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【発明の名称】 光触媒複合二酸化チタンによるチャタテムシ防除工法
【発明者】 【氏名】上野 照子

【氏名】宮脇 浩

【要約】 【課題】この発明は、チャタテムシの防除を目的として、チャタテムシの食餌の必須栄養源であるビタミンBグループを含んだカビ類を、新たに開発をした光触媒複合二酸化チタンの強力な酸化分解反応により、カビ類を酸化分解してカビ類の発生を抑制することでチャタテムシの食環境を破壊し、チャタテムシの防除と周辺の環境の浄化を併せて長期間継続的に持続させるチャタテムシ防除方法に関するものである。

【解決手段】新に開発した光触媒複合二酸化チタン溶液を、建物内の全環境領域の表面にローラー、ハケ又はスプレーガン等により、コーティングせしめて、その施工領域全体に対して必要となるわずかな紫外線光を確保することで、光触媒複合二酸化チタンに酸化分解反応を効率よく促進せしめる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】近年、屋内の混入害虫として往々に大発生をすることもあり、代表的なものの一つとしてチャタテムシが上げられる。チャタテムシの大発生を防止するためには、チャタテムシの餌となるカビ菌の発生を防止する目的で、光触媒複合二酸化チタンをチャタテムシの生活環境領域の全面に塗布施工することで、その後は微量の紫外線光を確保するだけで光触媒複合二酸化チタンのもつ強力な酸化分解反応によって、カビ菌等が酸化分解され常時継続的にチャタテムシの主餌であるカビ菌等の発生防止効果を持続維持させることによって、チャタテムシの発生及び増殖を抑制する光触媒複合二酸化チタンによる、チャタテムシ防除工法である。
【請求項2】光触媒二酸化チタンにトルマリンパウダー(3μm電気石)を担時させることで、光触媒複合二酸化チタンの塗布表面に貯まる電荷を中和して光触媒反応を促進させることを目的として、ハイブリット効果を発揮させお互いの欠点を補完し合い相乗効果を持つ請求項1の光触媒複合二酸化チタン。
【請求項3】光触媒複合二酸化チタンは、その性能を得るためには紫外線光(380nm以下)が必要不可欠である。しかし必ずしも必要な紫外線光が常に光触媒複合二酸化チタン塗布表面に当たっているとは限らず、暗くなるとき、又、常に微弱な紫外線光しか届かない面もある。よって微弱な紫外線光及び暗所においても常に抗菌効果を発揮させる目的で、もともとそれ自身に抗菌性をもつ抗菌性銀金属イオンを担時させることで、請求項2のハイブリットダブル効果により、光触媒二酸化チタン自身が光触媒反応の抗菌性効果が高感度となる請求項1の光触媒複合二酸化チタン。
【請求項4】光触媒複合二酸化チタンに、特に生体親和性のよいヒドロキシアパタイトを機能性吸着剤として担時させることにより、請求項2及び請求項3のハイブリットダブル効果をより進化させたハイブリットトリプル効果の高効率化による生菌及びカビ菌の吸着効率を向上させた、請求項1の光触媒複合二酸化チタン。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光触媒二酸化チタンにトルマリン及び抗菌性銀金属イオン及び機能性吸着剤ヒドロキシアパタイトを複合担時させることによって、今までにないハイブリットトリプル効果により、チャタテムシの生活環境のみならず周辺領域全体の衛生環境の向上を求め、特に食餌となる生菌及びカビ菌の発生防止効果を継続的に持続維持することにより、チャタテムシの発生及び増殖抑制効果持った、光触媒複合二酸化チタンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】チャタテムシは全世界に2,300種記録されている。 日本では83種記録されているが、成虫の体長は微小で1mm〜5mmほどでその研究は不十分である。よってその防除方法についても、屋内のどこにでも生息しているので、根絶することはまず不可能と考えられ、そのまま放置するか、室内の乾燥に留意することでチャタテムシの大発生の抑制に努めるか、または、ただ単に防除薬品の散布という漠然とした言い方で、チャタテムシの駆除方法として確立されたものは無く、実際にはチャタテムシ類の駆除に、殺虫剤を使用することは好ましい方法ではない、防除の対策としてはチャタテムシの生活環境領域の乾燥に留意して、カビ類の発生条件以下に湿度を抑える努力することにつきる。又、製造工場で大発生して緊急にチャタテムシの駆除を必要とする場合は、燻蒸、粉体散布が適しているが、基本的には殺虫剤の散布を採用するよりも、防カビ剤の使用するほうが効果が多く認められている。時には発生状況により食品などの大量破棄の被害も生じてはいるが、これと言った有効な対策も無く現況のまま今日に至っている。ところが近年の建築の省エネ化により、高密度住宅の増加に伴いチャタテムシによるアレルゲン性も報告され始めその実害も増加傾向にある。また日本国内での報告ではないが、外国(イタリア)においてチャタテムシに人が咬まれ皮膚炎を発症したとの報告も成されている。チャタテムシは体長が微小なためと生活環境領域が多様なため、害虫管理の困難さ加えて食品工場などでの大量発生は製品への混入事故発生などにより、そのことでの経済的及び衛生管理上の信頼感の失墜等、製造メーカーとしてその損害は計りきれません。しかし、今日まではそのまま放置されるか、乾燥または薬剤散布による対策しか方法がなく、全く野放しの状態であり、いまだこれといった有効的なチャタテムシ防除対策は見いだせてはいない。又、薬剤散布による安易な対策は、常にその安全性が問題となり、その対象物に対して常に効果的薬剤散布を継続的に実施することは,食品工場等に大量発生などの現況を視るに、食品などに対する安全性を考慮すると安易に薬剤散布をすることは避けねばならず、よって慣習的にチャタテムシを根絶することは不可能と思われてきた。現在、屋内特に食品工場等におけるチャタテムシに対して有効な防除方法は、皆無に等しく早急にその対応策が望まれている状態である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、その欠点をなくするために、安全でかつ継続的に持続させるために、チャタテムシの発生及び増殖条件、そして主餌となるカビ菌の捕食状況について観察及び調査検討を実施した結果、チャタテムシの生活環境領域への生活環境改善に加え、主餌となるカビ菌の確保ができない条件、食環境改善をテーマにチャタテムシの具体的な調査及び生態観察と駆除理論について、又、コスト面においても実用可能な単価であることを前提として研究を進めた。
【0004】
【課題を解決するための手段】チャタテムシの発生及び増殖をさせないためには、まずチャタテムシの生息状況及び生態観察から生息環境の改善が必要であるとの結論に達し、その生息状況からチャタテムシの食環境の改善に主眼をおいて実験した。チャタテムシの主餌は、カビ菌類、その他花粉や微粉状の有機物であるがビタミンBグループが必須条件であることから、主としてカビの生えたところに発生することから、まず主餌であるアオカビを始めとするカビ菌類の発生及び増殖抑制を目的として、新開発の光触媒複合二酸化チタンの強力な酸化分解反応を利用した抑制実験を行った結果、わずかな紫外線光(0.5μw/cm以上)を確保することにより、チャタテムシの栄養源となるアオカビを始めとするカビ菌類の発生及び増殖が抑制され、チャタテムシの増殖が急速に終息するこを確認し、最も有効で安価なチャタテムシ駆除方法であることを確認した。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明を実施するあたり、防除効率を確認するためにアオカビ菌類の発生条件を分析し参考データーを集積して、その発生及び増殖実験を合わせて行った結果、チャタテムシ類の栄養源となるアオカビ類の発生は、周辺の環境湿度が65〜85%においての発生及び増殖が最も著しく、それに伴ってチャタテムシの発生及び増殖も比例して増大した。又、チャタテムシ類の好適な生活環境条件は、温度約24〜29℃で、湿度は約70〜90%と言われ、これはカビ類の最適繁殖条件と一致する。生活環境条件の改善は発生場所や食品工場の製造過程における種々の条件や制約があり、必ずしもチャタテムシの生活環境条件改善が常に可能であるとは限らない。しかし従来はチャタテムシ防除には、チャタテムシの食環境の改善(カビ類の発生防止)と同時に、チャタテムシの生活環境の改善(温度と湿度)を合わせて行うこに重点が置かれていたため、チャタテムシの大発生を見る食品工場等でも環境的駆除が困難であり、ほとんど場合野放し状態であった。新開発の光触媒複合二酸化チタンをカビ類の発生領域を含め全環境領域に対し表面塗布(ローラー、スプレーガン等)を施すことにより、チャタテムシの快適生活環境条件である高温多湿にも関わらず、わずかな紫外線光(0.5μw/cm以上)を確保することにより、新開発の光触媒複合二酸化チタンの特徴である強力な酸化分解反応により、チャタテムシの栄養源となるカビ類の発生を抑制することで、チャタテムシ発生防止を長期間にわたり継続的に維持することの効果が得られた。
【0006】
【発明の効果】本発明は以上のような構成により、環境浄化の主役である新開発の光触媒複合二酸化チタンが、紫外線光(0,5μW/cm以上)を確保することで、その特徴である強力な酸化分解反応によって、チャタテムシの快適生活環境条件にもかかわらず、またカビ類の発生及び増殖条件である高温多湿の状況下において、チャタテムシ主餌の必須栄養源となるビタミンBグループを多く含むアオカビを始めカビ類の発生を抑制することで、チャタテムシの発生及び増殖を確実に防止することができる。又、光触媒複合二酸化チタンはカビ類だけでなく、その他菌類を始め悪臭となるほとんどの有害物質を強力な酸化分解により、無害な物質に分解することで、周辺環境全体を浄化する機能を備えてのも特徴である。新開発の光触媒複合二酸化チタンコーティング施工は、チャタテムシの発生しやすい場所(快適生育環境場所)にこだわらず、その建物内全域に対して天井、壁面、梁等にローラー又はスプレーガン等により施工が可能であり、その施工領域全体に対して必要となるわずかな紫外線光を確保するだけで、確実にチャタテムシを防除でき、さらに周辺を全域にわたる全環境浄化対策としての特別コストをかけずして、最も安全で、二次的環境汚染の心配が全くなく、最も安価で簡便な、しかも光触媒複合二酸化チタンが施工領域全体に固着している期間、その環境浄化機能は確実で効率的な継続を持続できることが特長で、浄化する環境規模が拡大するほど、地域環境の浄化、強いては地球環境負荷の軽減となり、投資効率も向上します。
【出願人】 【識別番号】397021062
【氏名又は名称】株式会社日本環境美化協会
【出願日】 平成14年1月10日(2002.1.10)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−206208(P2003−206208A)
【公開日】 平成15年7月22日(2003.7.22)
【出願番号】 特願2002−37457(P2002−37457)