〜70日、好ましくは収穫前約40日に散布することができる。 【0013】散布は、海藻抽出物を含む剤の効果を充分に発揮させるために、日中の気温が上昇し、葉面が暖まっている時がよい。例えば、気温15℃以上の日中、好ましくは18℃以上の日中、さらに好ましくは20℃以上の日中、最も好ましくは25℃以上の日中に散布する。 【0014】上述のような条件でリンゴに散布する場合、通常、一回の散布により、散布当日に葉の変形が観察され、その効果は持続するが、より低濃度で、一回又は二回以上散布することもできる。 【0015】本発明の方法は、従来の、樹勢回復、隔年結果防止、落果防止、着色向上、硬度向上、糖度向上、油上がり防止及び貯蔵性向上のための種々の方法の一又は二以上と組み合わせて用いることができる。例えば、海藻抽出物は、約0.03%程度の濃度を一回又は二回以上散布することにより、樹勢回復、隔年結果防止、落果防止、着色向上、硬度向上、糖度向上等の効果があると考えられてきたが、そのような目的で海藻抽出物を含む剤を散布した後、さらに葉摘み省力化の目的で、葉摘み省力化のために効果的な濃度・量で散布することができる。このような組合せ方法もまた、本発明の範囲に含まれる。 【0016】本発明の方法を用いて栽培されたリンゴは、本発明の方法で葉を内側に巻き込ませ、舟形に変形させ、又は立たせることにより、樹冠内部まで透過する光量を増やすことができた結果、従来行っていた葉摘みを行なわなくとも(又はより少ない程度に行うことで)、果実に照射される光量が多くなり、色ムラのない、着色のよいものとなる。さらに、葉を残すことにより、光合成がより充分に行われるから、糖度の高いリンゴとなる。 【0017】なお、本発明の方法及び剤は、内部に透過する光量を増やしたい種々の植物に応用することができる。とりわけ、果実に照射される光量を多くすることが好ましい果樹に適している。 【0018】 【実施例】以下に実施例を挙げて更に詳しく本発明について説明するが、本発明がこれら実施例に限定を受けないことは言うまでもない。 【0019】<製造例1(海藻抽出物の製造)>エクロニア・マキシマをセルバースト法により破砕し、濾過して固形物を除去し、ほぼ100%の海藻抽出物を得た。得られた海藻抽出物は、1L中以下の成分を含んでいた。 【0020】 【表1】
【0021】 【表2】
【0022】 【表3】
【0023】 【表4】
<実施例1(対象品種:ふじ)>製造例1と同様にして得られたエクロニア・マキシマ抽出物であるケルパック66(登録商標)(ロイヤルインダストリーズ社製)を、長野県のリンゴ農家で、水に対して0.1%添加したものを平成13年8月10日、8月25日に10アール当たりそれぞれ500L散布し、その後9月5日に0.2%添加したものを500L散布した。平成13年10月13日に同リンゴの木の葉について観察を行ったところ、通常は葉が扁平に開帳するものが波打ち内側に巻き込み同時に立ち上がり、果面に光がよく当たるようになっていたため葉摘みを省力できる状態と見受けられた。その結果、着色がよくなり、糖度も17度以上あり近隣の平均値より高くなっていた。 【0024】<実施例2(対象品種:つがる)>実施例1と同様のエクロニア・マキシマ抽出物を長野県のリンゴ農家で、水に対して0.1%添加したものを平成13年8月2日と8月12日に10アール当たりそれぞれ500L散布した。 【0025】平成13年8月21日に同リンゴの木の葉について観察を行ったところ、通常は葉が扁平に開帳するものが波打ち内側に巻き込み同時に立ち上がり、果面に光がよく当たるようになっていたため葉摘みを省力できる状態と見受けられた。その結果、着色がよくなり、糖度も15度以上あり近隣の平均値より高くなっていた。 【0026】<実施例3(対象品種:さんさ)>実施例1と同様のエクロニア・マキシマ抽出物を長野県のリンゴ農家で、水に対して0.03%添加したものを平成13年6月2日、6月21日、7月10日に10アール当たりそれぞれ500L散布し、その後8月23日に0.2%添加したものを500L散布した。平成13年8月31日に同リンゴの木の葉について観察を行ったところ、通常は葉が扁平に開帳するものが波打ち内側に巻き込み同時に立ち上がり、果面に光がよく当たるようになっていたため葉摘みを省力できる状態と見受けられた。その結果、着色がよくなり、糖度も15度以上あり近隣の平均値より高くなっていた。 【0027】<実施例4(対象品種:秋映)>実施例1と同様のエクロニア・マキシマ抽出物を長野県のリンゴ農家で、水に対して0.03%添加したものを平成13年6月2日、6月21日、7月10日に10アール当たりそれぞれ500L散布し、その後9月10日に0.2%添加したものを500L散布した。平成13年10月12日に同リンゴの木の葉について観察を行ったところ、通常は葉が扁平に開帳するものが波打ち内側に巻き込み同時に立ち上がり、果面に光がよく当たるようになっていたため葉摘みを省力できる状態と見受けられた。その結果、着色がよくなり、糖度も16度以上あり近隣の平均値より高くなっていた。 【0028】<実施例5(対象品種:ジョナゴールド)>実施例1と同様のエクロニア・マキシマ抽出物を長野県のリンゴ農家で、水に対して0.03%添加したものを平成13年6月2日、6月21日、7月10日に10アール当たりそれぞれ500L散布し、その後9月10日に0.2%添加したものを500L散布した。平成13年10月12日に同リンゴの木の葉について観察を行ったところ、通常は葉が扁平に開帳するものが波打ち内側に巻き込み同時に立ち上がり、果面に光がよく当たるようになっていたため葉摘みを省力できる状態と見受けられた。その結果、着色がよくなり、糖度も16度以上あり近隣の平均値より高くなっていた。 【0029】<実施例6(対象品種:北斗)>実施例1と同様のエクロニア・マキシマ抽出物を長野県のリンゴ農家で、水に対して0.03%添加したものを平成13年6月2日、6月21日、7月10日に10アール当たりそれぞれ500L散布し、その後9月10日と10月4日に0.2%添加したものを500L散布した。平成13年10月12日に同リンゴの木の葉について観察を行ったところ、通常は葉が扁平に開帳するものが波打ち内側に巻き込み同時に立ち上がり、果面に光がよく当たるようになっていたため葉摘みを省力できる状態と見受けられた。その結果、着色がよくなり、糖度も17度以上あり近隣の平均値より高くなっていた。 【0030】<実施例7(対象品種:陽光)>実施例1と同様のエクロニア・マキシマ抽出物を長野県のリンゴ農家で、水に対して0.1%添加したものを平成13年8月15日と8月30日に10アール当たりそれぞれ500L散布し、その後9月12日に0.33%添加したものを500L散布した。平成13年10月12日に同リンゴの木の葉について観察を行ったところ、通常は葉が扁平に開帳するものが波打ち内側に巻き込み同時に立ち上がり、果面に光がよく当たるようになっていたため葉摘みを省力できる状態と見受けられた。その結果、着色がよくなり、糖度も16度以上あり近隣の平均値より高くなっていた。 【0031】<実施例8(対象品種:シナノスイート)>実施例1と同様のエクロニア・マキシマ抽出物を長野県のリンゴ農家で、水に対して0.03%添加したものを平成13年6月2日、6月21日、7月10日に10アール当たりそれぞれ500L散布し、その後9月10日に0.2%添加したものを500L散布した。平成13年10月12日に同リンゴの木の葉について観察を行ったところ、通常は葉が扁平に開帳するものが波打ち内側に巻き込み同時に立ち上がり、果面に光がよく当たるようになっていたため葉摘みを省力できる状態と見受けられた。その結果、着色がよくなり、糖度も17度以上あり近隣の平均値より高くなっていた。 【0032】<実施例9(対象品種:王林)>実施例1と同様のエクロニア・マキシマ抽出物を長野県のリンゴ農家で、水に対して0.1%添加したものを平成13年8月10日と8月25日に10アール当たりそれぞれ500L散布し、その後9月5日に0.2%添加したものを500L散布した。平成13年10月13日に同リンゴの木の葉について観察を行ったところ、通常は葉が扁平に開帳するものが波打ち内側に巻き込み同時に立ち上がり、果面に光がよく当たるようになっていたため葉摘みを省力できる状態と見受けられた。その結果、着色がよくなり、糖度も17度以上あり近隣の平均値より高くなっていた。
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| 【出願人】 |
【識別番号】300012826 【氏名又は名称】ロイヤルインダストリーズ株式会社 【住所又は居所】東京都狛江市和泉本町1−15−19
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| 【出願日】 |
平成14年2月18日(2002.2.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089705 【弁理士】 【氏名又は名称】社本 一夫 (外5名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−238324(P2003−238324A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月27日(2003.8.27) |
| 【出願番号】 |
特願2002−39676(P2002−39676) |
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