| 【発明の名称】 |
帯状貝係止具とロール状貝係止具 |
| 【発明者】 |
【氏名】杉山 弘昭
|
| 【要約】 |
【課題】シート状貝係止具はランナーがあるため、貝係止具を切断するとランナーがゴミとして残るため、その回収に手間がかかる。回収しても廃棄処分しにくい。ランナーがゴミとなるため資源の無駄にもなる。
【解決手段】多数本の貝係止具を連結して帯状に成型した。連結された各貝係止具は、ロープに差込み可能な基材の中央部にロープからの基材の抜けを規制するロープ止め突起が形成されている。ロープ止め突起よりも長手方向外側に貝止め突起がロープ止め突起側に突出するように形成されている。隣接する二本の貝係止具中の一方の貝係止具のロープ止め突起の先端部が、他方の貝係止具の基材と連結されている。帯状貝係止具を、シートをあてがってロール状に巻いて、巻かれた帯状貝係止具間にシートを介在させた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】多数本の貝係止具(1)が帯状に連続成型され、各貝係止具(1)はロープに差込み可能な細長の基材(2)に、ロープからの基材(2)の抜けを規制するロープ止め突起(3)と、貝の抜けを規制する貝止め突起(4)が突設され、貝止め突起(4)はロープ止め突起(3)よりも基材(2)の長手方向外側に突設され、隣接する二本の貝係止具(1)中の一方の貝係止具(1)のロープ止め突起(3)の先端部(5)が直接または連結部(6)を介して他方の貝係止具(1)の基材(2)と連結されたことを特徴とする帯状貝係止具。 【請求項2】多数本の貝係止具(1)が帯状に連続成型され、各貝係止具(1)はロープに差込み可能な細長の基材(2)に、ロープからの基材(2)の抜けを規制するロープ止め突起(3)と、貝の抜けを規制する貝止め突起(4)が突設され、前記貝止め突起(4)はロープ止め突起(3)よりも基材(2)の長手方向外側に突設され、前記ロープ止め突起(3)は基材(2)の周の両外側に突設され、隣接する二本の貝係止具(1)の前記ロープ止め突起(3)の先端部(5)同士が直接または連結部(6)を介して連結されたことを特徴とする帯状貝係止具。 【請求項3】多数本の貝係止具(1)が帯状に連続成型され、各貝係止具(1)はロープに差込み可能な細長の基材(2)に、ロープからの基材(2)の抜けを規制するロープ止め突起(3)と、貝の抜けを規制する貝止め突起(4)が突設され、前記貝止め突起(4)はロープ止め突起(3)よりも基材(2)の長手方向外側から基材(2)の周の両外側に突設され、隣接する二本の貝係止具(1)の前記貝止め突起(4)の先端部(20)同士が直接または連結部(6)を介して連結されたことを特徴とする帯状貝係止具。 【請求項4】多数本の貝係止具(1)が帯状に連続成型され、各貝係止具(1)はロープに差込み可能な細長の基材(2)に、ロープからの基材(2)の抜けを規制するロープ止め突起(3)と貝の抜けを規制する貝止め突起(4)が突設され、前記貝止め突起(4)はロープ止め突起(3)よりも基材(2)の長手方向外側に突設され、ロープ止め突起(3)と貝止め突起(4)は共に基材(2)の周の両外側に突設され、隣接する二本の貝係止具(1)のロープ止め突起(3)の先端部(5)同士が直接または連結部(6)を介して連結され、隣接する二本の貝係止具(1)の貝止め突起(4)の先端部(20)同士も直接または連結部(6)を介して連結されたことを特徴とする帯状貝係止具。 【請求項5】請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の帯状貝係止具において、連結部(6)がロープ止め突起(3)、貝止め突起(4)よりも肉が薄いことを特徴とする帯状貝係止具。 【請求項6】請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の帯状貝係止具において、多数本の貝係止具(1)が同じ向きに連結されたことを特徴とする帯状貝係止具。 【請求項7】請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の帯状貝係止具(7)がロール状に巻かれたことを特徴とするロール状貝係止具。 【請求項8】請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の帯状貝係止具(7)が、シート(8)をあてがってロール状に巻かれて、巻かれた帯状貝係止具(7)間にシート(8)が介在されたことを特徴とするロール状貝係止具。 【請求項9】請求項7又は請求項8記載のロール状貝係止具において、帯状貝係止具(7)が巻胴(21)と鍔(22)を備えたボビン(23)にロール状に巻かれたことを特徴とするロール状貝係止具。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は帆立貝、真珠貝、その他の貝の養殖に使用される貝係止具を多数本連結して帯状に連続成型した帯状貝係止具と、帯状貝係止具をロール状に巻いたロール状貝係止具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】帆立貝の養殖方法の一つとして耳吊養殖がある。これは図15のように海中に張ったのしロープAに、予め帆立貝Bを取付けた編ロープCを取り付けて海中に吊す方法である。帆立貝Bを編ロープCに取付けるのに貝係止具Dが使用されている。貝係止具Dは図16のように二本の細長棒状のガイド(ランナー)E間に多数本連結されて、シート状に樹脂成型されている。シート状貝係止具Fの使用方法は種々あるが、その一つとして、シート状貝係止具Fを自動ピンセッター(ピンを1本ずつ切り離して編ロープCに差込む機械)に多数枚縦向きに重ねてセットし、自動ピンセッターによりランナーEから貝係止具Dを一本ずつ切り離しながらロープCに差込まれる。図16のシート状貝係止具Fは通常20本前後の貝係止具Dが連結されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】図16のシート状貝係止具FはランナーEがあるため一枚ずつ形が定まっており、包装、運送、自動ピンセッターへのセット、自動ピンセッターによる貝係止具Dの切断といった作業が容易であるという利点はあるが、貝係止具Dを切断するとランナーEがゴミとして残るため、その回収に手間がかかり、回収しても廃棄処分しにくく、処分に困る。また、ランナーEがゴミとなるため資源の無駄にもなる。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の目的は、貝係止具を多数本(数千本、数万本)並べて連結して長尺にした帯状貝係止具と、それをロール状に巻いたロール状貝係止具を提供するものである。 【0005】本発明の請求項1の帯状貝係止具は、多数本の貝係止具1が連結されて帯状に連続成型され、各貝係止具1はロープに差込み可能な細長の基材2に、ロープからの基材2の抜けを規制するロープ止め突起3と、貝の抜けを規制する貝止め突起4が突設され、貝止め突起4はロープ止め突起3よりも基材2の長手方向外側に突設され、隣接する二本の貝係止具1中の一方の貝係止具1のロープ止め突起3の先端部5が直接または連結部6を介して他方の貝係止具1の基材2と連結されたものである。 【0006】本発明の請求項2の帯状貝係止具は、多数本の貝係止具1が帯状に連続成型され、各貝係止具1はロープに差込み可能な細長の基材2に、ロープからの基材2の抜けを規制するロープ止め突起3と、貝の抜けを規制する貝止め突起4が突設され、前記貝止め突起4はロープ止め突起3よりも基材2の長手方向外側に突設され、前記ロープ止め突起3は基材2の周の両外側に突設され、隣接する二本の貝係止具1の前記ロープ止め突起3の先端部5同士が直接または連結部6を介して連結されたものである。 【0007】本発明の請求項3の帯状貝係止具は、多数本の貝係止具1が帯状に連続成型され、各貝係止具1はロープに差込み可能な細長の基材2に、ロープからの基材2の抜けを規制するロープ止め突起3と、貝の抜けを規制する貝止め突起4が突設され、前記貝止め突起4はロープ止め突起3よりも基材2の長手方向外側から基材2の周の両外側に突設され、隣接する二本の貝係止具1の前記貝止め突起4の先端部20同士が直接または連結部6を介して連結されたものである。 【0008】本発明の請求項4の帯状貝係止具は、多数本の貝係止具1が帯状に連続成型され、各貝係止具1はロープに差込み可能な細長の基材2に、ロープからの基材2の抜けを規制するロープ止め突起3と、貝の抜けを規制する貝止め突起4が突設され、前記貝止め突起4はロープ止め突起3よりも基材2の長手方向外側に突設され、ロープ止め突起3と貝止め突起4は共に基材2の周の両外側に突設され、隣接する二本の貝係止具1のロープ止め突起3の先端部5同士が直接または連結部6を介して連結され、隣接する二本の貝係止具1の貝止め突起4の先端部20同士も直接または連結部6を介して連結されたものである。 【0009】本発明の請求項5の帯状貝係止具は、請求項1〜4のいずれかに記載の帯状貝係止具おいて、連結部6がロープ止め突起3、貝止め突起4よりも肉が薄いものである。 【0010】本発明の請求項6の帯状貝係止具は、請求項1〜5のいずれかに記載の帯状貝係止具おいて、多数本の貝係止具1が同じ向きに連結されたものである。 【0011】本発明の請求項7のロール状貝係止具は、請求項1〜6のいずれかに記載の帯状貝係止具7がロール状に巻かれたものである。 【0012】本発明の請求項8のロール状貝係止具は、請求項1〜6のいずれかに記載の帯状貝係止具7が、シート8をあてがってロール状に巻かれて、巻かれた帯状貝係止具7間にシート8が介在されたものである。 【0013】本発明の請求項9のロール状貝係止具は、請求項7又は請求項8記載のロール状貝係止具において、帯状貝係止具7が巻胴21と鍔22を備えたボビン23にロール状に巻かれたものである。 【0014】 【発明の実施の形態】(帯状貝係止具の実施形態1)本発明の帯状貝係止具の第1の実施形態を図1、図2に基づいて説明する。図1の帯状貝係止具は樹脂成型品であり、多数本の貝係止具1が同じ向きで連結されて帯状に連続成型されている。連続成型される貝係止具1の数は任意に選択することができるが、例えば、数千〜数万本とすることができる。 【0015】貝係止具1はプラスチックにより細長丸棒状(ピン状)に形成された基材2の中央部に、ロープに係止するロープ止め突起3が二本一対に形成されている。また、二本のロープ止め突起3は基材2の周の同方向に突設されている。 【0016】図示した二本一対のロープ止め突起3は基材2の長手方向中央部の外径よりもやや細い丸棒状であるが、それ以外の形状であってもよい。両ロープ止め突起3は内側(対向方向)に向けて斜めにしてある。ロープ止め突起3は直線状であるが外側に反り返るように湾曲させることもできる。二本のロープ止め突起3は基材2の周の同方向に突設されている。 【0017】基材2のロープ止め突起3よりも両外側には、ロープ止め突起3側に突出する貝止め突起4が成型されている。隣り合う(隣接する)二本の貝係止具1は一方の貝係止具1のロープ止め突起3の先端部5が、他方の貝係止具1の基材2の背面に連結されており、この繰り返しにより多数本(数千〜数万本)の貝係止具1が連続的に連結されて帯状に成型されている。 【0018】貝止め突起4はロープ止め突起3の両外側で、基材2の両端寄りの位置からロープ止め突起3側(内側)に向けて突設されている。また、貝止め突起4は基材2の周の両外側(ロープ止め突起3と同じ側と逆側)に突設されている。貝止め突起4は図2のように薄板状に形成されている。基材2のうち貝止め突起4と対向する箇所には、図1、図2のように基材2の外周面よりも一段低い貝止め突起倒伏部9を形成して、貝止め突起4をその根元から押し倒すと、貝止め突起4が貝止め突起倒伏部9内に伏す(倒れる)ようにしてある。これにより、基材2を長手方向一端からロープに差し込むと、貝止め突起4が押し倒されて貝止め突起倒伏部9内に倒れて、貝止め突起4がロープ内を貫通し易くなる。倒れた貝止め突起4はロープ内を貫通し終えると自己の弾性と復元力で自動的に起立して、倒れる前の元の状態に復帰する。貝止め突起4は薄板状ではなく丸棒状とかその他の形状とすることもできる。 【0019】貝止め突起4は図3のように外側に湾曲させて、貝止め突起4に係止された貝が抜けにくくなるようにすると共に、貝止め突起4に貝の荷重が加わってもその荷重は貝止め突起4の根元まで伝わりにくくなるようにしてある。また、図4のように、貝止め突起4の根元10を円弧状に湾曲させて、貝の荷重が外側に向けて貝止め突起4に加わっても根元10が裂けないようにしてある。 【0020】(帯状貝係止具の実施形態2)本発明の帯状貝係止具の第2の実施例を図5(a)(b)に基づいて説明する。この帯状貝係止具の基本的構造は図1の帯状貝係止具と同じであり、異なるのは、貝係止具1のロープ止め突起3の先端部5を直接、基材2の背面に連結するのではなく、肉薄の連結部6を介して連結したことである。連結部6の肉厚は例えば0.1 〜0.5 mm程度にして切断しやすくしてある。場合によっては手で千切ることもできるようにしてある。 【0021】(帯状貝係止具の実施形態3)本発明の帯状貝係止具の第3の実施例として図6に示すものは、貝係止具1のロープ止め突起3と貝止め突起4とを基材2の周の外側で且つ同じ方向に突設したものである。この場合も基材2の外周面よりも一段低い貝止め突起倒伏部9を形成してある。また、貝止め突起4の根元10を円弧状に湾曲させて、貝の荷重が外側に向けて貝止め突起4に加わっても根元10が裂けないようにしてある。 【0022】(帯状貝係止具の実施形態4)本発明の帯状貝係止具の第4の実施例として図7(a)に示すものは、図7(b)に示すように二本のロープ止め突起3を基材2の周の外側逆方向に突出させ、貝止め突起4を基材2より周の両外側に突出させた貝係止具1を、隣り合う貝係止具1のロープ止め突起3の先端を他方の貝係止具1の基材2に連結させて成型したものである。 【0023】(帯状貝係止具の実施形態5)本発明の帯状貝係止具の第5の実施例として図8(a)に示すものは、図8(b)に示すように二本のロープ止め突起3を基材2の周の外側同方向に突設し、二本の貝止め突起4をロープ止め突起3の突出方向と反対側に突設した貝係止具1を、隣り合う貝係止具1のロープ止め突起3の先端を他方の貝係止具1の基材2に連結させて成型したものである。 【0024】(帯状貝係止具の実施形態6)本発明の帯状貝係止具の第6の実施例として図9(a)に示すものは、図9(b)に示すように二本のロープ止め突起3を基材2の周の外側逆方向に向けて突出させ、二本の貝止め突起4を基材2の周の外側逆方向に突出させた貝係止具1を、隣り合う貝係止具1のロープ止め突起3の先端を他方の貝係止具1の基材2に連結させて成型したものである。 【0025】(帯状貝係止具の実施形態7)本発明の帯状貝係止具の第7の実施例として図10に示すものは、二本のロープ止め突起3を基材2の周の同方向に向けて突設し、二本の貝止め突起4を互いに基材2の周の外側逆方向に突出させ、隣り合う貝係止具1の貝止め突起4の先端部20同士を連結させ、また、隣り合う貝係止具1のロープ止め突起3の先端部5を他方の貝係止具1の基材2に連結させて成型したものである。 【0026】(帯状貝係止具の実施形態8)本発明の帯状貝係止具の第8の実施例として図11に示すものは、二本のロープ止め突起3を基材2の周の同方向に向けて突設し、基材2の長手方向両端寄りの二本の貝止め突起4を互いに基材2の周の外側逆方向に突出させ、隣り合う貝係止具1の貝止め突起4の先端部20同士を連結させ、隣り合う貝係止具1のロープ止め突起3の先端部5は他方の貝係止具1の基材2に連結させずに成型したものである。 【0027】(帯状貝係止具の実施形態9)本発明の帯状貝係止具の第9の実施例として図12に示すものは、基材2の長手方向中央部の二本のロープ止め突起3を互いに基材2の周の外側逆方向に向けて突設し、基材2の長手方向両端寄りの二本の貝止め突起4も互いに基材2の周の外側逆方向に突設し、隣り合う貝係止具1のロープ止め突起3の先端部5同士、貝係止具1の先端部20同士を共に連結させて成型したものである。 【0028】(ロール状貝係止具の実施形態)本発明のロール状貝係止具の実施形態を図13に基づいて説明する。これは前記した実施形態1〜9の帯状貝係止具7をロール状に巻いたものである。この場合、帯状貝係止具7に帯状のシート(シートより薄いフィルムを含む)8を添わせてロール状に巻いて、帯状貝係止具7の間にシート8を介在させてある。シート8には障子紙のような帯状の紙とか、コピー用紙のような質、厚さの紙を帯状に長くしたものとか、帯状に長くした樹脂製のシート等を使用することができるが、使用後の廃棄処分のし易さの面から、紙を使用するのが好ましい。シート8は、幅、長さ、共に帯状貝係止具7と同程度のものが好ましいが、それより短いものを足しながら使用することもできる。本発明のロール状貝係止具はシート8を介在させずに巻くことも出来る。 【0029】本発明の帯状貝係止具7は図14のように巻胴21の両端に鍔22を設けたボビン23の巻胴21にロール状に巻くこともできる。ボビン23は肉厚の紙製、樹脂製、木製等とすることができる。紙製の場合は使い捨てに適し、樹脂製、木製等の場合は再使用するのに適する。ボビン23に巻く帯状貝係止具7の間にはシート8を介在させてもよい。 【0030】本発明の帯状貝係止具を使用方法は種々あるが、一例としてはロール状に巻いた帯状貝係止具をほどいてその一端を自動ピンセッターにセットし、自動ピンセッターにより自動的に貝係止具1を一本ずつ切り離して、図3のように、プラスチック製の紐を編んだロープCに差込み、ロープ止め突起3でロープCから抜けないようにする。その貝係止具1の端部を帆立貝Bの耳に空けてある通孔に差込んで、貝止め突起4を通孔を貫通させ、帆立貝Bの耳を貝止め突起4によって係止する。貝係止具1の長手方向他端を同様に帆立貝Bの通孔に差込んで、貝止め突起4に帆立貝Bの耳を係止する。 【0031】 【発明の効果】本件出願の請求項1〜7の帯状貝係止具は、多数本の貝係止具がロープ止め突起と基材との連結、ロープ止め突起同士の連結、貝止め突起同士の連結といったように、連結用のランナー等を使用せずに隣接する貝係止具に連結して成型してあるので次のような効果がある。1.従来の貝係止具のランナーに相当するものがないため、連結されている貝係止具を分離してもゴミが発生せず、ゴミ処理の面倒がない。2.ランナーのような貝係止具同士を連結するための材料が不要であるため、材料の消費量が少なくなり、材料費が安くなり、省資源にもなる。 【0032】本件出願の請求項5の帯状貝係止具は、連結部がロープ止め突起、貝止め突起よりも肉が薄いので、前記効果の他に、連結されている貝係止具の分離が特に容易になるという効果もある。 【0033】本件出願の請求項6の帯状貝係止具は、多数本の貝係止具が同じ向きにして連結されているため、帯状貝係止具を一本ずつ分離してロープに差込む場合に貝係止具の方向が揃うため、ロープへの差込み、貝への差込などの作業がし易くなる。 【0034】本発明の請求項7のロール状貝係止具は、数十m以上(極言すれば限りなく)長く連続成型された帯状貝係止具をロール状に巻いてあるため、保管や運搬に便利である。また、ピンセッターなどの自動機器にセットして一本ずつ分離してロープに差込む作業を連続して行うことができ、それらの作業能率が向上する。 【0035】数十m以上長く連続成型された帯状貝係止具は、保管や運搬の仕方によっては、貝係止具のロープ止め突起同士が絡まったり、貝止め突起同士が絡まったり、基材の端部が曲がったりして、引き出しにくいとか、一本ずつ分離しにくくなることがあるが、本発明の請求項8のロール状貝係止具は、帯状貝係止具の間に保護シートを介在させて帯状貝係止具を巻いたので、次のような効果がある。 1.保護シートがあるためきつく巻いてロールを硬くすることができるため、ロール状に巻いた帯状貝係止具を基材の端部が上下になるように立てて保管したり、運送したりすることができるため、帯状貝係止具の扱いが容易になる。 2.連結されている多数の貝係止具同士が絡まり合うことがなく、帯状貝係止具の巻き戻し(引き出し)がスムースになり、自動ピンセッターなどへのセットが容易になり、使い易くなる。 3.シートを介在させてあるため、ロール状に巻いた帯状貝係止具を基材の端部を上下にして立てておいても、基材の端部が曲がらない。このため、自動ピンセッターでの処理が円滑に行われる。 4.シートを紙にすれば、廃棄処分が容易になる。 【0036】本発明の請求項9のロール状貝係止具は、帯状貝係止具をボビンにロール状に巻いてあるため、ロール状貝係止具の扱いがより一層容易になる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】391025040 【氏名又は名称】杉山 弘昭
|
| 【出願日】 |
平成14年5月13日(2002.5.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076369 【弁理士】 【氏名又は名称】小林 正治
|
| 【公開番号】 |
特開2003−289742(P2003−289742A) |
| 【公開日】 |
平成15年10月14日(2003.10.14) |
| 【出願番号】 |
特願2002−137471(P2002−137471) |
|