| 【発明の名称】 |
ハチ駆除剤 |
| 【発明者】 |
【氏名】西部 勲 【住所又は居所】兵庫県宝塚市高司4丁目2番1号 住友化学工業株式会社内
【氏名】田中 康順 【住所又は居所】兵庫県宝塚市高司4丁目2番1号 住友化学工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】即効性に優れたハチ駆除剤および該ハチ駆除剤を用いたハチ駆除方法を提供する。
【解決手段】式1
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【特許請求の範囲】
【請求項1】式1 で示されるカルボン酸エステルを含有することを特徴とするハチ駆除剤。 【請求項2】ハチ駆除剤の形態が液剤である請求項1に記載のハチ駆除剤。 【請求項3】ハチ駆除剤の形態がエアゾール製剤である請求項1に記載のハチ駆除剤。 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載のハチ駆除剤を、ハチ類あるいはハチ類の巣に噴霧することを特徴とするハチ類の駆除方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はハチ駆除剤およびハチ類の駆除方法に関する。 【0002】 【従来の技術】ハチ類は日本では約3000種が知られているが、そのうち刺咬性が強いハチは約20種類といわれている。近年、都市周辺の丘陵地帯の宅地化が進み、刺咬性が強いハチによる被害が増大している。ハチに刺されると激痛が起こり、局所が腫れるばかりではなく、吐き気や頭痛、呼吸困難等を引き起こす場合がある。特にハチ毒アレルギー体質の人は何度も刺されるうちに死亡する場合があり、その犠牲者は毎年数十人といわれる。このように刺咬性が強いハチによる被害は重大であり、ハチ駆除用エアゾールなどのハチ駆除製品が販売されているが、さらに優れた即効性の駆除剤が求められている。特に攻撃性があるスズメバチ類の駆除には特段の即効性が要求される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、即効性に優れたハチ駆除剤および該ハチ駆除剤を用いたハチ駆除方法を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解決すべく、ハチ駆除剤に適した即効性薬剤を見出すべく鋭意検討を行った結果、殺虫有効成分として3−メトキシイミノメチル−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)フェニル)メチルがハチ類に対する優れた即効性、致死活性を有し、これを用いたときに優れたハチ駆除剤となり得ることを見出し、本発明に至った。 【0005】即ち本発明は、式1 で示されるカルボン酸エステルを含有することを特徴とするハチ駆除剤(以下、本駆除剤と記す)および本駆除剤を用いたハチ類の駆除方法に関するものである。 【0006】 【発明の実施の形態】本駆除剤は、有効成分として本化合物を含有するハチ駆除剤であって、剤の形態としては、液剤形態(以下、本液剤と記す)、あるいは液剤と噴射剤からなる混合物が噴霧口を備えた耐圧容器に内包されているエアゾール形態(以下、本エアゾール剤と記す)を挙げることができる。 【0007】本化合物の化学名は3−メトキシイミノメチル−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)フェニル)メチルであり、本化合物には各種の光学異性体や幾何異性体が存在する。本駆除剤においてはそれらのうち、殺虫活性を有する任意の異性体や該異性体を含む混合物を使用することができる。本化合物は、本液剤中に、通常は0.01〜15重量%、好ましくは0.05〜5重量%程度含まれる。また本エアゾール剤中には通常は0.01〜5重量%、好ましくは0.05〜1重量%程度含まれる。 【0008】本駆除剤において用いられる溶剤としては、通常の液剤、エアゾール剤に使用できる溶剤であれば使用でき、例えば白灯油等の飽和炭化水素類、アルキルベンゼン、フェニルキシリルエタン等の芳香族炭化水素類、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル等のグリコールエーテル類、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸エチル、クエン酸アセチルトリブチルなどのエステル類、炭酸プロピレン、水等があげられる。これらの溶剤の中では特に飽和炭化水素を主溶剤とするのが好ましい。 【0009】本液剤あるいは本エアゾール剤には溶剤の他に、他の殺虫成分、忌避剤、共力剤、安定化剤、界面活性剤、香料等を含有することができる。これらの含有量は溶剤に対し10重量%以下である。 【0010】他の殺虫成分としては、例えば、アレスリン、テトラメスリン、プラレトリン、フェノトリン、レスメトリン、シフェノトリン、ペルメトリン、シペルメトリン、デルタメトリン、シフルトリン、フラメトリン、エトフェンプロックスなどなどのピレスロイド系化合物をあげることができる。またメトキサジアゾン、プロポキサー等のカーバメート化合物、ジクロロボス、フェニトロチオンなどの有機リン系化合物等を挙げることができる。 【0011】共力剤としては、例えば、PBO(ピペロニルブトキサイド)、MGK264(N−(2−エチルヘキシル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド)、S421(オクタクロロジプロピルエーテル)等を挙げることができる。本液剤は、本化合物及び溶剤を混合し、必要により前記他の殺虫成分、忌避剤、共力剤、安定化剤、界面活性剤、香料等を添加混合することにより得られる。本エアゾール剤は、本液剤を耐圧容器に注入し、該耐圧容器にエアゾールバルブをクリンプし、噴射剤を充填した後、エアゾールアクチュエーターを装着することにより得られる。 【0012】また本エアゾール剤に用いられ得る噴射剤としては、例えばプロパン、n−ブタン、イソブタン、ジメチルエーテル、メチルエチルエーテル、メチラール等を挙げることができ、これらは2種以上の混合物であってもよい。また窒素や炭酸ガスなどの圧縮ガスを耐圧容器内に封入することにより本エアゾール剤の内圧を補うことも可能である。本エアゾール剤における液剤と噴射剤の重量比率は、通常2:8〜7:3である。 【0013】本液剤や本エアゾール剤は、飛翔しているあるいは壁などに止まっているハチ類に直接噴霧したり、あるいはハチの巣に直接噴霧することにより即効的に駆除を行うことができる。 【0014】本液剤は、通常、圧縮空気等を噴射力とした噴霧器によってハチ類やハチ類の巣に対して噴霧される。本液剤の噴霧量は、通常1〜50g/秒であり、好ましくは3〜50g/秒である。 【0015】本エアゾール剤は、通常、ハチ類やハチ類の巣に対して噴霧される。本エアゾール剤の内容物(液剤+噴射剤)の噴霧量は、通常1g〜25g/秒であり、好ましく2〜20g/秒である。 【0016】本駆除剤が駆除対象とするハチ類としては、例えばオオスズメバチ、キイロスズメバチ、クロスズメバチ、ケブカスズメバチ、コガタスズメバチ、モンスズメバチ、ヒメスズメバチ等のスズメバチ類、セグロアシナガバチ、キアシナガバチ、コアシナガバチ、キボシアシナガバチ、ヤマトアシナガバチ、フタモンアシナガバチ等のアシナガバチ類、ニホンミツバチ、セイヨウミツバチ、マルハナバチ等のハナバチ類等を挙げることができる。 【0017】 【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。なお、実施例中において使用する「部」は、断りの無い限り重量部を意味する。 【0018】製剤例1式2 で示される(1R,3R)−3−(メトシキイミノ)メチル−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸[2,3,5,6−テラフルオロ−4−(メトキシメチル)フェニル]メチル((E):(Z)=1:1、以下、本混合物と記す)0.05部、0.1部および0.2部にネオチオゾール(石油系溶剤、中央化成株式会社製)を加えそれぞれ55部とし、混合して各混合液を得た。該混合液各々をエアゾール容器に充填した。該エアゾール容器にエアゾールバルブをクリンプした後、液化石油ガス/ジメチルエーテル1:1混合物(エアウオーター株式会社製)を45重量部充填し、エアゾールアクチュエーターを装着することによって本エアゾール剤1、2および3を得た。 【0019】比較製剤例プラレトリン0.2部および0.4部にネオチオゾールをそれぞれ加え55部とした後、混合して各混合液を得た。該混合液各々をエアゾール容器に充填した。該エアゾール容器にエアゾールバルブをクリンプした後、液化石油ガス/ジメチルエーテル1:1混合物を45重量部充填し、エアゾールアクチュエーターを装着することによって比較エアゾール剤1および2を得た。 【0020】試験例1一群5頭のキイロスズメバチを金網ケージ(縦、横、高さ各20cmの立方体、20メッシュ)に放ち、キイロスズメバチが内から逃亡しないように蓋をした。内寸1.8m立方の試験箱の壁に、高さ1.55mに直径10cmの噴射孔を設け、該噴射孔から距離100cm、高さ1.55cmの位置に中心がくるように該金網ケージを天井から吊した。該噴霧孔から本エアゾール剤1を4gケージの中心にめがけて噴霧し、噴霧からの経過時間におけるキイロスズメバチのノックダウン数を数えた。観察は300秒まで行い、得られた結果からKT90値(供試されたキイロスズメバチの90%がノックダウンする時間)をプロビット法により算出した。5分後清浄な容器に供試虫を移し、水と餌を与え、24時間後の死虫率を観察した。本エアゾール剤2、本エアゾール剤3、比較エアゾール剤1及び比較エアゾール剤2についても同様にして試験を実施した。尚、試験は2〜3反復で実施した。結果を表1に示す。 【0021】 【表1】
【0022】製剤例2本混合物1部、PBO3部およびアイソパーM(石油系溶剤、エクソンモービル有限会社製)を加え100部とし、混合して油剤を得る。 【0023】製剤例3本混合物5部、フェノトリン3部、乳化剤としてニューカルゲン1015H(竹本油脂製薬株式会社製、アルキルベンゼンスルホン酸金属塩とポリオキシエチレンアルキルエーテルの混合物)5部およびフォッグソルベント(石油系溶剤、日本石油株式会社製)を加え100部とし、混合して乳剤を得る。 【0024】 【発明の効果】本発明によれば、即効性の極めて優れたハチ駆除剤が提供できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002093 【氏名又は名称】住友化学工業株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号
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| 【出願日】 |
平成13年9月3日(2001.9.3) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100093285 【弁理士】 【氏名又は名称】久保山 隆 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−73215(P2003−73215A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月12日(2003.3.12) |
| 【出願番号】 |
特願2001−265498(P2001−265498) |
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