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【発明の名称】 押し花乾燥具
【発明者】 【氏名】前田 出
【住所又は居所】東京都港区新橋2−13−6中井ビル5F株式会社コロネット内

【要約】 【課題】本発明は安価に、効率よく、きれいに押し花を作ることができるとともに、乾燥剤も効率よく再使用できる押し花乾燥具を得るにある。

【解決手段】押し花にする草花を挟着する段ボールを用いた複数枚の押し圧板と、この重ね合された複数枚の押し圧板間あるいは上・下面のいずれかにほぼ平坦状態に配置される乾燥剤を用いた乾燥体と、この乾燥体および前記輪ゴムによって重ね合された複数枚の押し圧板を密閉状態で収納する軟質合成樹脂材製の収納袋とで押し花乾燥具を構成している。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 押し花にする草花を挟着する段ボールを用いた複数枚の押し圧板と、この重ね合された複数枚の押し圧板間あるいは上・下面のいずれかにほぼ平坦状態に配置される乾燥剤を用いた乾燥体と、この乾燥体および重ね合された複数枚の押し圧板を密閉状態で収納する軟質合成樹脂材製の収納袋とからなることを特徴とする押し花乾燥具。
【請求項2】 押し花にする草花を挟着する段ボールを用いた複数枚の押し圧板と、この複数枚の押し圧板を重ね合せた状態に保持する輪ゴムと、この輪ゴムによって重ね合された複数枚の押し圧板間あるいは上・下面のいずれかにほぼ平坦状態に配置される乾燥剤を用いた乾燥体と、この乾燥体および前記輪ゴムによって重ね合された複数枚の押し圧板を密閉状態で収納する軟質合成樹脂材製の収納袋とからなることを特徴とする押し花乾燥具。
【請求項3】 少なくとも上下面部位に配置される段ボールを用いた複数枚の押し圧板と、この上下面部位に配置される押し圧板間に介装される押し花にする草花を挟着する通気性とクッション性を有する複数枚のクッション押し圧板と、重ね合された前記複数枚のクッション押し圧板および複数枚の押し圧板との間あるいは上・下面のいずれかにほぼ平坦状態に配置される乾燥剤を用いた乾燥体と、この乾燥体および重ね合された複数枚の押し圧板、複数枚のクッション押し圧板を密閉状態で収納する軟質合成樹脂材製の収納袋とからなることを特徴とする押し花乾燥具。
【請求項4】 乾燥体は板状となるように乾燥剤収納袋に収納された乾燥剤であることを特徴とする請求項1〜3記載の押し花乾燥具。
【請求項5】 乾燥体は重ね合された複数枚の押し圧板、複数枚のクッション押し圧板間、あるいは上・下面に配置することができる段ボールで形成された薄い箱と、この薄い箱に収納された乾燥剤とからなることを特徴とする請求項1〜3記載の押し花乾燥具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は押し花を作る場合に使用する押し花乾燥具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、押し花を作る場合、乾燥剤が塗布あるいは含浸された乾燥マット間に押し花にする草花を配置し、上下部に押し圧板を重ね合せた後、締付けベルトで締付けたり、重りを載せて押し圧している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の乾燥マットを用いる方法では乾燥マットが高く、コスト高になるという欠点があるとともに、乾燥マットが草花から水分を吸収したり、再使用のために乾燥させたりした場合、しわが生じたり、歪みが生じ、きれいに押し花を作ることができないという欠点があった。
【0004】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、安価に、効率よく、きれいに押し花を作ることができるとともに、本等の重量物を重ねて押し圧状態にしても本等の重量物が容易にスベリ落ちたりすることなく、乾燥剤も効率よく再使用できる押し花乾燥具を提供することを目的としている。
【0005】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明は押し花にする草花を挟着する段ボールを用いた複数枚の押し圧板と、この重ね合された複数枚の押し圧板間あるいは上・下面のいずれかにほぼ平坦状態に配置される乾燥剤を用いた乾燥体と、この乾燥体および重ね合された複数枚の押し圧板を密閉状態で収納する軟質合成樹脂材製の収納袋とで押し花乾燥具を構成している。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0008】図1ないし図7に示す本発明の第1の実施の形態において、1は押し花を作る場合に使用する本発明の押し花乾燥具で、この押し花乾燥具1は押し花にする草花2を必要に応じて和紙3等を介して挟着する段ボールを用いた複数枚の押し圧板4と、この複数枚の押し圧板4を重ね合せた状態を必要に応じて保持する輪ゴム5、5と、この輪ゴム5、5によって重ね合された複数枚の押し圧板4、4間・あるいは上下面のいずれか、本発明の実施の形態では上面にほぼ平坦状態に配置される乾燥剤6を用いた乾燥体7と、この乾燥体7および前記輪ゴム5、5によって重ね合された複数枚の押し圧板4を密閉状態で収納する軟質合成樹脂材製の収納袋8とで構成されている。
【0009】前記乾燥体7は図4に示すように、前記押し圧板4とほぼ同じ大きさの輪郭となる乾燥剤収納袋9に収納された乾燥剤6で構成されている。
【0010】上記構成の押し花乾燥具1は複数枚の押し圧板4間に、必要に応じて和紙3、3等を介して押し花にする草花2を挟みながら積み重ねる。所定量積み重ねられたところで必要に応じて輪ゴム5、5を取付けて、複数枚の押し圧板4の積み重ね状態を保持する。
【0011】しかる後、上部に乾燥体7を位置させ、収納袋8内に収納し、開口部8aを紐10等で密閉する。この状態で乾燥するまで放置するか、あるいは本等の重量物を重ねて押し圧状態にして乾燥するまで放置することにより、押し圧する草花の水分は段ボールの押し圧板4を介して乾燥体7の乾燥剤6に吸水され、効率よく短時間に押し花にする草花7を乾燥させることができる。なお、本等の重量物を重ねて押し圧状態にして乾燥するまで放置する場合にはほぼ平坦状態に配置される乾燥剤6を用いた乾燥体7を使用しているため、本等の重量物が容易にスベリ落ちる等の不具合を確実に阻止することができる。
【0012】再使用する場合には、乾燥剤6を電子レンジ等で再乾燥させて使用するとともに、水分によってしわが生じたり、撓んだ部分の押し圧板4を除去して使用するが、除去する押し圧板4が生じても段ボールで作られているため、非常に安価で気軽に除去することができる。
【0013】
【発明の異なる実施の形態】次に、図8ないし図21に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。なお、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当って、前記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0014】図8ないし図10に示す本発明の第2の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、2枚の段ボールで押し圧板4と同様に形成された挟着板11、11と、この挟着板11、11に挟着される、少なくとも3個以上、本発明の実施の形態では4個の袋詰めの乾燥剤6A、6A、6A、6Aとで構成した乾燥体7Aを用いた点で、このような乾燥体7Aを用いて構成した押し花乾燥具1Aにしても、前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0015】図11ないし図13に示す本発明の第3の実施の形態において、前記本発明の第2の実施の形態と主に異なる点は、段ボールでコ字状に形成した挟着板11Aを用いた乾燥体7Bを使用した点で、このような乾燥体7Bを用いて構成した押し花乾燥具1Bにしても、前記本発明の第2の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0016】図14ないし図16に示す本発明の第4の実施の形態において、前記本発明の第2の実施の形態と主に異なる点は、段ボールで形成された薄い箱12と、この薄い箱12に収納された乾燥剤6Aとからなる乾燥体7Cを用いた点で、このような乾燥体7Cを用いて構成した押し花乾燥具1Cにしても、前記本発明の第2の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0017】図17ないし図19に示す本発明の第5の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、上下面部位に配置される段ボールを用いた2枚の押し圧板4、4と、この上下面部位に配置される押し圧板4、4間に介装される押し花にする草花を挟着するスポンジ、ウレタン、発泡スチロール等の通気性とクッション性を有する複数枚のクッション押し圧板13とを用いた点で、このような2枚の押し圧板4、4と複数枚のクッション押し圧板13とを用いて構成した押し花乾燥具1Dにしても、前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られるとともに、複数枚のクッション押し圧板13に挟着される押し花にする草花を立体的な押し花に加工することができる。なお、クッション押し圧板13の厚さやクッション性が異なるものを使用することにより、押し花にする草花の立体状態を任意に設定することができる。
【0018】図20および図21に示す本発明の第6の実施の形態において、前記本発明の第5の実施の形態と主に異なる点は、中間部にも段ボールを用いた複数枚の押し圧板4、4を用いた点で、このように構成した押し花乾燥具1Eにしても、前記本発明の第5の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0020】(1)押し花にする草花を挟着する段ボールを用いた複数枚の押し圧板と、この重ね合された複数枚の押し圧板間あるいは上・下面のいずれかにほぼ平坦状態に配置される乾燥剤を用いた乾燥体と、この乾燥体および重ね合された複数枚の押し圧板を密閉状態で収納する軟質合成樹脂材製の収納袋とで構成されているので、複数枚の押し圧板か段ボールであるため、通気性があり、効率よく押し花にする草花を乾燥剤を用いた乾燥体によって乾燥させることができる。
【0021】(2)前記(1)によって、押し圧板を段ボールで形成したものを使用しているので、安価で、経済的に使用することができる。
【0022】(3)前記(1)によって、段ボールの押し圧板はクッション性を有するため、押し花にする草花を損傷させることなく、押し花に加工することができるとともに、押し圧、乾燥にクッションシート等を用いなくてもよく、簡単に押し圧板に挟む作業でよく、楽な作業でできる。
【0023】(4)前記(1)によって、収納袋に収納して押し圧、乾燥させるため、効率よく短時間に乾燥させることができる。
【0024】(5)前記(1)によって、複数枚の押し圧板を輪ゴムで重ね合せ状態を保持するので、押し圧板の移動を阻止でき、収納袋へ収納する作業を押し圧板に挟んだ草花の移動を気にすることなく、楽に行なうことができる。
【0025】(6)請求項2、3、4、5も前記(1)〜(5)と同様な効果が得られる。
【出願人】 【識別番号】502037258
【氏名又は名称】株式会社コロネット
【住所又は居所】東京都港区新橋2−13−6 中井ビル5F
【出願日】 平成14年2月1日(2002.2.1)
【代理人】 【識別番号】100080838
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 光康
【公開番号】 特開2003−226601(P2003−226601A)
【公開日】 平成15年8月12日(2003.8.12)
【出願番号】 特願2002−25367(P2002−25367)