| 【発明の名称】 |
釣具用発光装置および発光釣具 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤井 淳将 【住所又は居所】京都市下京区塩小路通堀川東入南不動堂町801番地 オムロン株式会社内
【氏名】大塚 国弘 【住所又は居所】京都市下京区塩小路通堀川東入南不動堂町801番地 オムロン株式会社内
【氏名】北村 秀夫 【住所又は居所】京都市下京区塩小路通堀川東入南不動堂町801番地 オムロン株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】この発明は、小さい振動でも圧電素子の起電力が十分に得ることができ、有効な発光が得られる釣具用発光装置および発光釣具の提供を目的とする。
【解決手段】この発明は、圧電素子または該圧電素子を保持した保持媒体に錘を取付けて、該錘の振動で圧電素子に歪みを生じるように設けて、上記圧電素子に発光器を点灯可能に接続し、錘に運動エネルギーが付与されると、圧電素子に歪みが生じて起電力が発生し、この起電力で発光器が点灯する釣具用発光装置および発光釣具であることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】圧電素子または該圧電素子を保持した保持媒体に錘を取付けて、該錘の振動で圧電素子に歪みを生じるように設けて、上記圧電素子に発光器を点灯可能に接続した釣具用発光装置。 【請求項2】上記発光器の光が透過可能でかつ上記圧電素子の振動を許容した被覆体で上記圧電素子および発光器を被覆した請求項1に記載の釣具用発光装置。 【請求項3】請求項2に記載の釣具用発光装置の被覆体を擬似餌の形状に形成した発光釣具。 【請求項4】請求項2に記載の釣具用発光装置の被覆体を浮き体の形状に形成した発光釣具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】この発明は、釣具において、例えば、擬似餌や浮きに発光器を内蔵して、これら擬似餌や浮きを発光させるような釣具用発光装置および発光釣具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、好光性の魚類を釣りの対象としたとき、光を発するルアーが有効であるとして、ルアーに発光器を備えた先行技術が、例えば、特開平11−253071号公報で開示されている。 【0003】この従来技術では、発光器にLED(発光ダイオード)を使用し、その電源に圧電素子による起電力を用いるように構成しているが、この圧電素子の起電力の発生構造は、円筒の筒状体の一端に圧電素子を取付けてこの筒状体の内部に転動可能な球状体を封入し、上記筒状体に対してその長さ方向に運動エネルギーが付与されると球状体と圧電素子との相対移動で球状体が圧電素子に衝突して、この衝突で該圧電素子に起電力が発生し、この電力でLEDを点灯発光させるように構成したものである。 【0004】しかし、上述の構成の場合、球状体がLEDを点灯発光させるに必要な衝撃を圧電素子に与えるには、ある程度の重量が必要となり、これをルアーに内蔵すると、重量バランスが偏り、しかも、筒状体と球状体との摩擦抵抗も加わって、球状体が圧電素子に接触したまま、または、圧電素子から離間したままの状態が多くなって、感度の低下が生じ、大きく変位する振動では発光が得られるが、小さい振動では有効な発光状態が得られない問題点を有する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、小さい振動でも圧電素子の起電力が十分に得ることができ、有効な発光が得られる釣具用発光装置および発光釣具の提供を目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明は、圧電素子または該圧電素子を保持した保持媒体に錘を取付けて、該錘の振動で圧電素子に歪みを生じるように設けて、上記圧電素子に発光器を点灯可能に接続した釣具用発光装置であることを特徴とする。 【0007】この構成によれば、錘に運動エネルギーが付与されると、該錘が非接触状体にあるので、エネルギーの損失なく有効に圧電素子を振動させ、この振動で圧電素子に歪みが生じて起電力が発生し、この起電力で発光器が点灯する。 【0008】上記保持媒体を、弾性を備えた部材、例えば、板ばねで形成でき、また、中間層の導電性樹脂で板状体に形成することもできる。これら板状の弾性部材の片面、または、両面、さらに、板面の全面または部分的な位置に圧電素子を貼着することを含む。 【0009】前記板状の弾性部材は、錘より離れた位置を圧電素子または保持媒体の支持位置に設定することができる。 【0010】上記発光器は、LED(発光ダイオード)や小ランプ、その他電気エネルギーで点灯する発光器を含む。 【0011】実施の形態として、上記発光器の光が透過可能でかつ上記圧電素子の振動を許容した被覆体で上記圧電素子および発光器を被覆することができる。 【0012】さらに、前記釣具用発光装置の被覆体を擬似餌の形状に形成して発光釣具とすることができ、例えば、発光ルアーを形成することができる。 【0013】さらに、釣具用発光装置の被覆体を浮き体の形状に形成して発光釣具とすることができ、例えば、夜間の使用に有効な浮きを形成することができる。その他の形態として、釣具用アクセサリーを形成することができる。 【0014】 【発明の作用・効果】この発明は、錘が非接触状態にあるので、該錘に受ける運動エネルギーの損失なく圧電素子を振動させることができ、釣具用発光装置に受ける僅かな運動エネルギーでも錘を振動させることができて、有効な発光を得ることができ、感度のに優れた発光装置を得ることができる。 【0015】 【実施の形態】この発明の一実施の形態を以下図面と共に説明する。釣具用発光装置の例として、ルアーに発光装置を形成した例を示し、図1、図2において、上述のルアー10はルアー本体11の前部、中間部および後部に釣り針12を垂設しており、該ルアー本体11は光が透過する合成樹脂で擬似餌の形状に形成し、内部は空洞に形成して、これに発光装置13を振動可能な状態および水密状態に封入している。 【0016】上述の発光装置13は、長方形の板状に形成した発電体14と、該発電体14の遊端部に圧着固定した錘15と、前述の発電体14からの起電力で発光する2個のLED16,16とで構成し、上述の錘15は、例えば、鉛あるいは鉄等の金属により形成し、また、発電体14の基部はルアー本体11に圧着固定されている。 【0017】上述の発電体14は、長方形の板状に形成した2枚の圧電素子17,17と、これらと同じ長方形の板状に形成した保持板18とで形成し、該保持板18は弾性を備えた板バネを使用するもよいが、この例では中間層の導電性樹脂の使用例を示し、該導電性樹脂を所定の板状に形成することにより弾性を備えることができる。上述の圧電素子17,17は上述の保持板18の両面にそれぞれ導電性接着剤を介して貼着している。 【0018】図3は、発光装置13の電気回路を示し、2個のLED16,16は陽極と陰極とを相互に逆にした並列状態でリード線19を接続し、これらのリード線19の両端を2枚の圧電素子17,17を直列接続の状態でハンダ付けで接続する。 【0019】なお、2枚の圧電素子17,17を並列接続にして前述のLED16,16に接続する回路構成にすることもできる。 【0020】上述のように構成したルアー10は、周知のように釣り時に擬似餌として使用する。この使用時において、ルアー10が水中を移動するときの運動エネルギーが錘15に付与されると、板状の圧電素子17,17および保持板18は弾性を備えるので、これらが板の厚み方向へ正逆の両方向に振動し、この振動で圧電素子17,17に歪みが生じて起電力が発生し、この起電力でLED16,16が点灯する。なお、この点灯は正または逆の方向に対応した一方のLED16,16が点灯し、正逆の両方の振動で両LED16,16が点灯する。 【0021】勿論、ルアー10を静に移動させても、錘15が非接触状態であるので、僅かな運動エネルギーに対しても圧電素子17,17および保持板18を振動させることができ、感度のよい発光を得ることができる。 【0022】なお、上述の実施例では、発電体14の例として、2枚の圧電素子17を用いた例を示したが、一方の圧電素子17のみで構成することができ、また、他の例として、圧電素子17に振動に対する強度を持たせる厚みに形成することにより、保持板18を省略して1枚の圧電素子17で形成することもできる。勿論、3枚以上の多層配置に形成することも可能である。 【0023】図4は、さらに、発電体14の他の例を示し、この例では、前述した保持板18の一方の面に小さく形成した圧電素子17を貼着した例を示し、このように圧電素子17を部分的に貼着してもよく、また、この小さい圧電素子17を保持板18の両面に貼着して発電体14を形成することもできる。 【0024】図5は、前述の発電装置13の他の実施例を示し、(a)図は、錘15を発電体14の中間位置に取付けて、LED16が存在しない側の発電体14の端部をルアー本体11への取付け部20に設定した例を示している。この構成の場合、第1の実施例に示した場合の形態と比較すると、感度を低くすることができ、錘15の取付け位置を調整することで、感度の調整が可能である。 【0025】(b)図は、LED16が存在する側の発電体14の端部をルアー本体11への取付け部20に設定し、遊端側に錘15を取付けた例を示している。この構成の場合、LED16を振動させることなく発光させることができる。 【0026】図6は、釣具用発光装置の例として、釣り用浮き21に前述の第1の実施例で説明した発光装置13を内蔵した例を示ている。浮き本体22の下部には釣り糸に取付けるための取付けピン23を形成し、該浮き本体22は光が透過する合成樹脂で所定の浮き形状に形成し、内部は空洞に形成して、これに発光装置13を水密状態に封入し、該発光装置13の基部は浮き本体22に圧着固定されている。勿論、上述の浮き本体22の内部の空洞は、発光装置13の遊端が振動可能な大きさに設定している。なお、発光装置13の構成は先の実施例と同様であるためその詳細な説明は省略する。 【0027】このように構成した浮き21は、周知のように釣り糸に取付けて使用する。この使用時において、魚類の引き、はあるいは波の運動によりエネルギーが与えられることにより、発光装置13のLED16,16が点灯する。そして、その点灯で浮き21の状態を確認することができる。 【0028】この発明は開示した実施例以外に、釣具において、発光を必要とするもの、あるいは発光した方が好ましい用具に発光装置13を装着することができる。 【0029】この発明と上述の実施例との対応において、この発明の保持媒体は、実施例の保持板18に対応し、以下同様に、発光器は、LEDに対応し、被覆体は、ルアー本体11、浮き本体22に対応し、発光釣具は、ルアー10、浮き21に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を備える。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002945 【氏名又は名称】オムロン株式会社 【住所又は居所】京都市下京区塩小路通堀川東入南不動堂町801番地
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| 【出願日】 |
平成14年1月11日(2002.1.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100067747 【弁理士】 【氏名又は名称】永田 良昭 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−204735(P2003−204735A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月22日(2003.7.22) |
| 【出願番号】 |
特願2002−4554(P2002−4554) |
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